2023年9月15日に公開される映画「ミステリと言う勿れ」
映画公開を記念して、ドラマ「ミステリと言う勿れ」がTVerで配信中です。
映画公開前にドラマ版をネタバレありでおさらいしましょう!
映画版「ミステリ言う勿れ」の情報はこちら
第1話ネタバレはこちら
ドラマ「ミステリと言う勿れ」第2話あらすじ
バスジャックの乗客と犯人
久能整(菅田将暉)が乗ったバスがバスジャックに遭った。
犯人(阿部亮平)は窓を布で覆うように指示する。
バスの乗客は、1人ずつ名前と職業を言うように言われる。
淡路一平(森永悠希)はコンビニのアルバイト店員。
露木リラ(ヒコロヒー)は町工場の事務員。
坂本正雄(久保田悠来)は職探し中。
柏めぐみ(佐津川愛美)は主婦。
奈良崎幸人(金田明夫)は帝国証券で取締役だったが、定年退職しボランティアに通っている。
熊田翔(永山瑛太)は大学の研究職。
そして、整だった。
整は犯人に名前とバスジャックの目的を聞いた。
犯人は犬堂オトヤと言った。
大隣署では
大隣署では、風呂光(伊藤沙莉)が友人から通報してくれと言われたとバスジャックの通報があったことを青砥(筒井道隆)に伝えた。
風呂光はバスの運行状況を調べたが、どこの路線バスも観光バスも問題なく運行していて何も問題はなかったと伝えると、ただのいたずらと青砥は判断した。
整の残したメモ
バスは公園の駐車場に入った。
オトヤは1人ずつトイレに行くように指示した。
リラはどこまで連れて行かれるのかと不安を口にした。
整は外の時計を見て、3時半を過ぎているのを見てがっかりする。
トイレに行った際に逃げたら、残った全員を皆殺しにする。お前のせいでみんなが死ぬ。とオトヤは脅した。
だが整は「それは違うと思います。」と口を挟む。
「逃げた人のせいでだれかが殺されても、その人のせいじゃない。あなたのせいです。ここで発生する全ての問題は全部あなたのせいです。あなただけが悪いんです。責任転嫁しないでくださいね。」と続ける整。
整の言葉に怒るオトヤに整は一番最初にトイレに行かされた。
バスを降りた整は車体のバス会社名はシールが貼られてることに気が付いた。
トイレを済ませ、ハンカチを探す整はポケットに入った池本(尾上松也)の携帯番号が入っているメモを見つける。
そのメモにバスジャックの詳細を書き込んだ整は犯人に見つからない所にと、トイレの前のブロックに挟んだ。
だが、そのメモは誰かの手によってビリビリに破かれ捨てられてしまう。
共犯者
全員がトイレに行き、オトヤの指示で出発したバスは駐車場を出る時に、運転手(森下能幸)は自転車に乗った人を轢きかけ急ブレーキをかけながらハンドルを切った。
自転車に乗った人は転倒したが、バスは止まらなかった。
急ブレーキをかけた運転手にナイフを向けるオトヤにめぐみが「殺さないで!」と叫んだ。
「何で殺しちゃいけないんだよ?」とめぐみに聞いたオトヤは1人ずつ何で人を殺しちゃいけないかと聞いて回った。
整だけは「いけないってことはないですよ。」と答えた。
「罰則はあるけど、人を殺しちゃいけないという法律はないんです。いけなくはないけど、ただ秩序のある平和で安定した社会をつくるために便宜上そうなっているだけです。」とそのあとも話し続ける整にオトヤはキレ、ナイフを向けたまま整に向かってきた。
その時、後ろの翔が整の体を持ち、ナイフを避けさせた。
その隙に坂本がオトヤの腕を持ち、ナイフを落とさせた。
乗客からは拍手が起こる。
落ちたナイフを拾った坂本は「すぐキレるのは、あれだけ駄目だと言ったのに。」と言い、オトヤは「すまん。兄貴。」と謝った。
グルだったの?と言う乗客たちに「引き続きおとなしくしてもらえるかな?」と坂本はナイフを向けた。
整と翔
翔は整に「どこまで言ったら犯人が怒るかずーっと観察してるよね?」と聞いてきた。
「そんなことないですけど、それ思うってことは翔くんがそれをしてるってことですよね?」と整は聞き返した。
整の質問の答えをはぐらかした翔は「俺たちちょっと似てるかも。」と微笑んだ。
犬堂家
坂本はバスを停めるように運転手に言った。
バスを降りると、豪邸が目の前にあった。
「ようこそ犬堂家へ。皆さんを我が家へ招待するよ。」と坂本は言った。
中に入ると、1人の女性が映る大きな写真が飾られていた。
整は他の乗客のリアクションから「皆さん、この女性を知っているんですか?」と聞くが、みんな知らないと答える。
部屋の中に飾られたいくつもの絵を見た整は絵に書かれたサインから「ガロって誰ですか?」と聞いた。
坂本が「俺だ。俺の本当の名前は犬堂ガロ。」とオトヤとは兄弟だと言った。
連続殺人事件?
部屋には多くの食事が用意されていて、毒は入っていないからと言い、ガロとオトヤは部屋を出て外から施錠した。
めぐみが皿にぶつかり、落としてしまうと運転手が拾うのを手伝ってくれた。
運転手に名前を聞くと煙草森と答えた。
煙草森は緊急用のボタンも無線も切られていて、外に連絡はできなかったと話す。
リラは本当はジャーナリストと言い、警察は発表はしていないが、市内で連続殺人事件が起こっていると話し始めた。
3人の遺体が山の中に埋められていて、その犯人がオトヤとガロでこの家に監禁して1人ずつ埋めるつもりなのかもとリラは言う。
風呂光が気が付いたこと
風呂光は生き埋め事件の被害者の周辺を1人で聞き込みをしていた。
すると、2人目、3人目、4人目の被害者は趣味や職場、通っていたバーなどで同じ路線のバスを使っていたことが判明した。
それが被害者の共通点だと思われたが、1人目の被害者の遺族とは連絡がつかずに話が聞けてなかった。
池本は整が連絡がつかないことを風呂光に話した。
風呂光は整を追いかけて、バス停に行ったが整はいなくて20分に1本のバスがすぐに来たことがおかしいと思ったことから、通報のあったバスジャックに整が遭っているのではないかと推測した。
だが、バスジャックは調べても何もなかったと池本に言われてしまう。
それでも気になる風呂光はバスに関して他に通報がないか調べる。
すると、公園でバスと自転車の非接触事故があったとの通報を見つける。
その公園に行く、風呂光は同行してくれた警察官からなぜバスが駐車場にいたのか疑問だと言われ、トイレ休憩ではないかと公園のトイレを見てみる。
トイレには何もなく、その外で小さい段を踏み外し転倒した風呂光は小さい紙きれを見つける。
その小さい紙には池本の文字があり、池本が整に渡したメモだと気が付く。
風呂光は青砥に本当にバスジャックが起きていることを伝えた。
公園の近くの防犯カメラに映っていたバスはどこの会社にも登録されていないナンバーの旧型の路線バスが見つかった。
そのバスを追うと、先には生き埋め事件の最初の被害者・犬堂愛珠(白石麻衣)自宅があることが分かった。
これで全ての被害者がひとつの路線バスで繋がった。
犬堂愛珠
オトヤとガロは部屋に戻ってきた。
飾られた写真の女性を犬堂愛珠で妹と言ったガロは愛珠が3か月前に行方不明になったことを話した。
持病を持っている愛珠が診察に来ないと連絡があり、警察に届けを出したが、すぐには調べてくれなかったため探偵を雇って足取りを調べさせた。
愛珠が最後にバスに乗っていたことが分かった。
運転手の話によると終点で降りたと言われ、その時一緒に降りたのが今ここにいる乗客たちだった。
愛珠は2週間前、山に埋められた遺体となって発見された。
誰が愛珠を殺したのか、それをはっきりとさせるために乗客たちは集められたのだ。
煙草森は最初から知っていて、協力していた。
愛珠がいなくなった日は日曜日で決まった客しかいない中で乗ってきた愛珠をよく覚えていた煙草森は「あんなに若い女性が生き埋めにされたなんて、あまりにも可哀相でお断りできなかったんです。」と言った。
すると、整は「僕、終点までは乗ったことないんですけど。」と言い出した。
整は最初から関係ないのに、バスに乗り込んできただけだったのだ。
犯人が特定できるまでは誰も解放しない。特定できなかった時は全員ここで死んでもらう。とガロは言った。
罪の告白
ガロの言葉に空気が重くなる中、ガロは話をしようと言った。
これまで犯した最も重い罪を一人ずつ教えてもらうとガロは言う。
翔が自分から話すと話し始めた。
子どもの頃に大事な友達と喧嘩して「お前なんか死んじゃえばいい。」と言ったことをずっと後悔してた…まさかホントに死ぬとは思わなかった。
と翔は言った。
淡路への整の言葉
次にガロに指名されたのは淡路だった。
子供のころ、駄菓子屋でしょっちゅう万引きしていたらお店が潰れた。
いつもやらされてた。いつもいじめられて。
あの頃は逃げていいよって誰も言ってくれなかった。逃げちゃダメだった。学校も休めなかった。逃げたかった。ずっとずっと逃げたかったのに…
そんな淡路の言葉に整が口を挟む。
僕は常々思うんですが…何でいじめられた方が逃げなきゃならないんでしょう?
欧米の一部ではイジメている方を病んでると判断する。
だから、隔離してカウンセリングして癒す。
でも日本は逆です。
いじめられてる子に逃げ場を作って何とかしようとする。
逃げると学校にも行けなくなって、損ばかりする。
どうして、被害者側に逃げさせるんだろう?
病んでたり迷惑だったり恥ずかしくて問題があるのは加害者の方なのに。
親やや先生に「あいつにいじめられたよ。あいつ病んでるからカウンセリング受けさせてやってよ。」ってみんなが簡単に言えるようになればいいと思う。
整の言葉に「イジメてる方が病んでる…?俺が悪いんじゃなくて?」と淡路は涙を流した。
リラへの整の言葉
次に指名されたのはリラ。
子供のころ、消防車が見たくて火事だって嘘の通報をして楽しんでいたら、同じころにどこかが火事になって消防車が間に合わなかった…。
と話すリラに「君の嘘をつく癖はそこから始まってるのか?」とガロは言った。
リラがジャーナリストと言うのは嘘で、最初の自己紹介どおり町工場の事務員だった。
バカみたいにコツコツと毎日同じことの繰り返しでストレスが溜まるから、カッコつけるための嘘くらいつかせてよ!
同じ職場で働いていた元彼に「こんな小さな世界でお前らみたいにつまんねえ連中といつまでもバカみたいでやってらんねえ。」と言われて、元彼は大陸まで行き、何カ月もヒッチハイクで旅してる。
どうせ、私はいつまでもバカみたいでみっともない。
リラの言葉にまたも整は口を挟む。
元彼がイカダでも作って大陸にでも行ったんですか?
飛行機を飛ばしたのは、毎日時間を守って働いてる人がいるからバスも飛行機も動くんです。
大陸に行ってからも、そういうことをしてくれる人がいるから生活できてたんです。
あなたもその1人で何が悲しいですか?
元彼が山奥で自給自足をやってない限り、話を聞く必要はきっぱりないです。
整の言葉にリラは「そんなこと考えたこともなかった。」と吹っ切れた様子だった。
めぐみの事情
外で犬が吠える声が聞こえ、リラが部屋のドアに手をかけると鍵が開いていた。
オトヤとガロがいない今が逃げるチャンスだと奈良崎たちは色めき立つが、めぐみがドアの前に立ちはだかり「この人たち逃げますよー」と叫んだ。
めぐみも仲間だったのかと疑われるが、戻ってきたガロは否定する。
どういうつもりなのかと聞かれためぐみは「だって、まだマスコミが来てないじゃないですか!」と言う。
テレビで報道され、人質が誰なのか、その家族が呼ばれて話を聞かれなきゃ。
そうしたら、心配してもらえるじゃないですか?
夫にもお母さまにも親戚にも、みんなに心配してもらえる!
そう訴えるめぐみに「普段は心配してもらえないんですか?」と翔が聞いた。
めぐみは子供ができないため、離婚して家を出ていけと言われているのだ。
義理の母はずっと無視をして、夫も何も言ってくれない。
だから心配してほしい。
めぐみは自分の犯した最大の罪は子供をおろしたことと言った。
夫との子供だったが、結婚前で体裁が悪いからと義理の母に言われて、仕方なくおろしたのに結婚後は子供がなかなかできなかった。
どうしても子供が欲しくて不妊治療クリニックに通っている。
体外受精なら可能性があると言われたが、義理の母や親戚にには「それは神の領域だ。不自然なことはするな。」と反対されている。
「そんなに不自然なことですか?いけないことですか?」と問うめぐみに「人は自然な生き物なので人がすることは全て自然の範疇だと思います。」と答える整。
人に一から蜂蜜を作れと言っても無理。植物のように光合成で酸素を作ろうとしても同じようにはいかない。
そんな神の領域にたいなことを彼らは自然にやってる。
だとしたら人間がする発明や革新的技術を生み出すことも自然の範疇だと言えるのでは?
だから、できることでしたいことはしたらいいと思います。
整の言葉に涙を流すめぐみ。
「ただ、悲しいことを薄めるためにより悪いことを望むのはまずいです。それがどうなっていくのか僕は知っているので。」と整は続けた。
「どう怒っていいか分からない人は何が正しいかも分からないって誰かが言ってたな。だから俺はせいぜい怒ろうと思います。」と言った翔は「どうぞ、あなたも。」とめぐみに向かって言った。
突入
その時、窓ガラスが割られ警察が入ってきた。
青砥、池本、風呂光にガロは「我々がバスジャック犯です。」と名乗り、愛珠の身内と分かっているならバスジャックの目的も察しがついているのではないかと言う。
復讐か?と問う青砥に「この中に連続殺人犯がいます。」と整が言った。
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ドラマ「ミステリと言う勿れ」第2話感想
バスジャック編といえば、永山瑛太さんの出演が当時話題になりました。
改めて見返してみると、整と翔くんのやりとり面白いですね。
そして、バスジャックに遭っているのにいつも通りな整が何かを言うたびに他の乗客みんなが「え?こいつマジか?」って顔で見るのは面白かった。
そして、今回の整の言葉で一番印象に残っているのはイジメの話。
なぜイジメられた側が逃げなくてはならないのか?ってドラマの全ての回を通して今でも覚えてるくらい印象に残ってます。
淡路もこの言葉に救われたようでした。
リラも整の言葉で吹っ切れたようでした。
最後の置かれている状況が不憫すぎるめぐみには整だけではなく、翔が「そんな理不尽なことを言う義母や親戚や夫には怒っていいんですよ。」とアシストしてあげたのも良かったです。
次回はバスジャック編の続きですが、愛珠が殺された連続殺人事件の解決へといったところでしょう。
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