2023年9月15日に公開される映画「ミステリと言う勿れ」
映画公開を記念して、ドラマ「ミステリと言う勿れ」がTVerで配信中です。
映画公開前にドラマ版をネタバレありでおさらいしましょう!
映画版「ミステリ言う勿れ」の情報はこちら
第3話ネタバレはこちら
ドラマ「ミステリと言う勿れ」第4話あらすじ
予告文
コロッケカレーを食べようとしていた久能整(菅田将暉)の元に大隣署の巡査・風呂光聖子(伊藤沙莉)から「助けてほしいことがある」と電話が入る。
昨日、あった品川区での爆破騒ぎの前に、品川区にある32階建ての建物を午後3時30分に爆破するという予告文とアルファベットがランダムに並んだ暗号が闇サイトにアップされてた。
暗号を解くことはできなかったが、品川区に32階建てのビルが1つしか無かったので、すぐに特定できた。
爆弾がどこに仕掛けられたかまでは分からず、捜索の末、江戸川という居酒屋で見つかり、解除は間に合った。
だが、今日新しい予告文がアップされていて、大隣署の管轄だった。
大隣市の地上18階、地下3階建ての建物を午後3時30分に爆破するという予告だった。
条件に合う建物は市内に2か所あり、捜索中だった。
暗号が解ければ、爆弾の仕掛けれられた場所まで特定できるのではないかと整に協力を要請してきたのだ。
ただの学生で暗号の専門家でもないと断る整だったが、爆破予告まで3時間しかなく整なら何か分かるのではないかと風呂光は暗号をすぐに送ると言った。
送られてきた暗号を見て、カレーを食べようとした整の家のインターホンを風呂光が鳴らした。
整は大隣署に連れてこられ、人目のつかないところで暗合解読をさせられる。
だが、整はアメリカの連続爆弾魔・ユナボマーの暗号について話し始め、「僕はどこに?より何で?が気になります。」と暗号を送った意味の方が気になると言う整に「今はどこに?が先です。急がないと。」と急かされる。
だが、整は「1回目の暗号は分かったかも知れません。」と言った。
1回目の暗号のアルファベットを並べ替えると、KURO TOKAGEになる。
「黒蜥蜴」を書いた作家は江戸川乱歩。
爆弾が見つかった居酒屋は江戸川だった。
でも、これは先に名前が分かっていたからこその結論で、今回の暗号に通じる法則かは確信は持てないと言った。
その時、捜索班がクイーンという宝石店で爆弾を発見したとの無線が入った。
風呂光はクイーンとつく作家を整に聞き、エラリー・クイーンと教えられる。
エラリー・クイーンの作品を風呂光が調べている間に整はアルファベットを並べ替え「Yの悲劇」と書いていた。
やはり、仕掛けられた場所は暗号の作品の作家の名前だったと風呂光は言うが、整は納得はいっていないようだった。
爆弾は解除され、闇サイトへの投稿から犯人のIPアドレスも判明し、1人の男が捕まった。
人生最悪の思い出の場所と書き込まれていたことから、男の別れた妻が住んでいる場所を狙ったと思われたが、男は「知らない」と犯行を否定した。
そして、また予告文がアップされた。
墨田区の3回建ての建物を今日の午後3時30に爆破するという予告文だった。
今までの2件とは違い、対象の建物が多過ぎて特定が困難だった。
青砥(筒井道隆)は風呂光が整に池本(尾上松也)に言われ、整に暗号を解読させようとしていたことを知っていて、風呂光に暗号解読を命じた。
爆破予告まで3時間33分だった。
雨の中の男
雨の中、1組の親子を見つめる男(柄本佑)は、カーブを曲がってきた車にはねられた。
その頃、整は今日はカレーではなくポテトサラダの気分と、雨の中ポテトサラダを食べるために歩いていた。
すると、雨の中で傘も差さず「山賊の歌」を歌う男(さっき車にはねられた男)に出くわし、「この歌知ってる?」と話しかけられた。
「海賊じゃなかった?やっぱり忘れてる。何でこんな歌思い出したんだろう?」と呟く男に「雨のせいじゃないですか?僕も『雨は簫々と降っている』なんて、とある詩を口ずさんでましたから。」と整は言う。
その詩を三好達治の「大阿蘇」だと分かった男は「彼の死は大好きだ」と言い、「大阿蘇」を詠み始めたが男は馬の所を牛と間違った。
整が間違いを指摘すると今度は山賊雨の話をし始めた。
整は「こんなところで何をしているんですか?どうかしましたか?」と男に問いかけた。
暗合解読
風呂光は1人で暗合を解いていた。
アルファベットの羅列されたホワイトボードに頭を抱え、1回消そうとした時に残った文字を見て「ABC殺人事件」という答えになるのを見つけた。
「ABC殺人事件」の作者はアガサ・クリスティー。
池本と風呂光は「クリスティ」という3階建ての建物にある喫茶店で爆弾を捜していた。
だが、爆弾はどこにもなかった。
記憶喪失
整と男は近くの東屋に入った。
男は自分の名前も家も分からないと言い、記憶喪失だと思われた。
驚く整が「救急車呼んだ方が…あ、警察…」と言った途端、男は「やめろ!」と強い口調で止め「救急車も警察もやめてくれ…」と言った。
整と一緒にいる男は指で三角形を描いていた。
整がドラマ「カルテット」の話をすると、「音楽はワルツが好きだ。」と男は言う。
「話していたら何か思い出すかと思って…。ウザいですかね?」と言う整に「話せ。」と男は言った。
張り切って雨の仕組みから水の話をする整に水素と酸素の話を返す男。
「酸素とて、水を作るには火が必要で…」という男の言葉に「うっかりすると大爆発。」と整が続ける。
整の言葉に男は「爆発…」と呟いた。
整は携帯を持ってないかと聞くが、男はポケットを捜すが無いようだった。
男は「携帯電話の電池はリチウム電池…」とリチウム電池から水素爆弾の話をし始める。
話の途中で「爆弾…爆弾?」と三角形を描いていた指を止め、腕時計を見た。
「どこかに時限爆弾を仕掛けたような…気がする。」と男は言った。
「はあ?何ですかそれ?そんな気がするって何ですか?」と驚く整に「気のせいかな?」と男は答えるが「爆弾が気のせいはおかしいでしょう。」と整にツッコまれる。
「それを見に行こうとしてたのかな?」と言う男に「何で?人生で爆弾を仕掛けることがあるんですか?もしかして、おとといと昨日の爆弾もあなた?」と整は問いかける。
「そんな…気がする。」と男は答え整は絶句する。
爆破予告の犯人
クリスティで引き続き爆弾を捜している風呂光に整から電話が入る。
整は爆破予告の犯人と思われる人物と一緒にいると伝えた。
男が記憶喪失であることも伝え、池本と風呂光が着くまで話をして何か引き出しといてと整は言われてしまう。
爆破までは、あと1時間だった。
男の過去
男は爆弾のありかは思い出せていなかった。
どこに行こうとしてたのかを思い出させようと話す整に地下鉄に乗ろうとしていた気がすると言うが、向かおうとしていた駅は分からなかった。
整は男の腕時計の時間がすごく進んでいることが気になった。
男はいつも30分進めてて、子供の頃からそうしてると言った。
いつも遅刻ばかりする男に小4の時の担任の先生がそうするように言ったからだった。
クラスに馴染めなくはみ出していた男をいつも世話を焼いてくれた先生だったという。
山賊の歌もその先生が教えてくれて、三社祭にも一緒に行き、東京タワーにも連れてってもらった。
だが、1人の生徒だけにそういうことをしていたことが問題にされて、その先生は飛ばされた。
男は幼いころに母親が出て行っていた。
学校の近くに雨乞いの神社があり、いつもそこにいた。
大学で犯罪心理学も学んでいると言った整は悪い記憶というのは脳に負担をかけるが、同時に活性化させる刺激にもなると説明。
だから、あえて不躾な質問をすると前置きした整は「お母さん何でいなくなったのですか?」と聞いた。
男は「三好達治の『乳母車』って知ってる?」と聞き、「乳母車」の詩を詠み始めた。
「俺がまだ小さい頃、母は親父と別れて出て行った…俺、捨てられたんだった。」と答えた。
その後、部屋は荒れ、食べ物も食べれなくなり、父は他に女を作って出て行ってしまった。
「そのせいで、いじめられるようになった。笑えなくなった。眠れなくなった。楽しいことなんて何もなくなった。最悪だった。全部あの女のせいだ。」
「一番最悪だったのは、あの女がとっととくたばったことだ。俺が小学校6年の時、俺の知らないところで、知らない間に死んだ。」
そう語った男は自分の左手の中指にしている指輪を見つめた。
そして、目を見開いた。
思い出した
整は「なぜ爆弾を仕掛けたのですか?」と男に聞いた。
男は「生まれた時からの使命だから。」と答えた。
「なぜそれが使命なのですか?」と整は聞く。
「報いを受けるべきだから。俺は特別だから。」と男は答える。
何でもなぜ?と聞いてくる整に「どうでもいいだろ!」とキレた男は「俺がそうしたかったからじゃねえの?」と言った。
それでも「なぜ…ですか?」と聞く整に「なぜだろう?」とはぐらかすように答える男。
「全部思い出したんですね?」と整は言った。
「どうだろうね?」と言いながら、男は再び指で三角形を描き始めた。
三という数字
それを見ていた整は「あなたが今日乗ろうとしてた地下鉄は銀座線ですか?」と聞いた。
男は答えないが整は「爆弾を仕掛けたであろう場所が分かりました。」と携帯電話を手に取った。
風呂光に電話をかけ、爆弾を仕掛けたであろうと思われる場所が分かったと伝え、風呂光と池本は現場へ向かう。
男は「何で?」と整に聞いた。
男はずっと三の話ばかりしていた。
山賊雨は三束雨という言葉から来ている。
四重奏のカルテットには興味がなく、三拍子のワルツが好き。
2つの水素Hと1つの酸素Oを合わせた3つで水H2Oができる。
リチウムの原子番号は3。
三好達治、時計を30分進めてる、三社祭、東京タワーは333m。
東京の地下鉄の3番線は銀座線でそれに乗って爆発を見に行こうとしていた。
子供の頃の話で「三社祭には行った」で「東京タワーには連れてってもらった」と表現したことから、浅草には近く、東京タワーには遠い場所に住んでいたことになる。
浅草駅から隅田川に向かった向島の方に雨乞いで有名な三囲神社がある。
珍しい三角石鳥居があり、三井家の守護神で、三越のライオン像がある。
子供の頃に行っていた神社とはそこの神社だろう。
近くには牛嶋神社もあり、狛犬の代わりに牛の像が置かれている。
牛へのこだわりはそこから。
そして近くに男が通っていた小学校があるはず。
男が爆弾を仕掛けたのは、最悪の思い出の報いを受けるべきところ…母校である。
爆弾の場所
そこで風呂光から電話があり、神社の近くに小学校があったと言う。
だが、校舎が広くどこ爆弾があるのか分からなかった。
それを聞いた整は3つ目の暗号を自分に送るように言った。
暗合を見た整は「多分、爆弾が仕掛けられている場所は音楽室です。」と風呂光に伝えた。
池本と風呂光は整を信じると言い、爆発までは30分あるから間に合うと思うと音楽室へ向かった。
暗号の答え
「暗号まで解かれるとは…何で分かったの?」と男は整に聞いた。
「三角形です。あなたの指が全て教えてくれました。」と整は答える。
1回目と2回目の暗号は3回目の暗号をミスリードするためのフェイクだった。
本当の暗号の答えは3つの暗号が揃わないと導き出せなかった。
3つの暗号の背景に描かれたラインが迷路になっていた。
それを三角柱にして迷路を正しい順に進んでいくと、爆弾の仕掛けられた場所を特定できる。
迷路が進んでいくとその答え上を通るアルファベットはONGAKUで音楽室に爆弾が仕掛けられてることになる。
爆破時間
池本と風呂光は音楽室のピアノの椅子に爆弾が仕掛けられているのを見つけた。
予告時間までは30分あると池本は爆弾処理班に解除の指示を出す。
だが、整は腕時計を見つめる男を見て何かに気づいた。
爆発の予告時間は3時30分、今は2時58分だった。
男が時計を30分早く進めていることに気が付いた整は風呂光に電話をかけ、「逃げて!予告より30分早く爆発します。爆発は3時です!」と伝えた。
風呂光は「3時です。3時に爆発します。」とみんなに伝え、全員校舎の外に逃げる。
爆発物処理犯はその間も爆弾処理を続ける。
風呂光と繋いでいた電話は切れ、3時になっていた。
「せっかく、爆破直前に学校の人間が気づける場所に仕掛けておいたのになあ。」と男は呟いた。
そして、「二度目までが予告通りの時間…これが三度目の正直だよ。」と整に言った。
結末
風呂光から電話が入り、爆破が阻止できたことを伝える。
爆発物処理班がトラップに気づき、ギリギリで解除できた。
日曜日だったこともあり、学校には人も少なく全員避難でき、ケガ人は誰1人いなかった。
風呂光は「久能さんのおかげです。」とお礼を言った。
母
整と男の元に警察官が来て近くで事故がなかったかと聞かれる。
車で人をはねたような気がするけど逃げてしまったという人が交番に自首してきたのだ。
「俺は車に轢きかけられたのか。」と男が呟いた。
駆け付けた刑事に連行されていく男は、整に名前を聞いた。
男は自分の名前を三船三千男と言った。
「三というのは最も神聖な数字らしい。だから名前に入ってるといいんだって。小4の時、担任の先生が教えてくれた。」と言う三船に「その先生が好きなんですね。また会ってみたらどうですか?」と整は言う。
「死んだよ。俺が6年の時に死んだ。」と三船が答え「それはお母さんだって…」と言った整は何かに気づいた。
「そうだよ。その時は知らなかった。その後に教えられたんだ。先生が俺の実の母親だった。」と三船が言う。
三が入った名前も母親がつけてくれたものだった。
「三船さん、なぜ小学校を爆破しようとしたんですか?」と整は聞いた。
整がさっき言った通り、最悪の思い出がある場所を吹っ飛ばしたかったからと答える三船にさっきはイジメの記憶を消し去りたいのかと思ってたのに違ったと整は言う。
「ずっと、なぜが気になってました。爆破したいなら暗号も予告も残さなければいいのに、何のために残すんだろうって。自分は特別だって認めさせたいのかと思ってたけどそうじゃなかった。爆破したいのと同時に爆破したくなかった。」
整の言葉に三船は戸惑う。
「先生との…お母さんとの唯一の楽しい記憶がある場所を思い出すと苦しいから壊してしまいたい。と同時にずっと大切に守っていたい。あなたは本当はお母さんが大好きなんだと僕は思います。」
三船は少し考え「三好達治の『乳母車』、ラストがいいよね。」と整に言い、「はい。」と整も答えた。
「母よ。私は知っている。この道は遠く、遠く果てしない道。」と「乳母車」のラストを連行されていく三船の背中に向かって整は詠んだ。
整は歩きながら子供のことを思い出していた。
小学生に整に向かい「ごめんね…お母さん何も感じないの。あなたを可愛がってあげたいんだけど…ごめんね。」と母は背中を向けたまま言った。
転がり落ちる
そんなことを思い出しながら歩く整はアラーム音が鳴っていることに気が付く。
土手に携帯電話が落ちており三船の物と思われた。
そこは三船が車にはねられた現場の近くだった。
傘を引っ掛け、落ちている携帯電話を取ろうとしている整に「久能さーん。」と呼ぶ風呂光の声が聞こえた。
風呂光の声に反応した整は傘から手を離してしまい、風呂光の前で土手を転がり落ちて行った。
ドラマ「ミステリと言う勿れ」第4話原作は?
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ドラマ「ミステリと言う勿れ」第4話感想
爆弾犯が記憶を失い、整と出会ってしまう話でした。
整はカレーじゃない物も食べるんですね。
「ポテポテしちゃうぞー。」と歌いながら歩くくんが可愛かったです。
いっつもカレーを作ってると事件に巻き込まれ、カレーが食べれない整くんはポテトサラダも食べれませんでした。
過去に傷を負った爆弾魔を演じる柄本佑さんは、さすがの演技力でした。
記憶を失っている時と戻った瞬間からの演技で魅せてくれました。
そして、整も母との関係に何かありそうでした。
整がいつもマフラーをして1話で見えた首元の傷跡のようなものを隠しているのと関係があるのでしょうか?
ラストで整が土手から落ちてしまいましたが、次回はそのまま検査入院した時の話です。
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