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「アンチヒーロー」第6話ネタバレ!明墨の新たなターゲットとは?

「アンチヒーロー」ネタバレ アンチヒーロー
出典:公式X
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2024年春ドラマTBS日曜劇場「アンチヒーロー」第6話が放送されました。

緋山の再登場にはどんな意味が?

紫ノ宮は逮捕された父に会いに行く。

赤峰は松永の元へ…。

明らかとなる新たなる明墨のターゲットとは?

「アンチヒーロー」第6話をネタバレありでどうぞ!

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「アンチヒーロー」ネタバレ

明墨正樹(長谷川博己)と事務所で会っていたのは緋山啓太(岩田剛典)だった。

緋山は“江越”という人間の下で働いていた人間と連絡がついたと明墨に報告した。

「12年前の物が手元に残っているかですが…」という明墨に「手元に残っているはずです。相手の弱みを握って支配する。江越とはそういうやつです。」と緋山は答えた。

明墨と緋山の会話を事務所に戻ってきた赤峰柊斗(北村匠海)は聞いてしまい、緋山が出て行く時に思わず隠れてしまう。

だが、明墨に見つかり「外で待ってなくても良かった。」と言われてしまう。

明墨は緋山と控訴審の打ち合わせをしていたと赤峰に言った。

 

紫ノ宮飛鳥(堀田真由)は逮捕された父の倉田功(藤木直人)の面会に行っていた。

勾留請求の却下を主張できるとして、自分が弁護人を務めると倉田に言った。

娘としてではなく弁護士として父に面会しに行ったのだ。

だが、倉田は逮捕に納得していると紫ノ宮の弁護を拒否した。

「それなら全部の罪を償うの?志水さんの冤罪についても。」と紫ノ宮が言うと「紫ノ宮弁護士、もう話すことはありません。」と倉田は言った。

紫ノ宮は帰る時に検事正の伊達原(野村萬斎)とすれ違う。

伊達原は紫ノ宮に「お父さんのことを思うなら他者に任せた方がいい。」と言った。

 

紫ノ宮は伊達原と会ったことを赤峰に話した。

伊達原と倉田が知り合いなのかと赤峰は驚く。

紫ノ宮は分からないと答え、倉田が今回のことについては罪を認めているものの、12年前の志水の事件については何も話してくれないと言った。

赤峰は緋山も志水の事件の関係者かもしれないと緋山が来ていたことを紫ノ宮に話した。

明墨が緋山に人を探させているようで「12年前の物がまだ残っているか…」とも聞こえたことを赤峰は言った。

赤峰は「志水さんが本当に冤罪なら知ってしまった以上、僕は引き下がれない。罪を着せられた人が想像できないくらい苦しんでいるのをずっと見てきたから。」と言い、紫ノ宮は「父が何を隠しているのか。父のせいで傷ついてる人がいるのなら、私にも責任がある。」と言った。

 

今回、明墨が担当するのは控訴審だった。

太洋出版の「週刊大洋」の副編集長だった沢原麻希(珠城りょう)は個人情報を流出した事件で一審で実刑判決を受けていた。

昨年の12月にグループ社員らの問い合わせにより、社員の個人情報が外部に漏洩しているのではないかとの疑惑が浮上し、調査の結果、社内の機密情報・取引先情報・グループ全社員の個人情報など合計30万件が流出していたことが判明した。

警察は現職従業員による漏洩と見て捜査を行い、その結果、沢原が逮捕された。

だが、沢原には身に覚えのないことだった。

第一審で有罪の決め手となったのは、情報漏洩に沢原のIDが使われていたこと。

だが、沢原はいつもカバンの内ポケットに入れている社員証を失くしていた。

犯人がIDを盗み、悪用したと思われ、沢原のIDでアクセスされた時間も、IDを盗まれたと思われる12月5日20時頃だった。

そして、もうひとつ、沢原の口座に情報の流出先である名簿販売業者・スターリストから300万円を超える振り込みが確認された。

沢原はそんな会社は知らないし、警察に言われるまで振り込みにも気が付かなかった。

だが、すぐに振り込みに気が付かなかったことも第一審ではマイナスに働いてしまった。

スターリスト側は流出された情報はUSBメモリに入れられ郵送されてきた。

誰かが沢原のIDを使い、個人情報を盗み、スターリストに送り、沢原に対価が送られるように仕組んだと考えられる。

送られたUSBと封筒には沢原の指紋が付着していたことから、用意周到なことがうかがえる。

犯人は沢原に罪をなすりつけて陥れたかったと明墨は見る。

沢原も「こんなことをするのは社内の人間以外に考えられません。」と元上司だった上田という部下の事を指した。

上田基一(河内大和)は編集デスクで沢原の上司だったが、そのポジションを超えて、沢原は副編集長になったのだ。

これも女性登用の流れだと思われる。

沢原は何の証拠もないが上田が怪しいと思っていた。

 

沢原が帰ったあと、部下に出世を追い越されたくらいで自分が捕まるかもしれないリスクの大きい個人情報の流出なんて犯罪行為までするかと赤峰と紫ノ宮が疑問を呈す。

明墨は不自然なほどに沢原が犯人だと示す証拠が多すぎることを指摘し、赤峰はやはり誰かが沢原を嵌めたのは間違いないのかと考え直す。

明墨は「週刊大洋」の取材を受けていた。

取材が終わると、上田に「ここの元副編集長が有罪になったようですね。」と話す。

職業柄興味があると、沢原がどんな人か聞いた明墨は上田のデスクの近くで書類を落としてしまう。

上田は沢原のことを大変仕事熱心な人だと言った。

だが、部下とはあまり上手くいっていなかったと自分が間に入り相談に乗っていたとも言う。

明墨は沢原が逮捕されたことで上田が副編集長になれたことを指摘し「沢原さんは無罪を主張されています。彼女の言葉が本当なら犯人は別にいるということになりますね。」と言う。

戸惑う上田に明墨は「私、彼女の弁護士なんです。」と名乗って去っていった。

明墨が上田に話を聞いてる間に赤峰は社内で沢原のことを聞いていた。

沢原は副編集長に押し上げられたはいいが、結果が出せなくて降ろされる寸前でその腹いせで情報を流出したという噂を耳にする。

反対に上田はいい人で、沢原の方が上田に噛みついていたらしく、上田が上司の時には「もうその取材をするな。」と言われていたにも関わらず、沢原は絶対に指示に従わなかった。

紫ノ宮は警備室に行き、12月5日の入退記録を見せてもらいに行っていた。

一度は断られるも、警備員の勤務態度を盾に記録を見せてもらえた。

 

事務所に戻ると紫ノ宮は12月5日の入退記録を見せ、事件があった時間に館内に残っていた社員のうち、週刊太陽の編集部では沢原と上田の2名だけだったことを報告する。

そこに大荷物を抱えた赤峰が戻って来た。

赤峰が出したのは過去に出版された週刊大洋だった。

沢原が副編集長になる以前に発行されたものと、沢原が副編集長になってから発行されたもの、沢原が逮捕され上田が副編集長になってから発行されたものに雑誌を分けた赤峰は沢原が副編集長だった5か月間である特集記事が組まれていたと指摘する。

その特集とは民英党議員・加崎達也の複数名の女性との不倫疑惑に、大企業の社長とのパーティー三昧などの暴露記事だった。

加崎は副法務大臣で、富田議員(山崎銀之丞)とのどちらかが次期法務大臣と言われていたが、富田の失脚で現在は加崎の一人勝ち状態だ。

沢原は長年、加崎のことを追っていたが、上司である上田に却下され続けていた。

自分が副編集長になって、ようやく表に出せたが、沢原の逮捕後は加崎の記事は一切出てこなくなった。

加崎の記事は反響も大きく、部数もかなり伸びていたが、上田は決して表に出そうとはしなかった。

赤峰は上田と加崎の間に何かがあると見ていた。

すると明墨が「そこまで気づいているなら話は早い。」とニヤリと笑った。

赤峰は大洋出版に位置情報のあるスマホを渡される。

明墨は上田のデスクの近くで書類を落とした時に片づけるふりをして上田のカバンにGPSを忍ばせていたのだ。

赤峰は上田を尾行しろということだと察した。

明墨いわく、上田は元々政治ネタに強い記者でこれまでも議員のスキャンダルを数多く掴んできた。

だが、そのスキャンダルには竹本派の暴露記事と言う共通点があった。

竹本派は加崎のいる派閥の敵勢だった。

タイミングといい、加崎にとって都合のいいスキャンダルがピンポイントで出てきていることから、上田の情報源が加崎ではないかと思われた。

今回の事件は上田にとっても加崎にとっても沢原が邪魔だったからと考えられる。

自分が捕まるリスクを背負ってでも情報を流出できたのは、バックに政治家がいたからと考えれば不思議はなかった。

 

紫ノ宮はスターリストの社長の田村を訪れていた。

会社のパソコンは全部押収されたと言う田村に、個人のパソコンを借りることはできないかと紫ノ宮は聞いた。

断る社長に脱税のことを指摘し、田村からパソコンを借りた。

 

明墨は紗耶(近藤華)のいる養護施設のボランティアに参加する判事の瀬古(神野三鈴)に接触していた。

沢原の控訴審の担当判事は瀬古だった。

「裁判前の接触はまずいんじゃない?」と言う瀬古に「たまたま居合せただけですよ。」と明墨は言った。

沢原が無罪を主張していることを伝え誰かに陥れられたと話す明墨に第一審の資料を読んだという瀬古は「昔の自分を見ているようで、同情する。まだまだ女性は生きづらい。」と言った。

「彼女を陥れた人物に心当たりがあります。その男を調べています。証拠もそろそろ手に入るでしょう。」と明墨は言った。

「彼女の無念…晴らしてあげて。」と言い、瀬古はボランティアに戻った。

 

赤峰は松永理人(細田善彦)に会いに行っていた。

「もういいです。来なくて。あなたのせいじゃないのは分かっていますから。」と言った松永は富田正一郎(田島亮)が逮捕されたことで少しは気が楽になったと話した。

だが赤峰は正一郎は別の事件で逮捕されただけで、まだ何も変わっていないと「あなたは無実です。僕は絶対に諦めません。」と松永に言った。

「もう一度僕と一緒に戦ってください。」と頭を下げる赤峰に「ほんとにしつこいですね。」と相当な新証拠がない限り再審請求が難しいと松永は涙ながらに言う。

それでも「見つけ出します。僕が必ず無実を証明します。」と赤峰は宣言し帰って行った。

 

赤峰が上田を尾行したところ、上田と加崎の第一秘書がバーで会っているところを写真に収めた。

このバーでよく会うっているという二人だが、加崎本人が来ることもあるとバーの店員から聞いていた。

紫ノ宮が田村から押収したパソコンには、メールやSNSのアカウントなど消去したデータが残っていた。

専門業者に復元してもらったところ、匿名性の高い海外のSNSを見つけた

このSNSを使い、田村は多くの裏取引をさばいていた。

情報流出日と見られる12月5日以前に問いあわせしてきた身元を全て特定してもらったところ、送り主の中に上田の名前を見つけた。

上田は、「どんな情報を買ってもらえるのか?証拠は残るのか?」などの問い合わせを複数回していた。

SNSで下調べをして、犯行時にはUSBの郵送というアナログな方法を使い沢原に罪を着せた。

証拠としては十分だった。

控訴審では第一審で出せなかった正当な理由がない限り、原則新たな証拠は認められないが真実発見に資する重要な証拠であれば裁判所が職権で採用することはあり得る。

今回の裁判では裁判官が新たな証拠を採用することかどうかが大きな決め手となる。

瀬古判事が認めざるを得ない重要かつ説得力のある証拠が必要となる。

担当判事が瀬古だと分かると、赤峰の顔色が変わった。

 

沢原の控訴審が始まる。

赤峰はスターリスト社の全てのメールとSNSのやりとりを証拠として示す。

沢原からの問い合わせは見当たらず、上田からの問い合わせが送られていたことを証明している。

次の証拠は上田が加崎議員の第一秘書とバーで会っていたことを示す写真とバーの店員の供述書だ。

加崎議員が上田にたびたび情報提供をしていた事実を示している。

人証は上田が長年、沢原が加崎議員の記事を却下し続けた事実を大洋出版の証言により示すというのだ。

これらの証拠を通し、沢原が社内でおかれていた状況や関係性を明らかにし、本件の犯人は沢原でないこと・沢原は意図的に情報漏洩したように見せかけられ陥れられたことの二点を立証したいと赤峰は示した。

明墨が立ち上がりこれらの証拠は第一審では判明していなかった事実であり刑事訴訟法の「やむを得ない事由」が認められ、何より被告人の無罪を示す重要な証拠だと瀬古に訴え「真実追及のため賢明なご判断をお願いします。」と付け加えた。

検察側の品川検事(近藤公園)いずれの証拠についても第一審の時点で提出請求が可能な証拠であると考えられ、採用は認められないという考えを示した。

瀬古は入手の時期、立証趣旨を考慮すれば証拠調べの請求自体は許されると思うと述べ、検察側に意見を求めた。

品川は証拠調べの請求を認める代わりに、当初の予定より前倒しして上田を証人として呼ぶことを認めてほしいと言った。

その理由は弁護人立証の著しい違法性を明らかにするためだった。

 

証人席に立った上田は明墨が社内での取材が終わった後に、沢原について色々聞かれ、自分が犯人だと言わんばかりの言動に困惑したと答える。

その夜に帰宅すると、カバンの中に見覚えのない物が入っているのを見つけたと上田が言い、証拠として品川が現物を示す。

それがGPS探知機だと分かった上田はあえて気がつかないふりをしてみると、見覚えのある男にたびたびつけまわされた。

その男は赤峰だと上田は言い、品川は供述明確化のためとバーで上田と加崎の第一秘書の方へスマホを向ける赤峰を映した写真を証拠として示した。

「法による者の行いとは信じがたいですよね。」と言う品川に明墨は「全て憶測による発言」と異議を唱え、瀬古も「これが弁護人のしわざであるという根拠を示してから聞くべきではないですか?」と異議を認めた。

品川はGPSによる捜査の違法性と著しい権利侵害が行われ可能性がある以上、一連の証拠は承服しかねると主張した。

瀬古に反論を聞かれた明墨は弁護側が出した写真は尾行によって撮られた写真だと認めたうえで、国家権力でない一般市民によって行われたGPSによる追跡、尾行、撮影は正当な弁護活動の一環として行われている限り、ただちに違法と評価されるものではないと主張。

そして「何よりご理解いただきたいのは、弁護人が今回請求した証拠は被告人の無罪を明らかにするうえで、いずれも必要不可欠な証拠であるという点です。沢原麻希さんは無実です。その事実を証明するためにもこれらの証拠は採用するに値すると弁護側は主張させていただきます。」と瀬古判事に訴えた。

 

裁判所の結論は“弁護側の今回の請求証拠は、すべて不採用とします”だった。

赤峰は思わず立ち上がり反論しようとするが、「弁護側の主張通り、これらが重要な証拠である可能性はあります。」と瀬古が話す。

だが個人の権利を侵害し犯罪類似の違法な手段で入手された証拠である以上、証拠として採用するわけにはいかない。

もし、この証拠を採用してしまえば、一般市民は自由にGPSを第三者に取りつけ、尾行や盗撮を行ってもよいということと同義となり、国民のプライバシーが脅かされてしまう。

裁判所、裁判官としてこれからの日本国民全体への影響を考える責任がある。

従って、これらの証拠を採用するわけにはいかない。

それが瀬古の答えだった。

そして、裁判の手順にのっとり、然るべき方法で入手した証拠を提示するように弁護側に言った。

それでも反論しようとする赤峰に「たとえ、被告人の防御のためであっても、法に携わる人間として、恥じない行いを順守してください。」と付け加えた。

 

緑川歩佳(木村佳乃)が沢原の控訴審で、弁護側の証拠が採用されなかったことを伊達原に報告した。

「瀬古判事が公正な判断をなさったのだと。」と緑川は言い、伊達原は「裁判官の鑑みたいな人だもんねえ。憧れてたりするの?」と緑川に聞いた。

緑川は瀬古と前から親しくさせてもらっていると、瀬古が伊達原のことも話していたと言った。

 

紫ノ宮は裁判所で会った司法修習の時の同期の検事に伊達原について話を聞いていた。

異例のスピードで出世を遂げた凄腕の検事で雲の上の存在という。

昔、現場にいたころには有名事件をバンバン上げていて、その中には西千葉建設の横領事件があった。

会社の幹部が下っ端を使い金を盗ませていて、その関連で起きたのが糸井一家殺人事件だった。

伊達原はそのころ千葉地検にいて、糸井一家殺人事件も伊達原が陣頭指揮を執っていた。

担当検事は別の検事の名前だったが、表に出るのは別の人というのもよくあることで、伊達原が指揮を執っていたのは間違いないと紫ノ宮は聞き、驚きを隠せなかった。

 

事務所に戻り、紫ノ宮が全ての証拠が不採用になったと赤峰から聞いた。

だが、明墨は別の証拠を探す必要はないと言っていて、赤峰は明墨の真意が分からなかった。

明墨の考えは分からないが、もっと大きい視点で見ろということではないかと、赤峰は緋山の事件からを改めてボードにまとめてみた。

緋山の事件では姫野検事と中島教授の不正を暴いた。

正一郎の事件の時は富田議員の不正で来栖の不同意性交事件の時は倉田の不正。

ということは今回は上田と加崎の不正を暴こうとしていいるのは間違いなかった。

紫ノ宮は「それだけではないのかも。」と同期に聞いた伊達原が12年前に千葉地検で西千葉建設横領事件の指揮を執っていたという話をする。

糸井一家殺人事件も伊達原が指揮を執り、その後異例のスピードで出世を遂げたと聞いた赤峰は「やっぱり伊達原検事正も関係者だった。」と言う。

そして、明墨がよく保護犬の施設に出入りし、そこにいるのが牧野紗耶という女の子であることを紫ノ宮に聞いた赤峰は明墨に紗耶という名前で電話が来ていたことを思い出した。

紗耶は見ず知らずの人の前では話さないが、明墨の前では楽しそうに話していたころから長い付き合いであることが予想された。

紗耶については誰かずっと分からなかったが、志水には逮捕された時に5歳になる娘がいた。

志水の娘は現在は17歳であることから、紗耶は志水の娘の可能性は高かった。

明墨と志水の関係は分からないが、伊達原も倉田も緋山もみんな12年前の事件と関係がある。

これは偶然ではなく、明墨の行動の軸には志水の事件があることが見えてきた。

だが、正一郎の事件と今回の事件については志水の事件とのつながりが見えない。

何かを思いついた赤峰は、志水の事件について検索をしてみる。

そこに、明墨が入ってきた。

赤峰は「考えていたんです。先生が何で依頼を受けたのかって。」と明墨に言った。

沢原を無罪にする目的の裏には政治家の加崎がいると思っていたが、違っていた。

赤峰は「ようやく分かりました。この事件、先生が見据えている相手が誰なのかって。それは12年前、志水さんに死刑を言い渡した人物…先生の狙いは瀬古判事だったんですね?」と志水の事件を検索した結果を明墨に見せた。

瀬古判事は沢原の事件、正一郎の事件に共通する人物だった。

正一郎も関係する松永の事件で松永に有罪を言い渡した判事でもあったのだ。

明墨が松永の裁判を傍聴席で見ていたのも、正一郎の裁判を使い、富田議員の不正を暴いたのも、瀬古判事にたどり着くため。

もしこのストーリーが合っているのだとしたら、瀬古にも暴くべき闇があるということになると考えた赤峰は瀬古は松永の裁判の時にすでに富田に買収されていて、そのために松永が有罪になったのではないかとの結論に達する。

今回も瀬古が沢原を無罪にする新証拠を採用しなかったことで、また判決が不正に操作されようとしている。

瀬古は加崎議員にとって邪魔である沢原を無罪にする気など最初からなかった。

ここまで話した赤峰は「違いますか?先生。」と明墨に聞いた。

「瀬古は最高裁判事の座を狙っている。そのポストを確実なものとするため、政界の大物とのつながりを求めてる。」と明墨は話し始めた。

富田議員が失脚した今、その相手が加崎だった。

だから瀬古は今回の控訴審についた。

これ以上手を回されないように加崎が裏で手を回したのだろう。

上田のGPSについては、自分が瀬古に上田を調べていることを暗に仄めかした。

上田はGPSに最初は気づいてなかったはずだがが、瀬古を通して加崎から連絡がいって気がついたのだろう。

明墨はわざとGPSに気づかせた。

結果、上田は赤峰の尾行を逆手に取り、瀬古は全ての証拠を却下した。

瀬古が全ての証拠を却下したことで、つながりがはっきりしたのだ。

 

そのころ、瀬古は伊達原と酒を酌み交わしていた。

明墨が公判の数日前に接触してきたことを話し、その時点で弁護士会にクレーム入れてもよかったと笑う瀬古に「そうするべきでしたね。」と伊達原は言った。

珍しく伊達原が警戒している様子に驚く瀬古。

伊達原は明墨の周りで油断したものが次々に落ちていくのを見てきたからと言う。

そして「明墨はしぶといですよ。」と瀬古にアドバイスを送った。

 

明墨は「この裁判、瀬古を落とさないと勝ち目はない。」と「ターゲットは瀬古。あいつの闇をあぶり出す。」と宣言した。

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「アンチヒーロー」感想

明墨が次に狙うのは判事である瀬古でした。

最高裁判事を狙っていると言われても笑い飛ばし、養護施設のボランティアにも行き、検事の緑川が憧れるようないい判事のように見えた瀬古。

今回の控訴審でも弁護側の主張にも寄り添うような姿勢を見せるも、裏では自分が手を回していた。

最後に伊達原と飲む姿は今までの瀬古とは違った様子でした。

 

そして紗耶はやはり志水の娘である可能性が高くなってきました。

明墨が墓参りに行っていた桃瀬が紗耶の母親かと思いましたが紗耶の名字は牧野でした。

みんな名字が違うし、関係性がまだはっきりしません。

瀬古が紗耶のいる養護施設にボランティアに行っていたのは、紗耶が志水の娘だからなのでしょうか。

 

そして、緋山は”江越”という人物を探しているようです。

緋山も知っているであろう江越という人物は12年前の事件の関わりがあるようです。

公式HPの相関図を見てみると、発表された出演者にはほとんど役名がつきましたが、唯一まだ出演がないのが迫田孝也さんです。

迫田さんが12年前の鍵を握っていそうな江越は迫田さん?

緋山いわく「相手の弱みを握り、支配する男」という江越…迫田さんにピッタリっぽい役に思えてなりません。

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「アンチヒーロー」次回は?

「アンチヒーロー」次回は

宿命の再会。

12年前を解明する鍵が開けられる。

 

 

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