2023年夏ドラマ、日本テレビ土曜ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第6話が放送されました。
まさかの鵜久森も2周目の人生を生きている?
九条と鵜久森が語る人生2周目。
そして、東風谷が不登校に。
それはなぜ?
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第6話をネタバレありでどうぞ!
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第6話ネタバレ
東風谷の告白
文化祭の後、みんなで花火をする中、東風谷葵(當真あみ)は鵜久森叶(芦田愛菜)に「鵜久森さんのこと好きかもしれない。」と言い、その場を逃げた。
追いかける鵜久森に東風谷は「ごめん…。でも来ないで。」と言って、走って行ってしまう。
鵜久森が電話をかけても繋がらない。
鵜久森の2周目
鵜久森は「なぜだろう。私が高校3年生という日々をもう一度生きていくことになったのは…」と考える。
鵜久森が学校に行かなくなり、数か月後の10月。
世界に、自分に辟易し、橋から川に飛び込んだ…次の瞬間、目を開けるとそこは自分の部屋だった。
母親の美雪(吉田羊)が起こしに来たのは3年生の始業式の朝だった。
一度閉じこもっていたため、学校に行くのには抵抗があったが、久々の朝のパンの匂いと心配を隠す母親の顔で、不思議と学校へ向かっていた。
その中で感じたたったひとつの違和感。
それは担任の九条里奈(松岡茉優)だけが、自分の記憶とまるで違った様相で始業式の日を迎えていたのだ。
九条を待ち伏せ、話をしようとしたが言葉が見つからなかった。
鵜久森は1人考えを巡らせ、自分の死の未来を変えることを決意した。
九条に不登校になる日を宣言された時に、九条も2周目の人生を生きていることが確信に変わった。
鵜久森は自分の力だけで変わろうとしていた。
だが、絶望は簡単に自分の方へやってきた。
未来を変えることを諦めかけたその時に覚悟を持った味方が現れた。
その味方が未来を変えるための本当の意味での覚悟を教えてくれた。
それから毎日覚悟を持って生きてきた。
そんな自分に毎日問いかける。
「なりたかった自分を生きているか」
人生2周目の二人
九条は鵜久森をお昼に誘った。
「既にお気づきかと思いますが、私は今2周目の人生を生きています。そして、それは鵜久森さんも同じですよね?」と九条は切り出した。
鵜久森も「その通りです。」と認める。
自分で踏み出した一歩で変われたと思いたくて、誰にも言わず闘おうと思っていたから言い出せなかったと言う鵜久森に、そんな覚悟があったのに余計な詮索をしたことを九条は謝る。
「間違いなく自分の意志で変えてきました。この2周目の人生をあなたの力で。」と九条は声を掛ける。
江波美里(本田仁美)に九条と話すように言ったのも、文化祭が前日に襲撃され中止になった件も、家にいても事件にまでなるようなことは知っていたから。
鵜久森は「自分で自分の1周目の人生を終わらせるようなことをしました。先生も同じような経験をしたってことですか?」と九条に聞いた。
九条は本当のことを言うべきか迷っているとしながら、懸命に同じ道を歩む鵜久森に嘘はつけないと自分は卒業式の日に生徒の誰かを殺されました。
その未来に繋がるあらゆる覚悟を排除しようと、教室と向き合う覚悟を決めた。
だが、今は教師として、人を平気で傷つけることをする人たちを放っておくわけにはいかないと思うようになった。
鵜久森が「それが先生の2周目が与えられた理由かもしれないですね。自分にはなぜこの2周目が与えられたのか分からないんです。」と言う。
それでも、1つだけ確信的に分かっているのは「3回目は絶対にない」ということだった。
人生のやり直しなんて、もうない。
だからこそ、必死に未来を変えるために今を生きている。
好きという言葉
九条が家に帰ると、夫の蓮(松下洸平)、親友の勝見夏穂(サーヤ)、早乙女智美(森田望智)が誕生日を祝ってくれた。
鵜久森の「3回目は絶対にない。」という言葉を思い出した九条は、「またこのメンバーでお祝いしたいな。」と言う。
そして、「好きだよ。みんな。」と言った。
夏穂と智美が帰った後、蓮に急に好きだよと言ったことを驚かれる。
「好き」という言葉は自分の心の中を世界にさらけ出すものだから…否定されれば傷つくし、すごく怖い。
「好き」と言葉に出すことは勇気だと思う。
と九条は言った。
鵜久森と相楽
3年D組では迫田竜輝(橘優輝)が神楽誠(丈太郎)の胸ぐらをつかんでいた。
文化祭のクラスTシャツの請求を文化祭に参加しなかった迫田にも渡したことがきっかけだった。
西野美月(茅島みずき)も「当てつけ?青春のお裾分けってこと?キモイから。」と嫌味を言う。
そこに蓬田健斗(夏生大湖)が「ガキみたいなダダこねてんの、さすがにカッコ悪くね?」と口を挟む。
「俺は飽きたよ。お前らのその感じ。いつものこの空気飛び出したら、楽しかったから。文化祭。」と蓬田は言う。
それを聞いた相楽琉偉(加藤清史郎)は立ち上がり、鵜久森の元へ行く。
「お前と久々にお話がしたいんだけど。」と鵜久森に言う相楽に阿久津由利(藤﨑ゆみあ)は止めるが鵜久森「いいよ。ちょっとだけなら。」と返事をする。
廊下に出た鵜久森と相楽。
相楽は「ここらで普通になんねえ?」と言い、鵜久森と相楽の仲が普通になればクラスの雰囲気も変わると謝罪し、これまでのことを一回忘れてと言う。
鵜久森は「心のない謝罪は受け入れられない。私は一回も忘れられない。あなたたちに言われたこと、されたこと。全部。」と言う。
鵜久森が相楽と話そうと思ったのは、相楽とも目を見て話せる自分になりたかったから。
東風谷の気持ち
文化祭以来、欠席している東風谷の母から休学の相談があった。
九条は家の前に飲み物を買いに出てきた東風谷に声をかける。
休学の件を聞いたと話した九条は2月に東風谷は志望大学の法学部から合格が告げられる日だと言う。
何があったかも言わなくてもいいし、休学も否定しないが、みんなと卒業したいのではないかと気になったからと言う九条は「鵜久森さんも寂しいだろうなあ。」と続けた。
鵜久森の名前を聞いた東風谷は「私、最悪なんだ。私の問題に鵜久森さんを巻き込んじゃった。鵜久森さんに「好き」って言っちゃったんだ。」と言った。
去年、東風谷が学校を休んだのもそれが理由だった。
鵜久森のイラストが話題になったころ、やたらと謙虚にしている鵜久森を見て、いい人だなと思った。
そこから、気がついたら、よく目で追ってて、時々、胸が温かくなった。
人として「好き」なのか、違う「好き」なのか自分ではよく分からない。
この「分からない」が厄介でつらい。
文化祭の後に、みんなの声とか花火の光を見てたら、「好きかもしれない。」という言葉が出てた。
優しい鵜久森は追いかけてきてくれて、自分でも何か分かってない問題に何か言おうとしてくれた。
でも、その後の言葉が怖くて、自分は逃げた。
そんなことを思っているのに、鵜久森がつらい目に遭っている時は自分が矛先になるのが怖くて、みんなと一余に手を挙げていた。
言う資格もない「好き」を勝手に言って、勝手に逃げた。
自分は最悪だ。
涙を流しながら話す東風谷に「あなたはとても勇敢な人だと思います。」と九条は言った。
「好きと言うのは勇気。言うのが怖いと分かっていながら、好きと告げたあなたはとても勇敢だと思います。」と言った九条は東風谷は本当はどうしたいのかを聞いた。
「ホントは、あの時の続きの言葉を聞きたい。怖いけど、それを聞かないとこの問題が解けることはないと思うから。」と東風谷は答えた。
東風谷に掛けようと思っていた言葉
登校してきた鵜久森を九条は化学準備室に連れて行った。
そこには東風谷がいた。
九条は鵜久森と東風谷を2人にした。
東風谷は鵜久森に迷惑をかけたと謝り、あの日何を言おうとしてくれてたのか聞く。
鵜久森は「思いのある「好き」を言われて、迷惑に思うわけないよ。」と言った。
そして、鵜久森は東風谷に2周目の人生を生きていると伝えた。
東風谷は鵜久森の1回目の人生でも思いを伝えていたのだ。
学校に行かなくなって数か月が経ったある日、東風谷は家を訪ねてくれるようになった。
母親が対応していたが、ある日自分でその扉を開けた。
つらい時に救ってあげられなかったことを泣いて謝る東風谷に何でそんなに謝るのかと聞いた。
その時に返ってきたのは「私、多分だけど…鵜久森さんのことを好きだから。」という答えだった。
だが、鵜久森は「私を好きなんて言ったら、東風谷さんに迷惑が掛かっちゃうよ。」と返していた。
その時に「この先ずっと、誰かの大切な想いに応えることができないのかもしれない。」と思った鵜久森は、目の前の川を見ていたら吸い込まれるようになってしまった。
それから、ずっと考えたていた「なぜ2周目の人生が与えられたのか。」の答えが今日、東風谷の顔を見たら分かった気がする。
「私はずっと東風谷さんを追いかけていた。きっとこの言葉を言うために戻って来た。」
「ありがとう。」
「本当に苦しくて、つらい時に「好き」と言ったもらえたのがどんなに嬉しかったか。」
「東風谷さん、本当にありがとう。」
「あなたの想いの全てに応えることはできないかもしれない。でも本当に嬉しくて、そう思った。」
あの日、鵜久森が東風谷に言おうとしていた言葉だった。
東風谷との話を終えた鵜久森は廊下にいた九条にお礼を言った。
そして、九条に誕生日プレゼントを渡した。
放課後
鵜久森は自分のロッカーに紙が入っているのを見つける。
そこには放課後、新校舎の吹き抜け廊下へ来ることと書かれていた。
九条は鵜久森にもらったプレゼントを見た。
それは九条と鵜久森のイラストだった。
プレゼントの袋には1枚のSDカードも入っていた。
再生すると、鵜久森からのメッセージの動画だった。
鵜久森からのメッセージ
今日は鵜久森が1周目の人生を終わらせた日だった。
鵜久森は動画の中で、3回目の人生がないと思う感覚と同じように、この後、自分に明日が来る実感がない。
だから、もしもの事があったらと思い、動画を撮っていると語った。
それを見た九条は化学準備室を出た。
そのまま動画は流れ続けた。
あの日、先生が「独りじゃない」と言ってくれた時、すごく力が湧いた。
私が口にした自分に起きた嫌な出来事は本当は、この世から消え去る時に残しておこうと思った手紙の内容だった。
自分がされた出来事を誰かに知ってほしいと思って、何度も何度も頭の中を巡っていた言葉たち。
この命を懸けて、残してやろうと思っていた言葉たちだった。
あの日、口にして思った。
命を掛けなくても言っていいんだ。
知ってほしいなら言葉に出していいんだ。
それから、先生のおかげもあって、たくさんの希望を叶えられた。
クラスの人と一緒に帰って、友達とお昼を食べて、文化祭で面倒くさいって言いながら笑って。
それで思った。
絶対に自分で自分の終わりを選ぶべきじゃない。絶対にそうすべきじゃない。
だって、生きてれば変わるから。変わる時がきっと来るから。
これから先、私みたいな生徒が現れたら、「この世界は変わるんだ。」って言ってあげてください。
「絶対に生きてれば、変わるんだ。変えてくれる誰かが世界のどこかにいるんだ。」って。
「別に変ろうとしなくたっていい。でも、生きてほしい。生きるんだ。」って。
私は生きた。
この半年間、私なりに全力で。
少しだけ、私のなりたい私にもなれたような気がします。
でも…死にたくない。
だけど…もしやっぱりダメだったら、先生にバトンを託します。
過去の私みたいな生徒が生まれないような教室に。
無自覚に人を傷つける世界を少しでも変えてくれることを。
その時、鵜久森は
放課後、鵜久森は新校舎の吹き抜け廊下に行った。
待っている人物に「あなたがこんなこと…。」と言った。
何かを取り返そうとして、相手ともみ合いになる。
その時、相手が鵜久森の手を振り払い、鵜久森の足が床から離れ、体がフェンスの方に浮いた…。
九条が見たのは
九条は校舎内で鵜久森を捜した。
どこを捜しても見つからず、新校舎の工事現場へ入った。
そこで、九条が見たのは、動かなくなっていた鵜久森の姿だった。
「嫌だ…」と言い、鵜久森に駆け寄った九条は祈りの言葉を漏らしていた。
「お願いします。もう一度…もう一度やり直させてください。
どうか…どうかお願いします。
こんな未来の為に生きてきたわけじゃありません。
どうか…お願いします。
もう一度…もう一度…もう一度…。」
九条は涙を流し、祈った。
だが、彼女の死の未来は確定した。
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第6話感想
呼び出したのは誰?それが犯人?
お互いに2周目の人生であることを話した九条と鵜久森。
と思ったのも束の間、鵜久森は1周目の人生を終わらせたのと同じ日に、命を落としてしまった。
誰かに呼び出された鵜久森。
その手紙に書いてあり、チラッと見えたバラされたくなかったら…というような文言。
そして、鵜久森が相手の手から何かを取ろうと揉み合っていたようでした。
鵜久森がバラされたくないこととは、2周目の人生であること?
それか、九条が2周目の人生であること?
九条が2周目の人生だと疑っていた星崎(奥平大兼)は?
星崎は九条が2周目の人生だと思える動画を持っていた。
そのデータを取り返そうとした?
もしくは、鵜久森に謝罪をしたものの、突っぱねられ機嫌が悪かった相楽。
そんな相楽に「そんな時の俺でしょう?」と言った浜岡(青木紬)?
九条の未来は?
2周目の人生も1周目と同じ日に命を落としてしまった鵜久森。
ということは、九条も卒業式の日に、形は違えど命を落としてしまう運命なのでしょうか?
相楽の目的は?
鵜久森にタイマンで謝罪をした相楽。
だが、気持ちのこもってない謝罪は受け入れられない。あなたたちにされたことは忘れることなんてできない。と突っぱねた鵜久森。
相楽はなぜ謝ったのか?
自分たちがクラスで少数派になってきて、クラスの雰囲気が悪くなってきたから?
心を入れ替えたとかではなさそうなので、何の目的だったのか…。
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」次回は?
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」次回は
鵜久森の死で自分を責める九条。
そんな九条に鵜久森の母がかけた言葉とは?
九条は29人の生徒が待つ3年D組に向かう!
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第7話は9月2日(土)22時から日本テレビで放送です。
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