2023年夏ドラマ、日本テレビ土曜ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第5話が放送されました。
2学期が始まる。
文化祭に向けて九条が取った行動は?
鵜久森の一言にある疑惑が!
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第5話をネタバレありでどうぞ!
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第5話あらすじ
文化祭に向けて
2学期が始まった。
九条里奈(松岡茉優)は1か月後に控える文化祭についてHRで話す。
3年D組はクラスで出す喫茶店とは別に体育館イベントの運営をすることになった。
体育館イベントの運営は激務確定で、クラスでは強制参加なのか?という声が出る。
参加は任意だが、イベントの責任者だけは九条が決めていた。
九条が指名したのは瑞奈ニカ(詩羽)だった。
瑞奈はプロとして音楽活動をしていて、髪型もメイクも奇抜でいつもみんなとは違う方を向いている所謂変わり者と言われている生徒だ。
九条があとは自習と教室を出たあと、何人かの生徒は瑞奈に手伝うと声をかけた。
鵜久森叶(芦田愛菜)も「何かできることがあるなら。」と手を挙げるが教室の空気が一瞬止まった。
だが、倉知夕夏(岡井みおん)が「喫茶店の方も手伝ってもらえるのかな?」と鵜久森に聞いた。
貴島千里子(藤嶋花音)にどうしたのかと聞かれた倉知は最後の文化祭なのにしたいことをしたいと自由に言えないのは怖いと訴えた。
それを聞いた月野春香(柿原りんか)は鵜久森にクラスTのデザインをお願いした。
そんな中、生田やよい(莉子)は「ダンス部の引退公演で体育館イベント出演予定だから。」と手伝いを断る。
そして、瑞奈に向かい「みんながあんたのためを思って、いろいろ言ってたのに何でそんな他人事のような顔して聞いていられるの?イベントの責任者やるなら、有名人風吹かせていつもの変人ムーブで私たちの青春ぶち壊すのだけはやめてね。」と言い放つ。
瑞奈は「安心して。私そんなの引き受けたりしないから。」と笑顔で言い、教室を出て行った。
九条が知る文化祭
瑞奈が教室を出ると、九条がいた。
九条は今の生徒のやりとりを全て聞いていた。
瑞奈は1学期に色んな生徒に発破をかけて何かを変えた気になったと九条に言った後「私いらないから。」と断言した。
だが、九条は瑞奈の何かを変えようとしていたわけじゃなかった。
ただ瑞奈にお願いがあると「彼らの常識を壊してくれませんか?」と頼む。
意味が分からない瑞奈に九条は自分の知っている1か月後の文化祭について話す。
文化祭前日にある問題が起き、今年の文化祭はなくなる。
それは、瑞奈の目標の妨げになるという。
「あなたの生き様で彼らの当たり前を変えてください。」と九条は瑞奈に言った。
人生2周目説
化学準備室にいた星崎透(奥平大兼)は九条との会話の中で「人生2周目の人は…」と言った。
驚く九条に星崎は九条が未来のことをズバズバ言う動画が撮れてしまったことを話し、「九条先生、人生2周目説を唱えていたんだけど…」と言う。
「そんなわけないじゃないですか。」と否定する九条に星崎もみんなにも否定されたことを話した。
週刊誌の記事
九条は職員室で音楽活動をする瑞奈の高校が鳳来高だとする週刊誌の記事を見せられる。
そこには文化祭をすることも書いてあり、パニックを避けたい教頭(荒川良々)は瑞奈の当日の欠席を提案した。
これは九条の1回目の人生でも経験し、その時は教頭の指示に従った。
だが、今回は「悪いのは彼女ではなく騒ぎ立てる外側の人間です。その脅威から生徒を守るのが我々教師の務めではないでしょうか?」と言った。
当日どうやれば滞りなく迎えられるかを考えるのは担任の自分の仕事と他の教師たちにも言った。
そして、週刊誌の記事やネット上での声は瑞奈本人も知ることとなる。
智美の話
瑞奈は化学準備室に九条を訪ね「あんたが言ってたのはこの事?」と聞いた。
「こんなことで私の夢が妨げられることもない。元々、文化祭なんか出るつもりなんか…」と瑞奈が話す中、文化祭で使う備品を持ってきてくれた九条の友人・早乙女智美(森田望智)が入ってきた。
九条は智美を同席させたまま、瑞奈と改めて話をする。
瑞奈が文化祭を欠席するという話を聞いた智美は「死んでも出た方がいいよ。」と言った。
智美自身は家庭の事情で高校を辞めなければならず、それが文化祭直前だったから夢にまで見ると言う。
「あの記事が出ても学校には来たってことは一度は逃げずに戦おうって決めたってことじゃない?」と智美は聞いた。
智美は瑞奈のファンだった。
でも制服を着てる瑞奈はどこにでもいる高校生だから普通に話せると智美は言った。
「悪いこと1つしてないのに、自分に嘘つく必要ないよ。だってあなたはいつもあなたを一生懸命表現する人じゃない?」と智美は瑞奈に声をかけた。
「あなた自身はどう思っていますか?あなた自身みんなと同じ青春を経験したいなら、私は何でもします。あんな記事なんかで私自身何も変わらないんだと世界に抵抗するなら、私のお願いも聞いてみてもらえませんか?」と言う九条の言葉に「ちょっと考えてみる。」と瑞奈は返事した。
九条が「私の親友の話はどうでしたか?」と部屋を出る瑞奈に聞くと「控えめに言って…最高かな?」と笑顔を見せた。
襲撃
文化祭9日前。
クラスの出し物の喫茶店の準備も順調に進み、体育館イベントの方も瑞奈を中心にみんなが協力していた。
だが瑞奈は「みんなあっさり手伝ってくれてるけど、不安じゃないのかな?…って。」と自分のせいで騒ぎになるのではないかと気にした。
倉知が言っていた通り、したいことを自由にしたいって言えないのはヤダなってみんなが思ってるからだと言ってくれた。
そんなクラスの様子を見ていた相楽琉偉(加藤清史郎)は電話をかけ「あれ前倒しできる?もう吐き気しかしないの。」と言った。
まだ学校にいる九条には夫の蓮(松下洸平)から電話が入る。
全てを九条から聞いてる蓮は文化祭は大丈夫そうかと聞いた。
九条の1度目の人生では文化祭前日に3年D組の教室が襲撃された。
瑞奈の学校と言うことでニュースにも取り上げられ、文化祭は中止になった。
瑞奈は何もしていないのに、全ての責任を負う形になった。
だから瑞奈を巻き込んでそれを阻止しようとしていた。
だが、その夜に何者かが学校に侵入し、3年D組は襲撃された。
変わり者の自分
翌朝、登校してきた生徒たちは騒然とする。
その様子を目にした瑞奈はすぐ出て行った。
九条は瑞奈を見つけ、話をする。
「ごめんね。私がこの学校の生徒だからこんなことが起きちゃった。みんなの大事な青春傷つけて…」と瑞奈は言う。
「一度クラスのみんなと話をしてみませんか?」という九条の提案に「みんなと何話せばいいの?みんなが変な人入れたくないの分かってた。変な私が入るとおかしなことになるって分かってたからずっと我慢してた。でも私が調子に乗ったから。みんなに責められるのが怖い。」と訴える。
でも九条は「このまま戦うのをやめれば、今回のことは瑞奈さんの傷として残ってしまいます。瑞奈さんのように人から変わり者と称される人が自由に生きられることを証明したかったのではないですか?そう願うから、いつもその曲を聴いているんだと思ってました。」と言う。
自分が聞いていた曲を知っていたことに驚く瑞奈に「教師は思っている以上に生徒のことを見ています。だから瑞奈さんが思っている以上に瑞奈さんに寄り添えると思います。」と九条は言った。
HR
九条が瑞奈を連れて、教室に戻った。
九条はどうするか聞いた。
「こんな状態でできるわけない!」と貴島は言い、生田は「謝罪はないんですか?」と言った。
生田は瑞奈を指し「あいつにとってはどうでもいい学校の行事でも私らには大切なものなの。なのに…こんなこと…」と悔しそうに言う。
だが鵜久森が「それは分からないと思う。」と口を挟んだ。
「瑞奈さんにとってこの文化祭がどうでもいいかなんか私たちが勝手に決めちゃいけないと思う。」と発言し生田に「何であんたなんかに…」と言われる。
それでも、自分もそうだったと「知らない誰かが瑞奈さんのことを何と言おうと私たちは瑞奈さんの言葉をちゃんと聞かないといけないと思う。」と鵜久森は言った。
鵜久森が主張するのが気に入らない西野美月(茅島みずき)は「いつからそんな偉くなったの?」と言った。
だが、東風谷葵(當真あみ)は「でも鵜久森さんの言ってることは間違ってないと思う。」と言い、阿久津由利(藤﨑ゆみあ)も同意し「今ここですべき話し合いの邪魔をするなら出て行ってもいいなじゃないかな?」と言った。
その言葉で西野、野辺桐子(田牧そら)、金澤優芽(田鍋梨々花)、迫田竜輝(橘優輝)に相楽も教室を出て行った。
瑞奈の目標
瑞奈は立ち上がり、みんなに頭を下げた。
「みんなごめん。私が文化祭に参加したいと思ったから…参加しないと表明してれば何か変わったかもしれない。でもどうでもいいなんて本当に思ってなかった。ただ、みんなと同じで最後の青春がしたかった。」と涙を流しながら言った。
それでも生田は「起きたことは変わらないから。あんたが調子に乗ったせいで変な奴が騒いでこんなことになってんの!」と声を荒げる。
九条は生田に「瑞奈さんの何が調子に乗っていたんですか?瑞奈さんはみなさんと同じことを思い当然のことをしただけだと思いますが…」と言う。
「いつもはみんなと違いますって変人ぶってイキってるくせに、それをわきまえて行動すべきだって言ってんの!」と生田は答える。
「瑞奈さんは何も違くなんてありません。みんなと同じ3年D組の生徒です。なぜ皆さんは自分と違う道を歩む人を区別し、糾弾の対象に置くのでしょうか?
もし今回の件が瑞奈さんではない生徒が何者かに標的にされ行われたとしましょう。確かにショックを受けるかもしれません。
ですが、何も悪いこともせず被害に遭っただけのその人にお前が調子に乗ったせいだと追い打ちをかけますか?
なぜ彼女だけはそうされて仕方ないのでしょうか?
自分たちと違う道を歩む人は別の人ではありません。皆さんと同じ人です。
調子に乗ることの何がいけないんでしょう?
自分を信じて調子に乗ることを否定し続けたその先には何があっても自分を信じられない未来しか待っていません。」
そう話した九条は瑞奈に「今ここであなたの目標を告げてもらえませんか?」と言った。
「私は世界一のアーティストになる!絶対に!確実になる!誰かにとって必要な人間に絶対に私はなる!」
瑞奈はそう語った。
「この目標を聞いても、まだ調子に乗っていると言えますか?」と九条はみんなに聞いた。
調子に乗る
九条の提案は1つ。
「皆さんで調子に乗ってみませんか?」
今回の狙いは文化祭の崩壊。
諦めたみんなを見たいと思う人がいる。
そんな人たちが私たちを一番調子に乗ってると思う姿は意に介さず目的を果たすこと。
「みんなで調子に乗って、今回のことをなかったことにしませんか?」
九条の言葉に「そんなこと言ったって備品も全部メチャクチャで…」と貴島は言うが鵜久森が「できるよ。」と声をかけた。
「今回はまだ1週間ある。予定とは違うことは色々出るかもしれないけど、その日をみんなで準備して迎えることはできるよ。誰かに壊された傷になるくらいなら、みんなで調子に乗った日として私はその日を刻みたい。」と言った鵜久森は「どうかな?」と提案した。
すると、みんなからいろんな意見が出始める。
「生田もやるよな?」と聞かれると「やる!絶対に!確実に!」と瑞奈を見ながら生田は答えた。
文化祭当日
文化祭当日。
滞りなく文化祭は行われていた。
体育館イベントもラストの女子ダンス部の発表を迎えた。
照明や音響の指示を出す瑞奈に「楽しい?今日の文化祭?」と出番前の生田が聞いた。
「控えめに言って…最ッ高かな?」と笑顔で答える瑞奈に「ごめんね。」と小さく言って生田はステージへ向かった。
ダンス部の発表を終えると生田はマイクを持った。
「最後は瑞奈さんに歌ってもらいたいと思います。」と言った。
ステージ裏に戻ってきた生田に「私そんなつもりないんだけど…」と瑞奈は言うが「調子乗りの大将がどんだけ力を発揮するか見せつけないと終わらないでしょ。」と生田は言った。
楽器も何もないと言う瑞奈に「あなたがノートに書き写したあの曲なら弾ける人を知っています。その人も随分変わった人だと区別され、あの曲に救われていたそうです。」と九条が言う。
その人物とは文化祭に遊びに来ていた九条の友人・勝見夏穂(サーヤ)だった。
夏穂に来てもらい、「舞台は整いました。あとは常識を覆すだけです。」と九条は背中を押した。
瑞奈はステージに立った。
「私は昔から私の好きな物を選んで好きなことをすると、誰かから変だと言われてきました。
誰も私自身を知らないのに、こうあるべきだという常識をぶつけてきては『お前は変だ。変わってる。」って強制してこようとしてきました。
でも、いつの日か思いました。
そんなもんクソくらえだ!普通って何だよ!って。
誰かと違うことしかできないんなら、違う道から渡せるもので誰かにとって必要な人間になってやるって。
その気持ちに迷いそうになった時に、いつも聞いていた曲があります。
今日ここから私を排除しようとした人へ。
あなたの排除しようとしたこの非常識があなたに拍手をさせてやります。」
そう語った瑞奈は「変だ」ということを誇りに思うという歌詞の椎名林檎の「17」を夏穂の演奏で歌った。
瑞奈の歌に会場のみんなもD組のみんなも聞き入った。
生田は涙を流して瑞奈の歌を聞いていた。
あの生徒も?
文化祭終了後、D組の生徒は花火を楽しんでいた。
そんな中で、九条は何かの証拠が掴めればと教室に設置し直したカメラを見ていた。
あの日、3年D組を襲撃したのは江波美里(本田仁美)を騙そうとした浜岡修吾(青木紬)だった。
そして、九条は文化祭の騒動の中で大事な何かに引っかかっていた気がした。
それは、鵜久森が発した「今回はまだ1週間ある」との言葉の「今回は」の部分だった。
今までの鵜久森の行動を振り返ると、ある結論に達した。
「私の生徒・鵜久森叶は私と同じ2周目を生きてる。」
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「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第5話感想
まさかの展開
まさかの鵜久森も2周目を生きている展開!
星崎が九条の人生2周目説を唱えた時の表情が気になってはいましたが、あれは鵜久森は九条の人生2周目に気づいてるだけかと思ってたんですが、自分も2周目だからドキッとしたってことなんですね。
でも鵜久森は九条の1回目の人生では5月に不登校になり、その後に九条は鵜久森の葬儀に参列していた。
すると1度目の文化祭の前日にD組が襲撃されることは知らないんでは?
次回には九条と鵜久森がお互いに人生2周目について話すようなので、何か分かるかもしれません。
詩羽の歌声に感動!
プロのアーティストとして活躍する瑞奈ニカを演じたのは本当にアーティストとして活躍する詩羽さん。
いやーさすがの歌唱力と歌詞と瑞奈がリンクするところとで涙が出るほどの感動でした。
そして、詩羽さん演技も上手いですね。
智美の言う通り、文化祭当日に裏で指示を出しながらもノリノリの瑞奈は青春を楽しむ女子高生にしか見えなかったです。
指示を出したのは
D組を襲撃するように命じたのは相楽。
今回も本来なら文化祭前日に襲撃する予定だったのを、クラスの様子に耐えきれないと予定を早めてもらう電話を入れた。
九条が瑞奈を中心に文化祭準備を進めることにしたことで、相楽は予定を早め、そのため当日までに立て直す猶予ができた。
実行犯が浜岡なのは九条もカメラ映像で分かったが、浜岡と相楽が繋がっていることを知らないから相楽の指示とは気づかない。
というか、ムシャクシャした相楽の憂さ晴らしで起きたことだから、結局瑞奈がいるからとか関係ないのに、あんなに責められて可哀相。
あんなにイキってる相楽や西野たちが文化祭出ないとかダッサ!
文化祭で張り切るのが1軍!って感じなのに、あいつらはただの素行の悪い奴ら!
江波は離れて、他の子たちと文化祭の準備を頑張っててよかったよかった。
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」次回は?
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」次回は
鵜久森も2周目?
2周目を生きる2人が感じる共通の感覚とは?
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