2023年夏ドラマ、日本テレビ新土曜ドラマ「最高の教師 １年後、私は生徒に■された」が放送されました。
「３年Ａ組」のスタッフが描く、新時代の学園ドラマ。
教師役は松岡茉優。
生徒役には芦田愛菜ら注目の若手俳優が集合。
「最高の教師 １年後、私は生徒に■された」第１話をネタバレありでどうぞ！
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「最高の教師 １年後、私は生徒に■された」第１話あらすじ
私、生徒に殺された？
高校の教師・九条里奈（松岡茉優）は、卒業式の日を何の感傷にも浸ることなく迎えた。
卒業式が終わり、卒業に喜ぶ生徒たちを４階から見ていた九条は誰かに突き落とされた。
落ちていく九条が目にしたのは「３年Ｄ組卒業おめでとう」の文字。
３年Ｄ組の担任だった九条は「私のクラスの子？私、生徒に殺された？」と思いながらも「死にたくない。」と必死に願った。
次の瞬間、目を開けた九条がいたのは、３年Ｄ組の教壇だった。
日付は令和５年４月６日。
それは１年前の始業式の日で、全く同じ光景を九条は見ていた。
だが、今、目の前にいる30人の生徒は１年後に自分を殺す容疑者であることに九条は震えた。
九条の宣言
九条は１年前に戻ってきてしまったことが確信に変わっていた。
家に帰ると、夏に離婚したはずの夫・蓮（松下洸平）も家にいた。
九条は１年後、自分の生徒に殺される未来を変えるため、１年に対して、何かを変える決意をした。
次の日、ホームルームで九条は生徒たちに「担任として、生徒が困っていることに心から寄り添う。」と宣言した。
九条の宣言に生徒たちは冷やかしながらも盛り上がる。
生徒の反応
早速、栖原竜太郎（窪塚愛流）には部活発表会の準備を手伝わされ、東風谷葵（當真あみ）には「テストで点を取ったのに、通院で授業を休んでただけで掃き溜めクラスに入れられた。」と内申を見直すように頼まれる。
「私たちに寄り添うって行動で示してください。」と言い残し、去ってく東風谷を見ていた九条に鵜久森叶（芦田愛菜）が東風谷を心配して話しかけてきた。
鵜久森にも「何かあったら言ってください。この学校を変えようと頑張るんで。」と九条は言うが「寄り添うだけで、大人が私たちの世界を変えられると本当に思っているなら、心底軽蔑します。」と鵜久森に言われてしまう。
今度は瓜生陽介（山時聡真）に50万円を貸してくれと言われた。
瓜生は卒業前に転校していったが、それが親の借金によるものだと知った九条。
みんなと卒業したいと言う瓜生の願いを聞き入れるためと、親の借金で悩んでいることに気が付かなかったことで瓜生が逆恨みで自分を殺した可能性もあると思った九条は夫の蓮に相談し50万円を貸すことにした。
失恋した友達の夏穂（サーヤ）のカラオケに付き合っていた九条は、生徒たちを見かける。
そこには瓜生がクラスメイト何人かと「豪遊だ！」と騒いでいる姿があった。
瓜生は相良琉偉（加藤清史郎）の差し金で、九条に金を借りたのだ。
親が借金をしているのは本当だが、それは親の責任で九条からの金は自分の臨時収入だと瓜生は言った。
それを聞いた九条が瓜生に一歩近づくと「パワハラチャンス？カラオケで大暴れする女教師とかいいネタ～。」と周りの生徒は動画を撮り始める。
相良は瓜生に金は返すように言った。
「邪魔だから出てってもらっていいですか～？」と相良がバカにしたように九条に言うと、他の生徒も笑い声をあげた。
改めて決意
九条は、明日からどんな顔をして生徒に会えばいいのだろうと肩を落としたが、生徒の誰かに殺される未来を変えるためにそんなことを言っている場合ではないと思い直した。
自分のことを殺そうとしているような生徒が優しく寄り添うだけで、気持ちが変わるなんて時代錯誤の希望を抱いている場合ではないと思った。
この世界を変えるためには、あの子たちの教師である自分が変わることが必要なのだと、九条は決意した。
いじめ？
次の日、九条は鵜久森に荷物を持って、化学準備室に来るように言った。
何かしましたか？と不安になりながら化学準備室に来た鵜久森に「あなた、クラスの生徒に何をされていますか？みんなが何かあなたに対して不当なことをしているのでしたら、話してください。」と九条は言った。
「何を言っているんですか？」と戸惑う鵜久森に「2023年５月23日、あなたが学校を去り、不登校になる日です。」と九条は言った。
意味が分からない鵜久森。
「あの子たちは頭がいいから、尻尾を出さなかった。だから証拠を探しています。」と鵜久森のカバンの中身を見ようとする九条。
鵜久森は「やめてください。」とカバンを取り返し、「私は私でやっています。もし先生の言う通り、不登校になったとしても、その道を選んだだけ。」と鵜久森は反論。
「逃げることは否定しません。あなたが幸せになるのなら、喜んでその逃げ道を提案します。あなたが不幸な目に遭うことが分かっている以上、絶対に何とかします。」
そう言った九条の脳裏には鵜久森の葬儀に出たと時のことが思い出されていた。
それでも鵜久森は「私は不登校になんてなりませんから。」と言い、化学準備室を出て行った。
だが、化学準備室を出た鵜久森をクラスの女子数名が待っていて「そこで何してたの？」と聞いた。
学級裁判
３年Ｄ組には生徒全員が集まっていた。
「本日の罪状を述べます。被告・鵜久森叶は担任教師・九条里奈にさもいじめの被害に遭ったかのように密告し、私たち３年Ｄ組の生徒を退学・停学の危機に陥れたといて名誉棄損の罪に問いたいと思っております。」
と野辺桐子（田牧そら）が言った。
鵜久森は「何も言ってない。」と否定するが、「異議あり～」と西野美月（茅島みずき）が手を挙げた。
九条と一緒に化学準備室に入り鍵を閉める音がしたから、耳を澄ましていたら感情的な鵜久森の声が聞こえたと西野は言う。
「それは先生が変なことを言うから！」と鵜久森は反論するが、聞いてはもらえず、決を採ると言われる。
鵜久森が罪を犯したと思う人と言われ、西野の周りの女子や相良の周りの男子はいち早く手を挙げた。
それに応じるように、他の生徒も手を挙げだす。
参加しながらも勉強をしている東風谷たちも、野辺が近づくと勉強しながらも手を挙げる。
「被告・鵜久森叶は１年間学業縛り３教科の刑に処したいと思います。」と野辺は言った。
相良が鵜久森に近づき、教科書を早く出すように言った。
そこに星崎透（奥平大兼）が九条が来たことを知らせた。
覚悟
九条はみんなに集まって何をしているのかと聞くが、生徒たちはごまかす。
だが、九条はパソコンでさっきの裁判の音声を流した。
化学準備室で鵜久森のカバンに盗聴器を仕込んでいたのだ。
倫理・地理・現代国語の３教科の教科書を見せるように鵜久森に言った九条は後ろのロッカーを開けた。
鵜久森の３教科の教科書には嫌がらせの言葉がびっしり書かれていた。
天井裏にカメラを仕掛け、授業の様子を盗撮していた九条はその３教科の時だけ、真面目な鵜久森が教科書を出していないことに気が付き、さっきの裁判の音声を聞き、全部を察したのだ。
「さっきから盗撮とか盗聴とか何なの？犯罪じゃん。訴えるよ。」と江波美里（本田仁美）は言うが「どうぞ訴えてください。その時は私もさっきの動画と音声を世の中にアップします。」と九条は言った。
相良は机を蹴り「何がしたいの？俺たち全員退学にでもしようとしてんの？」と言った。
「そんなことは考えていません。あなたたちは正当な罰が下されても、自分は悪くない。なぜ自分たちが罰せられなければならないのかと、起きた出来事を顧みず、誰かのせいにするだけと知っていますから。自分たちに起きたマイナスのできごとを誰かのせいにしてぶつけるのが得意な生き物でしょ？あなたたちは？」
「今、下を向いてるあなたたちも思ってませんか？悪いのは他のあいつだ。俺たちも本当はやりたくなかった。そう心で唱え誰かのせいにしてませんか？そんなに誰かと違うことをするのが怖いですか？」
「この中で、本当に心の底から鵜久森さんに憎しみを抱き、怒り、どうにかして彼女を苦しめてやりたいと強く心に思ってこのような仕打ちに参加している人は手を挙げてください。」
九条の言葉に誰も手を挙げる者はいなかった。
「もし、強い感情もなく、その場の空気であったり誰かがやっているからという同調的感覚や自分に矛先が向かないためだけの逃避的思考で、こんなにも彼女の心を砕き、踏みにじり、蔑むよう出来事に参加できるとしたら、ここにいつ皆さんはもはや人間ではないと思います。」
そういった九条は鵜久森に改めて聞いた。
「あなたはこのクラスの人たちに何をされたのですか？」
答えられない鵜久森に、ここにいる全員が自分たちのしたことが分かっていない。何をされて痛み、どんなに苦しんだのかを話すことがこの無自覚な動物たちへの最初の攻撃になると九条は説得した。
相良たち数名は教室を出ようとするが、扉は開かない。
九条は電子錠をかけていた。
「私はあなたたちに今日殺される覚悟でここにいるんです。そして今日殺されると本気で思った時、あなたたちに今日伝えるべきことがたくさんあることに気が付きました。」
「それに気づかせてくれたのは鵜久森さん、あなたです。あなたの言った通り、ただ生徒に寄り添うだけで何かが変わるなら苦労はしません。でも本気で世界を変えようと本気で思うなら必要なのは”覚悟”です。」
「今日からは、あなたは１人ではありません。私がいます。決してあなたを１人にはしません。」
そう言った九条は動画と音声を一矢報いるための武器となるとして「鵜久森さん、私と一緒に戦ってくれませんか？そして、この教室を変えるんです。」と鵜久森に訴えた。
西野が「こいつが悪いんだよ。いるだけでウザいし、いっつもアワアワして、いじめてくださいって顔でいるから…」と言ったところで鵜久森が立ち上がった。
鵜久森の告白
「はじめは、私のある趣味がきっかけでSNSが話題になったのがきっかけでした。そこから西野さんたち色んな人が話しかけられて、ちょっとだけ舞い上がってたんです。
そしたらいつの間にか私が男子に媚びてるって言われ、みんなから調子に乗ってる。キモイ。ウザいと囁かれる日々が始まりました。
私が何も言い返さないから直接言ってもいいような雰囲気になって、学校へ行けば誰もが遊びのように私に悪口を浴びせるようになってきました。
毎日毎日学校へ行くのが怖くなりました。
お母さんも気づき大丈夫？と聞いてきたけど、心の中では助けてと思いながら大丈夫だよと答えました。
心配をかけないように、勉強を頑張るしかない。
それなのに、３年生の教科書が配られるその日に、学業縛りと言われ消えないマジックで目いっぱいの悪口を書かれた。
私はやめてよと言いながら少し笑っていました。笑っていないとおかしくなりそうだったから。
私が唯一学校の中で自分の力でどうにかできる希望もこの人たちはゲームのように壊していく。
この人たちが人間じゃない何かに見えました。
教科書はもう開けない。誰にも言えない。
ずっと１人で泣いていた。
何の涙か分からない。悔しいのか辛いのか悲しいのか？
みんなは私のこんな姿が見たくて、毎日嫌な言葉をぶつけていたのでしょうか？
この涙は、あなたたちが求めた涙は何なのでしょうか？
誰か教えてください…誰か…。」
鵜久森は涙を流しながら訴えた。
これから
九条は鵜久森に「あなたの今までのことを聞かせてもらいました。今度はこれからのあなたのことを教えてください。あなたが本当はしたかったこと。」と聞いた。
「私はただ友達と一緒にご飯が食べたかった。誰かと一緒に何でもない話をしながら学校に来て、また何でもない話をしながら帰って…」と友達と普通の学校生活を送りたかっただけだと鵜久森は言った。
「どうしてそれを過去形で話すの。それを全部叶えましょう。この１年間で。」と九条は言い、鵜久森の頭を撫でた。
「皆さん聞きましたよね？鵜久森さんが言った当たり前の希望を。誰でも自由に叶えられるように、この１年間で私が変えてみせます。誰かを傷つけるなんてことが当たり前だと思わないように。」
九条は生徒たちに言い、鵜久森を教室から連れ出そうとする。
「分かってると思いますが、このあと鵜久森さんに何かしたら私が何でもやりますので。」と九条は言い残した。
九条には鵜久森から「初めて帰り道に涙を流しませんでした。」とメッセージが送られてきた。
「最高の教師 １年後、私は生徒に■された」第１話感想
生徒がクソ！
生徒がクソすぎます！
何？今の高校生ってこんなの？何かあれば教師のパワハラとか言って動画撮るの？
何で教師より生徒が偉そうなの？
「３年Ａ組」も見ていたけど、生徒にこんな嫌悪感抱かなかったけど、時代の流れ？
愛菜ちゃんの教科書にブスって書いてあったけど、よく愛菜ちゃんにブスなんて書けたな。
先頭に立っていじめてる奴らはもちろん、勉強しながらあの裁判に参加してる奴らも何なの？
そもそも、何でクラス全員があんな裁判に参加するの？
自分が標的になりたくないから？
このクラスが始まって数週間なのに、みんな言いなり？
もう、見てて胸クソでした。
なので、九条のやり返しには少しスカッとしました。
それでも、あんな奴らに何かが伝わっているのか…？
やっぱり凄い芦田愛菜！そして加藤清四郎！
生徒役の中でも、頭ひとつ飛び出た芦田愛菜ちゃん！
いやーもう、泣きの演技にやられました。
そんな愛菜ちゃんがいじめられているというのがドラマと分かっていても、辛くもあり、でも芦田愛菜だからこそできる役なのかとも思わされました。
そして、いじめの先頭に立っているのが愛菜ちゃんと同じころから子役として活躍していた加藤清史郎くんってのも…。
兄妹役もしていたこともある２人なのに…。
ですが、加藤清史郎くんの役も、彼が培ってきた芸歴の中での演技力ならではですね。
こういう嫌な奴の役を演技力がない人がやると冷めますから。
離婚の理由は？
九条の夫・蓮はあんなに優しいのに、なぜ離婚を？
しかも離婚を切り出したのは夫の方。
あんなに優しく50万円を理由も聞かずに出すことを許してくれたのに、その数日後には離婚を突き付けられていました。
次週には、夫との離婚の話も出てくるので、その真相も分かるかもしれません。
そして、風呂上がりの松下洸平さんの下ろした前髪にキュンとしました。
主題歌はサプライズで菅田将暉！
放送で明らかとなった主題歌は菅田将暉さんの「ユアーズ」でした。
「３年Ａ組」の制作陣で送るこのドラマに「３年Ａ組」で主演だった菅田将暉さんの主題歌がサプライズでの抜擢となりました。
「ユアーズ」はこのドラマのために菅田さんが書き下ろした曲となっています。
「最高の教師 １年後、私は生徒に■された」次回は？
「最高の教師 １年後、私は生徒に■された」次回は
九条は夫から離婚を突き付けられた！今回は離婚を回避できるのか？
鵜久森のことがあった週明けの３年Ｄ組の様子は？
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