2024年春ドラマ、日本テレビ木曜深夜「約束~16年目の真実~」第5話が放送されました。
葵に暗号を送ってきたのは誰なのか?
不破との秘密の暗号を知る人物は?
葵の過去も知られることに…。
「約束~16年目の真実~」第5話をネタバレありでどうぞ!
「約束~16年目の真実~」第5話あらすじ
留置所内で死亡していた尾藤誠(井上肇)の遺体を見た桐生葵(中村アン)は、16年前に不破翔(細田善彦)に妹の遺体を発見した時の記憶がフラッシュバックする。
望野警察署・捜査第一係では、尾藤恵(佐津川愛美)の娘を誘拐した犯人の捜査を進めていた。
香坂慧(横山裕)は、誘拐犯の要求から16年前の事件の関係者だと主張する。葵は不破に、私たちしか知らないはずの暗号を他に知っている人物がいるか、尋ねる。
不破は、妹の玲が暗号を知っていたと答える。
葵は、不破から玲の遺品を借りて調べる。
その最中、葵にある記憶が蘇るーー。未発表だった16年前の事件で目撃証言が虚偽だった可能性がマスコミに知れ、ニュースで報道される。
さらには、16年前の連続殺人犯の娘が身元を詐称して警察官になった、と葵を告発する記事までもが出回る。
葵は一条(岡部たかし)から、事態が落ち着くまで自宅謹慎を命じられる…。引用:公式サイト
「約束~16年目の真実~」第5話ネタバレ
尾藤が留置所内で自殺を図った。
尾藤の遺体を見た葵は玲の遺体を発見する前に、自分が玲と言い争いをしていたというフラッシュバックに襲われた。
捜査第一係は恵の娘の誘拐について捜査を進めていた。
香坂は誘拐犯が16年前の事件で恵の目撃証言の時間が曖昧だったことまで知り、それを明かすために誘拐というリスクを冒していることから、16年前の事件の関係者の中にいることを主張するが、課長の一条は、恵の証言が外に漏れた可能性もあると言われてしまう。
それでも外部の人間には動機はないと香坂は引き下がらず、一条は葵と香坂に16年前の事件の関係者を調べるように指示を出した。
葵は1人で不破に会いにいっていた。
葵の元に届いた2人しか知らないはずの暗号のメールを見せ、自分たち以外に暗号を知っている人はいるか不破に聞く。
玲は知っていたと聞き、葵は不破から玲の遺品を借りた。
その中に事件当時に玲がつけていたピアスを見つけた葵は玲と言い争い、自分が玲の首を絞めているフラッシュバックに襲われた。
葵が署に戻ると、署内の電話が鳴り響く。
報道について…と電話で言われ、テレビをつけると発表されていないはずの、16年前の事件で恵の証言が虚偽だとの報道が流れていた。
一条は上からの指示があるまで電話に出ないように言い、出て行った。
香坂は葵に「16年前の事件がえん罪ならなぜ被疑者は途中で供述を変えたのでしょうか?」と疑問を投げかけた。
何か思い当たることはないかと香坂に聞かれた葵は、自分が玲の首を絞めているフラッシュバックを思い出し、父は自分を庇うために供述を変えたのではないかと考える。
一条は有村刑事部長(杉本哲太)に報道についての対応を伺いに行くが、静観すれば火は消えると言うのが刑事部長の考えだった。
根本的な解決を…と言う一条に「冤罪を認め再捜査すべきだと?」と刑事部長は、それでも誘拐犯逮捕を優先するべきだと言った。
葵は一条に刑事を辞めさせてほしいと言い出す。
刑事である資格がないと言う葵は「不破玲を殺したのは私かもしれないんです。」と話し始める。
思い出したと言う葵だが、全てを思い出したわけではない。
それでも父は自分を庇うために自供をしたのではないかと言う葵に「お前に人は殺せない。そんな人間じゃない。」と一条は言う。
自分にも表の顔と裏の顔があるんじゃないか…と言う葵だが、一条は葵の退職を認めなかった。
そんな葵と一条の会話を部屋の外で香坂が聞いていた。
香坂は16年前の事件の捜査資料を読み、葵が事件当時頭を打ちつけたことにより、記憶が無くなっていることを知る。
香坂は16年前の事件の関係者で土地勘のある人物のリストを葵に見せ、更なる絞り込みが必要だと言った。
リストの中には“速水葵”の名もあった。
リストも見ずに捜査にも非協力的な葵の態度に香坂は誘拐犯が捕まれば16年前の事件のことが何か分かるかもしれない…それはあなたが一番望んでいたはずと言い、「あなたは今…桐生葵ですか?それとも速水葵ですか?」と聞いた。
「いち刑事じゃないなら、今ここにいるべきではない。」と香坂に言われた葵は署を出て行ってしまう。
香坂は戻って来た一条に「課長は速水康男が犯人だと思っていましたか?」と聞き、「一度手錠をかけたら後戻りはできない。」と一条は答えた。
捜査の進捗を聞かれた香坂は16年前の事件当時に恵の証言を取った刑事の連絡先を教えてほしいと一条に頼んだ。
香坂は恵の目撃証言を取った刑事・及川に会いに行った。
恵が目撃した時間について疑問に思い調べようとした者はいたが、目撃証言が逮捕の決め手になったので、疑惑は上が握りつぶした。
香坂は調べようとしていた刑事が誰かを聞いた。
葵は実家に戻ってきていた。
父の遺品の中から、自分が事件の日にお祭りで不破から買ってもらった鈴を見つけ、なぜ父が持っているのか疑問に思う。
署に戻った葵は周囲の視線が気になった。
第一係に行くと、夏目(樋口幸平)が、えん罪騒ぎの後追い記事だと言い、ネットの記事を見せてくれた。
その記事には葵が16年前の事件の犯人・速水の娘であり、身元を詐称して警察官になったと書かれていた。
木崎(坪倉由幸)と夏目はデマ記事だと思っていたが、一条が来て葵に事態が落ち着くまで自宅謹慎と言ったことで、記事は真実であることが分かってしまう。
木崎と夏目は葵を信用できなくなったと言うが、「刑事なら自分の目で見て来たものを信じるべきでは?」と香坂に言われてしまう。
一条は香坂に「お前なのか?お前が有村刑事部長と繋がっていたのは、このためか?」と聞いた。
香坂はなぜそう思うのか聞き返し、「課長と刑事部長の間には何があるのですか?」と質問した。
当時の捜査官の及川に聞いたところ、恵の証言の真偽を確かめようとしたのは一条だと香坂は聞かされていたのだ。
恵の父・尾藤の葬儀には、不破と飛鳥桃(織田梨沙)、天草勇樹(森永悠希)が参列していた。
不破とぶつかったのは、雑貨屋の井出(森優作)で、井出はビー玉を落とした。
ビー玉に反応した不破だったが、井出はすでにいなくなっていた。
葵は恵の娘・志歩に声をかけた。
志歩は誘拐したウサギの絵を描いていて、おまじないを教えてくれたから、もう怖くないと言った。
そのおまじないとは、「目と耳をふさいで、ぎゅーって。誰も入れない。お化けも入れない。」だった。
その時、葵にはあの暗号でのメールが届いた。
メールは「れいがしんだばしょでまつ」だった。
葵は玲を発見した場所へ向かう。
玲の遺体を発見した時のことを思い出している葵は、後ろから何者かに後頭部をなぐられた。
倒れた葵は朦朧とする意識の中で、玲が殺された日の事を思い出していた。
あの日、葵は遺体が発見された場所で玲の家出を止めようと、言い争いをした。
その後、自宅に帰り、康男と話した後、もう一度玲を探すと葵は家を出た。
不破にもらった鈴はその時に自宅で落としたものを康男が拾ったのだ。
もう一度、玲のいる場所に戻ると携帯電話が鳴る音がして、そちらの方に行くと、玲の遺体を発見した。
その時、葵は後ろから何者かに殴られていた。
香坂は一条のデスクの資料の鍵が入っている引き出しを開けた。
そこには、1枚の封筒が入っていた。
中身を見てみると、未送致の供述調書だった。
全てを見終わったころ、頭を怪我した葵が現れる。
玲の遺体発見現場で殴られたと言う葵は16年前の遺体発見した時も何者かに殴られたと香坂に話す。
あの日、一度家に帰り、父に会っていたのに記憶を失っていたことで忘れてた。
「私が忘れたから…私のせいで…」と葵は言う。
そんな葵に香坂は一条のデスクにあった未送致の供述調書を見せた。
それは玲の殺害時刻ごろ、葵が自宅に入ると康男と話す声が聞こえたという供述だった。
だが、その証言は誰かにとって都合のいい真実を作るために消されたということになる。
「だから、あなたのせいじゃない。」と香坂は葵に言った。
葵が待つ部屋に一条が香坂に連れられてきた。
2人で話したい。と言う葵の前に一条は座り、香坂は部屋を出た。
葵は自分が小さい頃にカーテンが怖かったころの話をし始めた。
そんな時に一条が教えてくれたおまじないが「目閉じて、耳塞いで、ぎゅってしてごらん。これで誰も入れない。お化けも入れない。」だった。
懐かしさに笑みがこぼれる一条に志歩が思い出させてくれたと言う葵。
着ぐるみを着た人が教えてくれたおまじないだと教えてくれた。
保育園に連れて行ったのも、時間になれば保育士が来るから…最初から命を奪うつもりなんてなかった。
優しくて全然怖くなかったと志歩も話していた。
「課長が…おじさんが…まさか。言ってください。違うって。間違ってるって。誘拐なんてしてないって…」と言う葵に一条は「もう少しだけ待ってくれないか。」と言った。
あと少しで16年前の間違いが正せるはずと言う一条に「知ってたんですね。間違いって。」と葵は返す。
一条は康男が殺すわけない。その一心で目撃者を探し回った。
だが、やっと見つけたのはあの未送致だった証言だけだった。
どの物的証拠にも敵わなかった。
一条は上を信じ、警察の正義は間違っていないと思い続けていた。
だが、葵が帰ってきて父の事件のためだけに生きている葵を見て全て間違いだと気が付いた。
全て自分のせいだと思っている葵に償い、加害者家族なんて間違った足かせから解放させてあげたかった。
真実は正攻法だけじゃ手に入らない…自分だけが手を汚せば済むと思い、犯罪にまで手を染めた。
そこまでやったのは、自分が康男を殺したから。だと一条は言った。
否認を続ける康男に「このまま否認を続けても、取り調べが長引くだけだ。」と言い、葵のことは必ず守ると一条が約束し、康男は自供したのだ。
だが、罪まで犯し真実を手に入れた一条だったが、その真実に警察上層部は何の反応も示さなかった。
マスコミにリークしたのも、一条だった。
それでも再捜査に踏み切るどころか、逆に葵のことをマスコミに流され牽制された。
葵は、あの証言を消して、真実を葬ろうとしているのは誰かと聞いた。
まだ確証がないから言えないと一条は言う。
「きっと今に分かる。」と言う一条は、16年前に当時の捜査官の1人が尾藤と接触しているのを見たと話す。
その翌日に尾藤の娘である恵が目撃時間を正確に答えた。
今回、尾藤が自殺したあと、捜査の一環だと言い、警視庁の人間が自宅からも会社からも遺品を持っていったと恵が一条に話しにきていた。
一条は警視庁の人間が尾藤と自分のつながりを示す証拠が残っていないか確かめ、証拠があれば証拠を隠蔽するためだろうと読んでいた。
だから、一条は「尾藤の遺品が、ある貸倉庫に残っているらしい。」と嘘の情報を流していた。
その倉庫に現れることこそが証拠になる。
一条は夏目に詳細を伏せ、「誰か来たら、すぐ連絡するように。」とだけ伝え、その貸倉庫を見張らせていた。
貸倉庫を見張る、夏目の車に1台の車が近づいてきた。
葵は自分は16年前に警察を恨んだが、唯一自分を守ってくれた一条が警察官だったから警察官になった。
「16年間、あなたがいたから生きてこれた。」と葵は言った。
「私たちは、法にのっとって動くから警察官なんです。その道の外に正義はありません。」と続けた。
部屋を出て来た一条に香坂が「おっしゃってた警察官は有村刑事部長のことですね。」と話しかけた。
「手錠をかけたら、もう後戻りはできない。」と香坂も刑事部長に言われたことがあったのだ。
未送致の供述調書と資料室の鍵が一緒に置いてあったということは、はじめから自分たちに預けるつもりだったのかと香坂は聞いた。
一条が誘拐犯として逮捕され、動機について話せば、結果的に警察はえん罪の可能性を否定できなくなる。
一条は香坂の問には答えず、「桐生のこと頼めるか?」と聞いた。
香坂は「はい。」と力強く答え、一条を連行していった。
夏目の車の中では「君の判断に感謝するよ。」と有村刑事部長が夏目に握手を求めていた。
葵は桃の店で不破に会い、玲の当日の持ち物に、暗号のルールが書かれた紙が入っていたと見せる。
それだけが土で汚れていて、殺害現場と同じ土だとしたら、現場で暗号のことが書かれた紙が落ちたということ。
犯人は暗号を知っている。
葵に暗号を送り、現場で葵を襲ったのは16年前の連続殺人事件の真犯人ということになる。
そこに桃が戻ってきて、気まずい雰囲気になる。
香坂は、倉庫を見張っていたはずの夏目に何で電話に出なかったのか問い詰めた。
倉庫には誰も来なかったと言う夏目は「16年前に尾藤とやりとりした証拠なんて残ってると思いますか?」と言った。
何も知らないはずの夏目に「何でお前がそのこと知ってるんだ?」と香坂は聞くが、何も答えない。
夏目が有村刑事部長と会ったことに気が付いた香坂は「お前は本当にそれでいいのか?」と聞くが「いいんですか?香坂さんこそ。刑事部長敵に回して。過去の失態なかったことになりませんよ。」と言われてしまう。
有村は一条が逮捕されたことで会見を開くが、16年前の事件で一条が自白の強要をしていたと会見で話した。
有村の会見を見た香坂は有村の元に乗り込み「全て明らかにします。あなたがしたことを。あなたの全てが間違っていることを。」と怒りを露わに宣言した。
葵は玲の遺体発見現場は花を手向けに行った。
そこで見たのは口にビー玉を詰められた女性の遺体だった。
「約束~16年目の真実~」第5話感想
まさかの、誘拐犯は課長の一条でした。
だから、恵の証言の偽装が外部に漏れた可能性を強く言っていたのですね。
動機は康男のえん罪を証明するために、16年前の事件の再捜査を進めるため。
葵への償いのため…と思うなら、罪を犯さず正攻法で葵と協力して、康男のえん罪を証明してほしかったです。
香坂は葵の味方になったようで、一条に託された葵のことも守ってくれるようです。
それなのに、夏目が有村刑事部長につくなんて~。
一条が罪まで犯したのに、結局16年前の再捜査には向かうことにはならなそうです。
そして、ビー玉を落とした雑貨屋の井出。
今までもちょこちょこ出てきてたけど、ほとんどセリフもなく、怪しい雰囲気しか出ていません。
何者なのでしょうか?
「約束~16年目の真実~」次回は?
「約束~16年目の真実~」次回は
連続殺事件が再開された?
葵が桃に手錠を…。
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