2024年春ドラマ、日本テレビ深夜「約束~16年目の真実~」第7話が放送されました。
次の疑いは天草に!
犯人のきっかけは葵なのか?
葵が知るシナリオの意外な真実とは?
「約束~16年目の真実~」第7話をネタバレありでどうぞ!
「約束~16年目の真実~」第7話ネタバレ
天草勇樹(森永悠希)のタクシーの中で鳴る携帯電話に桐生葵(中村アン)が出ると、相手は香坂慧(横山裕)だった。
葵が出たことに驚く香坂はその携帯が殺人事件の被害者・和田瑠璃が持っていたはずの携帯電話であることを伝える。
瑠璃の元交際相手からの話でもう1台スマホを持っていることが分かった。
葵は天草を警察に連行した。
天草は瑠璃のスマホはタクシーの中にあった物を拾い、客の忘れ物かと思ったが、警察に届けるのを忘れていたと話した。
香坂は瑠璃の殺害された時刻に何をしていたかを聞くが、その時間は1人でドライブをしていたと天草は答える。
続けて、16年前の事件の日のアリバイを確かめようとする香坂に「僕が連続殺人犯って言いたいんですか?」と怒る天草はそんな昔のことは覚えているわけないと言った。
葵はタクシーに瑠璃のスマホがあったということは瑠璃をタクシーに乗せたということかと聞いた。
覚えてないと答える天草にドライブレコーダーの記録を提出させる。
その隙に香坂がタクシーのダッシュボードを勝手に開けると天草は怒り、ダッシュボードを閉めた。
捜査会議で天草のドライブレコーダーに殺害される3日前に瑠璃を乗せている映像が残っていたことを葵は報告する。
不自然な点はなく、瑠璃が降りた地点には防犯カメラがなく、その後の足取りは分からなかった。
天草の手荷物に白い手袋があり、瑠璃の殺害現場での目撃情報から現場にいた男手ある可能性も考えられると葵は報告する。
木崎(坪倉由幸)は速水家で見つかった白骨死体の残り2体の身元が分かったことを報告する。
それぞれ、3年前と4年前に観光目的で望野町を訪れていたことが分かっている。
6人の被害者の女性の写真を見た香坂は犯人がある一定の条件で被害者を選んでいるのではないかと気が付いた。
殺害された女性の容姿はショートヘアという共通点があった。
シリアルキラーの特性として、同じ場所に留まらず拠点を変えて犯行を繰り返すことがあることから、望野町での事件は16年前とここ4年以内になり、空白の期間は別の場所で殺人を犯していた可能性を香坂は指摘する。
課長の矢吹(永岡佑)は最も疑わしい天草を徹底マークしつつ、16年前から4年前の間で他の地域で似たような事件が発生していないか調べることを指示した。
捜査会議が終わると、香坂は葵に捜査会議では伏せていたことがあると話し始める。
天草のタクシーのダッシュボードの中には高校時代の葵の写真があったのだ。
おそらく天草は葵に固執している。
そのため被害者が殺されたのは葵に似ていたからという可能性がある。
葵は自分のせいで無関係の人たちの命が奪われたのかとショックを受ける。
不破翔(細田善彦)に呼び出された葵は井出尚哉という人物を覚えているか聞かれる。
不破は16年前に自分の書いた映画シナリオを読んだ可能性がある人物に瑠璃の殺害時刻のアリバイを確認して回っているが、当時文化祭実行員だった井出尚哉にだけは会えていなかった。
井出が住んでいた養護施設はすでに閉鎖されていたのだった。
だが葵も井出のことは覚えていなかった。
不破は天草がなぜ連れて行かれたかを聞くが捜査情報は明かせないと葵は答える。
「あいつが連続殺人犯なわけない。」と言う不破は自分の書いたシナリオで殺人が起こるなんて思いもしなかったと天草とシナリオについて話していた過去を話す。
「あのシナリオのは天草の意見も入っているの?」と葵が聞くとクライマックスの指切りのシーンは天草が考えたと不破は言った。
「ずっと一緒にいよう」という意味を込めて主人公の葵が指切りをした方がいいんじゃないかという天草の意見が反映されたものだった。
葵は署に戻り香坂に被害者の右手が指切りを現したような形になっていることから、これもシナリオを模したものではないかとの意見を述べた。
しかもこのシーンを考えたのは天草であることも。
香坂は天草が犯人であれば、今まで2回連続殺人犯と思われる人物から襲われた葵が殺されなかったのか説明がつくと言う。
それは憧れである葵は失いたくなかったからだ。
香坂は5年前にも連続殺人の被害者と思われる遺体が発見されていたことを葵に報告した。
発券された時にはすでに白骨化しており、現場にビー玉もあったが被害者本人がSNSで自殺をほのめかしていたことから事件性はなしと判断されていたのだ。
その被害者もショートヘアであることにため息をつきながら報告書に目を通す葵は驚く。
事件発生現場が当時葵の住んでいた神田橋だったからだ。
尾藤恵(佐津川愛美)に呼び出された葵は飛鳥桃(織田梨沙)の店に行く。
桃はお店を再開していた。
天草がどうなったか気にする2人に葵は天草がずっとここでタクシー運転手をしているのかと聞いた。
2人の話だと天草は高校卒業後、カメラマンを目指していたけど4年前に見切りをつけて望野町に戻ってきていた。
葵は天草に会いに行った。
天草は5年前、葵と同じ神田橋に住んでいた。
それを話した葵はダッシュボードに入っているのは自分の写真なのかと天草に聞いた。
天草はダッシュボードから葵の高校時代の写真を出し「ずっと葵が好きだった。だから近くに引っ越した。ずっと一緒に…近くにいたかったから。」と言い「全部葵のせいだよ。」とその場から去って行った。
天草が5年前に神田橋に住んでいたことで天草への嫌疑は濃厚となったが、今のままでは任意同行しても落ちるとは思えない矢吹は逮捕に足る証拠を掴むために天草を24時間体制で張り込むことを指示した。
木崎は天草が持っていた瑠璃のスマホの解析結果が出たがデータは何も残っていなかったと報告する。
だが、そのスマホの契約者は瑠璃ではなく“シミズマコト”という架空の人物の名義であったことから、飛ばし携帯で瑠璃が何らかの犯罪に加担している可能性が出てきた。
すると香坂が「特殊詐欺ですよ。」と口を挟んだ。
前にも特殊詐欺組織の人間が”シミズマコト”名義の飛ばし携帯を使用していた。
香坂は瑠璃の身辺を探るためにも警視庁の捜査二課に協力を要請すべきだと矢吹に進言した。
自分が最も適任のはずだと自分に行かせてほしいとお願いする香坂。
矢吹から香坂が捜査二課に来ると報告を受けた刑事部長の有村(杉本哲太)は、夏目(樋口幸大)を付けることを条件に出した。
香坂は捜査二課に出向き、瑠璃がどの特殊詐欺グループにいたか調べてほしいと頼んだ。
そして「5年前の事件どうなってる?」と香坂は聞くが「捜査は続けているが、手がかりは掴めない。」と答えが返ってきた。
捜査二課を出た香坂は同行していた夏目に「寄るところがある。」と先に帰るように言うが、夏目は同行すると言う。
香坂は「有村刑事部長に言われたんだろ?俺を監視するように。」と夏目に聞くが、夏目は答えをはぐらかす。
天草を見張る葵と木崎。
葵は木崎に「自分が最も適任のはず」という香坂の言葉の意味を聞いた。
木崎は5年前に香坂と矢吹が捜査二課にいて、有村刑事部長も課長としていたことを話す。
エリートだった香坂が所轄にいる理由を葵は尋ねる。
そのころ、花を持った香坂は夏目を同行し、ある場所を訪れた。
「ここで何かあったんですか?」と聞く夏目に「刑事部長から聞いてないのか?」と香坂は逆に聞いた。
夏目は香坂が重大なミスをしたとしか聞いていなかった。
花を手向け手を合わせる香坂に「教えてください。」と夏目は頼んだ。
5年前、捜査二課にいた香坂は課長である有村に特殊詐欺組織壊滅のためにおとり捜査を提案した。
自分達が内部に潜入し、詐欺組織の上層部にたどり着くための捜査だ。
「おとり捜査は我々には認められてない。」と有村は言うが、「指示役にたどり着いた経緯を伏せる形で処理してほしい。」と香坂はお願いする。
「私に法を犯せと?」と言う有村に「杓子定規なやり方では被害の拡大を止められません。」と反論する高坂だが「強硬な手段はそれ相応のリスクを伴う。」と有村には認めてもらえず、矢吹にも「頭を冷やせ。」と言われてしまう。
そのやりとりを見ていた後輩の麻生(小林虎之介)は香坂に「上は頭が固くて嫌っすね~。」と「おとり捜査俺らでやるってのはどうすか?」とまさかの提案をしてきた。
だが、香坂は「ダメだ。危険すぎる。上の許可がなければ手は出せない。」と反対する。
そんな香坂に「香坂さんも所詮、課長や矢吹さんと一緒ですね。もっと度胸のある人だと思っていました。」と麻生は言った。
「どうせ手柄を立てたいだけ。」と言う香坂に麻生は「そんなんじゃないっすよ。」と自分の祖母が振り込め詐欺に遭ったことを話し始める。
かけ子が自分の名前を使い、祖母が大金をだまし取られたことから、今回の特殊詐欺グループも絶対に捕まえたいと言う麻生は「力を貸してください。」と香坂に頼む。
それでも協力できないと断る香坂は「復讐と捜査を混同させるな。」と麻生に忠告した。
ある日、署内で姿の見えない麻生から香坂に電話が入った。
麻生は錦糸町の曙陸橋にいると香坂に報告し「指示役の尻尾が掴めそうです。応援に来てください。」と言った。
意味の分からない香坂に麻生は「先輩の言っていた作戦1人でやってみたんですよ。」と言った。
麻生は闇バイトに応募し、被害者から金を受け取り、指示された空き家のポストに封筒を入れたら、しばらくして男がそれを回収しに来たので、その男を追っていたのだ。
男は橋の隣の黒いビルに入って行った。
「多分ここで指示役に金を渡すんですよ。やっと上の人間を捕まえられるかもしれません。」と得意げに言う麻生に香坂はすぐにそこから離れるように指示を出した。
「こんなチャンス二度とないっすよ。」と言いビルの中に入る麻生に相手が1人で来るとは限らないことから危険だと香坂は伝えるが「香坂さん、俺このために刑事になったんですよ。詐欺組織を撲滅させたいんです。」と麻生は言った。
その時麻生の後ろから「誰だ?」と言う声が聞こえ、電話が切れた。
香坂は麻生が言っていた現場へ走る。
現場に着くと麻生は壁にもたれかかり座っていた。
香坂は麻生の側に血の付いたナイフが落ちているのを見つけ、麻生に駆け寄ると麻生は腹部から血を流し動かなくなっていた。
この件で上層部は香坂1人に責任を取らせ、香坂は左遷され望野署にいる。と木崎は葵に説明した。
香坂は夏目に現場検証で麻生の物と思われる飛ばし携帯が見つかり、その名義が”シミズマコト”だったことを教える。
夏目は麻生を殺した特殊詐欺組織と和田瑠璃の関わっていた組織が同じグループであることに気が付いた。
夏目は「やっぱり刑事部長を敵に回さない方がいいですよ。早く本部に戻って、麻生さんの事件の捜査をしたいんでしょう。」と言うが、香坂は「復讐と捜査を混同させるな。それは今も変わっていない。俺は目の前の悪を追求するだけだ。」と言い「お前の思う悪は何だ?」と夏目に問うのだった。
自宅で、ある書類を見ている恵を不破が訪ねて来た。
不破は恵にも井出のことを知っているか聞いた。
恵は父の葬儀の芳名帳を出してきて井出が葬儀に来ていて、誰か思い出せなくて気になっていたことを伝える。
葬儀と聞いた不破は、恵の父の葬儀で自分にぶつかり、ビー玉を落とした男のことを思い出す。
恵は不破が調べた井出の住所と芳名帳に書かれた井出の住所が違うことに気が付いた。
葵と香坂は天草を張る木崎たちと交代した。
天草は迎車の依頼があった家の前にタクシーを止めていた。
すると、天草が待っていた家から女性の悲鳴とガラスの割れる音が聞こえた。
その音を聞き、天草はタクシーで逃走する。
香坂は葵に天草を追うように指示し、自分は悲鳴の聞こえた家へと走った。
香坂はその家から出てきた男を逮捕した。
天草を捜索する葵に連絡を取った香坂はその男は空き巣で、住人がいないと思って忍び込んだら住人と鉢合わせてしまったようだと報告した。
以前から望野町で発生していた空き巣事件の犯人かと思われたが、逮捕した男は今回が初犯で闇バイト応募し、指示役に動かされていた。
連続空き巣事件の背後には特殊詐欺組織の存在があるかもしれなかった。
香坂は空き巣犯に犯行のあった自宅にタクシーが止まっていたが関わっているのかと聞くが、タクシーは指示役が手配していたから関りはないんじゃないかと空き巣犯は答えた。
葵には不破から電話が入り、「今から言う場所に来てくれないか」と言われた。
井出尚哉を追っている不破は井出が住んでいた養護施設の跡地に来てみると、天草が観光客らしき女性を連れて中に入っていくと言うのだ。
葵から連絡を受けた木崎たちも現場へ駆けつける。
夏目は有村刑事部長に「天草のいる部屋へ突入するつもりです。」と報告する。
有村は「被害者を逮捕する場合を除いて勝手に建物に入ることはできない。逮捕できる状況じゃなかったら建造物侵入罪が成立する。」と突入を止めるように指示を出した。
建物に入ろうとする葵たちを夏目は有村に言われたとおりに止めるが葵が「私が責任を取ります。今目の前で殺人事件が起きているかもしれないのに見過ごすわけにはいきません。」と木崎と夏目にここで待っているように言った。
葵の言葉を聞いた夏目は香坂の「お前の思う悪は何だ?」という言葉を思い出し、自分も一緒に行くと言い、木崎も始末書覚悟で建物に入る。
建物に入ると、何人もの人が電話をかけていた。
木崎はここが特殊詐欺組織のかけ子が詐欺の電話をかける“ルーム”だと気づいた。
葵が警察手帳を出すと、部屋の奥にいた天草が逃げた。
葵は1人で天草を追う。
「特殊詐欺に関わっているの?」と葵が聞くと「葵のせいだ。」と天草は答えた。
天草は高校時代に撮った葵の写真をきっかけにカメラマンを目指した。
自分はキラキラした人間にはなれないと輝いている人を映し出す仕事に就きたいと思ったから。
葵のことが忘れられなくて近くに住んだりもしたが、刑事になったと知り声をかけられなかった。
そのころには犯罪に手を染めていたから。
金に困っていた時に写真関係の人から紹介してもらったアルバイトが詐欺だと知ったのは報酬を受け取った後だった。
それから組織から抜け出せなくなり、4年前に望野町に逃げてきたが、結局見つかり、ここでかけ子や空き巣が飛ばないように見張りをさせられていた。
和田瑠璃もかけ子の1人だったが、耐えられなくなりルームから逃げ「組織に返しておいてほしい」とスマホを預かったことであのスマホを持っていた。
だが、瑠璃が殺された時はルームにいて、かけ子たちに聞いてもらえば分かると殺人については否定した。
瑠璃が殺され、組織が殺人に関わっているかもとずっと怖かったが、逃げることもできなかった。
天草の話を聞いた葵は「天草が犯罪に手を染めたのは他の誰のせいでもない。天草の心が弱かったせいだよ。全ては天草の甘えが招いたこと。」と一喝し、「あなたを詐欺容疑で逮捕します。」と葵は言った。
だが、葵の後ろから銃を構えた香坂が入ってきた。
香坂は天草の指紋を麻生の現場にあった飛ばし携帯から採取した指紋を捜査二課に照合してもらっていた。
それが一致し、5年前に麻生が尾行していた相手は天草であることが分かった。
矢吹は有村に突入したが、特殊詐欺のルームに使われていてかけ子を一斉逮捕できたことから、刑法には抵触しなそうだと報告した。
だが、ひとつ気になることがあると、ルームに使われていて物件の所有者が尾藤恵であることを有村に報告した。
驚く葵は銃を下ろすように言うが、香坂は「5年前、麻生剛という刑事が雑居ビル内で殺された事件知ってるな?」と聞きながら銃を向けたまま天草に近づいていく。
香坂は「お前そこにいたのか?お前がやったのかあ?」と天草に銃を向けたまま問い詰める。
「約束~16年目の真実~」第7話感想
今回の殺人事件と香坂が左遷された過去の事件が繋がっていることが分かりました。
後輩刑事を死なせてしまったらしいというのは分かっていましたが、香坂のせいではなかった。
しかもその犯人が天草である可能性が!
「復讐と捜査を混同するな。」と言っていた香坂でしたが、麻生の復讐をしてしまうのか?
瑠璃が殺され組織が殺人に関わっているかもと怯えていた天草が過去に人を殺していたのでしょうか?
天草は結局、特殊詐欺に関わっていたことで逮捕されることに。
天草の今までの怪しかった行動は詐欺に関わっていたからなんですね。
それでも葵が忘れられなくて近くに住んだりと普通に怖いです…。
それでも天草が連続殺人の犯人でなければ、被害者が葵に似ているとか葵だけ襲われても殺されずにいるのはなぜ?
天草の他にも葵に固執している人間がいる?
そして、天草がルームに使っていた土地の所有者が恵であることも判明しました。
これは、恵の父が所有していた土地が恵の名義になったからでしょうか?
恵は何かを知っているのでしょうか?
その土地も井出がいた養護施設だったというところも気になります。
「約束~16年目の真実~」次回は?
「約束~16年目の真実~」次回は
天草は麻生を殺した犯人なのか?
葵は犯人をおびき寄せるために…。
不破は井出にたどり着く。
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