『合理的にあり得ない 探偵・上水流涼子の解明』第10話が放送されました。
涼子に突如として届いた動画。
動画の真相を涼子は追う!
貴山には過去の仲間が近づき…
涼子と貴山の最強バディが崩壊へ…?
『合理的にあり得ない 探偵・上水流涼子の解明』第10話をネタバレありでどうぞ!
『合理的にあり得ない 探偵・上水流涼子の解明』第10話あらすじ
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謎の動画
上水流涼子(天海祐希)に突然届いた動画。
その動画ではうつろな目をした涼子が「これから言う数字を聞いたあなたは、自分でも抑えきれないほどの怒りの感情が沸き上がってきます。」というボイスチェンジャーで変えられた声に言われていた。
その数字は3776。
涼子は椎名保(野間口徹)と会った時にその数字を椎名に言われたことを思い出す。
その数字を聞いた涼子は周りが止めるくらいに椎名の顔を流血するまで殴った。
「これって催眠?」と涼子は呟いた。
涼子はその動画を丹波(丸山智己)に見せた。
丹波は後催眠暗示かもしれないと言った。
後催眠暗示とは、催眠中の被験者が覚醒したあと、キーワードを言われたら一定の行動を取るようにかけられう暗示。
丹波は3776がキーワードだったのでは?と言った。
貴山を脅す氷川
貴山伸彦(松下洸平)と諌間久実(白石聖)は涼子のための買い出しに出ていた。
そこに氷川(阿部亮平)が現れ、貴山のマブダチと名乗った。
貴山は久実を先に帰し、氷川にほっといてくれと言った。
氷川は涼子が何か言っていなかったかと貴山に聞く。
貴山は氷川が何かしたんだと察した。
「自信満々な探偵のお姉さんが絶望する顔が見たくてゲーム始めた。でもまだ序の口。」と言う氷川に貴山は「あの人に近づくな。」と言う。
氷川はそれと引き換えに自分の仕事を手伝うように貴山に言った。
悩む貴山に「明日までに返事がなかったら全部バラす。」と氷川は言った。
後輩弁護士
動画を見直す涼子は映っている物から、ある場所を特定する。
名刺の束から見つけ、そのビルに行くが、そこはテナント募集の看板が出ていた。
涼子は後輩弁護士の谷川(長田成哉)を訪ねた。
催眠をかけられたと思われる場所は、1年前に「忙しくて不眠症気味。」と言っていた涼子に谷川が紹介したヒプノセラピーという催眠療法の一種をかけるサロンだった。
自分がここで3776という数字を聞いたら椎名を殴るように催眠をかけられたと言う涼子は「あんたがやったの?」と谷川に聞いた。
「知りません。」と答える谷川に「私はこれで何もかも失ったの。弁護士の仕事も信用もお金も!何のためにこんなことやったの?」と胸ぐらをつかんで詰め寄った。
だが、隙を見て谷川は車に乗り込み逃げて行った。
その様子を氷川が見て、舌打ちをした。
潜入
涼子は弁護士になりすまし、谷川が経営する個人事務所へ潜り込んだ。
谷川の事務所は8か月前に設立され、事務所も広くて車も高級車。
涼子の事件のあとから、谷川は羽振りがよかった。
1人になった涼子は谷川の顧客リストを見ると、全部涼子が担当していた案件を涼子の逮捕後に引き継いでいた。
諌間の訪問
涼子は諌間慶介(仲村トオル)に連絡しようか迷っていたところ、諌間が事務所を訪ねてきた。
諌間は娘の久実が本気で探偵になろうとしているのを止めてほしいと頼みにきたのだ。
「あの子、探偵のセンスないから、近々クビにすると思うけど。」との涼子の言葉に安心した諌間。
涼子は連絡しようと思っていたと言い、谷川が涼子の事件後に引き継いだ会社の資料を見せた。
それは全て諌間の会社が吸収合併した会社で、涼子が事件を起こしたあとに谷川に引き継いでもらったと諌間は言う。
涼子は谷川の狙いが分かった。
「もしも、私が椎名さんを暴行した事件。あれが催眠によるものだったと言ったら信じる?私が椎名さんを殴るように催眠をかけられ、それを谷川が仕組んでいたとしたら?」と涼子は諌間に言った。
諌間は「あり得ない。」と言った。
任意同行
警察が事務所に入ってきた。
谷川が今日の午後、ビルの8階の非常階段から転落し亡くなったという。
その件で、涼子に話が聞きたいからと同行するように言った。
涼子が谷川に詰め寄った時、谷川が逃げるために「殺されるー。」と言ったのを人に見られていたからだ。
疑いの目で見る諌間に「私はやってない。」と潔白を主張した。
涼子の担当は今日付けで刑事に戻れた丹波で事情を教えてくれた。
谷川の転落死を調べていたら、「大柄な女性が谷川さんを殺そうとしている」とタレこみがあり、防犯カメラを調べたところ、映っていたのが涼子だった。
タレこみした人物は名乗らずに電話を切った。
貴山の決断
事務所にいる久実には父の諌間から涼子が警察に任意同行されたことを知らせる電話が入っていた。
そこに出勤してきた貴山に涼子の後輩弁護士が亡くなり、警察はそれに涼子が関わっているんじゃないかと連れて行かれたと説明した。
貴山には氷川から電話が入り「貴山の返事待ち切れなくて、ゲームを再開した。」と言われる。
貴山は帰ってきた涼子を屋上に呼びだした。
警察に事情聴取されたことを聞くと、後輩の弁護士が転落死して、なぜか自分が疑われた。調べてただけなのに…と言った涼子。
「谷川は事故じゃない。誰かに殺された。そしてその犯人は私も狙っている。そいつが…」と言いかけた涼子は「この件は誰の手も借りたくない。自分の手で解決しなきゃ意味がない。」と貴山に言った。
「じゃあ、僕はもう必要ないですね。じゃあ辞めます。お世話になりました。」と言って涼子の前から去って行った。
貴山は氷川の元へ行った。
偽名の名刺を渡され、仕事は全て犯罪ばかり。
「谷川弁護士を殺したのはお前か?」と氷川に聞くと「あいつはこのゲームのモブキャラ。いつも通り証拠が残らないように消えてもらった。次に消えるのは探偵のお姉さんかな?」と答えた。
貴山は「僕は何をすればいい?」と氷川に聞いた。
氷川という男
涼子は自分が催眠をかけられた場所を借りるフリをして、不動産会社から前の借り手の情報を聞き出した。
催眠のサロンを経営していたのは、リバーコーポレーションも山田隆志という人物だと分かった。
涼子は浩次(中川大輔)に電話をして何か知らないか聞くと、ダミー会社に必ずリバーとつける氷川玲児の会社かもしれないと教えてくれる。
氷川は元半グレで、日本と東南アジアを行ったり来たりしながら闇バイトの元締めをやっていた。
浩次は貴山と出会ったのも氷川の仕事だったと話した。
貴山は父親の治療費を稼ぐのにお金が必要だったが、犯罪者の息子ということでどこにも雇ってもらえず、仕方なく闇ナイトをしていたという。
IT系に強い貴山は氷川にやたらと気に入られていた。
氷川は最近は密輸とかのデカい商売に手を広げているようだ。
涼子は氷川のダミー会社・リバーエンドの場所を調べるように浩次に頼んだ。
衝撃の動画の真実
貴山が氷川と一緒にいる会社こそがリバーエンドコーポレーションだった。
亡くなった夫が妻に残した資産を騙し取ろうとしている行為をできないと貴山は氷川に話すと、氷川は男を2人呼び込み、貴山と格闘ゲームをするように言った。
貴山は涼子の動きを思い出し、その男2人は倒したものの「調子に乗るな。」と氷川に銃で殴られ、その銃を向けられる。
撃たれはしなかったものの、気を失っていた貴山は違う場所に連れて来られていた。
目を覚ました貴山に「今頃、探偵のお姉さんがプレゼントを受け取ってる。」と言った。
涼子は浩次に調べてもらっていたリバーエンドコーポレーションを訪れていた。
誰もいないがデスクに涼子宛てに「マウスをクリックして。」と書かれたカードがあった。
マウスをクリックすると、送られてきたのと同じ、涼子が催眠をかけられている動画がモニター中に流れた。
だが、今回は催眠をかけた相手の顔が映った。
催眠をかけているのは貴山だった。
涼子は「どういうこと?」と座り込んだ。
そんな涼子の様子を貴山は氷川に見せられていた。
「やっぱり僕が間違っていた。あんな仕事受けるんじゃなかった。」と貴山は呟いた。
貴山が涼子に近づいた理由
8か月前、氷川の元で働いていた貴山はアメリカに居たころにメンタリズムを学んでいたことから「相手がこちらの言いなりになるような催眠をかけれたりするか?」と聞かれた。
「後催眠暗示なら、もしかして…」と答えた貴山。
そして、貴山はその時は誰か知らなかった涼子に後催眠暗示をかけるように氷川に言われた。
キーワードは3776で、催眠が解けた後はその数字もここであったことも全て忘れさせるように催眠をかけるようにとの指示だった。
「お金のためにやったことで僕が涼子さんの全てを奪った。あの日を忘れたことはない。」
そう言った貴山は、あの後に催眠をかけた相手が有名な弁護士で自分のかけた催眠で逮捕され、社会的地位など全て失ったことをニュースで知った貴山は、いてもたってもいられなくなり、涼子に近づいた。
人生に絶望するどころか諦めずに前を向いてる涼子を見て、せめてもの罪滅ぼしに…二度とあんなことが起きないように傍で見守ろう。
貴山は、そんな思いで涼子の傍にいたのだ。
最後のゲーム
そんな貴山の話に気分が悪ぃと言った氷川は「ゲームをしよう。」と1発だけ弾をこめた銃を貴山に向けた。
最後に言い残すことは?と聞かれ、「心残りならある…あの依頼、誰かに頼まれたんだろ?涼子さんに…」と貴山が言うと氷川は引き鉄を引いたが、弾は出てこなかった。
「涼子さんに後催眠暗示かけるの誰かに依頼されたんだろ?」と改めて聞く貴山に、氷川はまたも引き鉄を引く。
「あんた、誰に依頼されたかは調べるなって言ったよな。調べたら父親を殺すって…」貴山がそう話してる間も引き鉄を引く氷川。
残りは2発となり「次が外れたら、教えてやるよ。」と氷川は言った。
次も外れ、「持ってるねぇ。貴山」笑った氷川は貴山の耳元で依頼人の名前を呟いた。
その名前に驚愕する貴山。
そして、氷川は「ラストー。」と言って、最後の弾が入った銃を貴山に向けた。
貴山が覚悟を決めたその時、「やってる?」と涼子の声が聞こえた。
絶対的にあり得ない!
涼子は「その子うちの子なの。返してくれる?」と氷川に言った。
氷川は本気か?と聞き、動画見ただろ?あんたに催眠かけて、人生メチャクチャにしたのは貴山。しかも相棒のフリして嘘ついてた。と涼子に言った。
だが、涼子は「貴山の文句を言っていいのは、私だけ。貴山はそんな人間じゃない。私が誰より知ってる。」と言った。
「あり得ないから。そんなことで私たちの仲がどうにかなるなんて絶対的にあり得ない!」
涼子はそう言って、貴山の元に行こうとするが、氷川は貴山に銃を向けた。
そこに銃を構えて入ってきた丹波が撃った弾が、たまたま氷川の手に当たり貴山は逃れた。
帰ろう。と声をかける涼子に「涼子さん、何で?僕、涼子さんに…」と貴山は言ったが「いいから帰るの。」と涼子は貴山を連れて帰った。
依頼主の正体
涼子が動画が送られてきたことを貴山に言わなかったのは巻き込みたくなかったから。
貴山も氷川の言うことを聞かなかったら、涼子に危害が加えられると思い、氷川に協力するふりをしていた。
だが、念のため丹波には全てをメールで伝えていた。
そして、氷川のスマホをすり替え、居場所が分かるようにしていた。
涼子が催眠をかけたのは貴山だと知った直後に、丹波から貴山が拉致されたと連絡が入った。
それを聞いた涼子は、怒りも何もかも忘れて、貴山を助けなきゃと貴山の元へ走った。
貴山は謝って済む問題じゃないがと前置きし、それでも催眠をかけたこと。嘘をついていたことを涼子に謝った。
あれは氷川から頼まれた闇バイトなんだから、あなたは頼まれた依頼をこなしただけと「罪悪感を感じることは全くない。」と涼子は貴山に言った。
「だから、ここで働いて。今までどおり。私には貴山が必要なの。」と涼子は言った。
まだまだ分からないことだらけと言った涼子はなぜ、氷川みたいな男が自分みたいな普通の弁護士に催眠をかけたのか?
それを聞いた貴山は氷川から涼子に催眠をかけるように依頼した人物の名前を聞いたと言う。
その人物は諌間慶介だった。
「あの人がどうして?」と驚愕する涼子。
そんな事務所での会話を、久実に送った花瓶の盗聴器から諌間は聞いていた。
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『合理的にあり得ない 探偵・上水流涼子の解明』第10話感想
動画の真相
涼子が催眠をかけられた動画。
催眠をかけたのは、貴山でした。
まあ、催眠をかける人の話し方がどう聞いても貴山のまんまでしたからね。
貴山の過去
貴山が涼子に催眠をかけたのは、闇バイトの1つでした。
前回から出てきた貴山と昔からの知り合いだった氷川は闇バイトの元締めでした。
浩次とも、その闇バイトで出会った。
貴山と仲が良く、ずっと協力してきてくれた浩次ですが、どこで貴山と出会ったのか疑問でしたが、やっと謎が解けました。
そして、貴山は涼子のことを催眠をかけた相手だと知って、見守るために傍にいた。
涼子と貴山との出会いは前にやっていて、その出会いが偶然とは思えなかったので、こういう裏があったのかと納得しました。
丹波大活躍!
今回で念願の刑事に復活した丹波。
任意同行された涼子の取り調べを担当し、事情を教えてくれました。
そして、実は貴山が全てを打ち明けていた丹波。
貴山がピンチになったら、涼子に連絡し、銃を向けられた貴山も救う大活躍でした。
でも、ダーティーハリーと言わせてもらえなかったり、発砲した弾もたまたま当たっちゃったと言っちゃう丹波のキャラが大好きです。
バディ解散?
涼子に催眠をかけたのが貴山と分かり、バディは解散へ…かと思いきやバディ復活!
それほどに涼子は貴山をバディとして必要としていたんですね。
そして、最後に分かった黒幕・諌間慶介!
まあ、今までの中で最後の敵になりそうなのは諌間くらいでしたもんね。
諌間はどんな目的で涼子を陥れるようなことをしたのか?
次回の最終回で涼子と貴山のバディが全てを明かしてくれるのを楽しみにしたいです。
『合理的にあり得ない 探偵・上水流涼子の解明』次回は?
『合理的にあり得ない』次回は最終回!
全てを仕掛けたのは諌間慶介?
諌間と直接対決!
そんな中で発生する椎名の拉致!
最強バディの最後の闘い!
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