『合理的にあり得ない 探偵・上水流涼子の解明』第９話が放送されました。
涼子が傷害事件の記憶を呼び覚ますために動く！
貴山の周囲にも不穏な空気が…
依頼はモラハラ男から親権を奪え！
『合理的にあり得ない 探偵・上水流涼子の解明』第９話をネタバレありでどうぞ！
『合理的にあり得ない 探偵・上水流涼子の解明』あらすじ
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謝罪の手紙
上水流涼子（天海祐希）は自分が起こした傷害事件の被害者・椎名保（野間口徹）に会いに小さなレンズ工場へ行く。
だが椎名の息子に「父は会いたくないと言っている。」と追い返される。
これだけは渡して欲しいと椎名に宛てた手紙を託した。
椎名は息子から涼子の手紙を受け取った。
そこには事件についての謝罪と、あの時なぜあんなことになったのか記憶がすっぽり抜け落ちている感覚で椎名に会えば何か思い出せるのではないかと思い、何度も訪ねてきていることが書かれてあった。
最後には直接会って謝罪したい旨が書いてあった。
依頼
上水流エージェンシーには依頼人が来ていた。
依頼人は澤本香奈江（入山法子）で５年前に離婚した元夫から息子の親権を取り返してほしいと言う。
元夫は整形外科医で、5年前突然「愛情がなくなった」と離婚を切り出された。
女がいたんじゃないかと思ったが、離婚したくなくて「やり直そう」と言ったのに「お前は母親としても女としても失格だ。」と罵られた。
５年間、親権を取り戻すための裁判費用を貯めていたが、どこの弁護士にも一度決まった親権を変更するのは難しいと断られた。
元弁護士の涼子もそれは分かっているため、依頼を引き受けるか思案しているが、香奈江に同情した諫間久実（白石聖）が勝手に引き受ける。
潜入
久実が患者となり、香奈江の元夫・安生健吾（高橋光臣）のクリニックに潜入。
クリニックに通院し、患者やナースと仲良くなり、安生に女がいないか探る目的だ。
安生のクリニックは口コミでもドクターがパワハラで怖いと書かれていたが、久実は安生が患者に怒って追い返すところを目の当たりする。
久実は陸上部で怪我をした設定で診察を受けるが、陸上部も嘘で怪我も仮病だと見抜かれる。
尾行や追跡がしにくくなるから目立つな。撤収という涼子たちの指令も聞かず久実は安生に向かってキレた。
事務所に戻った久実は「あまりに偉そうで、ついイラっとしちゃって…。」と謝った。
「でもあの安生って人が患者の言うことを信じない独善的な人だってことは分かりました。きっと息子の直人くんに対してもかなり高圧的な態度なんだと思います。」と久実は言った。
息子に接触
次は貴山伸彦（松下洸平）が息子の直人に接触してみることに。
直人は毎日習い事をしていた。
きっと安生が英才教育をして、自分の病院を継がせたいのだろうと思われる。
塾帰りの直人を見つけ、尾行してみて話しかけられそうなら接触をしようと涼子と貴山が話していると、直人の前に久実が現れ「私お母さんの知り合いなの。」と話しかけた。
涼子と貴山は久実を撤収させようとするが、久実は無視する。
「お母さんに会いたいのに、怖いお父さんに邪魔されて会えてないんだよね？直人くんが望むなら、今すぐお母さんに会えるんだよ。お姉さんと一緒に行こ。」と久実が言うと直人は「分かりました。」と言い、一つ行きたい場所があるから寄ってからでいいかと聞いた。
久実が直人に連れられてきたのは、交番で直人は「声かけ事案です。」と久実を突き出した。
涼子が助けに入り、事なきを得た。
久実の思い
事務所に帰った久実は謝るが、貴山はなぜこの案件に前のめりなのか聞いた。
それは、安生の高圧的な態度が自分の父親・諌間慶介（仲村トオル）に似ている気がして他人事だと思えなかったのだ。
久実も小さいころから父親に勝手に習い事をさせられ、友達と遊ぶ時間もなかった。
だからきっと直人も同じ気持ちなんではないかと言う久実に涼子は「この仕事向いてない。いちいち私情挟んでたらキリがない。」と言い、1週間の謹慎を言い渡した。
久実は父に食事に誘われた。
行ってみると就職先をいくつかピックアップしておいたとパンフレットを渡され「もう探偵ごっこは気が済んだだろ。そろそろ家に帰ってきて、ちゃんと就職をしなさい。」と言われる。
久実は探偵として人を救う仕事がしたいと「これは私の人生なの。自分で決める。」と言い帰った。
教育方針
今度はサッカーをしていた直人に涼子と貴山が接触。
安生が来てしまうが、２人のことは無視して、直人に塾に行っていないことを怒った。
「塾にちゃんと行くというからサッカーをやらせている。」と怒る安生に「そんなに怒らなくても…我々が引き留めただけですし、彼シュート練習していただけですよ。」と涼子が言うがこれが家の教育方針と言い聞く耳を持たない。
涼子と貴山は香奈江に報告をした。
女の影は見えなかった。
近所などで安生の高圧的な態度が元でトラブルになったことがいくつかあり、直人にも過剰なほどの教育熱心な姿が見受けられる。
だが、この点だけでは、親権を取り返すのは難しい。
次は安生が親として不適格なところを押さえるためにハニートラップのような荒っぽいことを仕掛けようと考えていると涼子は言った。
母親の目的
香奈江が帰ったあと、涼子は何か匂うと香奈江を貴山と尾行した。
トイレで派手な服に着替えた香奈江はチャラそうな男とラブホに入っていった。
隣の部屋に入った涼子たちはコンクリートマイクを使って香奈江たちの会話を盗聴。
どうやら、男が元旦那が医者だから親権を取れば息子が財産を相続できるからとけしかけたようだ。
浩次（中川大輔）からは香奈江と一緒にいる男・勇二はホスト崩れのクズ野郎で、女に惚れさせて金をむしり取ったら捨てるような男だと報告の電話が入った。
真実
事務所に戻った貴山は涼子に「横暴で高圧的な自分の考えを押しつける父親と息子を金づるとしか思ってない母親。どちらといる方が直人くんは幸せなんでしょう？」と言った。
しかも、香奈江たちの会話で直人は安生の息子ではないと判明。
血が繋がってないと分かったら、さっさと親権を手放すかもしれない。
そして財産も渡さないだろう。
だが、依頼は親権を取り返すだけ。
その後のことは、あの家族が決めればいい。と涼子は言った。
元夫の本当の気持ち
涼子たちは安生のクリニックに乗り込み、自分達は探偵で元妻の香奈江から親権を取り戻す依頼を受けていると話した。
それでも安生は「直人の親権は渡さないと伝えておいてくれ。」と言う。
「遊ぶ暇もないくらい習い事させるのが教育でしょうか？」と言う貴山に「他人のお前らには関係ない。何があってもあいつにだけは直人は渡さん。」と安生は言った。
その言葉を聞いた涼子は「本当に？何があっても直人くんは渡しませんか？直人くんの秘密を知っても、その気持ちは変わりませんか？」と安生に聞いた。
「直人の秘密？」と怪訝な顔をした安生だったが「直人の出生のことか？私はあの子が生まれた時にあの子を守ると決めたんだ。」と言った。
「知ってたんですか？」と驚く涼子たちに、安生は医者であるから自分が子供ができない体だと分かっていた。
医者をやっていると命の誕生は無条件に尊く思えてくる。
直人が誰の子であろうと、自分の子として産まれてきたのなら、大切に育てようと思った。
だが、母親である香奈江は違った。
直人を産んですぐに育児放棄をし、男と遊び歩くようになった。
それでもいつか変わってくれるだろうと直人が５歳になるまでは耐えた。
だが、香奈江は変わらなかった。
だから離婚した。
そう話した安生は「直人は私の子だ。絶対に親権は渡さない。」そう香奈江に伝えるように涼子に頼んだ。
涼子は「でしたら、お願いがあるんです。」と安生に言った。
依頼断念
涼子は直人が安生とサッカーの練習をしている所に香奈江を連れて行った。
「あの後も安生さんのことを調べましたが、親として不適切なところは見つかりませんでした。今回の依頼、断念せざるを得ません。」と涼子は言った。
そこに勇二を連れた貴山がやってきた。
２人にラブホの隣の部屋でコンクリートマイクで録音した音声を２人に聞かせる。
しかも貴山は別の日に勇二が他の女とラブホで交わした会話も録音していた。
勇二は言い寄ってきているババァから金が入ると女に話していた。
香奈江が親権を取れたら元旦那を青酸カリを使ってぶっ殺すと言っていた勇二は潜んでいた丹波（丸山智己）に殺人予備罪で連れて行かれる。
息子の気持ち
安生と直人が練習しているところに久実が現れた。
上水流エージェンシーの探偵と名乗った久実は「お願いします。直人くんのこと自由にしてあげて下さい。」と頭を下げた。
「彼には彼の人生があるんです。好きなことをさせてあげて下さい。親の言いなりで毎日勉強ばっかりで、それじゃあ直人くんが可哀想です。」と安生に言った。
すると直人が「僕、可哀想じゃないよ。サッカーも毎日勉強したいって言ったのも全部僕だよ。お父さんは僕がやりたいって言ったこと全部やらせてくれてるだけ。だって僕お父さんみたいなお医者さんになりたいから。」と久実に言った。
「お父さんはすごくいいお医者さんなんだよ。僕が行くと患者さん、みんなそう言うもん。怖くて厳しいけど患者さんの為を思って怒ってくれてるって。」
直人のその言葉に安生は「お父さん嬉しいよ。でも勉強、勉強言い過ぎた。これからは、こうやってお父さんとサッカーやろう。」と言い、２人はサッカーの練習を再開した。
そのやり取りを見ていた涼子は香奈江に「安生さんと直人くんは血の繋がり以上に親子の絆がある。安心して。あなたがいなくても直人くんは幸せになれる。」と言った。
涼子と諌間
事務所に久実が１人でいたところ、父の諌間が訪ねてきた。
久実に勝手に就職先を決めるべきじゃなかったと謝ると、久実も今までも私のことを思ってやってくれていたことに気づかず反発ばかりして、ごめんなさいと謝った。
そこに涼子が帰ってきた。
諌間がいることに驚く涼子に諌間は「何で探偵という仕事を選んだ？」と聞いた。
事件のあと、手を切ったことは会社を守るために仕方なかったが、涼子には悪いことをしたと思っている。と言う諌間を涼子は気持ち悪がった。
探偵の仕事を選んだのは生きるためにこれしかなかった。
それに調べるのに都合がいいと言った涼子は「私が椎名さんを殴る理由なんてない。必ず真実を見つける。」と諌間に言った。
貴山の過去？
貴山は最近不穏な空気を感じていた。
浩次からは「氷川が戻ってきた。ノブリンのこと捜してた。」と聞かされていた。
そんな時、氷川（阿部亮平）が貴山の前に現れた。
「お久しぶりです。氷川さん。」と挨拶する貴山に「今、探偵やってるんだって？しかもあのお姉さんのところで。」と氷川は言った。
「また俺と一緒に仕事しようよ。」と言う氷川に断りを入れると「過去は消せないよ。髪型変えても、服変えても、お前のやった過去は一生消せないから。」と氷川に言われた。
謎の動画
涼子のスマホには謎の動画が送られてきた。
それは涼子が催眠にかけられている様子だ。
「この数字を聞くと、あなたはどうしようもなく抑えられない怒りが沸いてきます。」そう言われた涼子が聞いた数字は３７７６だった。
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『合理的にあり得ない 探偵・上水流涼子の解明』感想
久実ちゃん暴走
久実ちゃん大暴走回でした。
依頼人や息子を助けてあげたい一心だったんでしょうけど、だからこそ涼子たちみたいに慎重にいかないと。
探偵になりたいと言っているけど、涼子の言うとおり、向いてないと思う。
実際、久実ちゃん謹慎してからの方が真実が分かったし…
しかも、直人も自分のように嫌な思いをしていると決めつけていましたが、そうではなかった。
でも安生と直人の関係を見て、自分の父親も自分のことを思ってくれていたんだと気付けてよかったです。
今回の依頼。
実は依頼人の母親の方が金目的のクズ母親だという大ドンデン返しでした。
貴山が言っていた通り母親は血の繋がった息子を金づるにしか見てない最低な母でしたが、父親が血が繋がってなくても息子を全力で守ると言ってくれるような人で、直人くんの幸せになれる場所があって本当に良かった。
貴山の過去と涼子の事件
貴山に怪しい先輩みたいのが近づいてきました。
しかもその先輩の口ぶりだと、貴山は涼子のことを知っていたみたいです。
やっぱり何か理由があって涼子の元で助手をやっている？
貴山～まだ隠している過去があったのか～？
きっと涼子の事件に関わっていそうです。
最後に送られてきた動画…催眠をかける人が声はボイスチェンジャーを使っていたけど、あれが貴山だったとか？
そして、催眠にかける数字を言ったのは被害者である椎名本人！
涼子を逮捕させたい或いは弁護士を辞めさせたかった誰かの仕業？
最終回含め、あと２話でその謎は明らかになりそうです。
『合理的にあり得ない 探偵・上水流涼子の解明』次回は？
『合理的にあり得ない 探偵・上水流涼子の解明』次回は
謎の動画の真実とは？
最強コンビを崩壊となる衝撃の事実とは？
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