2023年夏ドラマ、テレビ朝日オシドラサタデー「ノッキンオン・ロックドドア」第１話が放送されました。
SixTONESの松村北斗となにわ男子の西畑大吾がＷ主演を務めるドラマ。
どんなW探偵を見せてくれたのか？
「ノッキンオン・ロックドドア」第１話をネタバレありでどうぞ！
「ノッキンオン・ロックドドア」第１話あらすじ
ノック
「ノック…その音が全てを語る。ノックの音は千差万別。戸口にどんな人間が立ってるのか推測が立つ。」
御殿場倒理（松村北斗）と片無氷雨（西畑大吾）が共同経営する探偵事務所ノッキンオン・ロックドドアに依頼人の四宮由希子（高畑淳子）が訪ねてきた。
夫の四宮英夫（信太昌之）が殺された事件を解明してほしいとの依頼だった。
不可能担当の倒理と不可解担当の氷雨と紹介し、今回の依頼はどちらも…と言う由紀子の言葉に「最高の殺され方！」と喜ぶ倒理は「ご安心を！俺たちに解けない謎はない。」と言った。
事件
画家の四宮英夫は生まれながらに視力障害を持っていたが、17歳の時に受けた手術で奇跡的に視力が回復。
それから絵画を描き始め、煌めきの画家の異名を持つ。
同じく画家だった由希子と英夫の一目ぼれで結婚し、由希子は家庭に入り、夫を支えることに専念した。
２人には美大に通う息子の竜也（望月歩）がいた。
事件が起きたのは今朝９時ころ。
英夫と約束していた画商の寺本健二（山崎樹範）が訪ねてきたが、アトリエから出てこない英夫を竜也と一緒にアトリエに呼びに行った。
呼んでも返事はなく、ドアは開かない。
竜也は外から鍵を開けると言い、寺本に由希子から定規か何かをもらってくるように頼んだ。
由希子が持ってきた定規をドアの隙間に入れ、鍵が開き部屋の中に入ると、英夫が背中を刺され倒れていた。
床には壁に掛けられていた英夫の代表作が散乱しており、そのうちの１枚は真っ赤に塗られていた。
現場
現場である四宮家に着いた倒理と氷雨。
嫌味を言ってくる画商の寺本の袖についた白い粉と部屋に行くと言い、階段を段飛ばしで上がった息子の竜也の足が気になる倒理。
氷雨は間違いなく殺人なのに、密室を作った動機が見当たらないことを不可解に思っていた。
担当刑事は２人とゼミが同じだった穿地決（石橋静河）だった。
穿地に頼み現場を見せてもらうが、解明には至らなかった。
英夫は３か月前にもエスカレーターで突き飛ばされたことがあったが、犯人は分かっていなかった。
最後のチャンス
２人の行動に本当に謎が解けるのかと不安になった由希子が探偵のチェンジを希望していると知った２人は、あと１回だけ現場を見てからと頼んだ。
氷雨は寺本が英夫の絵を売り始めていたと聞き、話を聞きに行った。
絵を売り始めたのは由希子の意向だと寺本が言い、英夫の絵が海外で注目されたのも由希子のプロデュースのおかげと話した。
絵を売るには物語が必要と話す寺本に著名な画家である父が非業の死を遂げた今の竜也にも物語があるのではないかと氷雨は言うが、竜也には才能がないと寺本は言った。
四宮家を訪れていた倒理は竜也の筋肉に目をつけ、高校まではバスケをしていて優秀な選手だったことを聞く。
絵の道を選んだ竜也は今はバスケはしていないと言った。
トリック
氷雨も合流し、もう１度現場を見せてもらう。
倒理は寺本の袖にあった白い粉が英夫が塗ったばかりのドアのペンキの粉が落ちたものだと気が付いた。
その粉はドアの外の絨毯にはなかった。
それは絨毯の下に英夫の絵画５枚を置き床の高さをせりあげたから。
赤く塗ったのは高さをせり上げた分、長さが足りなくなった分を絨毯と同じ赤に塗ったから。
絵画５枚分・３センチの高さがドアのストッパーとなり、ドアが開かなった。
最初から鍵はかかっていなかった。
寺本が鍵を開けるための物を下に取りに行っている間に絵画を部屋の中に戻したのだ。
寺本がノックした時に落ちた白い粉が赤く塗りつぶした絵画についているのに気が付いた犯人は、部屋の中で粉をはらったため、部屋の中にも白い粉が落ちていたのを倒理は見つけていた。
それができたのは、息子の竜也だけだった。
動機
動機を確定しようとするが、竜也は見張らせていた小坪を殴り「捕まるくらいならこの世から消える。」と家から姿を消していた。
竜也の部屋を見ると、バスケを続けていることが分かった。
竜也は高校の体育館でバスケをしていた。
倒理と氷雨が来たのが分かると「死ぬことも自由にできないんだな。」と言った。
自分が最も輝ける場所を奪われ、絵画では才能がないと烙印を押された。
竜也の描いた絵は何度も英夫により描き直され、否定され続けたことによって心を潰された。
殺したあと、父親の作品を汚し、恨みを果たした。
それは、画家としての最大の理解者であった画商の寺本に気づかせないまま英夫の絵を踏ませるため…いわゆる踏み絵だった。
真相
倒理と氷雨は由希子に竜也の動機を話した。
そして、由希子が竜也の心が壊れ、夫を殺したがっていることに気が付いていたが、止めなかったと言った。
竜也の犯行と知りながら２人に謎を解いてもらうことにこだわったのは、由希子の物語が生まれないから。
由希子は否定することなく「これは罪に問われるのかしら？」と聞いた。
積極的に誘導していたら殺人幇助にも問われるが、それもしていない由希子に「おめでとう。ある意味完全犯罪だよ。」と倒理は言った。
由希子は謝礼を置き、「私は誰かのミューズになんてなりたくなかった。自分の人生、主役じゃないと意味がない。」と言って帰ろうとする。
倒理は由希子に涙を流すのにティアスティックを使うとメンソールのにおいが残るとアドバイスした。
美影
穿地の次の現場はパーティー会場だった。
現場に残された小瓶と落語の「死神」の一節がプリントされた紙を見せてもらう穿地。
そのころ糸切美影（早乙女太一）は電話で「頼んだもの残してくれましたか？これで彼らが謎を解く側に立つでしょう。」と話していた。
倒理、氷雨、穿地、美影は大学時代、天川教授（渡部篤郎）のゼミに所属していた。
１人は犯罪者を捕らえる仕事に就き、２人は犯罪を暴く仕事に就き、１人は犯罪を作る仕事に就いた。
氷雨の元には穿地から「美影がまた人を殺した」とメッセージが来た。
メッセージを氷雨から見せられた倒理は「美影に証明してやろうぜ。俺たちに解けない謎はない。」と言った。
「ノッキンオン・ロックドドア」第１話感想
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主演の２人のキャラが魅力的！
密室殺人を最高の殺され方とか遺族の前で言っちゃうし、依頼人の前でテーブルに足は乗せるし、事件現場の家に靴のまま入っちゃうし…変人極まりない御殿場倒理！
そんな倒理に注意し、依頼人も頭を下げる常識人…なのに助手に間違われる片無氷雨！
２人のキャラが魅力的！
HOW【不可能】専門の倒理がトリックを解き、WHY【不可解】担当の氷雨が動機を解く！
ライバルのようで、２人がいないと全てが解けないバディ。
演じる２人もいい！
倒理なんて変人すぎるのに、北斗くんの演技や声や言い回しのおかげか、嫌にならない…むしろ魅力的！
氷雨演じる大吾くんも、表情の演技が良かった！
最強バディのおかげで２話目からも楽しみで仕方ないです。
ストーリーも面白い
登場人物のキャラクターも魅力的でしたが、ストーリーも面白かったです。
今回の事件…自分がやりたい道と違う道を強制され、しかも自分には才能がないと分かっている息子が父親を殺した。
動機としてはミステリーにありがちな単純なものだなと思ってました。
ですが、密室のトリックとなった父親の絵画をドアの前に置いたのは、画家の父の最大の理解者・画商に絵を踏ませるためという歪んだ理由。
そして、実は母親は息子が父に殺意があることを分かっていて止めなかった…その理由は自分が画家として再スタートするのに物語が必要だったから。
最後の最後でやられたって感じでした。
２人に真相を明かされ「これって罪になるのかしら？」と表情が一変した高畑淳子さんの演技にゾクっとしました。
「TRICK」シリーズが好きな私には堤幸彦作品！というのも感じられて嬉しくなりました。
推しが主演！×大好きなミステリー！×堤幸彦ワールド！の答えが大正解だと思える第１話でした。
早乙女太一がサプライズでの出演！
原作でも人気キャラの糸切美影。
キャストは明かされていませんでしたが、第１話のラストで美影役を早乙女太一さんが演じていることが判明しました。
倒理と氷雨、穿地と同じゼミ生だった美影。
その中で犯罪を作る側に行ってしまった美影と、美影に自分たちに解けない謎はないと証明してやると意気込む倒理たち。
倒理と氷雨の２人と美影のこれからもどうなってくるのか楽しみです。
倒理のタートルネック
倒理は１年中、タートルネックを着ている。
穿地のお目付け役の小坪がそれを指摘すると気まずい雰囲気になり、氷雨が無理やり別の話に持っていきました。
そして、銭湯に入る時も首にタオルを巻く倒理。
そんな倒理の首元には大きな傷跡が…。
この傷跡を隠すために倒理は常にタートルネックを着ているんですね。（ただの変わり者だから毎日同じ服なのかと思ってました。）
銭湯で首元のタオルに触れる氷雨の表情が、今までと異なりスッと冷たいような表情になった…そして、氷雨に首元を触れられた倒理の表情も今までの自信満々な表情とは異なり、怯えるような不安げな表情を見せた。
この２人の表情が意味するところは？
過去に何が？
倒理の首の傷跡。
ゼミ仲間で犯罪を作る側になってしまった美影。
４人がゼミ生だった過去に何があったのか？
こちらも風変りっぽく見えながらも生徒である氷雨や倒理を気にかけていた天川教授も加え、倒理と氷雨たちの過去も明らかになっていくのでしょう。
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「ノッキンオン・ロックドドア」次回は？
「ノッキンオン・ロックドドア」次回は
スピーチの最中に毒殺された元議員。
仕組んだのは倒理と氷雨の同級生・美影だった。
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