2023年夏ドラマ、テレビ朝日オシドラサタデー「ノッキンオン・ロックドドア」第5話が放送されました。
消えた女子高生の行方は?
穿地の事件と関係しているのか?
「ノッキンオン・ロックドドア」第5話をネタバレありでどうぞ!
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「ノッキンオン・ロックドドア」第5話ネタバレ!
天川教授の意見
御殿場倒理(松村北斗)と刑事の穿地決(石橋静河)は大学時代の恩師である社会学部教授の天川孝四郎(渡部篤郎)に相談に行った。
2人が来た時点で天川は拉致誘拐事件の類であることを見抜いた。
片無氷雨(西畑大吾)と穿地の相棒・小坪清太郎(駒木根隆介)がいないことで、予想外のことが起きたことは想像できる。
事務所に来た人捜しの依頼と穿地の事件が結びついた。
解決まで一刻を争う事件、現在も進行中で生存率に関わるということは拉致誘拐。
これらの推論からの仮説だった。
2人から詳細を聞いた天川は「逆を狙ってみたらどうか。」と言った。
犯罪を起こす機会を狙う者…だから防犯カメラの位置を詳細に調べている。
逆なら、犯罪を防ぐ側にいる人物…まさか警察関係者?と疑う穿地に倒理は否定する。
警察関係者なら、同じエリアで続けざまに拉致はしない。
穿地たちの動きに気づいていない者。
他に考えられるのは…倒理は「分かった。お前が何者か。」と防犯カメラ映像の男に向かい言った。
事件は解決へ!
穿地と小坪はある場所へ行った。
そこに居た男たちを逮捕した。
縛り付けられた女子高生の目隠しを取った穿地は驚いた。
穿地は探偵事務所に来て、倒理と氷雨に事件について話した。
拉致されていた女子高生は峰白高校に通う沢田葵で、潮路岬でなかった。
犯人はあの時に倒理が推理した通り、大手警備会社の社員だった。
犯罪グループの指示役・監視役だった。
少女を拉致し、彼女の親族の経営する機密情報を狙っていた。
両親は脅されて、警察に届けを出せずにいた。
犯人は岬のことは何も知らないと言っている。
犯人と岬の接点はスイミングスクールの裏でニアミスした時だけだった。
犯人は実行犯に防犯カメラのない場所を教えていた。
いくつかの候補のうちの1つが岬がいなくなった地下通路だった。
実際に沢田葵が拉致されたのは地下通路ではなく学校近くの防犯カメラがない場所だった。
つまり、事件を起こそうとしていた犯罪者、その会話の一部分を偶然見聞きしてカメラのない場所でいなくなることを思いついた岬ということになる。
岬が両親とのメッセージをやり取りする時などに電源を入れた時のGPSを調べたところ、都内のホテルを転々としていたことも判明していた。
不可能と不可解のセット
穿地の事件は解決したが、倒理と氷雨の依頼は振り出しに戻ったことになる。
穿地は岬がいなくなった時に地下通路の近くに停車していた宅配業者の車のドライブレコーダーの映像を2人に見せた。
そこには岬と思われる人物が地下通路に入っていく。
だが、引き返して出てきてもいなかった。
地下通路で消えたという不可能と防犯カメラがない場所でなぜ消えたのかという不可解がセットになった。
岬は?
現時点で岬が自分の意志でいなくなったのは間違いなかった。
氷雨は岬の寮のルームメイト本庄真琴(あかせあかり)に協力してもらい、部屋を見せてもらった。
クローゼットには空のハンガーが多く、パソコンや携帯の充電器などもなかった。
ワンデイコンタクトもなく、化粧品の類もなかった。
電話を繋いでいた倒理が真琴に話を聞くと、岬は基本コンタクトだが眼鏡を持ち歩いている。
いなくなった日に学校から帰った真琴は岬の眼鏡が机の上にあったのを見ていた。
だが、夕食後の19:30くらいに部屋に戻った時には眼鏡は無くなっていたと言う。
これで18:30ごろに岬は防犯カメラの無い場所を聞いた。
19時ころに高橋優花(藤野涼子)と地下通路付近で会い、その直後に姿を消す。
19:30ころに寮にあった岬の眼鏡がなくなっていた。
地理的にも時間的にも岬が荷物を取りに行って姿を消したということで辻褄が合うことになる。
倒理は岬が消えた日にスイミングスクールに忘れていったという岬にゴーグルを覗く。
何かを思いついた倒理は氷雨の眼鏡を取り上げ、今いる地下通路付近から動かないように言って、どこかへ行った。
暗くなり、氷雨のもとには倒理から電話がかかってくる。
「俺が線路の向こうで手を振っているのが分かるか?」と聞かれた氷雨は眼鏡がないため、手を振っている人物がいるのは分かるが、はっきりとは見えないと答えた。
そこに倒理が「そう。見えるわけないんだよ。」と言って現れた。
実際に手を振っていたのは倒理ではなく、小坪だった。
倒理に岬のゴーグルを渡された氷雨も何かに気が付いた。
「あいつ、何でこんなことをしたんだ。」と言う倒理の言葉に今までの証言を思い出した氷雨も答えが分かったようだ。
トリック
倒理と氷雨は依頼人である優花を事務所に呼んだ。
「潮路岬を見つけた。」と倒理は言う。
「どこに?」と優花に聞かれた倒理は「俺たちの目の前。」と優花を指した。
優花の表情は変わった。
倒理がトリックの説明を始める。
岬はだいぶ目が悪かった。
プールでは度が入ったゴーグルをかけ、コンタクトはワンデイだったため、その後はいつも眼鏡をかけていたはず。
だが、あの日は眼鏡を寮に忘れてきていた。
岬があの日、裸眼で歩いていたのだったら、暗くなった時間に50m先の優花に声をかけることはあり得ない。
すると、優花の話は全部嘘ということになる。
それで、嘘をついた優花について考えてみた。
制服を着ているのにカバンやリュックを持っていない。
制服のスカートや靴下はきっちりしているのに、ベストだけボタンを外している。
分厚い眼鏡をかけていて、岬と同じく目が悪い。
そして、岬はメイクが得意だった。
裏付けのために電話したミゲル女学院には高橋優花という生徒はいないことも分かっている。
そこまで聞いた優花は立ち上がり、ロングのウィッグを外した。
そこには写真の岬と同じくボブヘアーにシルバーのインナーカラーが入った姿の優花がいた。
ミゲル女学院の制服はフリマアプリで手に入れたが、ベストだけはサイズが合うのがなかったのだ…。
動機
優花は「ごめんなさい。イタズラとかそういうのじゃなかったんです。」と謝った。
「ただ、私…ただ…」と言う優花に「動機方も見当ついてるよ。」と氷雨が言った。
倒理は氷雨にタッチした。
探偵に自分の捜索を依頼することを前々から考えていた。
でも友人と連絡が取れないだけじゃ切実性にかけ「しばらく様子を見ましょう。」で終わってしまう。
事件があったように匂わせたかったが、匂わせすぎるち警察が動いてしまう。
そこで、防犯カメラがない場所を偶然聞いてしまう。
友人が消えてしまったと証言する…調べてみると防犯カメラがなく何が起きたか判別がつかない。
これで警察は動かずに探偵に依頼し、目的が果たせると考えた。
その目的は潮路岬について周囲に詳しく話を聞いてもらうこと。
自分が人からどう見られているか…周りの人間の正直な評価を知りたかった。
「普通」とは…
時々、不安になる。
学校でも寮でもみんなの輪の中に入っているのに誰も私のことを見ていない。
自分が消えちゃったみたいな気持ちになり怖くてたまらなくなる。
だから、どうしても本当のことを知りたくて計画を立てた。
最初はいい評価も悪い評価もたくさん聞けるんじゃないかと期待していた。
だが、誰に聞いても返ってくる答えは「普通」だった。
誰の印象にも残らない…「普通」としか言いようがない自分。
誰も自分に興味はない。
これからも「普通」の人として生きていくんだと思います。
そう話し、事務所を出ようとする岬に倒理は「たかが17年で見切るのか?」と声をかけた。
突飛な以来の裏で、同じ17歳の子が本当に犯罪に巻き込まれていたことを話す倒理。
岬の依頼から解決の糸口が見えた。
人生は何が起きるか分からない。予測なんてできない。
状況によって人は誰しも様々な役割が求められる。
でもそれがその人間の全てではない。
決めつけることなんてできない。
人間そのものがカテゴライズできない生き物。
氷雨は「僕らから見た潮路岬さんの評価です。」と話し始めた。
まずは薬師寺薬子(畑芽育)からの伝言を読み上げる。
潮路さんは臆病で繊細でそのくせ、ひどく大胆。
だから、とても面白い!
もっと話がしたい‼
薬子の連絡先も書かれたメッセージカードを優花に渡す。
氷雨の評価は「礼儀正しくて、嘘が上手くて頭がキレる。そして変装の達人」
「普通だと言われた君は俺たちにとったら普通じゃない。ものすごく迷惑なやつ。俺たちは一生忘れないだろうな?」と倒理は氷雨に言った。
いなくなったら…
依頼が解決し、倒理は料理をしながら「もし俺がいなくなって、探偵が普段の俺について聞いてきたら何て答える?」と氷雨に聞いた。
氷雨は「何で他の探偵が出てくるの?倒理がいなくなったら僕が君を追いかけるよ。」と答える。
「そういやそうだな。」と笑う倒理は「お前がいなくなったら、俺が…」と言いかけると「追いかけないで!」と氷雨は遮った。
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「ノッキンオン・ロックドドア」第5話感想
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事件の解決
穿地が追っていた拉致事件は天川教授のアドバイスと倒理の推理で解決!
犯人グループとやり合う穿地がカッコよかったです。
それにしても本当に小坪は刑事なのに犯人とやり合えないないなあ。
だが、拉致されたいたのは倒理と氷雨が捜していたのとは違う女子高生という意外な展開でした。
不自然な加工写真
前回から岬の写真が不自然な加工写真ばかりで気になってはいましたが、やっぱりトリックに関係してましたね。
今の女子高生はあんな別人級の加工が普通なの?
「普通」の女子高生
自分の周りの評価を聞いてみたくて消えることを計画した岬。
だが、誰に聞いても「普通」の答え。
この先もずっと自分は誰の印象にも残らないままなんだと絶望して計画が終わるところでした。
実際に同じようなことで悩んでいる年頃の子もいるのかもしれません。
特に寮暮らしの学生なら学校や寮が全ての世界になってしまって、そのみんなの中での印象が残らないって結構キツイんだろうな。
だけど、倒理の言った通り、誰かにとっては普通でも他の誰かにとったら普通じゃない。
「面白い!もっと話したい。」と思ってくれた薬子ちゃんと仲良くなって、違う世界が開けるといいですね。
そして、年を取ると普通がいいって分かるもんだよ。と声を大にして言いたい!
氷雨の気持ち
倒理が話の流れで、別の探偵が…と言っただけなのに、「何で別の探偵が出てくるの?」と怒っちゃう氷雨なのに自分のことは「追いかけないで」と言う氷雨。
前に出てきた美影が氷雨に言った「相変わらず倒理に殺されたがっている。」という言葉。
そして、犯罪コンサルとなった美影と密かに合っている氷雨。
氷雨の倒理に対する想いというものには、まだまだ見えない部分が多いです。
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「ノッキンオン・ロックドドア」次回は?
「ノッキンオン・ロックドドア」次回は
10円玉が事件に繋がる⁉
不穏な10円玉ミステリーが開幕!
「ノッキンオン・ロックドドア」第6話は9月2日(土)23時からテレビ朝日で放送です。
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