2023年夏ドラマ、テレビ朝日オシドラサタデー「ノッキンオン・ロックドドア」最終回が放送されました。
倒理、氷雨、穿地の前に美影が現れた。
美影の依頼は6年前の倒理の事件!
6年前の事件の真相にたどり着くのか?
「ノッキンオン・ロックドドア」最終回をネタバレありでどうぞ!
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「ノッキンオン・ロックドドア」最終回ネタバレ
美影の依頼
6年ぶりに糸切美影(早乙女太一)が御殿場倒理(松村北斗)片無氷雨(西畑大吾)穿地決(石橋静河)の前に会いに来た。
美影は謎解きの依頼と言って6年前、倒理が被害者となった密室殺人未遂事件の謎解きを依頼した。
現場であるアパートに行く4人。
このアパートはもうすぐ取り壊されることになっており、大家からも好きに使っていいと了承を得ていた。
当時、倒理は見られて困る物はないとカーテンはつけていなかった。
鍵はすぐに無くすからと電気からぶら下がる紐につけていた。
「あの事件がなかったら、今の俺たちはずいぶん違っていたんだろうな。」と倒理は言う。
「これからの僕たちだって、謎を解けば…」と美影は言う。
「それでも解くべきだと?」と聞く氷雨に「もちろん」と美影は答えた。
過去の扉を開ける時がやってきた…何かが壊れてしまうのか、何も変わらず終わるのか。開けてみないと分からない。
6年前
6年前、ゼミの教授・天川孝四郎(渡部篤郎)が4人に出した卒業試験の課題は現在進行形の未解決事件だった。
改造したボーガンを犬に撃ちこみ、無力化してから殺すといった事件だった。
犯人は3件目に犬を殺された杉好公伸の知人、君塚実。
杉好の愛犬・ブッチは警戒心が強く庭に誰かが入ってきたら必ず吠える番犬だった。
だが、ブッチが吠えなかったことから杉好の知人でアリバイの面から君塚が犯人ということになる。
と美影が説明する。
犬を殺した動機は楽器店勤務の杉好が所有していたレア物のギター。
もうすぐアメリカに移住する君塚はその前に盗みに入ろうと考えた。
君塚は泥棒が入ったのにブッチが吠えなかったことの手がかりを消そうとした。
一匹だけ殺せば目立つため、他にも何匹か通り魔に見せかけて殺した。
その説明を聞き、天川は「合格だ」と言った。
「未来の名探偵がほぼ解いたんですけど。」と氷雨は美影を指した。
「深入りは禁物だと言ったはずだが、犯人に会ったのか?」と天川に聞かれた4人は黙った。
納得のいかない倒理
4人は犯人と思われる君塚実に会っていた。
だが、君塚は「君たちの謎解きは未完成だ。誰も俺を捕まえることはできない。今回もな。」と言った。
倒理は「今回も?それはどういう意味だ?」と聞くが君塚は笑うだけだった。
美影の謎解きをずっと納得のいかない顔で聞いていた倒理は君塚と会った時のことを思い出し、机を叩いた。
天川は今回の事は警察には伝えておくが、証拠が少ないため期待はしない方がいい。と言った。
倒理の家で4人で夕飯を食べていると、「明日は君塚の出国だ。」と言った。
「あいつが犯人だって遺族に教えなくていいのか?」と倒理は聞いた。
杉好はブッチは家族同然で、犯人が見つかったら殺してやりたい。と言っていた。
氷雨は杉好の言葉を思い出し「教えなくていい。」と答えた。
穿地も軽率な行動を取るかもしれないと反対した。
起こすかどうかは本人の問題で俺らに決める権利はないと倒理は主張する。
それに倒理は君塚のことを調べていた。
君塚の周りには不審な死を遂げた人間がいた。
両親も火事で亡くなり、保険金を君塚が受け取っていた。
「おそらく奴は…」と倒理が言いかけると「だろうね。この世の中にはそういう人間が確実にいる。心がない。」と美影が言った。
「誰もあいつの謎を解き切らないから、負の連鎖が止まんないんだよ。」と倒理は言い、杉好に本当のことを伝え、君塚に会って…と提案するが「きっとあいつは自白しないよ。その時どうするの?」と氷雨は聞いた。
美影に意見を聞くが「黙っておこう。」と言われ、3対1だからこの話はもう終わりと言われる。
「本心かよ?」と聞く倒理に「もちろん」と美影は答えた。
倒理からの呼び出し
次の日、氷雨と美影、穿地はメールで絶対に家に来いと呼び出されていた。
倒理のアパートのドアを開けようとすると、鍵が閉まっていて開かない。
寝てるのかもしれないと裏庭に回ろうと氷雨が提案する。
窓を叩き、寝ている倒理を起こすが起きない。
その時、倒理の顔付近に血が見えた。
美影はブロックで窓ガラスを割り、鍵を開け中に入った。
穿地は倒理に駆け寄り、まだ窓の外にいる氷雨に救急車を呼ぶように言った。
美影はまだ湯気の立ったコーヒーカップを見ていた。
氷雨は「穿地、救急車はすぐ来る。首を抑えて止血!」と外から言った。
穿地が倒理を仰向けにして止血する。
美影はコーヒーカップの中に、電気の紐が切られ落ちた倒理の部屋の鍵を見つける。
氷雨は部屋の中を見て誰もいないことを確認した。
倒理の残したメッセージ
3人は壁に「ミカゲ」と血で書かれているのを発見する。
「ああ。困るよ。倒理。」と美影は言った。
美影は倒理の部屋を出て行った。
目覚めた倒理
倒理は病院で目が覚め、「美影は?」と聞いた。
「倒理を見つけたあと、消えた。」と氷雨が答え、「ごめん」とだけメールが来たことを穿地が伝える。
「美影だろ?あいつがやったんだよな?」と穿地は倒理に聞くが「違う。」と倒理は答える。
「あいつは元々そういうヤツだった。」と穿地は涙を拭いて、先生を呼びに行った。
「正直死ぬかと思った…」と笑いながら倒理は氷雨に言った。
倒理は「今度美影に会ったら謝らないとな。」とも言った。
倒理は被害届を出さないことに決めた。
美影も姿を消したことから、「何が起きたかは謎のままにしておくんだね?」と天川は倒理に聞いた。
「すいません。こんなことになってしまって。」と氷雨は天川に謝った。
天川は自分の経験から「信頼できる誰かが突拍子もない行動を取った時、そこにはきっと誰かへの優しさがある。」と言った。
「その優しさがいつか伝わる日が来ることを願っているよ。」と言って、天川は去って行った。
氷雨の誘い
退院することになった倒理にこれからどうするのかと氷雨は聞いた。
実家戻って…と答える倒理に「僕と一緒に探偵事務所をやらない?」と氷雨は言った。
美影には及ばない…でも僕たちには得意分野がある。
足りない部分は二人で補うんだ。
氷雨の言葉に倒理は一つ条件があると言った。
「事務所名、俺に決めさせてくれ。」と倒理は言った。
穿地の見立て
そして現在、現場となったアパートで「心の準備はいいかな?」と美影は聞いた。
「茶番はもういい。犯人はお前だよ。糸切。」と穿地は言った。
壁にミカゲの文字があったからだ。
あの日、美影は約束の時間よりも少し早く倒理の家を訪れた。
犯人だった君塚のことで言い争いになり、故意か偶然かは分からないが倒理の首を切りつけた。
そして何食わぬ顔で氷雨と穿地と合流した。
謎を解いていく
美影は穿地の「少し早く」という言葉に、テーブルにあったマグカップには湯気が立っていたことから、直前に来客があったことは確かと言った。
マグカップの中に落ちていた鍵は、偶然落ちたものではない。
なぜならマグカップの周りにコーヒーが飛び散った形跡はなく、犯人の手によって至近距離から落とされたと思われる。
美影は「探偵さんその狙いは?」と氷雨に聞いた。
「鍵を隠すため。そのままだと外から覗いただけで鍵があることが分かってしまう。犯人はそれを避けたかった。」と氷雨は答える。
トリックは密室が破られたあと、鍵を部屋に紛れ込ませるやつと倒理は言った。
しかも、あの時カップに近づいたのは美影だけ。と穿地は言う。
「僕が密室を作った理由は?」と美影は穿地に聞いた。
倒理が意識を取り戻し、犯人を指摘すれば一発で全てバレる。
だが、現場を密室にしておけば、犯行は不可能と一応の言い訳が立つ。と穿地は答えた。
「探偵さん、他に意見は?結論はこれでいい?」と美影は聞いた。
美影の見立て
「君の考えは違うのかい?」と聞く氷雨に「ほとんどの点では合ってる。でも犯人は僕じゃない。」と美影は答えた。
犯人は他の2人とここを訪れる。
ドアの鍵がかかっている確認をさせ、裏に回る提案をし、2人を先に行かせる。
その隙に素早くドアの鍵を開け、コーヒーの中に鍵を入れて、ドアを出て2人を追う。
ちょっとした移動に後ろを振り向いたりしないし、何より僕らは一緒なのが当たり前だった。
声がしなくても後ろにいるという先入観が邪魔をする。
そして倒理を発見したあと、2人を先に部屋の中に入れ、鍵がコーヒーの中から見つかったタイミングで自分も入り、犯人がいないか確認する名目で玄関へ行って鍵を閉める。
これで密室の完成だった。
美影の説明に穿地は「ちょっと待って…つまり…」と言い、氷雨の方を見た。
刃物で首を切ったら多少は血が飛んだはずだが、美影はあの時白いシャツを着ていた。
氷雨はコートを着ていた。
「決め手に欠けるな。」と倒理は言うが「決め手はあるよ。」と美影は答える。
それは、あの時氷雨の言った「穿地、救急車はすぐ来る。首を押さえて止血。」
窓から見ただけでは倒理の様子はよく見えなかった。
「氷雨、どうして傷口が首だって知っていたの?」と美影は聞いた。
何も答えない氷雨に代わり倒理が「参ったなあ。俺たちの負けだ。」と言った。
6年前の真相
あの日、氷雨は約束の時間より少し早く倒理を訪ねていた。
氷雨は倒理が杉好さんに真実を伝え、君塚と対決するつもりなのは分かっていた。
倒理が3人を呼んだのは、ここに集めておけば誰の邪魔も入らないから。
氷雨にコーヒーを出した倒理は「筋を通したいんだ。俺は会いに行く。」と言った。
「だから止めに来た。」と言う氷雨に「無駄だ。」と言う倒理。
「それも分かってる。一度決めたことを君は絶対に譲らない。」と氷雨は答える。
「じゃあコーヒー飲んで留守番してろ。」と言い、出て行こうとする倒理の前に立ちはだかる氷雨。
「どけ。」と言い、と氷雨をどかそうとする倒理に必死に抵抗する氷雨。
「俺はお前らみたいに優しくなんかなれないんだよ!」と氷雨をどかす。
「優しいのは君の方だよ!」と言いながら氷雨はポケットから出した刃物で倒理の首を切りつけた。
首を押さえながら、「意外と存在感あるな。氷雨…」と言って倒理は倒れた。
服に血が飛び散ったことを確認した氷雨はコートを羽織り、電気の紐からぶら下がっている鍵を切り持って行った。
そして、美影、穿地と合流したのだった。
メッセージの意味
「じゃあ、この血のメッセージは?」と穿地が聞いた。
「不可解専門の探偵さん、どうですか?」と美影が氷雨に聞いたが「それは…分からない。」と氷雨は答えた。
美影は分かっているのかと倒理が聞く。
あの時に犯人が氷雨であることは察しがついた。
倒理を止めようとしたんだろうということも。
それでも壁には自分の名前があった。
それで、こう解釈した…これは依頼だ。
と美影は言い、倒理は軽く笑みを浮かべた。
首を切られて動けなくなり、声も出せない。
なら、どうする?
友達に代わりを頼めばいい。
だから倒理は気を失う前に最後の力を振り絞って、自分の名前を書いた。
美影の話を聞いて「さすがだ。元名探偵。」と倒理は言った。
「じゃあ。杉好さんに伝えたのか?君塚にも…」という穿地の問いに「ああ。あいつの飛行機の時間が迫っていたからね。」と美影は答えた。
「その後どうなった?」という穿地の問いには美影は答えなかった。
倒理は「迷惑かけたな。重い荷物を背負い込ませた。」と謝った。
でも美影は「いや。結果的には良かった。僕はやっぱり探偵には向いてなかった。」と答えた。
「何も知らなかったのは私だけ…」という穿地に「ごめん。」と美影は謝る。
穿地は「どうして御殿場を襲った?」と氷雨に聞くが「残された謎を解くべきがどうか、それは2人が決めることだ。」と美影は言った。
穿地の決断
穿地の姿は警視庁にあった。
「辞めるのをやめるしかない。」と穿地は小坪清太郎(駒木根隆介)に言った。
「いつか必ずあいつを捕まえる。」と言った穿地は何かに気付いた。
自分を警察に繋ぎ留めるのも美影が会いに来た目的だと気が付いたのだった。
2人の答え
事務所を出て行こうとする氷雨を倒理は呼び止めた。
「どうして、あの時俺を止めようとした?」と倒理は聞いた。
答えない氷雨の代わりに「俺を犯罪者にしたくなかった。自分が犯罪者になっても。」と倒理が言う。
倒理の前に座った氷雨は「君はどうして僕が犯人だって誰にも言わなかったの?」と聞いた。
「お前を犯罪者にしたくなかった。」と倒理は答えた。
少し笑った氷雨は「僕らってバカかもね…」と言った。
「俺たちを繋ぐものは謎が好き?友人?腐れ縁?何よりお互いに利用価値があることだろ。1人じゃ半人前。2人だからやれる。俺は1人じゃ謎は解けない。つまり、探偵を続けるのも、やめるのも一緒だ。」
そう言った倒理は「違うか?」と氷雨に聞いた。
氷雨は眼鏡の奥の涙を拭った。
そこにノックが聞こえる。
ノックから子連れの依頼人と2人は推測。
ドアを開け「ノッキンオン・ロックドドアへようこそ。」と氷雨が言う。
「今日は特別だ。どんな謎でも任せろ。」と倒理は言う。
2人揃って「俺たちに解けない謎はない。」と依頼人の女性(仲間由紀恵)に言った。
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驚きの展開!
美影が6年ぶりに3人の前に現れました。
倒理の事件の謎を解くため…倒理が残した文字は”ミカゲ”だったんですね。
そして、その後に姿を消した美影が犯人…かと思われたが、まさかの犯人は氷雨だった…。
衝撃過ぎる展開でした。
美影は全て分かっていた。
そして、倒理の残した文字の真意も…。
倒理のことを分かってるのって氷雨より美影じゃない?と思ってしまいました…。
氷雨怖い…
まさかの犯人だった氷雨。
それなのに、一緒に探偵事務所をやるのを誘ったのは氷雨だったとは驚き!
そして、ずっと倒理のそばにいたと思うと怖いな…。
氷雨が犯人だと分かると銭湯で、「首のタオルを取ったら?」とか言ったり、倒理の首の傷に触れたところとか怖くない?
あの時、倒理が一瞬ビクッっとしたのも、そういう意味か…。
倒理すげーな!
倒理も倒理で自分を襲った人とあんな普通に接することができるな…。
いやー、やっぱ倒理変人だったけど、想像以上でした。
自分が犯罪者になっても、倒理を犯罪者にしたくなかったという氷雨の気持ちも分かっていて、氷雨を犯罪者にしたくないという想いは同じようでした。
そして、全てを明らかになった今でも倒理が探偵を続ける時もやめる時も一緒と決めたのだから…
2人がドアを開けた時は、また2人の推理が見てみたいと思いました。
ラストのラストでサプライズ!
ラストの依頼人が仲間由紀恵さん!
堤幸彦×テレビ朝日ということで「TRICK」ファンの私は歓喜でした。
そして、松村北斗くんと仲間由紀恵さんといえば「女王の法医学~屍活師~」で共演している2人ということで、こちらも胸アツでした。
セリフなしで少しの出演でしたが、存在感爆発でした。
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