『風間公親ー教場0-』第4話「孤独の胎衣(えな)」が放送されました。
風間から弱点を指摘され交番への異動願いを書くように言われた隼田聖子。
そんな隼田の過去が明かされる。
ゲスト出演者はめるること生見愛瑠さんが19歳の妊婦を演じる。
『風間公親ー教場0-』第4話「孤独の胎衣(えな)」をネタバレありでどうぞ!
【PR】原作小説はこちら
価格:715円 |
価格:858円 |
『風間公親ー教場0-』第4話「孤独の胎衣(えな)」あらすじ
幸葉の相談
事務員の伊上幸葉(堀田真由)は千枚通しをカバンに入れられた件を怖がり、隼田聖子(新垣結衣)に相談した。
隼田と幸葉は風間公親(木村拓哉)の元へ行き、刃物をカバンに入れられたことを怖がっていると相談する。
風間は犯人は自分が過去に逮捕した犯人の可能性もあり、出所して行方不明だが部下を使って行方を追わせていること。
幸葉の自宅付近には警備をさせていること。
を伝え、幸葉には念のため違う部署へ異動してもらう。と言った。
19歳の妊婦
大学生の萱場千寿留(生見愛瑠)は臨月の妊婦で妊婦健診を受けていた。
病院からの帰りバスを待つ千寿留に浦間幹夫(淵上泰史)が「千寿留ちゃん。乗って行かない?」と車の中から声をかけた。
千寿留は浦間がイタリアから帰ってきていたことに驚き、「いいです。歩いて帰りますから。」と強い口調で言い、去ろうとするが暗くなることと、身体が冷えて赤ちゃんによくない。と言われ渋々乗ることにする。
千寿留に「堕ろさなかったんだ。よかった。」と言った浦間は「聞いてほしいことがある。」と千寿留を自宅に連れて行く。
浦間の話
早く話だけ聞いて帰りたい千寿留に浦間はイタリアでいい出会いがあったと話し始める。
「イタリア人の彼女と婚約した。
だが彼女は子供が産めない体なんだ。
でも子供が好きでどうしてもベビーが欲しい。って言うんだ。
それで君のことを思い出した。
お腹の子が生まれたら僕が認知する。
こっちに渡してもらう。」
即座に「嫌です!」という千寿留に「僕の子だ。」と反論する浦間。
千寿留は「堕ろせって言ったのは誰ですか?二度と私に近づかないでください。」と言い帰ろうとする。
「裁判所は何て言うんだろうね?学生で働いて金を稼いでない。生活が不安定な状態で親権を行使できるのかな?」と浦間は勝ち誇ったように言った。
「僕は主張するよ。僕の方が親にふさわしいって。」と言い、工芸家の浦間は自分の作品を眺めながら「僕の名前が彫ってあれば10万は下らない。」と作品をてに取り千寿留に「これあげようか?」と振り返った。
その瞬間、千寿留は灰皿で浦間の頭部を思いっきり殴った。
浦間はその場に倒れ、飾ってあった作品は散乱する。
事件発生
現場に着いた隼田は谷本(濵田崇裕)と尾山(結城滉星)から被害者は浦間幹夫40歳。人気工芸家で1人暮らし。
死亡推定時刻は腐敗が始まっているため厄介だが、4日くらい前ではないかと思われること。
第一発見者は訪ねてきた恋人だということを聞いた。
風間が着き、隼田に所見を聞く。
隼田は傷の位置が真横より正面にあることから顔見知りの犯行と思われる。と言う。
風間にストーブについて聞かれるが上手く答えられず鑑識の阿部が「煙突が元々黒の塗装がしてあったものが変色するくらいかなり高い熱で異常な焼け方をした。」と答えてくれる。
風間言われしゃがんだ隼田は散乱した作品の中で1つだけ埃がかぶっていない皿を見つける。
何かに使われたようだ。
風間は隼田に「この部屋全体が映っている写真を探せ。」と言う。
浦間について分かったこと
隼田は浦間の隣の家の小学生が浦間の家から出ていく女性の影を見たこと。
浦間がイタリア人の婚約者に「ベビー用品を買いに行こう」とメールをしていたが、婚約者は妊娠していないこと。
事件前と思われる時間に浦間が助手席に女性を乗せて車に乗っている姿がNシステムで確認されたこと。
を報告する。
そこに助手席に乗った女性は大学生の萱場千寿留だと判明した。と捜査一課から連絡が入る。
千寿留を訪ねる
風間と隼田は千寿留のアパートに行く。
外で大家に会うと千鶴が一昨日出産したことを聞く。
大家が赤ちゃんを見せてもらうと露骨に嫌な顔をされた。と言い「警察が来たってことは、誰かが通報したのよね?足に傷?アザ?絶対アレよね?」と話す。
千寿留の部屋に行き話を聞く。
出産について話しを聞くと千寿留は自宅で出産をしたと言う。
そこに赤ちゃんの泣き声がし、千寿留はドアを閉めてしまう。
「あれでは何も聞いていないのと同じだ。」という風間に「千寿留さんは指導官に怯えています。」と言い、自分1人でやらせてもらっていいか隼田は聞いた。
足の傷を確認するように言う風間に隼田は「今は犯人を特定するのが最優先です。」と言い切った。
もう一度千寿留の部屋へ行った隼田。
赤ちゃんの父親
風間がいないのを確認した千寿留は隼田を招き入れる。
隼田は自分の娘の話をしながら「出産後、病院に行かれました?」と聞くが千寿留は自分も赤ちゃんも元気なので行っていない。と言う。
大家が言っていた足の傷のことも聞くが見間違いだと言い、確認してもいいかと聞いた隼田に「それって強制ですか?」と言い断る。
浦間幹夫について聞くと浦間のことは知っているし亡くなったのはニュースで知ったと言う。
浦間の死亡推定時刻にの5日前は出産前だったのでこの部屋にいたと言う。
それを証明してくれるのは、あの日病院から送ってくれた浦間だけだと言った。
隼田は千寿留に浦間との出会いから2人で会うようになったことまでを聞き、「この子の父親は?」と問う。
隼田の報告
隼田は風間に千寿留の子の父親は浦間だと伝える。
妊娠を告げられた浦間は中絶費用として100万円を渡しイタリアへ。
帰国後に千寿留が産もうとしているのを知って、子供を奪おうとした。
捨てられた屈辱もあった千寿留はそれを拒否した。
以上の点から千寿留が浦間を殺す動機は真っ黒だ。
隼田は千寿留がなぜ1人で出産したものかも気になっていた。
未婚で妊娠した場合、切羽詰まった事情で孤立出産するケースも少なくはないが…。
そして、出産後子供を医者に見せていないのも気になった。
「虐待の疑惑が出ているが、足の傷じゃアザは確認したのか?」「関係ないと決めつけてそんなに早く家に帰りたいか?」と言った風間は「君は娘さんと仲がいいのか?」と隼田に聞いた。
「仲いいです。何でも話し合えるし…。」と言う隼田に「伊上くんが言っていた。君は嘘が下手。と」と言った。
隼田の過去
隼田は元・劇団の女優だったという幸葉に「隼田さんって、常にいい親を演じているみたい。」と言われてしまう。
隼田は過去のことを考えていた。
机で寝てしまった隼田。
目が覚めるとシャワーを出す音。
音のする風呂場へ向かうと「パパ、ごめんなさい。」と言うゆかりの声。
「ご飯をこぼすような子はうちの子じゃない。」と言う声に「ママー。ママー。」と泣き叫ぶゆかりの声。
「お前の味方なんているか。」という言葉とドア越しにゆかりが頭からシャワーをかけられている姿が見える。
思い出していた隼田の息は荒くなっていた。
家に帰り、宿題をするゆかりは隼田が水を出す音を聞いて、鉛筆で紙を塗りつぶし呼吸を荒くする。
「思い出した。パパにされたこと。その時ママ何してたの?」と言うゆかりに「知らなかったのよ。ママ仕事してたから。」と言って抱きしめるが「でも家にいた時もあったよね?お風呂場に連れて行かれた時…」と言い返される。
ゆかりの言葉を遮るように「本当に何も知らなかったの。」と言い、隼田は1人で洗面所に行く。
虐待疑惑
風間は隼田を呼び児童相談所と連携し萱場千寿留の虐待疑惑についても捜査を進めることを報告する。
だが、隼田は「虐待と殺人は関係あるんですか?」と反論する。
風間は隼田を座らせ、少年係にいて児童虐防止に力を入れていた隼田が虐待疑惑から目を背けているように見えるのはなぜか?と隼田を問いただす。
隼田は何も答えない。
「離婚した夫は警察学校の同期だな。」と言われた隼田は「弱音を吐いてもいいですか?」と言い「構わん。」と風間も許可した。
隼田の弱音
隼田と夫は共に交番勤務だった。
朝も夜もなく特に繁華街の勤務だった隼田は毎日クタクタだった。
娘が3歳になったころ、夫が娘に手を出し始めた。
食べ物をこぼしたり、嘘をつくと、浴室で何時間も冷たいシャワーをかけ続けた。
隼田はそれに気づいていながら、見て見ぬふりをしていた。
理由は疲れているのに娘がうるさいから。
少しでも黙ってくれるならと見て見ぬふりをしていた自分は夫より最低だ。
児童虐待防止に取り組むのは罪を償うためだった。
だが、本当は自分には、そんな人を責める資格はないのだ。
そこまで聞いた風間は座っている隼田に「何をしている?」と言い部屋を出ていく。
浦間の家の外に連れてきた隼田に「被害者の立場を忘れるな。」と浦間の婚約者の姿を見せる風間。
事件再現
隼田は事件現場に千寿留を連れてくる。
戸惑う千寿留に「私たちはあなたが浦間さん殺害の犯人だと思っています。」と言い「私たちが調べた限りの事件の様子を再現します。」と告げた。
「あなたは、ここに来て親権について言い争いになったのではないですか?経済的なことを言われ、あなたは浦間さんを殺すしかなくなった。」と隼田が言うと千寿留役の幸葉が浦間役の谷本を段ボールの凶器で殴り、倒れた先の棚を尾山がひっくり返し浦間の作品が散らばる。
逃げようと思った千寿留だったが、それが出来なかった。
それは産気づいたから。
死体が転がっていて助けも呼べない千寿留は事件現場で産むことを決めた。
赤ちゃんと胎盤を受け止める容器が必要だった千寿留は現場にあった浦間の作品で唯一埃をかぶっていなかった皿で赤ちゃんを受け止めた。
体液がついたので洗い流したため、埃をかぶっていなかったのだ。
そして、隣に住む小学生は千寿留が帰っていくのを目撃した時に大きなバッグを赤ちゃんを抱くように抱えていたことを話していた。
それでも「意味わかんない?ここで産んだっていう証拠は?」と言う千寿留に隼田は飾ってあった皿は木と金属の組み合わせでできていること。金属の部分に浦間の名前が彫ってあるのは知っているか確認し谷本が実際の皿を千寿留に見せる。
金属の特徴は熱の伝導率がよく、その皿は煙突が煙道火災のせいでかなりの高温になっているストーブに近くにあった。
つまり、皿の金属部分はかなりの高温になっていたはず。
千寿留の赤ちゃんの足にあった傷かアザは虐待ではなく、高温の金属部分が足にあたり、火傷をしていたのだ。
隼田が確認した赤ちゃんの足には裏返しになった浦間の名前の真ん中の4文字mamaの文字がアザとなってあった。
千寿留は涙を流し「ママ…」と呟いた。
風間は浦間が千寿留に経済的なことをチラつかせ子供を奪い取ろうとしたことは許せない。としながら「だからと言って命を奪っていいことにはなりません。」と言った。
隼田はこれから…
やけどのことを見破った隼田を褒める風間に「私は警察を辞めます。過去をないことにして、いい母を演じていました。嘘をついてきたんです。」と隼田は言った。
「娘さんと話してみたらどうだ?じっくり時間をかけて。
子育てしながら働く者として意見書をまとめてくれ。
少年係に戻ったらやることは山積みだ。
虐待を受けている子、悩んでいる親、みんなが君を必要としている。
指導はここまでだ。」と手を差し出すが隼田は握手を返せなかった。
現場を出る風間を追いかけた隼田は風間にお礼を言った。
次のバディは?
風間は眞堂調整官(小林薫)から警察学校の校長・四方田(小日向文世)を紹介される。
そこに入ってきたのは遠野章宏(北村匠海)。
四方田校長からの推薦で次に風間が指導する相手だった。
風間の部屋の花を見た遠野は「警察学校にいる時に花壇の世話をしていました。」と言った。
【PR】『教場』『教場Ⅱ』はこちら
フジテレビ開局60周年特別企画『教場』【Blu-ray】 [ 木村拓哉 ] 価格:7,392円 |
価格:7,392円 |
『風間公親ー教場0-』第4話「孤独の胎衣(えな)」感想
また…
1話の市原隼人さんが演じた役と2話で宮澤エマさんが演じた役に続き、またも犯人の動機に同情せざるを得ない部分があり切なかったです。
どれも被害者がクソでしたし…。
そして、どの犯人も捕まってしまい子供を1人にしてしまうことになってしまうこと。
子供を思うが故の犯行でもあり、切ないです。
隼田の過去が胸くそ
隼田の過去に虐待が絡んでそうなのは分かっていましたが、まさかの夫の娘に対する虐待行為を見て見ぬふりをしていたとは…。
理由もうるさい娘が少しでも黙ってくれればいいから。
これって夫婦共に虐待で逮捕されていいレベルじゃないですか?
マジ胸くそ悪かったです。
幸葉にいい親を演じているみたい。と言われていましたが、親子のシーンで「ゆかりん」と娘のことを呼ぶのが薄ら寒く感じたり、外で「手のかからない子で…」と言いまくっているのに違和感を感じていたのはこういう事だったのかとストンと来ました。
本当にそう思わせるための演技ならガッキーが凄すぎます。
今回、風間は色んな人が待っていると少年係に戻ることを決めたのには賛同できませんでした。
そして、昔のことを思い出した娘とは、これからも今までのような関係が続けられるとは到底思えません。
めるるの演技
今回の犯人役のめるるこ生見愛瑠さんの演技が素晴らしかったです。
めるるの演技を初めて見たのは「石子と羽男」というドラマだったのですが、その時もシリアスな演技をしていて最初はめるると気づかないほどでした。
普段、バラエティで見せるキュートなめるるとは違う姿を見せてくれる演技をこれからもどんどん見たいです。
北村匠海登場!
隼田が去った風間道場に来たのは北村匠海さん演じる遠野でした。
遠野と言えば風間が片目を失った事件のバディ。
順番的には、まだ出演していない染谷将太さんと白石麻衣さんの次で最後に出てくると思っていました。
ここから、どんな風にあの事件へ繋がっていくのかも気になります。
そして、SPドラマの「教場」で花壇の手入れをしている四方田校長が言っていた「昔、花壇の手入れをしてくれていた生徒」は遠野みたいですね。
後輩刑事
今回、千枚通しの犯人を後輩刑事に探らせていると言っていた風間。
その後輩刑事とは先日、出演が発表され、久しぶりのドラマ出演が話題になった坂口憲二さんでしょうか?
そちらも気になりますね。
『風間公親ー教場0-』次回は?
『風間公親ー教場0-』第5話「妄信の果て」は風間と遠野のバディが始動!
風間が遠野を褒める場面も…。
ゲストは野間口徹さんと水沢林太郎さんです。
コメント