『勝利の法廷式』第5話「仮面」が放送されました。
今回の依頼は国際ロマンス詐欺!
黒澤の台本を演じるのは被害者本人!
ゲストは堀田茜さん。
『勝利の法廷式』CASE5「仮面」をネタバレありでどうぞ!
『勝利の法廷式』CASE5「仮面」あらすじ
国際ロマンス詐欺
黒澤仁(風間俊介)が神楽蘭(志田未来)を誹謗中傷していたことが分かり、流川蒼(髙橋優斗)が父から聞いた黒澤の情報を教えようとした時、黒澤が帰ってきた。
依頼人が来ていると聞き、蘭が外に出ると、子役時代の友達の橋垣紗世(堀田茜)が妹に連れられやってきていた。
紗世の話では、婚約をしたと言う。
SNSを通じてメッセージが来た、韓国人のハン・ジエンという男性とメッセージのやりとりをするうちにお互い好きになった。
ビデオチャットをするようになり、婚約指輪を送られた。
蒼が直接会ったことはあるかと聞くと、妹の世那がキャッシュグラムという相手が指定してきた送金システムの明細を見せる。
妹の話だと式場の予約、ドレス代、病院代などの理由をつけて、送金をさせられているという。
紗世は一時的に立て替えていて、結婚したら全部返すと言っているから。と総額300万円も送金したらしい。
蘭は紗世に「国際ロマンス詐欺って知ってる?その手口と一緒だと思う。」と言うが、紗世は「彼は詐欺師なんかじゃない。」と言う。
妹は自分が何を言っても聞かないので、ハン・ジエンを見つけて直接話し合うしかない。と思い、蘭に「姉の目を覚ましてほしい。」と頭を下げた。
蘭は「弁護士としてはお金を取り返すお手伝いをするだけで、人捜しは…」と言いかけるが黒澤が蘭の子役時代の作品を引っ張り出してきて、探偵になればいい。と言い出した。
「彼をおびき出して、会わせてあげればいい。」と言う黒澤。
「蘭ちゃん、お願い。私、彼に会いたいの。」と紗世も言った。
黒澤の台本
紗世がビデオチャットする当日、黒澤が今日のチャットの台本を渡す。
それを違う部屋で蘭と黒澤が見守る。
紗世は台本通りに別れ話を切り出す。
そして、蘭のアドバイス通りに泣いたフリで「あなたは詐欺師なの?」と紗世はジエンに聞いた。
両親に話したらお金を送っていることから、詐欺師だと言われた。
だから、全財産おろしてきたの。と現金の束を見せる。
これを直接取りに来てくれたら、あなたをもう一度信じられるから。と紗世は言った。
そこに父親のフリをした黒澤が来て、ビデオチャットを強制的に終わらせた。
すると、紗世のスマホに5日後に日本に行くとジエンからメッセージが届く。
待ち合わせ
5日後の約束の場所。
紗世には何とか家で待っていてもらうように説得し、離れたばしょから蘭と蒼がジエンが来るのを待った。
そこに1人の男性(篠山輝信)が来た。
どう見ても、ジエンではない男性に蘭たちは話しかけるが「お前たちか?どういうつもりだ。もういいもらうものもらって終わりにしよう。」と言われる。
訳の分からない蘭たちは「ハン・ジエンさんのお知合いですか?」と聞くが、「馬鹿にしてんのか?もういい。」と帰ろうとする。
紗世にジエンが来なかったことを説明する。
待ち合わせ場所に現れた男が詐欺の受け子かもしれない。と言うがハン・ジエンとの関係は否定している。
その男は名刺を蘭に渡しており、近藤良平という会社の経営者だった。
黒澤がネットで調べると、配達員の行動の炎上が原因で業績が悪化しているらしい。
紗世は近藤に会いたいと言った。
近藤と会う紗世
紗世と一緒に近藤の会社を訪れた蘭。
紗世は近藤の会社に飾られている物を見て、表情が変わる。
そこに近藤が妻で会社役員の馨子(黒川智花)を連れて「特に話すことはないんですけど。」と言い部屋に入ってきた。
近藤に国際ロマンス詐欺の話をして、なぜあの日あそこに行ったのかを聞くと「たまたまですよ。」と答える。
偶然通りかかっただけで、誰かと待ち合わせをしていた訳ではない。と話す近藤に「ポッサムってご存知ですか?」と紗世は聞いた。
「ポッサムとは韓国料理で、ドラマのシーンから私たちが初めて会うときは、そのポッサムのお店にしようと約束したんです。」と紗世は言うが、近藤は「私には何の話をしているのか…?」と戸惑う。
すると、紗世は泣き出し、馨子が気を遣い、近藤と退室してくれた。
キャンドル
事務所に帰った紗世は「彼がハン・ジエンです。」と言った。
近藤の会社に紗世がプレゼントしたキャンドルが飾ってあったのだ。
それには二人のイニシャルとプロポーズしてくれた日付が入っていると言い、近藤夫妻が退室した後に撮ったキャンドルの写真を見せる。
ただ、ハン・ジエンと近藤の顔も何も似ても似つかない。
黒澤はディープフェイクという、本物と喋るのは見分けがつかないくらいのかなり技術の高い合成だろうと言った。
それを使っていたということは、最初から騙すつもりだったということだ。
紗世も、さすがに騙されていたと分かったようだ。
蘭は、DMと送金履歴から紗世がお金を送った事実を証明して、キャンドルから近藤がハン・ジエンだと分かれば警察は動ける。と説明する。
だが、紗世はお金さえ返してもらえればそれでいい。と言った。
示談交渉
蘭たちは近藤との示談交渉に臨む。
相手方の弁護士は流川綜合法律事務所の藤堂亜蘭(遊井亮子)だった。
近藤は「そもそも示談がおかしい。私はハン・ジエンではない。なにも知らないし、関係ない。」と強く否定する。
蘭は成りすましていたことを認め、お金を返してくれれば事を大きくするつもりはない。と暗に仄めかす。
藤堂は「まだ、振込先の口座は特定されていないですよね?」と言った。
蘭は近藤の会社の部屋に飾ってあった紗世がプレゼントしたキャンドルの写真を見せるが、自分の部屋に飾ってあるものにも関わらず近藤は「こんな物は知らない。」と言った。
そして、近藤は「大体、騙される方が悪いんじゃないですか?会ったこともないやつを信用して、自己責任ですよね?それを関係ない人にたかって…」と言い放った。
それを聞いた紗世はジエンから贈られた指輪を外し、「私が馬鹿でした。お金さえ返してもらえればいいなんて…訴えます。覚悟してください。」と言って、出ていった。
不倫関係
蒼は紗世とジエンのビデオチャットを調べていた。
黒澤が来て、ある所で止めろと言った。
蘭は気になることがあると、近藤の秘書に会いに行っていた。
近藤に会いに行った時に秘書の指に指輪の跡を見つけたのが気になった。
秘書は、その時は馨子がいたから指輪を外していたと言う。
近藤と秘書は不倫関係にあったのだ。
しかも秘書がしていた指輪は紗世がジエンから贈られた指輪と同じ物だった。
事務所に帰り、その事を報告する蘭だったが、もう少しきちんと調べたい。と言った。
蘭の勘でしかないが、何かある気がしていた。
黒澤は「勘は経験則に基づくものだから調べる価値はある。」と言うが蒼は反対する。
こういう詐欺事件はスピードが命。
調べ直している間に証拠隠滅をされたら、紗世は泣き寝入りをすることになる。と蒼は訴える。
蒼の覚悟
蒼は今回の弁論を自分にやらせて欲しい。と言った。
というのも、蒼は父親の流川大治郎(升毅)に見下されたことから「今回の裁判、勝ってみせます。自分の力で。」と宣言していたのだ。
蘭も了承した。
第一回の裁判当日。
黒澤は裁判所に入る近藤と馨子、藤堂の姿を見た。
そして、裁判室に入る直前の蘭に台本を渡した。
今回は蒼の担当だし、裁判が始まるから無理だ。と言ったが黒澤は「とにかく読め。勝敗より真実が大事だと思うなら。」と言った。
裁判
裁判が始まる。
蒼は近藤とハン・ジエンが同一人物である証拠に秘書に贈った指輪と紗世がジエンからもらった指輪が同じ物であることを示すが、偶然ではないか?と言い秘書との不倫関係も否定した。
ハン・ジエンとの待ち合わせ場所に来たのも、たまたま通りかかったと、あくまで全て偶然で済ませるつもりだ。
蘭は弁護士席で黒澤から渡された台本を読んでいた。
藤堂から馨子への質問だ。
近藤のスケジュールは馨子が管理している。
紗世とジエンがビデオチャットをしていた日は全て近藤には仕事の予定が入っていることから、近藤が紗世とビデオチャットをするのは難しいと思う。と馨子は証言した。
蒼が反対尋問に立つ。
スケジュールの管理方法を聞くと馨子が近藤から聞いたものを入力すると答えた。
近藤が嘘をつくこともできる。と蒼は言うと「私は夫を信じています。」と馨子は言った。
蒼が反対尋問を終わらせようとした時、黒澤の台本を読んだ蘭が立ち上がる。
真実
蘭は馨子に「ご主人を信じていると言っていましたが、秘書との関係も?」と聞く。
馨子はそれも近藤の言った上司と部下の関係を信じる。と言った。
だが、秘書が不倫関係を認めている。
それどころか近藤には他にも複数の愛人がいたようで、愛人たちに言っていた「妻はもう女として見ていない。いつでも別れる。」と言っていた言葉を蘭は馨子に投げかける。
すると馨子は「うるさい。」と言った。
そして、蘭は「あなたは全て知っていたんじゃないですか?そして恨んでいた。だから何の罪もないご主人を詐欺師に仕立て上げた。」と言った。
馨子は「何の罪もない?冗談じゃない。私はただ、やるべきことをやっただけです。」と言った。
馨子は夫と秘書の会話を聞き、「もう女として見ていない。あいつは自分で金も稼げない。」と言われたことに腹を立てた。
何より事実だったことが悔しく、ニュースで見た国際ロマンス詐欺に手を出した。
それは簡単に稼ぐため。
そこに紗世から直接会いたいと連絡が来た。
切り捨てようと思ったが、夫に罰を下すチャンスだと思った。
紗世との待ち合わせ場所に夫をおびき出し疑いの目を向けさせ、紗世からもらったキャンドルを置きハン・ジエンに仕立て上げた。
散々、人の心を踏みにじったのに、罰する罰則がらないから罪を着せた。
後悔はしていない。と馨子は言った。
アドリブ
黒澤の脚本はここで訴えを取り下げて終わりだった。
だが、蘭は続けた。
「あなたは愛されたかっただけじゃないですか?
原告は初めは訴えるつもりは、なかった。
それが何故だか分かりますか?
例え騙されようと一度は愛した人だから。
愛されたいと願った人だから。
あなたは、そういう人の思いを踏みにじった。
憎しみも復讐も全てあなただけのものです。
他人を巻き込んでいいものじゃない。」
と言った蘭は傍聴席の黒澤を見た。
そして、紗世に確認し、近藤への訴えを取り下げた。
黒澤はビデオチャットの時のジエンの指の不自然な動きが気になっていた。
裁判所に入る馨子が電話をしながら、髪の毛を指で巻いているのを見て、ジエンの指の動きがこれだと気づいた。
ビデオチャットの時は髪が消えていたから不自然な動きに見えたのだ。
蘭は紗世と一緒に馨子と初めて会った時に、名乗る前から蘭の方が弁護士だと分かっていた馨子に不自然さを抱いていた。
その後、馨子とは示談が成立した。
黒澤の疑惑
蒼は蘭を喫茶店に呼び出した。
父から聞いた黒澤が連続殺人事件の被害者の婚約者だったことを蘭に伝える。
蒼は黒澤は何か調べているようだと伝え、「黒澤さんなんじゃないですか?早乙女蓮を殺したのは。」と蘭に言った。
早乙女蓮は、黒澤の婚約者が殺された連続殺人事件の容疑者と言われていた男だ。
蘭が弁護して有罪判決の下ってしまった友人・早乙女花(北乃きい)の夫だ。
花は夫の蓮を殺したとして捕まり、有罪判決を受けたのだった。
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『勝利の法廷式』CASE5「仮面」感想
国際ロマンス詐欺
今回は国際ロマンス詐欺でした。
周りから見れば、詐欺なのは一目瞭然なんですけどね。
あんなに否定していた近藤は違うとは思いましたが、人間的には最低でしたけど。
そんな最低な近藤に対しての妻の復讐に紗世が巻き込まれてしまった形となってしまいました。
それにしても、女性が男性になりきれるくらいの技術が今は詐欺に使われてしまうんですね。
蒼くんの成長
今回は蒼くんが弁論に立ちました。
近藤を人を見下す自分の父と重ね、自分から弁論したいと志願しました。
法廷に立つ、蒼くんはカッコよかったし、父親に見返すためにも勝ってほしかったですけどね。
これからも蒼くんの成長に期待したいです。
黒澤の疑惑へ近づく
蘭は黒澤にブログの名前もわざと自分の名前を使ったのではないか?と聞きますが、黒澤は偶然だと言い張ります。
だが、蒼くんが父親から聞いた情報を蘭に教え、黒澤の疑惑に近づく2人です。
黒澤は婚約者の復讐を遂げたのか?
黒澤は、何のために蘭に近づき、何を調べているのか?
毎回少しづつ黒澤の謎が分かっていきます。
次回は蘭が黒澤に花の事件について迫ります!
『勝利の法廷式』次回は?
『勝利の法廷式』次回は
医大入試に性差別?
そして、蘭があの事件の核心を黒澤に迫る!
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