『勝利の法廷式』第6話「自立」が放送されました。
今回は医大入試の性差別疑惑!
蘭は黒澤に疑惑をぶつける。
『勝利の法廷式』CASE6「自立」をネタバレありでどうぞ!
『勝利の法廷式』CASE6「自立」あらすじ
依頼
新しい依頼人は麻生理香子(中島ひろ子)をはじめとした、医大を不合格になった娘を持つ母親3人。
合格圏内だった医大を不合格になり、おかしいと思っていたところ、差出人不明の書類が届いた。
それは大学の内部資料と思われ、合格、不合格のリストだった。
合格した者の中には理香子の娘・日奈や他2人よりも点数が低い者がいた。
それは、みんな男性。
日奈達は点数を取っていたにも関わらず女というだけで落とされたという性差別があったのではないかということだった。
このリストに載っていた点数は実際に日奈達が取っていた点数とも合致しているにも関わらず、大学側はリストは正しいものではないと否定した。
理香子達は大学に入学許可と慰謝料を請求するために訴えたいと神楽蘭(志田未来)の事務所に依頼してきた。
蘭の事務所に依頼したのは、相手が流川綜合法律事務所で、蘭が今までも流川綜合事務所を相手に何度も勝利してきたからと言われた。
聞き込み
蘭と流川蒼(髙橋優斗)は、リストを送った人物を探すことにした。
入試委員長の栗原を尋ねるが、何も話してくれない。
リストが送られた封筒の消印が栗原の自宅近くだったことから、栗原が送ったのではないか?と聞くが否定される。
他の大学の入試関係者などにも当たったが、箝口令が敷かれているのか誰も話してくれなかった。
なぜ、リストが麻生家にだけ送られてきたことに意味があると理香子に話すが理香子も思い当たる節はないと言った。
蘭は日奈と話していて、友達から届いた年賀状を見せてもらっていると入試委員長の栗原の息子が日奈と友達であったことを見つける。
栗原の息子とは中学時代に通った塾での友達だった。
証人
蘭と蒼は栗原の息子・彗太(小宮璃央)に会いに行った。
彗太自身も帝和医大の学生だった。
帝和医大には昔から女子が受かりにくいという噂があった。
だから入試委員長を務める父親には不信感があった。
ある日、父の部屋に入るとパソコンにあのリストが映し出されているのを見て、噂が本当だったと確信。
証拠になるとリストをコピーした。
だが、自分で告発する勇気がなく、昔から教育熱心だった母のいる日奈の家に送れば母の理香子が何かしら動いてくれると思って送ったという。
彗太の思惑通り、理香子は大学を訴えたが、蘭はこのリストは証拠の信憑性が低いと教える。
このリストは出所不明…誰がどういう経緯で手に入れたかが分からない扱いになっているからと説明した蘭は無理を承知で裁判での証言を彗太に頼んだ。
だが彗太は「父を裏切ることになるから。」と証言はできないと言った。
蒼の説得
蒼は「僕は父を裏切ったんだ。」と話し始めた。
自分の父は相手側である帝和医大の顧問弁護士であることを教え、父の考えに反発して事務所をやめた。
だが、後悔はしていないし、いつか父が自分の考えを理解してくれると信じている。
と言った蒼は彗太にも「大学やお父さんを敵に回すのはかなりのリスクだと思う。だから無理強いはしない。ただ、個人的には君には自分を貫いてほしい。」と言った。
蘭は黒澤仁(風間俊介)に蒼が彗太に話したことを報告し、彗太への無理強いはできないとして、別の方法を探ると報告した。
黒澤の差金
彗太は公園で勉強している日奈と久しぶりに会い、話した。
その後、蒼のもとに彗太から証言してくれる。と連絡が来た。
どうやら日奈と彗太が偶然会うように、黒澤が蒼に日奈へそこで勉強するように助言させたと言う。
蘭は黒澤に「依頼人は道具じゃない。私達の思い通りに操るようなことはやめませんか?」と言った。
「彼の証言なくしてどうやって勝つつもりだった?別の方法とやらは見つかったのか?」と黒澤に言われ蘭は答えに詰まる。
「どんなに理想を言っても裁判に勝たなきゃ意味がない。」と黒澤は言った。
第一回口頭弁論
第一回口頭弁論では、彗太が証言台に立ち、父である入試委員長が持っていたリストであることから、本物であると蘭は言った。
だが、学長はこのリストは作成中のものだったと証言。
このリストにいわゆる内申点がつき、それによって合否を判定したと言うのだ。
それぞれの親子
蒼は父の流川大治郎(升毅)に呼び出される。
「大学側は1人5万円で和解してもいいと言っている。どうせ勝ち目がないんだから、さっさと和解したらどうだ?」と言われた。
蒼は「僕は依頼人のために最後まで戦い抜くと決めたんです。」と断るが、「本当に依頼人のためなのか?」とスマホ画面を見せられる。
スマホ画面では内申が悪く素行不良で落とされただけ。やモンペ集団などと日奈や理香子達がネット上で叩かれていた。
それを知った理香子もなぜ自分達がこんなに傷つけられなくてはならないのか。と怒り心頭で高校時代に内申点を上げるために頑張っていた日奈が内申点で落とされたなんて嘘にきまっている。と蘭に話していたところに日奈が「もう裁判なんていいよ。」と言ってくる。
「医大に入らなくても…」と言う日奈に「ここで諦めたら今までの苦労が水の泡よ。お母さんに任せておけばいいの。」と理香子は返す。
「でも…」と言いかけた日奈に「誰のためにやってると思ってるの?全部あなたのためでしょ。」と理香子は怒鳴った。
彗太は父に「自分が何をやったのか分かっているのか?」と言われ「父さんこそ、本当に不正はなかったの?」と彗太は聞き返す。
「そんなことより、入試情報が外部に漏洩したことが問題になっている。」と怒鳴る父。
「父さんは大学で立場がない。お前だってもういられなくなるぞ。」と言われた彗太は「だったら違う医大に入り直すよ。」と答える。
父は「お前は何も分かっていない。」と彗太に言った。
有力な情報
蘭は理香子と日奈の昨日の様子を見て、日奈のためにこのまま裁判を続けるべきかどうか悩んでいた。
子役時代の蘭も母から「あなたのためでしょ?」とよく言われていた。
子役の仕事は楽しかったが、母が喜ぶから続けているという感じだった自分に日奈を重ねていた。
そこに彗太から蒼に連絡がある。
彗太に会った蒼は事務所で彗太から聞いた話を話した。
黒澤は「有力な情報だ。」と言うが蘭は「それを裁判で明かしたら彗太くんの将来が…」と言った。
どちらがいいか聞かれた蒼の答えは…
第二回口頭弁論
証言台に立つのは栗原だ。
「高校で皆勤賞も取っている日奈さんが74点という内申点は低いのではないですか?」という蘭の質問にも「他者との比較。他の受験生が優秀だっただけ。」と答える栗原。
「内申点も他の女子の方が男子より点数が低いようですが、内申点で調整して女子を不合格にしていたのではないですか?やはり性差別があったのではないですか?」との質問にも「ありません。」と答える。
そこで蘭は「質問を変えます。あなたが本当に隠したいのは今年の入試ではなく、去年の入試なのではないですか?」と言った。
顔色の変わった栗原に「息子さんに本当のことを言えば、これ以上何も言わないと思っていたようですが逆効果だったようです。」と言った蘭は「ここからは質問者を流川弁護士に代わります。」と言い蒼は驚く。
蒼の尋問
不安そうに質問に出た蒼だったが「父親には憧れであってほしい。父親と同じ分野を目指すのは父親の背中を追いかけたいという気持ちがあるからです。ですから父親には自慢であってほしい。堂々としててほしい。恥ずかしくない生き方をしててほしいんです。」と話し始めた。
彗太は蒼に連絡してきて「帝和医大を退学する。自分はあそこにふさわしくない人間だから。」と話した。
「偉くなくても賢くなくてもいいから正直でいたい。」と言った彗太の言葉は父親に求めているものですと蒼は栗原に言った。
「重要なのは地位や経歴ではなく、人として尊敬できるかどうかなんです。彗太くんはあなたが思っているよりもずっと、人間的に成熟しています。次はあなたの番です。」と栗原に語りかけた。
彗太を見た栗原は証言台で悩んだ。
だが、学長が止めるのも聞かず「私は不正を行いました。」と話し始めた。
内申点に関して男子だけ一律に80点加点しただけと性差別があったことを認めた。
あなたの発案かと聞かれた栗原は涙を流しながら学長からの指示であったことを証言した。
そして、他の不正を聞かれた栗原は去年の入試で、自分の息子である彗太を無条件で入学させてコネ入学であることを証言した。
親子
蒼は彗太のコネ入学を裁判で明かすことを反対した蘭に明かした方がいいと言っていたのだ。
このまま明かさなかったら彗太が父親に不信感を抱いたままで、自分と父親のような関係になってしまうことを危惧していたのだ。
閉廷後の彗太と父の姿を見ると、これからも2人で乗り越えて行けそうだった。
事務所にお礼に来た日奈や理香子たちが帰ろうとした時、蘭は「日奈さんは本当に医大に行きたいんですか?」と質問を投げかけた。
「当たり前です。そのために努力してきたんだから。」と答える理香子だったが、勉強のスケジュール表も理香子が組んだり、理香子のやっていることは教育熱心の域を超えて教育虐待だとまで蘭は言った。
蘭は外国で研究をしている日奈の父親に連絡を取っていた。
父親は日奈に自分のやりたいことをやったらいい。と言っていたが、理香子は医療系の家系に嫁いだプレッシャーから娘が出来が悪いと思われることを恐れていた。
蘭は「ずっと親の敷いたレールを歩いてきたが、それを外れて良かったと思っている。自分の夢を見つけられたから。」と日奈にも「自分の夢を見つけてほしい。」と話した。
それを聞いた日奈は「医大に行くかは考えさせてほしい。」と母に言った。
黒澤の答え
蘭は黒澤を親友・早乙女花(北乃きい)が住んでいたアパートの前に呼び出した。
ここで、花が夫・早乙女蓮を殺害した容疑で捕まったこと。
蓮が連続殺人事件の犯人であったこと。
黒澤の婚約者がその連続殺人事件の被害者であったこと。
黒澤の部屋に出入りしている椿九重(市川知宏)がかつて早乙女蓮の記者仲間だったこと。
を話し、黒澤と椿で連続殺人事件を調べているうちに蓮が犯人であることを突き止め婚約者の復讐のために蓮を殺害したのではないか?と黒澤に言った。
「私の親友は…花はあなたの復讐に巻き込まれたんですか?」
と涙を流しながら聞く蘭に「証拠は揃ってるのにプロセスにかけている。」と黒澤は言った。
「俺は早乙女蓮を殺していない。
そもそも前提が間違っている。
早乙女蓮は連続殺人事件の犯人ではない。」
と黒澤は蘭に言った。、
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『勝利の法廷式』CASE6「自立」感想
蒼くんの思い
今回、証言に立ってくれた慧太くんに蒼くんは自分と重ねているようでした。
だからこそ、慧太くんの将来を思い、コネで合格したことを法廷で明かすことを選びました。
慧太くんも、それを了承してくれる良い子で良かったです。
そして、蘭に無茶ぶりされたにも関わらず、慧太の父に本当のことを証言させた蒼くんカッコよかったです。
父の事務所を相手に裁判に勝つことができました。
蒼くんが父への思いを語るのを法廷で聞いていた、蒼くんの父はどんなことを思ったのでしょうか?
蘭の子役時代と日奈
蘭は日奈ちゃんに自分の子役時代を重ねていたようでした。
日奈ちゃんも勉強は頑張っていたけれど、子役時代の蘭と一緒で、お母さんが喜ぶから頑張っていたのかもしれません。
蘭の言葉で、自分の夢をもう一度考えようとした日奈ちゃん。
絵を描くのが好きみたいだったので、本当の夢はそっちの方にあるのかもしれません。
蘭が黒澤に迫る!
そして、今回一気に動いた黒澤の婚約者の事件!
蘭はその復讐のために黒澤が花の夫を殺したのではないか?と核心に迫りました。
その黒澤の答えはまさかの「早乙女蓮は犯人ではない。」でした。
ということは、黒澤は自分の婚約者を殺害した本当の犯人を追っているということなのでしょう。
では、その早乙女蓮を殺害した容疑で冤罪となっている花の弁護をした蘭に近づいた目的は何なのでしょう?
こちらの方はまだまだ謎に包まれたことも多そうです。
『勝利の法廷式』次回は?
『勝利の法廷式』次回はCASE7「対峙」
クレーマーの土下座強要!
上司は守ってくれない。
そして、蒼があの事件に関与?
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