『勝利の法廷式』CASE.2「正体」が放送されました。
黒澤の台本通りに進めた裁判で勝利を勝ち取った蘭は弁護士としての活動を再開することを決めた。
そんな蘭の元に今回はどんな依頼が？
『勝利の法廷式』第２話をネタバレありでどうぞ！
第１話のネタバレはこちら
『勝利の法廷式』第２話「正体」あらすじ
花に会いに行く蘭
神楽蘭（志田未来）は弁護士としての活動を再開したことで、自分が裁判に負けてしまったせいで冤罪の罪で服役している友人・早乙女花（北乃きい）に面会に行く。
「再審請求をしてみない？陽斗くんにも会いたいでしょ？」と花に聞くが「誰を殺したことになっていると思っているの？」と花は言い「もう来ないで。」と面会を終了する。
新しい依頼人
花に来ないでと言われた蘭は肩を落としながら神楽法律事務所にしている黒澤仁（風間俊介）の自宅に行くと、「遅い！新しい依頼人だ。」と言われる。
そこには、父親の流川綜合法律事務所を辞めて花の元に来た流川蒼（髙橋優斗）と依頼人が待っていた。
依頼人は速水政樹（泉澤祐希）で蒼の大学時代の友人だ。
速水は国家試験の勉強をしながら、フードデリバリーの配達のバイトをしているが、配達先の家の人に訴えられた。
訴えられた理由は？
９か月前、池上結衣（生駒里奈）はフードデリバリーの配達員の速水から商品を受け取った際に連絡先のメモが入っているのに気づいた。
名前も住所も知られているため、刺激しないように置き配に変更したが、その後も注文するたびにメモは入っていた。
ある日、在宅していた夫・大輔（白石隼也）が置き配した後に様子を伺っている速水を見かけ、注文した商品にメモが入っているのを見つけ結衣にこれまでの経緯を聞き弁護士に相談した。
速水はストーカ被害による慰謝料請求訴訟を起こされていた。
速水は本当にストーカー？
速水がそこまで結衣に関わろうとしたのは、DVを受けていたから。
初めて速水が池上宅に配達した時に、家の中からは大輔が結衣を怒鳴る音に何かが割れる音が聞こえた。
チャイムを鳴らすと、大輔が対応したが家の中に殴られた痕のある結衣の姿が見えた。
その後も池上宅の前を通ると結衣の悲鳴や大輔の怒号が聞こえることがあり、速水は結衣を夫のDVから救うために様子を見に行ったりメモを入れたりしていたのだ。
黒澤はストーカー行為をごまかすためにDV行為をでっちあげている可能性もある。と言うが速水の友人である蒼はそれを否定する。
蘭も速水が嘘をついているようには思えなかった。
DVがあるなら原告の奥さんも救い出さないといけないと、蘭と蒼で池上宅の近所で聞き込みをする。
だが、池上夫婦の評判はとても良く、夫婦仲もいいと言う証言ばかりだ。
事務所に帰り黒澤に報告すると「速水が少なくとも２回DVの現場を目撃しているのに、近所でひとつもその話が出たこないのは不自然だ。」と言う。
だが、蘭はあれだけの人数に聞いたのなら１人くらい「分からない。」とか面倒だからと思う人が良さそうなのに全員が快く対応してくれて口を揃えて「DVなどなかった。」と言うことに違和感を感じていた。
黒澤の調べで相手が弁護士事務所を流川綜合法律事務所に変えていることが分かった。
流川綜合法律事務所との関係
流川綜合法律事務所では弁護士の東堂亜蘭（遊井亮子）が「先手を打っておいて正解でした。」と所長の流川大治郎（升毅）に報告していた。
蒼は蘭に父が自分を手元に置いておきたいがために、蘭の事務所を潰しにかかっている。と謝るが、蘭も「出て行った先が自分の事務所に泥を塗った私の所っていうのも気に入らない理由の１つでしょうね。」と言う。
第１回目の裁判
そして、第１回目の裁判。
蘭は黒澤から裁判の台本を受け取る。
裁判が始まり蘭は結衣の夫からのDV被害を明らかにしようと、結衣の元同僚・大島綾（小島梨里杏）に証言をしてもらう。
リモートで話していた時に、結衣の部屋には旦那さんがいたようだったが、結衣が手で何かのサインをしてきた。
その時はわからなかったが、それはDV被害のヘルプサインだったと分かり、結衣に何度も連絡を取ったが、返事はなかった。
結衣に「旦那さんからDV被害を受けたことは？」と質問するが、「ありません。」と否定しヘルプサインについても勘違いだったと言われてしまう。
だが、結衣がDV被害を否定するのは黒澤の台本通り。
黒澤の狙いはDVの加害者である大輔の本性をあぶりだすこと。
蘭は大輔にストーカー行為を警察に通報しなかったのはなぜか？自分のDVがバレることを恐れて警察に通報できなかったのではないか？とまくし立てるように質問する。
すると、大輔は最終的に「うるせぇ。」と激昂し、裁判官や傍聴人の大輔の心証は悪くなった。
ここまでは黒澤の台本通りだった。
続いて、速水が東堂の尋問を受ける。
東堂は速水が結衣がインディーズアイドルとして活動してきた６年前にそのステージを見に行っていた証拠を提示し、「彼は結衣さんの熱列なファンだったが、ツーショット写真などは撮らず見ているだけで、他の結衣さんのファンを睨みつけるなど陰湿な感じだった。」という証言まで得ていた。
「５年ぶりに結衣さんに再会し、再び近くの店で待機し、配達する機会を伺っていた。一方的に連絡先を渡し、置き配にするなどしたにも関わらず執拗に彼女につきまとい、自宅付近をうろついた。これは立派なストーカー行為です。」と言われ、反論できなかった。
蒼は裁判終了後、速水を結衣のファンであることを黙っていたことを問い詰めるが、速水は「ファンだったと言ったらストーカー行為をしていたって疑っただろ？俺は困っている人を救いたかっただけだ。」と言う。
速水の想い
蘭は速水に会い、ストーカーの定義には恋愛感情があったかが重要になる。と速水に結衣に恋愛感情があったのかを聞く。
速水結衣への気持ちは恋愛感情と言うより羨ましさ。だと言う。
アイドルを始めたころの結衣は踊りもろくに出来ないようなアイドルで速水は大学で上手く立ち回れない自分と重なって見えた。
だが、結衣は努力を重ね、２年後にはグループのセンターで踊るくらいに成長していた。
その結衣の姿を目標に今も国家試験の勉強を頑張り続けていた。
なのに、５年ぶりに再会した結衣の今の姿はあの時と全然違っていた。
だから救いたかったのだ。
次の戦略
速水の想いを聞いた蘭は速水はストーカーではなく、結衣を助けたかったと言う気持ちは嘘ではなかったと思い、結衣のDV被害の証拠を探そうとする。
結衣の元同期の綾の証言を思い出し結衣のSNSアカウントを思い出す。
結衣のSNSアカウントのフォロワーの中に結衣の裏アカがあるのではないかと、推測した蘭はそれらしいフォロワーを見つけ、その中に病院に行った投稿を見つける。
蘭は池上宅の向かいの家に防犯カメラの映像を借りれるように頼むが、流川綜合法律事務所の手が回っているため、断られるものの「若い女性が犠牲になっているかもしれないんです。」と頭を下げカメラ映像を借りることができた。
蘭は防犯カメラ映像から結衣の裏アカのアイコン画像と同じものを結衣が身に着けている証拠を見つける。
蒼は結衣の裏アカの投稿にあった病院を特定した。
そんな中、蘭を手伝い防犯カメラ映像を見ていた黒澤はフードデリバリーを置き配にしていたはずの結衣が１人の配達員からだけ直接受け取っているのを見つける。
その配達員が来るのは決まって旦那が不在の時だった。
第２回目裁判
蘭が黒澤から台本を受け取り第２回目の裁判に臨む。
蘭は蒼が特定した病院からカルテの情報を取り寄せていて、結衣にDVを受けていた確固たる証拠だと提示する。
更に、結衣に必ず大輔不在の時に直接配達していた配達員のことを尋問するが、結衣は「分からない。」と言う。
蘭は次に速水へ尋問する。
速水に「最初は結衣さんをDVから救うためだったが、最近は目的が変わっていたのではないでしょうか？私たちは先ほどの配達員が何者なのかを知るためにしていたことと同じことをあなたがしてたいた。それで彼が何を結衣さんに届けているのか知ってしまったのではないですか？」と尋問するが否定される。
蘭は結衣のアイドル時代に歌っていた歌詞を引用し、速水を説得し、速水も覚悟を決める。
改めて蘭があの配達員が結衣に届けていた物は何か問うと速水は「覚せい剤です。」と答える。
あの男はフードデリバリー配達員を装った売人。
結衣は大輔のDVの苦痛から逃れるために覚せい剤に手を出した。
速水の行動は結衣を覚せい剤から救い出すためのもの。
結衣が逮捕されるのを恐れ本当の事が言えなかった。
速水もそれを真実と認める。
そして、速水は結衣にアイドル時代の結衣を見て前向きになれた。自分の唯一の希望。だから覚せい剤なんて止めて戻ってほしい。いつまでも自分の目標でいてほしい。と訴え結衣はその言葉に涙する。
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『勝利の法廷式』第２話「正体」感想
今回のCASE
今回は蒼の友人がストーカーとして損害賠償請求で訴えられました。
DV被害から救いたかったのかと思いきや、実は覚せい剤から救いたかったという真実が最後に暴き出されました。
まさかの覚せい剤でしたね～。
あの配達員は不倫相手かと思ったら売人だったなんて…。
しかも、速水の口から覚せい剤のことを言わせるのは蘭の要望でその目的は速水の言葉を結衣に聞かせるため。
結衣が速水の言葉で覚せい剤と手を切れるように…との蘭の想いを黒澤が台本に反映させました。
速水役の泉澤祐希さんは自分にコンプレックスがあるけど真面目な感じ…でもストーカーと言われてしまいそうな陰湿な感じを上手に表現していました。
DV被害を受けていた主婦役は生駒里奈さん。
元・アイドルという設定でセーラー服姿で歌と踊る姿を見せてくれるという元・乃木坂46の生駒ちゃんならではの役柄でした。
DV夫役の白石隼也さんは最近こういう嫌な役が多い気がします…「仮面ライダーウィザード」から見ているので、もっと爽やかな役を見たいんですが…。
それにしても、結衣の夫・大輔はDVで捕まることはなかったんでしょうか？
黒澤と花の事件の関係
そして、最後に黒澤の追いかけている事件のことが少し分かりましたね。
蘭が冤罪にしてしまった友人・花が殺した容疑がかかっている夫は女性の連続殺人事件の容疑がかかっていました。
そしてその連続殺人事件の被害者が黒澤の知人？指輪がそばに転がっていたので婚約者？
だとしたら、被害者のそばに黒澤がいたのはなぜ？と謎も増えました。
花が連行されるのを見つめる野次馬の中に黒澤の姿もありました。
こちらの方も展開が気になります。
『勝利の法廷式』次回は？
次回CASE3は「記憶」です。
男を階段から突き落とした母の弁護を依頼してきた息子。
母が男を突き落としたのはその男から騙されたからだと言うが…。
ゲストは宮崎美子さんと福山翔大さんです。
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