オードリー若林正恭と南海キャンディーズ山里亮太の半生をKing & Prince髙橋海人とSixTONES森本慎太郎が演じる「だが、情熱はある」第10話が放送されました。
M-1準優勝後の若林はテレビ出演が増えるも、春日の節約ばかりがイジられる。
山里はしずちゃんとの広がる格差にもがく。
もがき苦しむ2人がついに出会う!
『だが、情熱はある』第10話をネタバレありでどうぞ!
『だが、情熱はある』第10話あらすじ
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オードリー準優勝後
オードリーはM-1の準優勝で、テレビの仕事が増えていた。
楽屋でも弁当を何個も用意され、芸能人とも普通に会って、M-1準優勝での変化を若林正恭(髙橋海人)は実感していた。
スッキリのオファー
山里亮太(森本慎太郎)はドラマやCMオファーが続々と来ているしずちゃん(富田望生)との格差に卑屈になっていた。
そんな時に山里に来たオファーは朝の情報番組「スッキリ」のクイズコーナーの進行で、月~木曜の毎朝。
出演は声だけで「芸人が顔を出さないオファーが来るなんて、よっぽど腕があるって思われてることだよね。」とマネージャーの高山(坂井真紀)は言うが、「しずちゃんはドラマで、僕は顔を出さずに声だけ…」と山里は、またも卑屈になる。
打ち合わせ後も、「この仕事やって、僕漫才師って言えます?」と高山に言う山里。
「私は山ちゃんに向いているから受けようと思ってる。」と高山は答えた。
すれ違う2人
プロデューサーの島(薬師丸ひろ子)は新しい企画に悩んでいた。
そんな時にテレビでやっていたのは、オードリーの漫才だった。
テレビ局の廊下で島と会った山里と高山は挨拶をしていた。
その横を通ったのはオードリーの2人だった。
島と山里と目が合い、頭を下げながら通る若林。
山里も頭を下げる。
島は通り過ぎたオードリーの後ろ姿を見ていた。
楽しくない若林
オードリーがズレ漫才の次に注目されたのは、春日俊彰(戸塚純貴)住んでいるボロアパート・むつみ荘だった。
3か月間、毎日のようにむつみ荘でロケだった。
むつみ荘を出れば、ファンに囲まれるもファンの中でも若林は春日の相方という認識だった。
打ち合わせでも春日の節約に関する質問ばかりだった。
春日の節約術を詰め込んだロケも本当に面白くなるのか若林は疑問だった。
若林の予想通り、ロケはグダグダ。
そんなロケの後でも、春日はゲームに夢中だ。
「オードリーは今年で消えるって言われてるのに、何でゲームなんかしてられるんだよ。」とスズタリ(水沢林太郎)に愚痴っていた。
「何で俺は楽しくなくて、春日は楽しいんだよ!」と靴下を投げた。
しずちゃんの想い
山里は「スッキリ」でのクイズコーナーを担当していた。
しずちゃんのCMの話題には、普通に喋りながらも画面を睨みつけ、貧乏ゆすりが止まらなかった。
山里の声が流れるテレビを見ながら、しずちゃんはドラマの撮影をしていた。
高山はしずちゃんに「お笑いの仕事も楽しくやれてる?」と聞いた。
「私は南海キャンディーズの漫才に惚れこんだから、漫才やめてほしくなくてさ。だから…コンビの形っておいのは…」と言いかけた高山に「私から解散って言うことはないです。」としずちゃんは答えた。
「私は山ちゃんが拾ってくれたから、今ここにいるのは分かってるし。山ちゃんが解散したいって言ったら受け入れますけど…。私から解散ってことは絶対にないです。」と言うしずちゃんに「そっか。」と高山は笑顔で言った。
もがく若林
若林は谷ショー(藤井隆)の楽屋を訪れていた。
「売れて、仕事増えて、テレビに出られたら幸せになれると思っていた。それが違くて。」と若林は言った。
谷ショーは自分のネタを見てくれと歌マネを始めた。
この歌で売れた時に自分の仕事と重ねて、「自分を信じてやっていけ~。」って聞こえたという谷ショーに歌の歌詞から「自己満でも。」と若林は笑った。
「ありがとうございます。ちょっと幸せだなって思えました。」と若林は谷ショーに言った。
若林はステーキを食べた時のコメントで「おいしいけど、人生には必要ないですね。」とコメントしやり直しをさせられる。
それを見ていた島は若林に話しかけた。
自己紹介をした島は「どうしたの?食べた時。」と若林に聞いた。
「おいしかったんですよ、おいしかったんですけど…」と言ったところで、若林が打ち合わせに呼ばれてしまった。
「また、話そうね。」と島は若林に言った。
オードリーのはラジオ「オールナイトニッポン」のパーソナリティー抜擢という大きな仕事が入った。
以前、若林のトークを見出した藤井の推薦だった。
若林と山里の初対面
島は山里亮太×若林正恭の「たりないふたり」という番組の企画書を作っていた。
この日、若林と山里は初めて会った。
2人で気まずい中、島が遅れてやってきた。
「やっぱり、2人似てる。だから会わせたかったの。」と島は言った。
若林は山里が先輩だと思っていたが、同期だと山里は言い、敬語が抜けない若林に「タメ口でいいよ。いくら俺の方が先にテレビ出てたからって。」と言う山里。
4年目でM-1決勝に行ったのかと驚く若林に「前に違うコンビ組んでたから、南海キャンディーズだと結成丸1年。」など端々に自慢が出る山里。
山里は島にどこが似てると思ったのか聞く。
「世間とどっかズレてる自分が悔しくて。だから自分のこと好きだけど嫌いで。余計なことまで考え込んで。自意識が強い。」と答える島に2人は頷いた。
若林はここに来るのに「会話を途切れさせたくないけど、変な話して面白くねえなって思われたないし、ちょっとずつ仕事して、まあまあできる奴だなって思われてから行きたかったな~。」と思っていた。
山里は「もし褒めてきたら調子に乗らせて面白くなかったていう悪評を広めるためにやってんだな。その手には乗らねえからな。イジってきたら、同期とはいえ、こっちの方が先にテレビに出てるんだからな。」そういうメンタルで来ていた。
それを聞いた島は「ほら、似てる。」と笑った。
「2人とも何か足りてない。」と言った島に2人は「似てるとしたら最低じゃねえか。」とお互いに思っていた。
島は「やるよ。2人の番組。」と言った。
ライブへの打ち合わせ
島との打ち合わせ。
自分に一番足りないことを聞かれた2人は、あり過ぎて答えられないと言った。
憧れる人を聞かれ「天才です。妬みも嫉妬もそんなこと思うことなくぶっちぎりで存在できる天才に憧れます。」と山里は答えた。
若林は「毎日を楽しんで生きている人です。」と答えた。
全然ポップじゃなく、とにかく2人が思っていることを伝える。そういうライブがやりたいと島は言う。
ライブ?テレビでは通らなかった?となる2人に「まずは。まずはね。」と島は答えた。
ネタについて2人で意見を出し合う。
山里は「相方が案を出してくれるって、こんなにネタ作りが楽しいんだ。ネタを考えてくれるって、こんなに楽なんだ。」と思っていた。
漫才の台本は山里がベースと自分のところをを書いてきて、若林のところを空けとくと言った。
若林は「相方が台本のベースを書いてきてくれるなんて、ありがた過ぎる。嬉しい。」と思っていた。
島が席を外し、2人きりになった時、若林は「僕はこのライブ面白いと思うんですけど…ウケますかね?」と山里に聞いた。
山里も言いたいことは分かるとして、「俺も(ウケるかどうか)分からない。」と答えた。
2人とも今まで相方がどう面白く見えるかでネタを考えてきていたので、自分たちで面白くなるのかが分からなかった。
それでもお互いに楽しみだと2人は言った。
たりないふたりのライブ
本番当日。
このライブは社交性の足りない2人が、お互いの足りない部分を打ち明けながら漫才を作り上げる。
2人は全然目が合わないからと島の提案で前半はトークは一切なしとなった。
それぞれがパソコンに打ち込んだ文字がスクリーンに出る仕様だ。
本番前に試しに何か打ってみてと島に言われ、若林は「このライブがウケたら何か変わる気がします。」と打ち、山里は「ドキドキだけど大丈夫。おもしろいから。」と返した。
島は「うん。いける。」と言った。
ライブが開演。
前半部分はパソコン画面を打ち込むだけだが、ウケていた。
後半、ついに「たりないふたり」の漫才を披露した。
その夜、若林は、すごい人と漫才ができて、たまに幸せとノートに書いた。
山里は次の日の「スッキリ」を清々しい気持ちでやっていた。
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『だが、情熱はある』第10話感想
「スッキリ」の裏側
山ちゃんと言えば「スッキリ」の天の声!というイメージ。
1人での大きな仕事で大抜擢と喜んでいたのかと思いきや、しずちゃんのドラマやCMの仕事と比べ、顔を出さない仕事に不満を抱えながらオファーを受けていたんですね。
しずちゃんの話題の時なんか、あの声の裏でVTRを睨みつけ、貧乏ゆすりをしながら行われているとは思いませんでした。
そして、ここでも慎ちゃん、天の声さんを完コピでした!
じゃない方の若林
M-1準優勝後、テレビの仕事が増え、幸せを感じていたのも束の間、入る仕事は春日の節約ばかりで、質問も春日のみ。
このころ、キャラのある相方に比べ、なかなか覚えてもらえない若林のような芸人を「じゃない方芸人」などと括っていましたが、春日のあのキャラもあり、若林はその筆頭のようでした。
M-1準優勝の翌年でオードリーは今年で消えると思われている中での勝負の年でもあり、本人も、もがき苦しんでいたんですね。
そんな中で決まったオールナイトニッポンのパーソナリティーへの大抜擢!
このオールナイトニッポンが今も続いているというのが感慨深いですね。
出会う2人
ついに、島の「たりないふたり」の企画が始動!
初めて会った2人。
演じる2人はジャニーズのアイドルのはずなのに、2人で並んでも芸人にしか見えない不思議さを感じながら見ていました。
もがいていた2人にとって「たりないふたり」でのライブは若林が言った通り、何かが変わった瞬間だったのかもしれません。
ライブ後に、若林が少し幸せを感じれて、山ちゃんもいつもより声が通っていると言われるくらい清々しい気持ちで「スッキリ」をやってるのが印象的でした。
『だが、情熱はある』次回は?
『だが、情熱はある』次回は
2010年、山里は深夜ラジオのパーソナリティに抜擢!
若林はエッセイの連載をスタート!
新たな仕事に挑戦する。
そんな中で、また「たりないふたり」の漫才がやりたい!と互いに渇望する…
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