オードリー若林正恭と南海キャンディーズの山里亮太の半生をKing & Princeの髙橋海人とSixTONESの森本慎太郎が演じる『だが、情熱はある』最終回が放送されました。
2021年「たりないふたり」の解散ライブは無観客での配信ライブ!
それぞれの相方もそれぞれの場所で見守る。
そして、驚きの演出も!
最高のドラマと言われた『だが、情熱はある』最終回をネタバレありでどうぞ!
『だが、情熱はある』最終回あらすじ
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無観客配信ライブ前
2021年、若林正恭(髙橋海人)と山里亮太(森本慎太郎)のユニット「たりないふたり」の解散ライブが無観客の配信ライブで行われようとしていた。
プロデューサーの島(薬師丸ひろ子)がそれぞれに声をかけに行く。
若林は普段通りに見えるが山里は「どうなっちゃうのか」と不安の中にいた。
クリー・ピーナッツのたりないふたりとの出会い
2012年、ヒップホップユニットのクリー・ピーナッツ(加賀翔・賀屋壮也)はライブが上手くいかず、周りと比べて絶望し、社会から突き放されていいた。
そんな中で出会った「たりないふたり」。
それは2人を救った。
「俺らは俺らのままでいいんだな。」と思えることができた。
「たりないふたり」に刺激された2人は、「たりないふたり」という曲を勝手に作り、勝手にCDを出した。
「たりないふたり」テレビ放送
自らの弱さ、足りない部分、負の感情。
それを12本の漫才にして曝け出す。
それぞれの仕事終わりに集まり、翌朝まで漫才を作る。
若林はそのままロケに行き、山里はテレビ局で仮眠をとり、「スッキリ」で全力で朝の挨拶をする。
そして、また深夜に集まる。
若林はそれでも「漫才作るの…楽しいです。」と言ったと思ったら寝ていた。
山里も「今まで1人でネタを作ってきたから、やり合えるのが楽しくて。漫才ってキツいけど面白いなって…」と言いながら寝息をたてていた。
「たりないふたり」は3か月限定の深夜番組として放送された。
そして、2014年には、再び3か月限定で「もっとたりないふたり」がスタートした。
幸せだったか?
若林は、実家に帰り母・知枝(池津祥子)に父が生きた時代について習っていると話していた。
父がどんな時代を生きてきたかが分かれば、父親のことも自分のことも分かるような気がする。
そう話した若林は父が幸せだったかどうかも知りたいと父が愛用していたギターを見ながら言った。
「幸せよ。代わりに答えるけど。私もね。」と母は言った。
何者
2019年、山里は女優・蒼井優と結婚。
2人揃っての記者会見が一面となったスポーツ紙を額縁に入れ、実家で夕飯を食べる。
しずちゃんにお礼を言ったか聞かれ、「ありがとう。」って言ったと答えるが、シンプル過ぎると家族にツッコまれる。
「コンビってのは、あうんの呼吸だから。その一言に『しずちゃんのおかげで結婚できました。「フラガール」のオファーをもみ消してたら、こうなってませんでした。ごめんなさい。感謝してます』っていうのが込められてんのよ。」と山里は言う。
父(三宅弘城)は「『何者かになりたいんです~。モテたいんです~。』って叫んでた亮太が、ホントに何者かになったワケだし、モテたってことだよな。」と言った。
「俺って何者になれてる?あの時の俺はどうなったら何者になれると思ってたんだろ?」と山里は自問した。
母(ヒコロヒー)は「みんな何者でもないし、何者でもないってことか…何か分かんないもの目指してきて、すごいね。」と山里に言った。
このままでいいのか?
山里はしずちゃん(富田望生)とマネージャーの高山(坂井真紀)を食事に誘った。
山里は結婚して、このままの芸風でいいのか悩んでいた。
「いじられたり、自分を下げて、低い目線からツッコみ入れて、下から笑い取るのが必勝パターンだもんね。」と高山は言った。
「このままやっていけるのか、ずっとモヤモヤしてて…」と言う山里に「山ちゃん、そんなんもっとおもろなったら、ええだけの話やん。」としずちゃんは言う。
「仕事しながら、自分と相談していったらいいの。実践あるのみ。」と高山は言った。
過去の自分
若林は春日(戸塚純貴)と共に、同窓会へ出席した。
2人の活躍を自慢していると誇らしがる同級生。
だが、しつこく年収を聞かれ正直に答えると、「ズルくない?喋って、飯食ってそんなにもらえるって…」と言われてしまう。
その帰り、すれ違った男が、道のカラーコーンを思い切り蹴とばすところに遭遇。
誰でもいいから殴りたいというような男の姿に、過去に苦しみを外の世界のせいにしていた自分と重ねていた。
5年ぶりの舞台
若林と山里は5年ぶりに一緒に舞台に立った。
忙しい2人ゆえ、打ち合わせなどができず、ぶっつけ本番で2時間の漫才をした。
山里は、結婚によってできたモヤモヤに、この漫才で答えが見つかればいいなと思っていた。
ぶっつけ本番は怖かった。でも楽しかった。若林にツッコむたびに心のモヤモヤが晴れていく。
もっと笑いが取れるような人間になれるように頑張ろうと思えた。
漫才が楽しかった。
若林と漫才をやってると高揚感で幸せになる。
そんなことを山里は自分のラジオで話していた。
そして、クリー・ピーナッツの「たりないふたり」をかけた。
コロナ禍での解散ライブ
2020年、世界はコロナ禍となった。
2人は「漫才したいなあ。」と呟いた。
2021年「たりないふたり」の解散ライブは無観客での配信ライブとなった。
舞台袖で準備をする2人に島は「5万4000枚だってチケット。東京ドームでライブするようなもんだね~。」と言う。
「若ちゃんと最高の最後の時間過ごしてきますよ。」と言う山里に「俺も同じこと思ってた。俺、山ちゃんと底の底、見せ合いたいから。」と若林は答えた。
無観客でのライブが始まった。
それぞれの家族も画面の前で見守る。
舞台袖ではマネージャーの高山も見守る。
しずちゃんも画面の前で見ながら「おもろなってるやん。」と呟いた。
春日がロケの合間に見てたのは自分の番組だった。
ライブ終わり、島がサプライズで呼んでいたクリー・ピーナッツが2人に向かい「たりないふたり」を披露した。
2人は涙を流した。
ライブ終わり、若林は倒れ、救急車で運ばれた。
ライブ後
若林は倒れた時のことをエッセイに綴った。
診断は過呼吸で、次の日に島がお見舞いに来た。
若林は「漫才…おもしろかったですか?」と島に聞いた。
「すっごく、おもしろかったよ。」と島は答えた。
山里は高山に「俺は倒れるまでやれてなかったのかな?本気の全力でやった若ちゃんに嫉妬してます。」と話していた。
「『若ちゃんは俺みたいに1人で喋るライブやってないから』じゃないの?」と言った高山は「準備運動せずにフルマラソン全力で走っちゃって倒れちゃう若林くんもカッコいいし、ずっと準備運動してた山ちゃんもカッコいいし、どっちもカッコいいよ。」と山里に言った。
2023年
それから2年が経った。
山里は朝の情報番組のMCになる。
2人の半生がドラマ化されることになる。
若林を演じるのはKing & Princeの髙橋海人、山里を演じるのはSixTONESの森本慎太郎。
ジャニーズの2人であることが発表される。
「だが、情熱はある」が放送される。
若林はラジオでドラマの話をし、「誰が情報流してるんだ。」と疑心暗鬼にになる。
山里はドラマの実況ツイートをしながら自分と向き合う。
若林はドラマの現場に差し入れをし、山里は森本慎太郎をラジオ番組のゲストに呼ぶ。
オードリーはラジオ番組のイベントで東京ドームの満席を目指し、山里は朝の情報番組のために早起きを続ける。
そして、ドラマは終わる。
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『だが、情熱はある』最終回感想
驚きの演出!
最終回、「たりないふたり」の解散ライブとその後日談くらいで、終わるのかと思いきや、何と今の今までを再現!
ドラマ化が決まり、2人の役を演じる2人が発表された時を髙橋海人、森本慎太郎を本人として出し、一方をその2人が演じる若林と山里で再現!
ドラマが始まり、若林が差し入れに行ったのも、慎ちゃんが山ちゃんのラジオにゲスト出演したのも、つい先日のこと!
そして、「Day.Day.」で慎ちゃん演じる山ちゃんがMCとして出演してたのは、実際にSixTONESが「Day.Day.」に出演した時にテレビで流れたもの?
ここまでやるか!と思わせる演出でした。
そして、山ちゃん結婚のスポーツ紙の蒼井優さんとの2ショットは合成ではなく、山ちゃん演じる慎ちゃんと蒼井さん本人で改めて撮影したものみたいです。
山ちゃん本人も、知らなかったらしくドラマを見て驚き、奥様に確認したとツイートしていました。
最終回で写真ではあるものの蒼井優本人が出演するというビッグサプライズでした。
クリー・ピーナッツ
解散ライブで「たりないふたり」をサプライズで披露したクリー・ピーナッツ!
この2人も本人と見間違うほどでしたが、演じたかが屋の2人の歌唱での再現も素晴らしかったです。
これにはCreepy NutsのDJ松永さんご本人も「かが屋の2人ありがとう。」とツイートで感謝を表してました。
解散ライブ
最終回の解散ライブ…第1話のはじまりとここで繋がりました。
第1話と同じシーンなのに、ここまで見てきた11話分の思いからか、最終回は涙が出てしまう解散ライブでした。
ライブ後に島さんが若林に言った「すっごい、おもしろかった。」の一言にも泣いてしまいました。
『だが、情熱はある』全話視聴の感想
ドラマが始まる前、芸人をジャニーズが演じるのか。といった批判の声が多くありました。
ジャニーズファンであるがゆえ、ドラマで「またジャニーズか。」という声が多く挙がることも分かるし、特に今回は芸人の半生なのに、ジャニーズのアイドルって…という声が特に多く挙がっていたように思えます。
ただ、ドラマが終わってみると、そう思っていた人たちが「始まる前にジャニーズかよ。と思っていたのに、この2人凄かった。」と絶賛してるのをたくさん見かけ、本当に本当に嬉しかったです。
と思いつつも、慎ちゃんは錦鯉の長谷川さんを演じた実績もあり、心配はしていなかったものの、海ちゃんの演技は学生役でしか見たことがありませんでした。
でも1話のひと言目「はーい。」という海ちゃんのセリフを聞いた時に、若林さんそのもので衝撃を受けました。
回を重ねるごとに、ますます2人に近づいていく演技に、ドラマを見てる時だけはアイドルに見えなかった!
そして、それぞれの相方を演じた戸塚さん、富田さんの再現も素晴らしかったです。
2組の漫才再現も完璧で、ネタも知ってるし、面白いのも分かってるのに、なぜか涙が出てきてしまい、泣き笑いで見てました。
今期のドラマの中で、一番泣きながら見たドラマでした。
そして、主題歌もドラマに合ってて、よかった!
第1話のエンディングで告知もなしに突如として流れ、主題歌テロップもなし。
でも絶対SixTONESだと初回放送後にネットを沸かせた「こっから」
もう聞けば聞くほど、ドラマに合っていて何回もYou TubeでMV見てます。
「こっから」は今もYou Tubeでの再生回数がハンパなく伸びてます。
そして、キンプリが2人体制になり新曲として発表され、W主題歌となった「なにもの」
「こっから」とは全然違うのに、これもまたドラマと合っている曲でした。
最終回を迎え、寂しい気持ちもありつつ、満足感もすごくあったドラマでした。
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