松本潤主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』第18話「真・三方ヶ原合戦」が放送されました。
信玄との戦いで家康の討ち死にの知らせが全国を駆け巡る。
その真実の裏に隠された悲しい別れ。
『どうする家康』第18回「真・三方ヶ原合戦」をネタバレありでどうぞ！
【PR】
 | どうする家康 前編 （NHK大河ドラマガイド） [ 古沢 良太 ] 価格:1,320円 |
 | どうする家康 後編 （NHK大河ドラマガイド） [ 古沢 良太 ] 価格:1,320円 |
『どうする家康』第18話「真・三方ヶ原合戦」あらすじ
駆け巡る家康の討ち死にの知らせ
勝どきを上げる武田軍の足元には遺体の山。
運ばれる遺体がつけていたのは金陀美具足。
岡崎城では、知らせを受けた平岩親吉(七之助)（岡部大）や徳川信康（細田佳央太）と妻の五徳（久保史緒里）がショックを受け、亀姫（當真あみ）は涙を流した。
そんな中で、瀬名（有村架純）は信康に「戦場では色んな噂が流れる。自分の目で見て見極めなさい。」と冷静に言った。
織田信長（岡田准一）のもとには木下藤吉郎（ムロツヨシ）が知らせを聞いて居ても立っても居られなくなり戦場から来ていた。
信長は藤吉郎に「あっという間だったそうじゃ。」と言い、「桶狭間は二度は起こらぬか。」と呟いた。
将軍・足利義昭（古田新太）が明智十兵衛（酒向芳）から知らせを受け、「武田信玄が松平家康を打倒したか。さすが信玄入道」と喜んだ。
「唯一の味方の松平が滅んだ信長と信玄が戦っても結果は目に見えている」と言った義昭に明智は信長のもとから戻ってくるように言われる。
「まだ、分かりませぬ。徳川が滅んだのかどうかは。」と明智は言った。
信玄の笑み
武田信玄（阿部寛）のもとに家康の首が届く。
それを見た信玄は笑った…。
出発前
半日前、地の利を生かして、武田の軍勢を追うことを決めた徳川家康（松本潤）
家臣がそれに続く。
本多忠勝(平八郎)（山田裕貴）は飲んだくれて体も利かない叔父の本多忠真（波岡一喜）に戦に出ないように言うが「誰がお前に戦い方を教えたと思ってる。」とまだまだやる気満々で出ていく。
家康は久松長家（リリー・フランキー）と夏目広次（甲本雅裕）に留守を頼んだ。
相変わらず、家康は「夏目よし…夏目のぶ…」と夏目広次の名前が覚えられなかった。
一度、出ようとした家康は戻ってきて「なぜ、わしはお主の名前が覚えられん。」と夏目に聞いた。
「それは、私の影が薄いからでしょう。」と夏目は言い、「いっってらっしゃいませ。殿はきっと大丈夫でございます。」と家康を送り出した。
合戦
家康を先頭に武田軍を後ろから攻めるため、向かう徳川軍。
だが、そこには徳川軍が来るのを待ち構えていた武田軍の姿があった。
驚愕する家康は退くこととしたが、武田軍が信玄の「かかれー」の声で向かってきた。
留守を預かっていた久松長家と夏目広次のもとに、武田と合戦になったこと、総崩れで散り散りに逃げていること。家康の消息が不明であることが伝えられた。
信長から送られていた佐久間信盛（立川談春）と水野信元（寺島進）は徳川を見限り、岐阜へ戻った。
鳥居元忠(彦右衛門)（音尾琢真）は家康を探すが、見当たらない。
大久保忠世（小手伸也）に「もう、城に戻っておるじゃろ。」と言われ、退くことに。
本多忠真と忠勝
武田軍は強く本多忠勝でもやっとだ。
榊原康政(小平太)（杉野遙亮）は退いた。
だが、本多忠真は武田軍を迎え撃つ気だ。
忠勝は「１人では死なせん。」と一緒に戦う気だ。
「おめえの死に場所はここではねえだろうが。」と忠真は忠勝に言った。
「俺は叔父上を置いては行かぬ。」と退く気はない忠勝。
「おめえの夢は主君を守って死ぬことじゃろうが。」と忠真は言うが「あいつ主君などとは…」と強がる忠勝。
そんな忠勝を引っ張り「好きなんじゃろうが。殿を守れ。お前の大好きな殿を。」と言う忠真は忠勝を抱きしめ「行け！平八郎。」と涙ながらに行った。
忠勝は涙を流しながら「あーーーーーーーーー。」と叫び、走って退いた。
忠真は酒を飲み「こっからは本多忠真さまが相手じゃー。」と叫び、大量の武田兵を迎え撃つ。
身代わり
浜松城の城門には手負いの者で溢れていた。
夏目広次は手当てに追われていた。
そこに酒井忠次(左衛門尉)（大森南朋）が戻ってきた。
家康がまだ戻ってきてないと知った忠次は、すぐに戦場に戻ろうとするが、戻れるような体ではなく、夏目が止める。
その頃、家康は自身を探す武田軍から逃れるために、忠勝、康政と床下に隠れていた。
武田軍が去ったと思った時、蹄の音が聞こえた。
その後、床下に顔を出したのは夏目広次だった。
夏目はそこら中に敵兵がたくさんいることを伝え、家康に具足を脱ぐように言った。
嫌がる家康から具足をみんなで取る。
その具足を忠勝がつけようとした時、夏目が忠勝を蹴って「すまん。お主はまだ先じゃ。」と言って自分が家康の金陀美具足を付けた。
夏目吉信
家康はまだ、幼名・竹千代だったころを思い出していた。
みんなが竹千代を探す中、竹千代は床下に隠れていた。
そこにみんなが去ったあと、入ってきたの男に「よしのぶ」と言った。
それは若き日の夏目広次であった。
「よいところに隠れましたな。若、怖いですか？」と言った吉信に竹千代は「竹千代は弱いんじゃ。」と話した。
「弱いと言えるのが若のいいところでござる。素直にお心を打ち明け人の話をよくお聞きになる。だから皆、若をお助けしたくなる。皆が助けてくれます。」と吉信は言った。
「付いてきてくれるか？」と聞いた竹千代に「この夏目吉信が若をお守りいたします。若はきっと大丈夫。」と答えた。
家康はその時の夏目吉信が夏目広次だと思い出した。
金陀美具足を付け、武田軍へ向かおうとする夏目に家康は「やめろ！夏目吉信。」と叫んだ。
「吉信じゃ。お主は幼いころ、わしと一番よう遊んでくれた。夏目吉信じゃろ。こんなことは、せんでよい。」と言う家康の言葉に夏目は涙を流す。
だが、「足りませぬ。一度ならずとも二度までも殿の命を危うくしたこの不忠ものを、ここまで取り立ててくだっさった。これくらいの恩返しでは足りませぬ。」と夏目は言った。
あの時の約束
幼少期の竹千代が信長に攫われた、あの海岸に夏目吉信はいたのだ。
自身も矢を放たれ、気が付いた時には竹千代はもういなかった。
竹千代の父・松平広忠（飯田基祐）に切腹を申し出るが、腹を切ったつもりでこれからも奉公するように言われる。
それでは、収まらない夏目に広忠は夏目吉信は竹千代を守って死んだ。ということにして、名を変えればいい。と提案した。
大きくなった家康は名を変えた夏目吉信に気が付かなかったのだ。
そして、一向一揆の際の不問。
「せめて、24年前に果たせなかった約束を今、果たさせてくださいませ。今度こそ、殿をお守りいたします。」と言って武田軍へ向かおうとする。
夏目は振り返り、「殿が死ななければ、徳川は滅びません。生きてさえいれば信玄をいつか討ち取れます。」と言い、「殿は…きっと大丈夫。」と笑顔で言って去って行った。
「だめじゃー吉信。」と叫び泣く家康を必死に忠勝らが抑えるのだった。
金陀美具足をつけ「徳川家康じゃー。」と叫ぶ夏目を襲う武田軍。
夏目広次が最期に思い浮かべたのは家康が「夏目吉信」と自分のことを思い出した姿と「ありがとう。吉信」と言った竹千代の姿だった。
空上の計
浜松城に武田軍が迫ってきた。
軍を引くのは信玄の息子・武田四郎勝頼（真栄田郷敦）だ。
渡辺守綱（木村昴）の号令のもと、戦う覚悟のみんなだが、そんな余力はもうなさそうだ。
忠次は石川数正（松重豊）に「兵法36条はどうだろう？」と耳打ちした。
城門を開け、かがり火を焚き、息を潜めるように指示した。
勝頼も何か罠かもしれん。と一旦退いた。
陣に戻り、様子を話す勝頼に山県昌景（橋本さとし）と穴山信君（田辺誠一）は「それは空上の計だ」と教えた。
空上の計とは何か罠があるように見せる策で、本当にやる奴は初めて見たと山県と穴山は笑った。
勝頼は「くだらん策じゃ。直ちに浜松城を落とします。」と出ようとするが、信玄が止める。
信玄は浜松城を見逃すと言った。
信玄は時が惜しい。と西に向かうことを決めた。
家康は生きておる
忠次と数正が泣き暮れている家康のもとに来て、武田軍が西へ向かったことを報告する。
そして、家臣たちがそれぞれ自分たちのやれることをやっていると報告すると家康も「分かっておる。分かっておるのじゃ。わしは皆に生かされた。決して無駄にはせん。」と涙を拭き立ち上がる。
「家康は生きておる。そう言いふらせ。」と２人に指示した。
武田の動き
信長は信玄との戦いを前に家臣たちを集めた。
「己のなすべきことを全てなせ。さすれば後は天がこの信長か信玄かどちらを選ぶかがじゃ。」と言った。
そこに、知らせが入る。
知らせを聞いた藤吉郎は「天はもう選んじまったのかもしれません。」と言った。
岡崎城では家康が無事だったことが伝えられ、これからの戦に備える。
そこに入った知らせに驚く親吉。
足利義昭は「何で武田が来んのじゃ。」とわめいている。
家康のもとに教正が「なぜか武田軍、向きを変え甲斐に引き返しております。」と報告する。
「何があったんじゃ。信玄に。」と家康は言った。
【PR】『どうする家康』全話配信はU-NEX
【PR】『どうする家康』を小説で楽しみたい方はこちら
 | 価格:1,650円 |
 | 価格:1,650円 |
『どうする家康』第18話「真・三方ヶ原合戦」感想
本多忠真…
本多忠勝の叔父である本多忠真。
いつも酒を飲んでいて、最近では体も動かないとかで、あんまり出てきていなかった忠真でしたが、最期はカッコよかったです。
叔父上を置いていけない。と言う忠勝に「お前の夢は主君を守って死ぬことだろ。」と言ったり、忠勝が「あんなの主君とは…」と言った場面は忠勝が登場したころを思い出させました。
自分が犠牲になる覚悟を持った叔父を苦渋の決断で置いていくことを決めた忠勝。
２人のシーンには涙が…。
本多忠真の最期は、さすが戦国最強武将と言われた本多忠勝の叔父であり、本多の名に恥じない、最高にカッコいい最期でした。
夏目広次…名前の伏線
そして、夏目広次…改め夏目吉信。
井伊直虎が見ていた金陀美具足は家康の影武者となった夏目さんだったんですねー。
まさかの、竹千代時代に付いててくれた人だったとは…。
しかも、誰より竹千代を理解してくれていた人。
家康がいつも夏目広次の名を間違えていたのは、記憶のどこかに夏目吉信という名前があったからなのでしょう。
振り返ってみると、家康が間違うときは必ず、よしかのぶが入っている間違え方でした。
いつも名前を間違う家康を笑って見ていたのに、今回は名前を間違う家康に泣いてしまうことになりました。
古沢脚本の見事な伏線回収でした。
夏目は竹千代を守るという約束を果たせなかったことを、ずーっと後悔していたのですね。
そして、今がその約束を守る時と家康の影武者へ…。
もう、最後の「殿はきっと…大丈夫」で涙腺崩壊でした。
今まで、近しい者で亡くなる人がいなかったので、１話で２人も家臣が亡くなり悲しみが追い付きません。
その他の感想
今回は本多忠真と夏目広次の死がほとんどで、その他の感想はまとめます！
- 最初、半日前に巻き戻ったとき、「木更津キャッツアイ」かと思った！
- 家康の死を聞いた信長は、藤吉郎とは冷静に話していましたが、どんな気持ちだったのか…
あれは、かなり落ち込んでいた表情だったのかもしれません。 - 足利義昭、まだ「松平」って言ってる！
それを聞いて、喜ぶ義昭とは対照的に少し悲しんでいそうな明智が印象的でした。 - 最初の家康の死がどんどん知らされていくのと、最後に武田が甲斐に戻っていくのがどんどん知らされていくのが同じでした！
少しづつ核心に迫っていく感じでした。 - 家康が立ち上がり「家康は生きておる。そう言いふらせ。」と立ち上がった姿はカッコよかったです！
- 武田が甲斐に引き返した理由…そのころ信玄は…ですよね。
【PR】『どうする家康』Blue-ray-BOXが予約受付中
 | 大河ドラマ どうする家康 完全版 第壱集 ブルーレイ BOX【Blu-ray】 [ 松本潤 ] 価格:9,781円 |
 | 大河ドラマ どうする家康 完全版 第弐集 ブルーレイ BOX【Blu-ray】 [ 松本潤 ] 価格:9,781円 |
 | 大河ドラマ どうする家康 完全版 第参集 ブルーレイ BOX【Blu-ray】 [ 松本潤 ] 価格:9,781円 |
 | 大河ドラマ どうする家康 完全版 第四集 ブルーレイ BOX【Blu-ray】 [ 松本潤 ] 価格:13,041円 |
『どうする家康』次回は？
『どうする家康』次回は「お手付きしてどうする！」
武田軍に何があった？
家康がお手付き？
怒る教正！
コメント