松本潤主演の大河ドラマ『どうする家康』第19話「お手付きしてどうする！」が放送されました。
家臣の死のショックから立ち直れずにいた家康。
そんな家康の心の隙に入りこむ侍女。
お手付きに数正と忠次が激怒！
お手付きを知った瀬名はどうする？
『どうする家康』第19回「お手付きしてどうする！」をネタバレありでどうぞ！
『どうする家康』第19話「お手付きしてどうする！」あらすじ
信玄の死
1573年、武田信玄（阿部寛）は息子の武田四郎勝頼（真栄田郷敦）を前に「わしは、すっかり良くなり織田との決戦に備えている。そう言い続けよ。３年の間、わが死を秘するべし。」と伝えた。
「ここまでかぁ。」と信玄は呟いた。
そして、勝頼に「わしの真似をするな。そなたの世を作れ。」と言った。
「黄泉にて見守る。」と言った信玄はゆっくり目を閉じた。
知らせを聞いた家康
武田軍がなぜか甲斐に引き返したという知らせを聞いた徳川家康（松本潤）。
石川数正（松重豊）は「信玄入道は身罷ったと見て間違いないと思います。」と言った。
「天は我らに味方した。」と喜ぶ鳥居元忠(彦右衛門)（音尾琢真）を「敵とは言え、人の死を喜ぶとは何事か！」と家康は一喝した。
本多忠勝(平八郎)（山田裕貴）は「この機を逃す手はありません。武田に奪われた所領を奪い返しましょう。」と家康に進言。
家康は各地の内情を探るように家臣たちに命じた。
１人になった家康は信玄との戦いを思い出し、震えていた。
将軍追放
信玄の死の噂は全国を駆け巡った。
織田信長（岡田准一）は自分を見限り、信玄についていた将軍・足利義昭（古田新太）を将軍から引きずり下ろし、追放した。
義昭についていた、明智光秀（酒向芳）も織田方についた。
小谷城
小谷城の浅井長政は自害した。
木下藤吉郎改め羽柴秀吉（ムロツヨシ）は北近江の小谷城へと入り、市（北川景子）と対面した。
市は長政との娘・３人を抱えており長政から「浅井の姫を立派に育てるように。」と言われて生き延びる覚悟をしていた。
「これからは姫様とお市様のことは、私がお世話いたします。」と言い触れようとした秀吉の手を払い、「気安く触れるな！サル！」と言った市は秀吉をビンタした。
お万
風呂に入ろうとした家康は外にいる者に髪を梳いてくれるように頼んだ。
そこに来たのは、侍女のお万（松井玲奈）だった。
髪を梳いてもらいながら「この頃、気力がなくての。」とお万に話す家康。
「これまで幾度となく死にかけたが、何だかんだ生き延びておる。」と言う家康に「それもまた、殿のお力と存じます。天は見てくださっているのです。殿の日頃の行い、お優しいお心。だから天はお守りになるのだと思います。」とお万は言った。
家康の前に回り、家康の額を拭くお万は「万の目には殿が天人さまのように輝いて見えます。」と言った。
次の日も、家康の風呂の世話を自分から買って出た。
家康の髪を梳きながら「殿の髪に触れていると、お万は胸がドキドキします。」と言ったお万は体勢を崩し、風呂釜の近くの熱いところに手を触れてしまう。
家康がお万の手を取り、傷はないか見て「傷にはなっておらんようじゃ。」と言った。
その後、額を拭くお万の顔を見つめた家康は「もう下がってよい。」とお万に言った。
五徳の提案
瀬名（有村架純）は息子の信康（細田佳央太）と妻・五徳（久保史緒里）、娘の亀姫（當真あみ）に呼び出された。
五徳がずっと家康と離れ離れで淋しいだろうから浜松に移ったらどうかと言い出した。
息子たちを心配する瀬名に信康は「私たちももう子供ではない。岡崎のことはご安心なさいませ。」と言った。
五徳も「これからは私がしっかりお支えしますので、母上は御父上をお支え下さいませ。」と瀬名に言う。
瀬名は「五徳、わしは邪魔か？正直に申してほしいのじゃ。」と五徳に聞いた。
「では…母上はお優しすぎると思います。母上がそばにいると信康さまはいつまでも甘さが抜けませぬ。」と五徳は答えた。
信長の娘である五徳は、わが夫を父にも劣らぬ強い強い大将にしたい。という思いもあるが、瀬名が家康と離れていることは淋しいだろうと思っているのも本心であると五徳は言った。
五徳の話を聞いた瀬名は折を見て家康に相談すると答えた。
なるべく早くした方がいいと言った五徳は「御父上をずっとお一人にしておくと、良からぬ虫がつくといけませぬから。」と言うが「父上に限ってそんなことはなかろう。」と信康は笑った。
半蔵の報告
家康が風呂に入ろうとすると、今日も風呂の番をしていたお万が「御髪をお梳きしましょうか？」と声をかけてくる。
家康が返事を迷っていると、お万は自ら入ってきた。
お万に髪を梳いてもらう家康。
時が経ち、家康は服部半蔵（山田孝之）を呼んでいた。
どうだったかと聞く家康に半蔵は「医師に見せました。間違いございません。」と言った。
続けて半蔵は「殿、おめでとうございます。殿にお子が増えるのはお家にとって喜ばしいこと。」と続けた。
半蔵の言葉に「まずいことではないよな？」と安心する家康に「お方様の承知していないお子でございます。もし、お方様の耳に入ることがあれば、大変な騒動になろうかと。そのうえ、お万は築山にてお方様に仕えていた侍女。そのようなものにお手付きしたとあっては…」と半蔵は言い、笑いを堪えられない。
家康は「誰にも言うでないぞ。」と半蔵に口止めをした。
お万は家康の子を身ごもっていた。
数正・忠次激怒！
信康から話を聞いていた数正は瀬名が浜松に移り住むのはどうか？と家康に提案してきた。
「願ってもないことじゃ。すぐにでも瀬名をここに…」と喜びかけた家康。
だが、何かに気づいた家康を数正と酒井忠次(左衛門尉)（大森南朋）は不審に思う。
何もないとごまかす家康だったが、２人に追い詰められ「大したことじゃないんだが…」と前置きしたうえで、２人に耳打ちした。
それを聞いた２人は「あははは。」と笑ったあと「何を考えておるんじゃ～？」と数正は激怒！
左衛門尉も「信長が敵を蹴散らして居るときに、殿は風呂で何をしていたのか！」と言った。
２人は「お方様に申し上げます。子細漏れなく申し上げます。」と出て行こうとし、家康は必死に止めるが聞いてはもらえなかった。
家康のお手付きは岡崎に知られることとなった。
信康は「父上を見損なった。」と怒り、五徳は「だから言ったのです。はやくお移りになられた方がいいと。」と言った。
瀬名は「にわかには信じられぬ。」と言い、相手が自分のよく知っているお万であることが信じられなかった。
瀬名は浜松に行き、家康に直接聞いてみることにした。
浜松に瀬名が来た。
それを聞いた家康は「わしはおらん。と言ってくれ。」と逃げようとするが、瀬名は家康のもとへ直接来た。
笑顔を見せた瀬名に「やぁ。」と家康が言うと「何が、やぁですか〜？この、あほたわけ！」と逃げる家康を瀬名は追いかけて物を投げつけた。
改めて、冷静に話す瀬名は「側室を持つなと申し上げているのではございません。むしろ殿のお子が増えるのは喜ばしいことと存じます。されど、瀬名の預かり知らぬこととあっては正室としての立場がございませぬ。」と訴えた。
謝る家康に「立場構わずお子を作られたらお家はどうなりますか？信康や亀の立場も危うくなります。」
「殿は信康や亀も蔑ろにされたのです。」と言った瀬名の目の前まで行き、家康は頭を下げた。
手を振りかざした瀬名に「構わん。ぶってくれ。」と言う家康の頬を瀬名は本当にぶった。
そして、お万のところに行き、女同士直接話してくると部屋を出て行った。
瀬名とお万の直接対決
瀬名がお万のもとに行くと大きいお腹のお万は手を後ろ手で縛っていた。
瀬名に「とんでもないことをしてしまいました。」と気の済むまで折檻してくれ。殺されても構わないと瀬名に言った。
「お腹の子に罪はなかろう。」と言う瀬名に「この子を産めば、御家が乱れます。」と言ってお万は自分が城を出て育てるにしても殿のお子として、立派に育てられる家庭環境ではないと涙で訴えた。
それを聞いた瀬名はふふっと笑い「もう良い。」とお万の縄をほどいた。
「私は、そなたを見くびっておったようじゃ。おっとりした慎ましい女性だと。」と言った瀬名はお万を「才ある子じゃ。うちの殿など、ひとたまりもあるまい。」と言いお万の肩をポンと叩き「見事じゃ。」と言った。
「殿から金子（きんす）をふんだんに戴くといい。その金でこの子を立派に育てよ。恥ずかしいことはない。それもおなごの生きる術じゃ。私は嫌いではないぞ。」と瀬名はお万に言う。
お万は「恥じてはおりませぬ。多くのご家臣を亡くされお心が疲れきっていた殿をお慰め申したまで。」と瀬名に返した。
男が欲しい物を手に入れるために戦をし、人を殺して奪う。だったら、女は人に尽くして癒しと安らぎを与え手に入れる。女の戦いの方がいい。と言ったお万は男どもに戦のない世など作れない。政も女がやった方がいいと「お方様のような方が。」と瀬名に言った。
そして、お万は城を出てお腹の子を立派に育てることを瀬名に誓った。
瀬名の答え
お万のもとから戻った瀬名に家康は改めて謝罪した。
瀬名もそれだけ辛く苦しい時を過ごしていたのに、そばで支えなかったことを謝った。
瀬名は何も悪くないと言った家康は「こっちに移ってくるのだろ？」と聞き「わしのそばにいてくれんか？」と瀬名に言った。
瀬名の答えは「こちらに移るのは、もう少し先にします。」だった。
やはり、信康と五徳のことが心配な瀬名は築山に残ると言い「いずれは２人で暮らしましょう。」と家康に言った。
これから
そこに忠次と数正が来て「気を緩めるゆとりなどありませぬぞ。」と言った。
遠江の民はあることないこと言い、家康をバカにして楽しんでいる。
信玄がいなくなったとは言え、武田軍は強大武田との戦いで軍勢を半分ほど失った徳川軍では奪われた所領を奪い返すのも困難を極めると思われる。
その頃、武田勝頼は「三河を手に入れる。」と宣言し「狙うは岡崎。徳川信康。そして…その母・築山殿じゃ。」と千代（古川琴音）に申しつけていた。
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『どうする家康』第19話「お手付きしてどうする！感想
あざとい女・お万
家康がお手付きをしてしまった侍女・お万。
あざとかったですね〜。
自ら家康のお風呂の番に手を挙げて、少しずつ少しずつ家康との距離を縮める。
「髪を梳いているとドキドキする」と言ってからの体勢崩してドジっ子アピール。
見事に殿の子を妊娠してました。
瀬名が浜松に来たことを知ると、自ら手を縛ってもらうように侍女仲間に頼んでました。
折檻してください。とか言いつつ、あれも瀬名がそんなことしないと見越してのことだったのでしょう。
演出だから、しょうがないんですけどね…あの髪型とか服装も嫌いでした。
激おこ忠次と数正
お万を身篭らせたと知った忠次と数正が激おこでした。
側室を持つのが当たり前の時代だし、この２人になら言っても大丈夫と思ったのか耳打ちして教えた家康も２人の激おこに驚いてました。
耳打ちしてからの「ははは。」と笑ってからの「何をしておられるんですか〜？」のタイミングと言い方と声のボリュームと何もかも面白くて…松重さん最高でした。
ちょっと怒られたり、たしなめられたことはこれまでに何度もありましたが、今までの最高潮で怒られるのがお手付きって…家康よ…情けないぞ。
笑われる家康
お万を医師に見せるのを半蔵に極秘で頼んでいた家康。
報告しに来た半蔵は「おめでとうございます。」と言いつつも、瀬名の知らないところで瀬名の侍女をしていたお万にお手付きしたことはマズいと説明しつつ、笑いを堪えられてませんでした。
最後までチョイチョイ吹き出し、姿が見えなくなっても笑ってる声が聞こえてきて家康に怒られてましたが…。
吹き出す半蔵の姿は、面白かったです。
そして、家臣達にも「あの、お万だろう？やっちまったな。」と家康の知らないところで笑われてました。
瀬名vsお万
家康が自分の知らないところで子を作ったと知り正室としての立場がないと瀬名はお万と直接話すことに。
お万の涙の訴えに、この女は最初から殿の子を作るために近づいたのだと瀬名は分かりました。
それでも、瀬名は殿からお金をもらうことを勧め、家の再興と子供を育てたらと言いました。
お万もお万で、弱っていた殿の心を慰めたまでと言い、それが女の欲しい物を手に入れる術だとまで言いました。
そう言われちゃった瀬名は家康の心が弱った時に自分がそばにいなかったことを家康に謝りました。
時代は違えど、弱ってる時に妻がそばにいなかったからっていいってことではないと思いますが…
お万は家康の子ができれば、それで良かったのでしょうか？
正式に側室の立場が欲しかったわけではなくて？
こういう女は自分の子を跡継ぎにとか言いかねないと思ってしまいます。
瀬名岡崎に残る
瀬名は結局、岡崎に残る決断をしました。
信康と五徳のことがまだまだ心配だからと言っていましたが、本当のところはどうなんでしょうね？
瀬名に出て行って欲しがってた五徳はどう思うんでしょうかね？
「いずれは２人で暮らしましょう。」との言葉はフラグのように聞こえて切ないです。
落ちた小谷城
浅井長政の小谷城が落ちました。
戦のシーンはなかったものの、長政が自害したと秀吉が言ってました。
そして、生き残った市と娘達を迎えに来た秀吉。
秀吉は市狙いだったと言われていますが、市は秀吉を嫌っていたとの史実通りの「気安く触るでない。」のビンタでした。
ですが、秀吉は娘の１人を抱き上げ連れて行きました。
あれは、きっと長女の茶々なのでしょう。
数年後の未来を思うとゾクゾクする演出でした。
『どうする家康』次回は？
『どうする家康』次回は
武田勝頼が徳川領に攻め込む！
総大将の信康は苦戦！
徳川家が分裂の危機？
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