『風間公親ー教場0-』第9話「橋上の残影」が放送されました。
風間が指導する新しいバディは染谷将太演じる中込兼児!
風間道場過去イチの問題児の中込の抱える問題と過去のトラウマを風間が見抜く!
隼田聖子は遠野と風間を刺した事件の専従捜査に自ら志願した。
『風間公親ー教場0ー』第9話「橋上の残影」をネタバレありでどうぞ!
『風間公親ー教場0-』第9話「橋上の残影」あらすじ
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専従捜査チーム
風間公親(木村拓哉)と遠野章宏(北村匠海)が刺された事件の捜査本部を風間が訪れた。
柳沢浩二(坂口憲二)は十崎波琉(森山未來)の犯行を止められなかったことを謝った。
「起きてしまったものは仕方がない。君のせいではない。」と言った風間は報告を聞いた。
十崎はアパートに戻っていないこと、鳥羽暢照(濱田岳)というバイク便ドライバーが十崎を見た可能性があるが、連絡が取れないことを報告した。
昨日も女性が襲われかけ、大声を上げたため無事だったが、十崎はまだこの街にいると柳沢は言った。
隼田聖子(新垣結衣)は風間のもとに行き、自ら専従捜査チームに志願したと言った。
「恩返しさせてください。」と言う隼田だったが「なぜチームに入った?ほかにやるべきことがあるんじゃないのか?」と風間は言って去って行った。
態度の悪い新人刑事
中込兼児(染谷将太)は現場に臨場し、タバコを吸い始めた。
谷本(濵田崇裕)は「風間道場の新人か?」と聞き、タバコを消すように言うが、めんどくさそうに火を消した中込を見て尾山(結城滉星)は「めんどくせえのが来たな。」と言った。
遺体のそばにいる風間のそばに行った中込に「この現場は懐かしい感じがするそう思わないか?」と言った風間は「中込兼児か?風間公親だ。」と名乗った。
軽い挨拶をする中込は風間に被害者の身元を特定するのに手がかりになるものを聞かれ「授業ですか?」と言い「嫌なら所轄署に帰れ。」と言われた。
舌打ちする中込に尾山は「いい加減にしろよ。」と怒るが、風間は「構わん。幼稚な礼儀は問わない。」と気にしなかった。
風間の質問に中込は顔や指紋で身元を特定すると言うが風間に遺体を見るように言われる。
シートをめくろうとした中込を「手も合わせられないのか!」と風間は一喝した。
中込が見た遺体は、指紋と顔を焼かれていた。
口の中も焼かれていて、歯型での特定も無理だった。
だったら所持品で身元を特定し、交友関係を洗って、容疑者リストを作って…と言う中込に被害者がどうしてここで殺されたかを聞く風間。
3か月前の深夜に通り魔事件があった看板を見ていた中込は犯人がまた動き出したと答えた。
関係はあるかもしれないが、正解とは言えない。という風間に腕時計が盗られた可能性があることから物取りではないかと言うが財布は盗られてなかった。
「かったりいな。」と言った中込に通り魔ならどういう風に刺したか自分が被害者やるから動いてみるように風間は言った。
笑いながら「みんなが通る道だ。頑張ってね新人くん。」と言う尾山に中込は蹴りを入れ、谷本が止める。
風間は「できるのか?できないのか?」と聞くと、中込は動き始めた。
中込は風間を刺すフリをした少し先で止まった。
「どうした?通り魔ならそのまま逃げればいい。わざわざ戻ってきて男の身元を隠した理由はどう説明する?」と中込に聞いた風間は現場を離れた。
病院
デスクで寝る中込を伊上幸葉(堀田真由)は起こし「ここで寝る人、初めて見た。緊張感なさ過ぎ。」と言った。
中込は幸葉に紙くずを投げ、幸葉は霧吹きで応戦。
そんなやりとりを続けていると、風間が入ってきたので幸葉は泣き真似をして中込と同じ部屋にいるとストレスで胃が痛くなると言った。
風間は中込に幸葉を病院に連れて行くように言い、風間が出て行ったあと、幸葉は笑った。
連れて行かないと言った中込だったが、結局病院に一緒に行った。
医師に診てもらった幸葉は胃か十二指腸に腫瘍があるかもと、念のため今度内視鏡で検査するように言われた。
日中は忙しいので、カプセル内視鏡というカメラがついたカプセルを飲んで調べるものを希望するが、小腸を見るのに使うものなので胃や十二指腸には向いてないと医師に言われる。
診察後に病院内で注射を嫌がる息子と母親の姿を見た中込は子供時代のことを思い出し、幸葉の言うことを無視していた。
聞いてるかと言ってきた幸葉に大きい声を出し、手を振り払った中込に「みんなに反抗して、すぐカッカするけど理由は何?」と幸葉は聞いた。
報告
中込は風間に報告する。
被害者の死亡推定時刻は午前2時から4時の間。
指紋や足跡は雨で判別できない。
服も大量生産のものだったため、購入者の特定は無理。
顔と指を燃やした燃料はライター用のオイル。
被害者と同じ服を着た男が駅前の防犯カメラに映っていたと動画を見せた。
映像の男は腕時計をしていたため、やっぱり犯人に奪われたと中込は言った。
風間に何か気づかないか聞かれた中込は動画を見直す。
男は物がズレるとすぐに向きを直す。
そういった癖を持っているのは厳しい規律を押し付けられる警察官と言うが、風間は他にもいると言う。
中込は服役した人物と答え、刑務所に当たってみると言った。
もう1つ何かに気づかないか聞かれた中込は幸葉と同じくみぞおちを押さえてることに気がつき病院にも当たると言った。
現場で犯人の取った行動の意味を風間に問われるが中込は答えられなかった。
再現
中込は谷本と尾山を呼びだした。
手伝ってほしいことがあると中込は言うが尾山とは現場でのこともあり一触即発だ。
2人を止めた谷本が「俺たちを呼んだのは事件解決のためだよな?なら休戦だ。」と2人に言った。
中込は犯人が刺したときの様子を再現したいと頼んだ。
尾山が被害者役、中込を犯人役となる。
何回かやっているうちに、カメラを回していた谷本が「そのオイル缶、都合よすぎない?」と聞いた。
中込の家庭
中込の家では、母のふき(余貴美子)が夕飯を食べたことを忘れ、嫁が作ってくれないと言った。
息子のことも分からなくなり、中込に向かって「息子はどこですか?」と聞く。
妻の明子(大西礼芳)も参っている様子だった。
参考人と被害者の身元
風間と中込は参考人に話を聞きに行った。
車を降りた風間は中込にタバコが嫌いだから捨てるように言った。
2人は篠木瑤子(早見あかり)に話を聞いた。
歩道橋の殺人事件の時のアリバイを中込が聞くと、家で寝ていたと言うが、証明できるかと中込が聞くと、日本の法律を語り、疑われている人間にアリバイを証明する必要はないはず。と瑤子は言った。
風間は中込に「相手は法律のよろいをまとっている。引き下がるか?参考人と会っているのに踏み込みが浅い。非公開の情報でもいい。言葉を投げて相手の反応を見ろ。」と言った。
全部聞こえている瑤子は中込を「相当、ポンコツなんですね。」と言った。
頭に来た中込は手が出そうになるのを風間に止められる。
被害者の身元が分かったのだ。
加茂田亮…時計店の強盗事件で逮捕され半年前まで服役していた。
防犯カメラの映像から刑務所と通っていた病院への聞き込みから分かった。
「加茂田さんをご存知なはずですけど?」と瑤子に言うと「知らないワケではありません。」と答えた。
風間は「中込、タバコを1本くれ。」と言うと、瑤子が風間にタバコをくれた。
瑤子が風間のタバコに火を点けると「素敵な柄のライターですね。見せてもらえますか?」と言うと、大したものではないと見せずに瑤子は仕事に戻って行った。
容疑者の動機
戻ってきた風間と中込。
中込は瑤子をクロと言った。
瑤子はオイルライターを持っていた。
オイルライターを使っていてもオイルは普段持ち歩かない。
犯行前にオイルが切れて買ったと思われ、近くのコンビニでオイル缶を買った女性がいて、年齢と容姿が瑤子と一致。
7年前に瑤子の恋人が営む時計店に強盗が入り、大量の時計を盗まれ、恋人は大怪我を負った。
被害額を返済できず、怪我で仕事に復帰できない恋人は自殺した。
加茂田が逮捕され、瑤子は法律の勉強をし、懲役6年に納得がいかなかった。
それが中込の考えだ。
風間は瑤子にはアリバイがないが、現場近くで見かけた者もいない。逮捕には何が必要か?と中込に聞いた。
「本人の自白以外は。絶対に逃げられないと自覚させるしか…」と言った。
風間と四方田
風間は意識の戻らない遠野を見舞い、警察学校の校長の四方田(小日向文世)に会った。
四方田は自分が遠野を強く推したばかりにこんなことになってしまったと謝るが、風間は「彼は私の部下です。彼には刑事になりたいという強い意志がありました。私の責任です。」と四方田に頭を下げた。
容疑者との対峙
風間と中込は瑤子を事件現場に呼びだした。
中込は「目撃者を連れてきました。篠木瑤子さん。加茂田亮を殺害した罪で逮捕状を請求します。あなたには同情すべき点がある。出頭するなら今です。」と言った。
何もしていないのに、なぜ出頭しなければならないのかと瑤子は言う。
中込は自殺した恋人の牧村のことを気の毒だったと言い、話し始めた。
瑤子は出所してきた加茂田を見かけ、復讐の思いが激しく募った。
毎日、尾行し仕事に行くためにこの歩道橋を通ることを知った。
この歩道橋では前に通り魔事件が起きて犯人はまだ捕まっていないことから、通り魔を装って殺した。
通り魔を装ったのに、わざわざ戻って被害者の身元を隠したのは、被害者が強盗の時に奪った恋人の時計を着けていたから。
時計から自分のことを知られてしまうと焦り、想定外の行動を取り被害者が加茂田だと分からないように顔と手を焼いた。
結果、復讐は遂げたが、計画は破綻した。
それが中込の考えだ。
だが、瑤子は全て想像、物証がない限り、裁判では被告人は無罪だと言い、タバコを吸い始めた。
タバコを消せと怒る中込に録音していると瑤子は言った。
話は終ってないと中込が言うが、帰ろうとする瑤子の行く手を谷本と尾山が阻んだ。
目撃者
中込は推理小説を読んでいて、歩道橋の上から加茂田の提げていたバッグが通過した電車の上に落ちたと推理。
それは広島まで行って戻ってきた。
そのバッグに入っていたのはカプセル内視鏡の映像を記録するもの。
加茂田は腸の病気でカメラ付きのカプセル内視鏡が入っており、刺された時に、カプセルが一緒に出て雨に流されたが、映像はバッチリ残っていた。
その映像には瑤子が映っていた。
瑤子は中込に「あいつを燃やしたのは時計から足がつくと焦ったからじゃない。時計をしているあいつが憎かっただけ。」そう言って連行されて行った。
中込のトラウマ
戻った風間は「君には刑事として大きな欠点がある。」と言い中込を座らせた。
所轄で被疑者に暴力を働き、ここに来てからも人に当たり散らしているのは家庭で大きなストレスを抱えているのか聞いた。
風間は加えて、「それだけじゃなさそうだな。小さいときに君は事件に巻き込まれたことがあるな?誘拐事件だ。君は被害者だった。つらい思いをしたのか?」と言って中込に思い出させようとする。
「1人で耐えるしかなかった長い時間。そのときの匂い。誘拐犯を前にした恐怖、悲しみ。母親への思い。今でもその犯人が憎いんじゃないのか?その怒りをどこにぶつけたらいいのか分からないんじゃないのか!」と風間はデスクを叩き中込に詰め寄った。
中込は「ふざけんな!」と風間の前から逃げた。
家に帰った中込は妻の明子が家を出て行ったことに気が付いた。
『風間公親ー教場0-』第9話「橋上の残影」感想
過去イチの問題児!
風間道場の次の新人刑事は問題を起こし、態度も最悪の中込でした。
私の癒しの谷本尾山ペアともピリピリムードで…幸葉だけは応戦してましたが。
家に帰れば認知症の母親がいて、大変なのは分かりますが、面倒を見てくれている奥さんにあの態度はダメでしょ!
施設を提案した奥さんに「見捨てるのか?」と言ってましたが、施設=見捨てるじゃないよ。
そりゃ奥さん出て行くわ。
そして、風間が指摘した、過去のトラウマ。
子供のころに何かあったような描写がありましたが、まさか誘拐の被害者だったなんて…
そんな過去と今の状況が、問題児・中込を作りあげてしまったのでしょうか?
カプセル内視鏡
今回、幸葉が胃が痛いと行った病院でカプセル内視鏡なんて聞き慣れないものが出てきたので、なんか事件に関係はあるのだろうなとは思いました。
犯人も体にパットをつけてた時点で、疑問に思わなかったんでしょうか?
恋人の復讐とはいえ、法律で講釈垂れる犯人にイラッときました。
専従捜査チームに入った隼田
十崎を追う専従捜査チームに隼田が志願して入りました。
風間への恩返しのためと言う隼田に他にやることがあるんじゃないのか?と言う風間の真意は何なのでしょう?
そして、柳沢の報告で鳥羽暢照と連絡が取れないことが分かりました。
鳥羽といえば、「教場Ⅱ」での風間教場の生徒。
卒業の時に風間が自分の義眼について聞いていたので、鳥羽とはこのまま連絡が取れないままなのでしょうか?
なぜ、鳥羽と連絡が取れないのか…そこらへんも明かされてほしいです!
『風間公親ー教場0ー』次回は
『風間公親ー教場0ー』次回は「指輪のレクイエム」
中込が過去に巻き込まれた事件が明らかに!
被害者に母が重なる中込。
ついに物語は最終章へ…
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