『波よ聞いてくれ』第6話が放送されました。
MRSでは炎上騒動!
ミナレはシセル光明が気になる!
麻藤の元妻も登場!
『波よ聞いてくれ』第6話をネタバレありでどうぞ!
『波よ聞いてくれ』第6話あらすじ
2005年の麻藤とシセル光明
2005年、まだテレビマンとして働いていた麻藤兼嗣(北村一輝)は地下ライブの会場でシセル光明(小芝風花:2役)をテレビに出演してもらえないかと口説いていたが断られた。
シセル光明はいずれテレビやラジオは終わるかもと言い、普及し始めたインターネットの脅威を語り始めた。
インターネットはもっと便利に進化し、創作や表現の場や世界の注目を集める手段として、進化すれば、インターネットから有名人や著名人が出てくると言った。
それを聞いた麻藤は信じがたい様子だが、もしそうなったらメディアは終わると言った。
誰もが自分の言いたいことを自由に発信できる世の中になるのは他人を簡単に否定したり批判したりできる世の中になるということ。
インターネットの声は一部の声だと言う麻藤にあと10年もすれば認識は変わるとシセル高明は言う。
公共の電波に乗っての発言はメディアの中だからと言われていたのも見逃されなくなる。
その中にはただ、他人を傷つけたいが為のものもある。
現在の麻藤は「シセルさん、あなたが行った通りの世の中ですよ。」とデスクで呟いた。
クレーム電話
そんな麻藤が見つめる先ではMRSの電話がひっきりなしに鳴っている。
鳴っている電話はクレームの電話で南波瑞穂(原菜乃華)や箱崎富美(井頭愛海)も電話対応に追われている。
クレームの内容はカップルインフルエンサーがラジオ番組でリスナーの容姿をディスって整形しろと発言したことに対するものだった。
炎上発言
前日のMRSの「ヒロナツトーク」でのこと。
パーソナリティは澤木廣貴(カルマ)と西堀菜樹(花音)のカップルインフルエンサー。
リスナーからの相談メールで、今まで彼女がいたことのない男性が明日好きな人に告白するつもりなので、2人とコラボした服を勝負服に選んだ。コーディネートのチェックとアドバイスをしてほしいという内容だった。
送られてきたリスナーの写真を見た廣貴は鼻で笑い「なるほどね。」と言い、菜樹は「きっつ。無いわー。」と発言。
ディレクターの前下が「ちゃんとアドバイスしてあげないとダメでしょ。」と指示を出すも、2人は「一生告白するのやめてください。」や「うちらのコラボも着ないでください。」といった発言を続ける。
前下は「これラジオだからな!コーディネートについてアドバイスしろよ!」と怒鳴るが菜樹から出た言葉は「じゃあ整形。」廣貴は「恋愛するレベルにない人は美容整形外科に行って下さい。」と発言したのだ。
延焼
スープカレー店では中原忠也(片寄涼太)が昨日のヒロナツのラジオを鼓田ミナレ(小芝風花)に聞かせて、その発言が大炎上していることを説明していた。
だが、ミナレは興味がなさそうだ。
ヒロナツが出した釈明文にもっと好き勝手やってる「波よ聞いてくれ」の方を叩けと自分の番組のことを書かれていると知っても平然としている。
中原と城華マキエ(中村ゆりか)はミナレの元気がないのは炎上騒動が原因かと思っていたが、ミナレは少しモヤることがあるだけだと2人に言った。
家に帰ったミナレは瑞穂からヒロナツの炎上騒動が「波よ聞いてくれ」まで延焼していると聞かされる。
編成部長に絞られた前下に声をかける。
ヒロナツの番組はしばらく休止で打ち切りも検討しているらしい。
今までは問題発言もなかったのに、人気が伸び悩んでいたことを気にしていた2人は過激な発言で注目を集めようとした確信犯だったかもしれない。
前下は「波よ聞いてくれ」にも迷惑をかけていることを麻藤に謝るが麻藤は気にしなくていいと励ました。
シセル光明とミナレ
麻藤が度々ミナレに知り合いではないかと聞いてきていたシセル光明が自分とそっくりだったことにモヤってるミナレは瑞穂にシセル光明について調べてもらっていた。
舞台や地方ラジオのみで活躍していた芸人だったため、あまり情報を得られなかった瑞穂は構成作家の久連木(小市慢太郎)に話を聞いていた。
あまり詳しくは知らないが着物がトレードマークの芸人で2006年くらいに海外で事故に遭って亡くなっているらしい。
久連木は麻藤からシセル光明のラジオ音源を聞かせてもらった事があり、爆発力とキレのあるトークで面白かったと言った。
瑞穂が「ミナレさんみたいな?」と聞くと「芸風は全然似てない。」と久連木は答えた。
シセル光明は教養のあるインテリジェンスでミナレは感情と本音で突っ走るタイプと言った久連木は「バカだからシンプルで面白いんじゃないか?」と言った。
瑞穂の話を聞いたミナレは久連木にバカ呼ばわりされた事に怒りながら、肝心なのはシセルと麻藤の関係だと言う。
だが、久連木は本人に直接聞けばいいと教えてくれなかった。
瑞穂もそう思うのに何で直接聞けないのかとミナレに聞いた。
もし、パーソナリティとして採用されたのがシセル光明に似ているからだという理由なら、自分はヴィジュアル採用だった。
ということは麻藤には下心があった。
パーソナリティとして一人前になったら口説きモードに入る。
例えば、夜中にいきなり電話とかしてきて…とミナレが言うと麻藤からの電話が鳴った。
編成部長
ほら見ろと言ったミナレはスピーカーにして瑞穂にも聞かせた。
だが、麻藤の用事はヒロナツの炎上騒動が「波よ聞いてくれ」にまで延焼している件で、ミナレに明日、炎上防止講習を受けろとのことだった。
これは編成部長からの命令と聞いた瑞穂は慌ててメモを書き編成部長への文句を言っているミナレに見せた。
メモを見たミナレは「元奥さん?」と叫んだ。
麻藤が電話する目の前には編成部長(黒谷友香)がいた。
まさかの講師
講習を受けることに納得してはいないが、ミナレはMRSに行った。
とりあえず会場に向かおうとするミナレに麻藤は元奥さんの編成部長のことをもっとイジられると思ったと言う。
瑞穂から元奥さんは大祝香で編成部長で現役のアナウンサーだと聞いたので聞かないと言うミナレ。
講習会場に着くと居たのは茅代まどか(平野綾)だった。
「酒癖が悪いから一緒に講習受けるんですかぁ?」と言うミナレに茅代は「昼の帯番組を長年問題なく務めてるパーソナリティとして講師側で呼ばれたの。」と言った。
そこからもミナレと茅代の言い合いは止まらなく、瑞穂が割って入り2人を止めた。
炎上防止講習会
大祝編成部長について聞くミナレが「何か言われても麻藤さんの元奥さんだったのにって急所つけばいいんすね。」と言っているところに「今の私にとってはそれは急所ではありません。」と言いながら大祝と麻藤が一緒に入ってきた。
部屋を出ようとする麻藤だが、大祝に言われた講習会に参加する羽目になった。
先日の炎上騒動を受けて「波よ聞いてくれ」の番組としての方向性に緊急に口頭での注意喚起が必要と見ての講習会だと大祝は言った。
ミナレ VS 茅代
最初に今回の炎上騒動のようなリスナーから同じような相談が来た場合のミナレの回答を聞かれる。
ミナレは当たって砕けろ。砕けたら次に行け。それでもその彼女がいいと言うのなら、自分を磨いて大金持ちになり、札束でモノを言わせろ。その時には違う景色も見えてるはず。と答えた。
茅代は彼女との関係性を見て、脈アリそうだったら、頑張ってください。脈ナシだったらもう少し時間をかけて自分磨きつつ相手との距離を縮めるように言うと答えた。
大祝は茅代の答えを模範回答と言うが、ミナレは当たり障りなさ過ぎると反論。
茅代は「当たったり障ったりしないように答えてるんだから。ポジティブに相手を否定しない。」と言う。
もっとエグりこむようなネガティブですっとんきょうな質問が来たらどうするのかとミナレは茅代にネガティブですっとんきょうな質問を浴びせて行くが、茅代は全てに当たり障りのない答えを返してくる。
「ブレない女だな。」と悔しがるミナレに対し、大祝は「完璧な回答です。」と茅代を褒めた。
茅代の擁護
「内心でリスナーに不満や怒りを持っても、過剰に攻撃的な本音をぶちまけたり、人が傷つく可能性のある発言は公共の電波では避けるべきでしょう。」と大祝は言う。
大祝の言葉に「つまんねえけどなぁ。綺麗事を並べるのも。公共の電波でもたまには爆弾放りこまねぇと。」と笑う麻藤を全員が冷ややかな目で見ていた。
大祝の言葉にミナレは「私って結構、過剰に攻撃的で人を傷つけそうだなって…今まで炎上してこなかったのが不思議だなと思えてきた。」と言うと、意外にも茅代が反論した。
茅代はミナレの番組が炎上することはないと思っている。
その理由は
ミナレはバカだが、人のことはバカにしない。
これって大事なこと。
と言うのだ。
ミナレはバカ呼ばわりされて文句を言うが、大祝もミナレのパーソナリティとしての資質に問題があるとは思っていないと言った。
炎上してしまった場合、今のご時世は長引く。
炎上発言をしてしまった本人が反省と謝罪をするべきだし、反省を促すための的を得た批判は当然だが、叩きたいがために行われる誹謗中傷はキャンセルカルチャーでしかない。と大祝は言った。
波よ聞いてくれ出演
ミナレのアルバム先のスープカレー店に麻藤と前下が来店する。
店内には先に来ていたヒロナツの2人もいた。
前下はミナレにヒロナツの2人を「波よ聞いてくれ」に出演させてもらえないかとお願いに来たのだ。
「ラジオで発言したことはラジオでケリつけたいんで。」と言う廣貴と「炎上全然収まんないし、案件とかもバッサリでちょいヤバなんで。」と言う菜樹。
つまりは「波よ聞いてくれ」で謝罪して、鼓田ミナレと和解アピールをして、炎上騒動を収束させたい狙いだ。
そもそも、「先に言い出した菜樹が悪い」と言う廣貴が言い出し、2人は言い争いを始め、前下に怒られる。
カップルなんだから…と言うミナレに「今はビジネスなんで。」と2人は言った。
「前下さんも、こういう俺らを面白がってラジオに起用したんじゃないんですか?そこら辺、大人として責任取ってもらわないと。」と言う廣貴に「だから、こうして無理なお願いしに来てるだろ。」と言う前下。
麻藤の企み
「ミナレさんにはギャラと別で俺らから謝礼出しますよ。」と言う廣貴の発言に閉店後の片付けをしていた中原が「さっきから、何だよ。お前ら自分のことばっかだな。どう考えても人にものを頼む態度じゃないと思うけど。」と廣貴に向かって言った。
麻藤にも「こんなヤツらとミナレさん絡ませないでくださいよ。」と中原は言った。
無理なお願いをしたのは自分だからと前下は言い、麻藤から編成部長の許可も得ていると言った。
「どうするかはディレクターとパーソナリティの判断に任せる」と大祝が言ったと聞きミナレは驚く。
麻藤は「断らねえよな?ミナレ。」と言い出す。
「今話題の炎上カップルインフルエンサーが『波よ聞いてくれ』にゲスト出演なんて聴取率爆上げしそうだろ。炎上騒動に乗っからせてもらおうぜ。」と麻藤は言うのだ。
謝罪
結局、ヒロナツの2人は「波よ聞いてくれ」に出演することに。
ホームページで告知していたため、メールがたくさん届いていると喜ぶ麻藤だが、メールの7割があんな奴ら出すなと番組批判だと瑞穂は心配している。
ミナレはシスターの格好でラジオブースの席に座っていた。
大祝も念の為とサブに入った。
放送が始まる。
ミナレは2人がゲストに出ることになった裏側をいつもの調子で全てを話し、ヒロナツの2人を紹介した。
真面目に自己紹介する2人。
今回はシスター的なポジションで謝罪を聞くと言うミナレは謝罪を促した。
廣貴はメモ取り出し、書かれた謝罪の言葉を読み始めた。
だが、ミナレはその紙を奪う。
戸惑う廣貴は「すいませんでした。」とだけ言った。
するとミナレは「誰に対して?どの辺りが?何にすいませんだと思ってんの?」と廣貴を詰める。
何も答えない廣貴に振っても何も言わない菜樹。
ミナレは廣貴が謝罪の言葉を書いてきたメモを読もうとしていたのを取り上げたことを暴露し、取り上げたメモを読み出す。
「どうせ、ディレクターさんに書いてもらったんでしょ?」と言うミナレ。
「俺達に謝罪するために出させてくれる約束だったんじゃないですか?」と聞く廣貴に「あんたらがそういうつもりだっただけで、出すのを決めたのは、うちのディレクター。私はあんたらの名誉挽回や汚名返上に協力するなんて言ってないから。」とミナレは返す。
自分たちを出したのは晒すためかと聞く菜樹に「だから、謝りゃいいじゃん。本当に自分たちの言ったことが悪いと思ってて、申し訳ないと思ってるってアピールしたいなら。」とミナレは言った。
ミナレの怒り
それを聞いた廣貴は「もういいや。俺らも言い過ぎた部分はあると思うけど、正直ここまで騒ぐことかよ。どうせアンチがしつこく騒いで炎上してるだけだろ?」と発言。
「じゃあ謝んなよ。自分の言ったことが間違ってないと思うなら堂々としてりゃいいでしょうが。」とミナレは言う。
こんなの余計に炎上すると2人はブースを出ようとする。
だが、瑞穂がドアを押さえて開かない。
「あんたらはどうしたいわけ?反省はしないけど世の中には許してもらって炎上を収まってほしいわけ?口だけの謝罪で許してほしいなら、反省してるって思わせるだけの演技力磨けよ!」と言うミナレ。
ミナレのせいで終わるかもしれないと廣貴はミナレに向かって行くがミナレに腕を掴まれ逆に投げ飛ばされた。
ミナレは廣貴に向かって
「終わんねえよ。ちょっと人気が落ちて今までみたいに仕事ができなくなるだけだろうが。ビジネスだか何だか知らないけど支え合えるパートナーが居て、私より貯金あんでしょうが。羨ましいわ。正直。アンチでもなんでもないけど、名指しで番組に迷惑かけられて、この前、店に来た時の態度にムカついて、ついでにイライラ、モヤモヤしてたからその辺りのストレスを全部あんたらにぶつけてやろうと思ってゲストに招いたわけ。それで私が炎上するっつうなら炎上上等だよ。」
と捲し立てた。
編成部長の判断
そこに大祝がブースに入ってきて、リスナーに向かって話し始めた。
大祝は今の放送を受け、編成部長判断としてヒロナツの番組を休止ではなく、打ち切りが決定したと話す。
番組が炎上するのはパーソナリティが根本的なモラルに欠けていたり、他人を見下した際に発生するもの。
起用した局にも局としての責任の取り方がある。
しかしアンチからの誹謗中傷には反省を促す効果はなく、本人達は被害者意識を募らせていく。
だからミナレの番組に出させ、ミナレが直接怒りをぶつけることを期待した。
炎上した2人が真摯に反省した態度を見せていれば別の決定をくだしたと思うが、それは叶わなかった。
今回の決定に不満があれば、局として真摯に受け止めます。
大祝はそこまで言い、ミナレに合図を送り、ミナレが番組を締めた。
放送後
ヒロナツの2人と前下は「すいませんでした。」と頭を下げてブースを出て行った。
局を出るミナレに麻藤は「面白いことが好きだから、お前に無理させるんだよね〜。」と言い、ミナレは「それは私の喋りが面白いと思ってるって事ですよね〜。」とニヤつく。
ミナレのモヤモヤはスッキリした。
ネットでは鼓田ミナレと大祝香の言い分が全面的に正しい。との声が大半でミナレは安心した。
ヒロナツの炎上も少しずつ収まっているようで「ちゃんと反省しろ」という激励の声に変わってきてるという。
ビジネスカップルだったことも明かし、復縁すると発表した。
【PR】原作コミック読むなら こちら
『波よ聞いてくれ』第6話感想
炎上騒動
今回は他の番組の炎上騒動が飛び火してきた話でした。
炎上発言をした本人たちが反省はしてないし、謝ればいいでしょ的なのが出ちゃってて最悪でしたね。
この炎上騒動は、まさに2005年にシセル光明が話していた通りの世の中を象徴していました。
大祝の言った「反省を促すための批判は当然だが、ただ叩きたいがために誹謗中傷している人たちもいる。」と言った言葉は、実際の世界でもそうだなと納得せざるを得ない言葉でした。
カップルインフルエンサーの廣貴を演じていたのは、YouTuberのカルマさんでした。
この方、YouTuberなのに演技上手かったですね。
元夫婦
MRSの編成部長は麻藤の妻でした。
この2人、元夫婦とは言え、憎み合っているわけではなく、お互いの考えていることが分かり、それが上手く行くように立ち振る舞える関係でしたね。
2人もラジオというものを愛する同志といった感じの、素敵な元夫婦でした。
ミナレ VS 茅代
今回もありましたミナレ VS 茅代!
ミナレもよくあんなに、すっとんきょうな質問がポンポン出てくるなと思いますが、それに答える茅代の淀みない回答!
あのやり取り、テンポが良くて、面白かったです!
大祝も茅代の回答に拍手を送り、もう瑞穂しか冷静にツッコめる人がいない状況でした。
それでも、茅代と大祝は2人も、ミナレをパーソナリティとして少なからず認めているようでした。
深まるシセル光明の謎
ミナレはシセル光明が自分に似ていることで、麻藤は自分をヴィジュアル採用したのではないか?とモヤモヤした日々を送っていました。
ミナレにとって、ヴィジュアルで採用されたとかより、麻藤が自分の喋りを面白いと思ってくれてないのではないかと心配していたようです。
そして、最後に麻藤が「シセルさん…あなたはやっぱりミナレの…」と言い、シセルがミナレと同じ北海道が地元だと言っていたことを思い出していました。
ということは、シセルはミナレの母親?
でもミナレはシセルの写真を見てもピンと来ていない。
シセルが母親なら、ミナレを育てていない。
でもミナレが母親がいないなんて言ったことはなかったような…
ミナレとシセルの関係は謎が深まるばかりです。
『波よ聞いてくれ』次回は?
『波よ聞いてくれ』次回は?
家庭内立てこもりとネゴシエーション!
立てこもりの裏に隠れた家庭の問題!
コメント