『ペンディングトレインー8時23分、明日 君と』第8話が放送されました。
突如として現れたワームホール!
帰りたい者と帰りたくない者の複雑な思い。
乗客はみんなで現代へと帰ることができるのか?
『ペンディングトレインー8時23分、明日 君と』第8話をネタバレありでどうぞ!
『ペンディングトレイン』第8話あらすじ
出現したワームホールは?
突如としてトンネルに現れたワームホール。
乗客たちが戸惑うなか、ワームホールはどんどん小さくなっていき、やがて消えた。
実際にワームホールを見てない萱島直哉(山田裕貴)らはワームホールの話を聞いても半信半疑だった。
加藤祥大(井之脇海)は自分なりにワームホールのことを唱えていた蓮見涼介(間宮祥太朗)の研究を分析し、気象条件などの色々な条件が重なればまたワームホールは開くこともあるのではないかと話した。
眠っていた佐藤小春(片岡凜)が目を覚ました。
みんなが心配するなか、小春は「私はこの子の母親になる。」と決意した。
寺崎佳代子(松雪泰子)はそんな小春に寄り添い「きっといい母親になる。」と優しく言った。
だが、渡部玲奈(古川琴音)は「こんなところで産めると思ってるの?」と言い出す。
白浜優斗(赤楚衛二)は「必ず帰ろう!みんなが待っててくれてる。」と声を掛ける。
「そして、こんな未来にならないためにみんなに知らせる。」と言う優斗に「そんなことできんのかぁ?」と直哉は言うが「やるしかない。」と言った優斗は「みんなで帰ろう!元の世界へ。」と改めて声を掛けた。
隕石
みんなは、緑色に光る石・隕石を探していた。
隕石がオーロラに共鳴することからワームホールを出現させる手掛かりになるかもしれなかった。
一方の現代でも刑事の村木(白石隼也)が蓮見教授から聞いた隕石を現場で積み上げて電流を流せばいいと言う話を他の刑事にもするが、相手にしてもらえていなかった。
電源
隕石を探してる途中に米澤大地(藤原丈一郎)が埋没した電線ケーブルを見つけた。
それが使えれば、ワームホールを開くための電流が流せるかもしれないと、みんなでケーブルを辿る。
それでも電源がどこにあるかが問題だった。
すると、乗務員の小森創(村田秀亮)がこの沿線には停電時の電源確保のために非常用の電源装置があったことを思い出した。
そういう施設を辿って行けば電源があるかもしれないと盛り上がる。
選択
みんなが電源探しをするなかで玲奈は何もしようとしなかった。
畑野紗枝(上白石萌歌)は玲奈に本当に元の世界に戻らないのかと聞いた。
大災害が起きて死ぬことが分かっているのに戻る意味があるのか?ワームホールに飛び込むことだって安全だという保証もない。ここにいれば最低限命は保証される。と玲奈は答えた。
「私、間違ったこと言ってるかな?」と聞く玲奈に直哉は「間違ってないよ。それは自分の判断でしかない。リスクを冒してでも戻りたいか。命を優先して残りたいか。」と言った。
優斗はここで暮らすのは無理だと「できれば全員、元の世界に戻ってほしい。」とみんなの前で言った。
加藤は誰かがここに残るのもありかもしれないと言い出した。
もし、奇跡的に元の世界に戻れたとして、2026年の大災害に戻った自分たちが何もできなかったとしたら、残った玲奈は数少ない生存者となる。
そしたら、生き抜くことが残った者の使命。
だが、元の世界に戻り、自分たちが2026年の大災害の未来を変えることに成功した場合、今いる世界はパラレルワールドになり、この時間軸は完全に孤立する。
そうなったら、みんな無事で幸せに暮らしてるんだなと思ってほしい。
その説明を聞いた佳代子は「もしそうなったら、後悔しない?あの時みんなと一緒に行けばよかったなって、そう思わない?」と玲奈に問いかけた。
玲奈は「そんな架空の話、どうでもいいんだけど。」と言って、車内を出て行った。
未来は変えられる?
直哉は優斗と紗枝に「俺はここに残るかも。」と言い出した。
加藤の話を聞き、ここに残る人が必要なら、自分は最後の1人になっても上手くやれる。と直哉は言うのだ。
弟に会わなくていいのかと聞く優斗に奇跡的に会えたとして、どう助ければいい?今さら、傍にいて何をしてあげられるのか?ここに残れば自分にしかできないことがあるかもと直哉は言った。
直哉は「本気で未来を変えられるって思ってるの?」と優斗に言った。
「未来は変えられる。」優斗は言うが「変えられない未来だってあるんじゃないの?」と直哉に言われ「そんなの思いたくない。そんなの俺はヤダ。」と優斗は言った。
元の世界に戻る準備
埋もれている電源ケーブルを必死に掘って行ったみんなは、ついに変電所を見つけた。
中に入り、立花弘子(大西礼芳)が会社でも見たことがあると率先し、スイッチをいじっていくと、ついに電気がついた。
天気も荒れ始め、みんなは準備を進める。
ケーブルを車両に巻きつけ、天気が荒れ始めたら電流を流して、ワームホールを広げ、車両に飛び乗る。
そこから先は祈るしかなかった。
戻る前の夜
米澤は元の世界に戻る前、田中弥一(杉本哲太)に食料と水を置いていった。
田中に家族がいるのに、戻らなくていいのかと聞くと、ダメな父親だった自分を家族は必要としていない。やり直すことも無理だろうと答えた。
米澤は田中に似顔絵を渡し、別れを告げた。
妊娠している小春はワームホールへ飛び込むのは不安だった。
直哉は「自分の体なんだから自分で決めな。もう自分だけの体じゃないだろうけど。」と小春に声をかけた。
紗枝は玲奈に話しかけるが「説教とか聞きたくないんだけど。もう残るって決めたから。」と言われ、紗枝は「おやすみなさい。」とだけ言った。
そんな紗枝に「元気でね。」と玲奈は声をかけた。
優斗は「繋がってくれ。」と祈っていた。
俺を信じろ
紗枝は改めて直哉に「本当にここに残るんですか?」と聞いた。
「俺は人を信じることができなかったけど、今は少しだけ信じられる。会えてよかった。」と言った。
紗枝は静かに涙を流し、直哉も泣いてる紗枝に背中を向け涙を流した。
そんな2人の様子を優斗は見ていた。
変電所で電源を入れた優斗と江口和真(日向亘)と立花が「早く戻ろう。」と直哉と紗枝に声を掛けるが、直哉は戻ることを拒否した。
優斗に「もし戻れたら、弟だけ頼んだ。こういう未来になるって教えてやって。みんな戻れるといいな。」と言い、早く車両に戻るように言った。
「もう他人じゃない。本当に残りたいなら強制はできない。でも弟さんを助けられなかった絶望から逃げてるだけじゃないのか?この先、俺たちはずっと思う。萱島さんはどうしてる?何で置いてきた?ずっと後悔する。萱島さんがそばにいてくれた。だからここまでやってこれた。萱島さんを救えなかったら、俺は一生後悔する。」そう言った優斗は直哉の胸ぐらをつかみ「なら、一緒に来い。俺を信じろ。」と言った。
直哉は「やれるだけ、やってみるか。」と涙を流しながら答えた。
全員で車両へと急いだ。
全員の最後の決断
トンネルの中を見に行った加藤と米澤と明石(宮崎秋人)はワームホールが開いたのを確認した。
ワームホールが開いたことをみんなに伝え、早く車内に入るように言った。
電源を入れに行っていた直哉たちも戻ってきた。
玲奈や小春たち数名はまだ決断できずにいた。
「今しかない。これが戻る最後の手段です。」と優斗はみんなに叫んだ。
紗枝もみんなに「大丈夫です。行きましょう。」と声をかける。
直哉は「ここまで、みんなを引っ張って来たの誰だー?こいつを信じろ!」と優斗を指差した。
和真は小春に「一緒に帰ろう。何があっても、ずっと俺がそばにいるから。」と言い、一緒に車内に向かった。
みんなが車内に向かうなか、明石は泣いている玲奈に手を差し伸べ「一緒に行こう。」と言った。
玲奈は明石の手を取り車内に入った。
みんなが車内に入ったことを確認した直哉が最後に車内に入ろうとすると、目の前に風で木が倒れてきた。
優斗が直哉に手を差し出すなか、6号車の植村(ウエンツ瑛士)と加古川(西垣匠)が「戻れるなら俺たちも。」と乗り込んできた。
ワームホールに飲み込まれる車両を見た植村たちは直哉が乗り込んでいないのに、扉を閉めようとする。
ほとんどワームホールに飲み込まれた車両を見た直哉は「もう無理だ。行け。」と諦めかけた。
その時、田中が現れ「なにやってんだ。早くしろ。」と直哉の体を起こした。
直哉が必死に伸ばした手を優斗と紗枝が掴み、直哉は車内に滑り込んだ。
だが、田中は自分は乗らずに米澤に「生きろー。」と言った。
車内のみんなに「お前らいなくなって清々するよー。」と叫んだ田中は外から車両のドアを閉めた。
車両が着いた先は?
車両はワームホールに吸い込まれ、車内は大きく揺れた。
次にみんなが気が付いた時、外から車両が開けられた。
「あなたたち、どこから?」と聞く人たちに優斗は「今、何年の何月何日ですか?」と聞いた。
スマホで見せられた日付は2026年5月1日だった。
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『ペンディングトレイン』第8話感想
直哉がいい人過ぎと和真が頼りになり過ぎ!
直哉は元の世界に戻らないと言いつつ、みんなが戻るための電線を探すことを一生懸命やっていました。
直哉あんな孤立した態度を取っておきながら、いい人過ぎるだろー!
そして、和真は帰る準備をする時も、率先して動き、みんなに指示を出したり、電源を入れて戻る優斗たちにも同行。
医者志望の高校生で元々、頭はいいんだろうけど、大人なんて…と思ってたころとは人が変わったように頼りになる子になってました。
最後に、ようやく妊娠で不安になっている小春ちゃんにも「何があっても俺が守る。」と言えましたね。
みんなで帰る
直哉は現代に戻らず、加藤のここに戻る人がいるのもありだという説明を聞き、ここに残ることを決めた。
だが、優斗の俺を信じろという言葉で、みんなと戻ることを決めました。
そして、戻ることを躊躇する人たちに優斗を信じるように言いました。
絶対に戻らないと決めていた玲奈でさえ、何気に仲良くなっていた明石が一緒に帰ろうという言葉で車両に乗り込んだ時はちょっと感動しました。
6号車の奴らが乗り込んできた時はイラっとしたけど、みんなで帰ることになりました。
まさかの田中!
みんなと戻ると決めた直哉なのに、車両に乗り込めないピンチに!
そこに現れ助けたのが、まさかの田中!
最後の最後にいいところを見せてくれましたね。
「お前らがいなくなって清々する。」と憎まれ口を叩くのも、田中らしいですが、みんなは田中が直哉を生きるために助けてくれたと分かっていました。
残った田中のその先を知ることができるのでしょうか?
戻った先は?
ワームホールに車両が飲み込まれ、元の世界に戻れたと思ったら、そこは2023年ではなく、2026年!
大災害が起こると言われている年でした。
確か、災害が起こるのはこの年の12月。
たどり着いたのは5月だったので、未来を変えるまでに残されたのは7か月ということになります。
いなくなったとされた年から3年が経っていると、周りの環境も変わっているのでしょうか?
『ペンディングトレイン』次回は?
『ペンディングトレイン』次回は
みんなが戻ったのは2023年ではなく、大災害が起こるとされる2026年。
時間がないなか、未来を変えるために手を尽くすが、信じてもらえない。
現代へと戻った最終章がスタート!
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