2023年夏ドラマ、日本テレビ土曜ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第2話が放送されました。
第1話ではイジメ問題に立ち向かい、芦田愛菜の涙の演技に圧倒され、センセーショナルなスタートを切りました。
イジメ問題の後…週明けの3年D組の様子は?
そして、新たな問題とは?
そして、夫から突き付けられた離婚に今回、九条はどう対処する?
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第2話あらすじ
離婚問題
九条里奈(松岡茉優)は夫の蓮(松下洸平)から離婚届を突き付けられた。
1年前に同じ状況だった時は3か月間、離婚理由や、やり直す方法を聞いても、ありきたりな返答しか返ってこず、離婚したいと思う夫の想いに答えてやるのが妻の最後の務めと思い、里奈は離婚を受け入れたのだった。
今回は離婚を回避したいものの、3か月かかっても答えが出なかった問題がそんなに簡単に見つかることはない。
襲撃
夫との離婚問題に悩みながら帰宅する九条は帰り道に覆面を被った2人組にバッグをひったくられそうになる。
九条は2人が、自分の高校の生徒だと気づき、3年D組がいじめをしていた証拠となる音声や動画を盗みに来たのなら、ここにはないし、コピーもあることを仄めかし、覆面の男は逃げて行った。
帰宅した九条は襲ってきた2人は瓜生陽介(山時聡真)と向坂俊二(浅野竣哉)に当たりをつけた。
週明けの3年D組
月曜日、金曜日にいじめ問題を告発した鵜久森叶(芦田愛菜)は、学校に行きづらかったが九条と約束したからと登校した。
鵜久森が教室に入ると、みんなは鵜久森に普通に話しかけ、接してきた。
九条もその様子を取り付けた隠しカメラで見ていた。
鵜久森はみんながいじめなんてなかったかのように、普通に接してくることに変な怖さを感じていると、九条に話していた。
一方、3年D組の生徒は鵜久森以外の29人で、九条里奈対策委員会というSNSのグループを作っていた。
その中で、西野美月(茅島みづき)が週明けに鵜久森に普通に接することとメッセージを送っていた。
「これ以上、あのクソ担任に揚げ足取られて、マウント取られるのだけは我慢ならないから。」と美月は言った。
相良瑠偉(加藤清史郎)は瓜生と向坂になぜ、九条から証拠の動画を奪ってこれなかったのかと責めた。
瓜生の事情
瓜生は家に帰ると、バイト代を母の梓(中島亜里沙)に渡した。
幼い弟たちがろくな夕飯を食べてないことを知った瓜生はバイト先でもらったご飯を用意しようとすると、梓に先月よりバイト代が少ないと言われる。
バイト代から予備校の入塾料を払ったと瓜生が言うと、「家の金を勝手に使ってんじゃねーよ。あんた大学なんか行こうとしてんの?弟たちが可哀相だと思わないの?」と梓にののしられた。
次の日、鵜久森は瓜生が前の日に泣いていたことを気にするそぶりを見せていたことから、瓜生に何かあったのではないかと九条に話した。
その話を聞いた九条は家庭訪問という名目で瓜生の自宅を訪ねた。
九条は梓に瓜生は一生懸命な生徒で、大学進学も狙えると話し、何かあったらいつでも言ってくださいと伝えた。
その後、瓜生を呼び出した九条はこの前、瓜生が九条を騙してお金を取るために言った話は嘘ではないと思っていると話した。
家庭訪問をしたと話すと怒り出す瓜生に、瓜生のバイト代は、家族のためではなく、母親の高級な化粧品や洋服代に使われているのではないかと話す九条。
7月に瓜生は転校することになると瓜生に告げると、「もし、それを避け、他の生徒と卒業したいと願うなら、私が何でもします。」と九条は言った。
瓜生は自分の母親がおかしいことは分かっている。だが、幼い弟たちもいて自分ではどうにもできない。
そんな瓜生に向こうが変わってくれることを期待するのか?大人は子どもをむげにしないと思えるのか?大人の方こそ自分を変えようとしない屈折した生き物なのだと分かっているのではないか?苦しんでいるのなら、親だろうが大人だろうが、我慢せずに正直に言い放っていい。と九条は言った。
だが、瓜生は「家族のことはそんな理屈で片付くんなら苦労しねえんだよ!」と言い放って走って行った。
九条の元から去った瓜生を新しいバイト先の智美(森田望智)が見つけ、声をかけた。
瓜生の様子を心配した智美は店に連れて行った。
何かあったかと聞く智美に瓜生は幾らまでならバイト代を前借りできるかを聞いた。
瓜生の期待
数日後、瓜生はまとまった金を梓に渡した。
取り立ての人たちに渡して、今年はここを追い出されないようにお願いしてくれと言った。
今の学校を卒業したいからと話す瓜生に梓は本当にありがとうと瓜生を抱きしめた。
だが、梓はその金を自分のために使うつもりだった。
それを知った瓜生は金を取り返そうとするが「ちょっと金稼ぐようになったら、感謝の気持ちも忘れたのか‼父さん出てって、それでもあんたたち食わせてきたのは誰?学校行かせて、携帯やも遊び道具も買ってやったのは誰?」と梓に言われる。
そこに九条が瓜生の家を訪ねてきて、強引に上がり込んだ。
驚く瓜生に「言いたいことはきちんと言えましたか?大人はちゃんとあなたに期待に応えてくれましたか?」と九条は聞いた。
瓜生は「消えろよ!話をややこしくしてんじゃねえよ!」と怒るが、九条も「私も保護者の方に我慢せずに言うべきことは言うと決めていますから。」と言った。
個人の感想ですと前置きした九条は梓に切り出した。
「彼はなぜ、あなたに我慢していると思いますか?それは恐れているからです。自分はただ、母親にとってお金を稼いでくれるだけの存在だと思われているんじゃないかと。」
「そんなワケないでしょ!」と怒って否定する梓に「では、なぜそれをしっかりと伝えてあげないんですか?子供が大人の顔色を伺う状況を作るんですか?一度でも安心して顔を見て話を聞く状況を作ったことはあるんですか?」と問う九条。
「あんた、子供いんの?子育ての大変さが分かって言ってんの?」と反論する梓に九条は「子供はいません。子育ての経験を経て言ってはいません。ですが子供だった経験ならあります。」と言った。
友達
そして、瓜生に子供の先輩としてと「親の教えは大事です。でも、物心ついてから私の人格を形成した一番の要因は友達です。友達の言葉に、行動に私の人生は間違いなく強い影響を受けてきました。だから。友達の意見も聞いてみてください。」と九条が言うと、向坂が現れた。
向坂は梓に数日の日雇い分しかないがと封筒を出し「これも使ってもらって構わないんで陽介と一緒に卒業させてください。お願いします。」と頭を下げた。
「こんなの嬉しくねえんだよ!」と瓜生は向坂に言う。
向坂は九条から瓜生が転校するかもしれないと聞いた。大変なのは知っていたが、学校を出て行かなきゃならないほどだとは聞いてないと話し、「俺らに可哀相って思われんのが嫌だったか?」と瓜生の胸ぐらをつかんだ。
向坂は九条から「お金は大切だと何度も教わってきました。でもお金ごときで一番大切なものを失う必要はない。なぜならお金の価値観なんて時がたち、大人になれば簡単に変わるから。周りの助力で何とかできる金額ならもっと周りに助けを求めていい。」と言われていた。
「いい大学入って、いい会社入って、お前らのこと見下してやるんだ。」と言っていた瓜生の言葉を本当にそれを叶えるんだろうと思うと言った向坂は「だから今、恩売らせてくれよ。」と言った。
向坂は「こいつと遊んでる時間が一番大切な時間なんです。だから一緒に卒業させてください。お願いします。」と改めて梓に頭を下げた。
梓は「分かったよ。」と答え「背伸びして入った学校で、いい友達できたんだね。なのに…ごめんね母さん、何も知らなくて。ちゃんと1年通って卒業してきなさい。」と言った。
「よかったな。」と喜ぶ向坂の横で「瓜生くん、これで終わりでいいですか?言いたいことは全部きちんと言えましたか?これが最後の機会かもしれませんよ。」と九条は言った。
瓜生が本当に言いたいこと
「何で母ちゃんが許す側なんだよ?親父と離婚する時もそうだよ。何で俺らは大人が決めたことにはい、そうですかって従わなきゃいけねえんだよ。
許すわけねえだろ!俺の方が、あんたのしたこと全部を!
俺いくつの時からバイトしてると思う?14だよ!朝から晩まで。みんなが遊んでる間に。知らない大人にペコペコ頭下げて。今の今までずっと…。ずっとだよ!
返してくれよ!俺の一番大事なものを!
俺が頑張ることで、亮二や勇樹がちゃんと暮らせるなら、まだやりがいがあったよ。
でも…俺が一番許せなかったのは、あんたがそれを知らねえ男に使ってるってことだよ!
何で俺の家族じゃなくて知らねえ男に使う金、俺が稼がなきゃいけねえんだよ!
母ちゃん…教えてくれよ。俺はあんたの何なんだ?都合よく金持ってくるアホなのか?
それともあんたの大事な息子なのか?
俺は一体何なんだ?」
瓜生は梓に言った。
「ごめん…本当にごめん。母さんはあんたのこと大事な息子だと思ってる。ホントだよ。」と梓は言うが「許さねえ!絶対に許さねえ!俺はあんたを許さねえ!許せるワケねえだろ。頭下げるなら、俺たちに本当にすまねえと思うなら、そんな言葉で終わらせようとしてんじゃねえよ。一生かけて覆してみろよ!許させてみろよ!」と瓜生は訴えた。
すべきこと
外に出た瓜生と向坂と九条。
向坂に何で自分を選んだのかと聞かれた九条は「夜道で襲う片棒を担ぐくらいだから、一番瓜生くんのことを思っている人と考えました。」と答えた。
「ありがとう。先生のおかげで言いたいこと言えたよ。」と瓜生は九条にお礼を言うが「そんな、一時の感傷に浸るお礼などいらない。そんなことより、あなた方にはすべきことがあるはずです。」と答えた。
誰かと帰るという願いを叶えるために校内でクラスメイトが来るのを待っている鵜久森に瓜生と向坂が声をかけた。
鵜久森以外のSNSのグループで、鵜久森をかわすために裏口から出るようにお達しが出てたから誰も来ないと瓜生と向坂に言われ帰ろうとする鵜久森。
2人は「悪かった。お前にしたこと許してもらえるなんて思ってないけど、本当に申し訳ない。」と鵜久森に頭を下げた。
瓜生のバイト先に行くから一緒にどうかと向坂が鵜久森を誘い、さすがにそれは断った鵜久森だったが「駅までなら…」と答えた。
智美の正体
瓜生のバイト先にいたのは九条だった。
バイト先の智美は九条の友人であり、瓜生をバイトに雇ったのも九条に頼まれたからだったのだ。
智美が協力したのは、九条の友達だったのと自分がお金が理由で九条と同じ高校を中退していたのを気にしてくれて話を持って来たんだろうという思いからだった。
これからの夫婦生活
九条は蓮に「最後くらいいい妻でいたいと思って、カッコつけてた。」と言い、「私、離婚したくない。本当は嫌だ。この日々がずっと続くのが怖くなったって言ってたけど、この日々が次の瞬間にも消えてしまうことがあるだなって思うの。だから、この日々を守りたい。」と蓮に伝えた。
蓮は「里奈のそういう感じの言葉初めて聞いた気がする。」と笑顔を見せ、離婚については少しだけ考えさせてほしいと答えた。
この日を境に、前回の人生よりも呼吸のしやすい夫婦生活が訪れるようになった。
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第2話感想
やっぱりクソだった生徒
鵜久森のいじめ問題があった週明け。
怖いくらいに普通に接する3年D組の生徒たち。
ただ、それは九条と鵜久森の訴えが心に響いたからではなく、目を付けられるのを避けるために、SNSのグループで鵜久森に普通に接することを指示されていたから。
やっぱり、あのクソ生徒たちには何も響いてなかった上に、鵜久森以外の生徒が全員秒で入ったって…。
それでも、家の問題を片づけた九条にやるべきことがあるはず…と言われた瓜生と向坂が鵜久森に声をかけ、謝罪をしただけ、救いがありました。
瓜生と向坂は、あのクソ1軍生徒たちと一緒にいましたが、今後はあのグループから抜けるのでしょうか?
毒親登場!
親の借金があると言って、九条から金を巻き上げていた瓜生。
それは嘘ではなくて、本当に借金のためにバイトを掛け持ちしていた。
相良に言われ、九条からいじめの証拠の動画を奪おうとしたりするけど、幼い弟たちのためにとバイト代を全部母親に渡すような子でした。
友人の向坂の助けもあり、母の梓は学校を卒業まで通うことを許してくれました。
いや~これで、めでたしめでたしで終わらなくてよかった。
瓜生の言う通り、本当に母親が許す立場ではなかった!
母親への涙の訴えが話題となった瓜生役の山時聡真さんは、最近公開され話題となっているジブリ映画「君たちはどう生きるか」で真人役を務めていることでも話題になっています。
前回の、さすがの芦田愛菜の演技が話題になりましたが、山時さんの演技も素晴らしかったです。
九条の離婚問題
前回の人生では3カ月かけて、離婚に抗おうとはしたが、結局何度聞いても理由もハッキリした答えが聞けずに、離婚に応じることがいい妻であると離婚をした九条でした。
だが、瓜生が親に自分の本当の気持ちを訴えたことや、死を覚悟したこともあり、「離婚をしたくない。」と蓮にハッキリと伝えました。
それが功を奏し、蓮も前回とは違い笑顔を見せ、離婚についてはもう少し考えてくれると言ってくれました。
このまま3か月後の離婚を回避できるのでしょうか?
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」次回は?
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」次回は
前の人生ではなかった九条の殺害予告!
生徒が反旗を翻す!
何でもしますの九条はどうする?
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