『ラストマンー全盲の捜査官ー』第6話が放送されました。
皆実は護道家で行われた護道清二の誕生日パーティーに参加。
そんな時に立てこもり事件が発生!
自らの家族を人質とする犯人に皆実は自ら人質になることを志願!
『ラストマンー全盲の捜査官ー』第6話をネタバレありでどうぞ!
『ラストマンー全盲の捜査官ー』第6話あらすじ
護道家の誕生パーティー
皆実広見(福山雅治)は護道家別荘で行われている護道清二(寺尾聰)の誕生日パーティーに出席していた。
護道心太朗(大泉洋)は自分が護道家の養子になったころの護道家の誕生日パーティーを思い出していた。
幼い心太朗は若き日の清二(奥野瑛太)に誕生日プレゼントとして肩たたき券をプレゼントした。
清二は「ありがとう。心太朗。」と言ったが、親族が小声で心太朗ことをコソコソ言っているのが聞こえる。
兄の護道京吾は心太朗に無理にプレゼントを用意しなくてもいいと優しく言った。
現在のパーティーでは、京吾夫妻や孫である護道泉(永瀬廉)がプレゼントを渡す中、心太朗はプレゼントは用意していなかった。
心太朗が席を外した時、京吾(上川隆也)は皆実に頼まれた事件の調書はコピーして持ち出すことが禁止されているため、もう少し待ってほしいと言った。
立てこもり事件発生!
パーティー中に泉の電話が鳴り、青梅市の保養所で立てこもりが発生したと連絡が入った。
皆実と心太朗、泉は現場に向かった。
現場近くの本部で、皆実は地図をイメージするために心太朗から現場の周辺の情報を教えてもらっていた。
現場は大手警備会社の保養所で、立てこもっているのはその警備会社の社長の菊知岳大(高嶋政宏)だ。
菊知は散弾銃を持って立てこもっている。
キャンプに来ていた宇佐美翔(前原滉)が発砲音を聞き、通報した。
菊知は狩猟免許を持っていて、散弾銃の種類は確認中。
菊知の妻・彩乃と娘の恵茉が行方不明になっており、菊知は昨日仕事が終わって妻と娘、秘書の工藤圭を伴って保養所に行ったことが分かっている。
皆実は菊知が昨日まで会社に来て仕事をしていたのに、一晩で散弾銃を発砲する危険人物になっていしまったことが妙だと言った。
立てこもりの目的も分かっていなかった。
最初の要求
現場の責任者は特殊犯捜査第一係、SITの新井将兵(山田純大)だと教えられる。
心太朗の新井はSITの中でも猛者と知られる人物のため、今回はおとなしくしておいた方がいいという言葉も聞かず、新井に呼び掛ける皆実。
皆実は自分に人質との交渉をやらせてほしいと申し出るが、よそ者に人質の命を預けるわけにはいかないと言われてしまう。
そこに、菊知との電話が繋がったとSIT隊員が来た。
新井が菊知に立てこもりの目的を聞くと、「10億円を用意しろ。」と菊知は要求してきた。
菊知は自分のSNSを見るように言い、確認すると妻の綾乃が血を流して倒れている写真が投稿されていた。
要求を聞かなかったら、娘も撃つと菊知は言った。
その時、皆実はスピーカーになっている電話に話しかけ、「あなたの要求を全て飲むとお約束いたします。」と勝手に約束し、騒然となる。
皆実は続けて、10億もの現金をすぐに用意するのは簡単なことではないと言うが、菊知は秘書の工藤を会社に向かわせると言った。
菊知の会社が10億を用意する。
工藤が会社から無事に10億運んで戻ってくることが最初の条件。
工藤にはカメラとマイクをつけさせ、警察が接触してきたら、妻と娘を殺す。
戻ってくるまでのリミットは3時。
その条件に皆実は分かりましたと返事をし、菊知は電話を切った。
皆実が人質に
電話が切れたあと、皆実は勝手に交渉そたことを新井隊長にに怒られるが、争ってる時間はないと、秘書の工藤の行動観察は佐久良班、SITは菊知と交渉し、怪我をしている彩乃の救出に向かった。
皆実は心太朗に秘書の工藤を追うように言い、自分はここに残ることにした。
菊知の声の震え方が怯えているように感じた皆実は特別捜査本部で事件の対応に当たっていた吾妻ゆうき(今田美桜)に菊知の会社や家族の状況を調べるように頼んだ。
その後、皆実は1人で保養所へ向かい、外から菊知に声をかけた。
妻の彩乃を解放してもらい、自分が代わりに人質になる。自分は目が見えないし、丸腰であることをアピールした。
皆実はアイカメラで吾妻に案内をしてもらい、玄関前まで行った。
すると、皆実はアイカメラ切ってから菊知に玄関を開けるように言った。
中から猟銃を構えた菊知が顔を出し、皆実を中に入れた。
ひざまずく皆実に菊知は猟銃を向けている。
菊知がつけるイヤホンから人が話すような音が漏れている。
皆実は負傷していると思われる妻の彩乃を外に出すように菊知を説得。
菊知は彩乃を玄関の外に出すことを了承したが、戻って来なかったら娘を殺すと言った。
皆実は彩乃を外に出し、玄関前に待機していた新井に彩乃を託す。
菊知は外に向かい発砲し、皆実に戻ってくるように言った。
皆実は再び、保養所の中に戻った。
ガサ入れ中止⁉
金を取りに工藤が来る前に、会社に先回りをしていた心太朗と佐久良班はガサ入れをしていた。
工藤が地下駐車場についたため、心太朗と佐久良円花(吉田羊)は工藤のマイクとカメラに気づかれないよう社員を装って事件のいきさつを聞き出すと佐久良は言った。
だが、イヤホンから指示を出している今藤係長(今井朋彦)から急にガサ入れを中止するように言われる。
イヤホンからは警察庁官房長が菊知の警備会社は国際大会での警備委託業務での談合の疑いがあり、特捜部が内偵しているため、むやみに荒らすわけにはいかないと言った。
だが、心太朗は「承服しかねます。」と言った。
菊知の警備会社は護道清二も社外取締役も務めていた、歴代警察庁長官の天下り先になっている。
今も前警察庁長官の杉村が社外取締役を務めているため、忖度しているだけじゃないのかと心太朗は言った。
それでも中止は命令と言われ、心太朗は皆実が人質になっているんだと引き下がらない。
佐久良は心太朗を連れ出すように指示されるが、躊躇していた時、警察庁官房長のいる部屋に京吾が入ってきてマイクで指示を出した。
「捜査は続行だ。人質の救出を最優先とする。事件の背景を調べ、解決を急げ。」と指示を出し、心太朗や佐久良班は京吾の指示に従う。
京吾は社外取締をしている杉村前警察庁長官からは話を通してあり、談合の証拠が出ても構わない。市民の安全のために警察の本分を全うしろと言われていることを官房長に伝えた。
本当の事件
金を運ぶために工藤が会社に着いた。
金を用意する工藤にカメラとマイクを避けるようにメモを渡した。
工藤の返事のメモには、菊知は談合疑惑で逮捕する前に国外に逃亡する。妻と娘を本当に殺すつもりで3時までに戻らないと危ない。と分かった。
人質になっている皆実はガソリンと火薬の匂いに気が付いた。
そして、時計の音から自動発火装置が置かれていることに気が付いた。
皆実は菊知に娘の恵茉が本当に保養所にいるのか聞いた。
玄関に子供の靴がなかった…と言いかけた皆実をの体を銃で殴り、黙らせた。
電話が鳴り、新井が金を持った工藤が戻ってくるから人質を解放するように伝えた。
イヤホンからの声に耳を澄ませた菊知は車をガレージに入れるように言い、警察が近づいたら娘と皆実を殺すと言った。
新井は妻の彩乃が一命を取り留めたことを伝えるが途中で菊知は電話を切った。
その後、嗚咽をこらえる菊知。
その様子を察知した皆実はアイカメラのマイクをばれないように叩いた。
吾妻が皆実のマイクの音に気が付き、捜査官全員に共有する。
モールス信号と気が付いた心太朗は皆実からのメッセージを読みとる。
皆実が送ったメッセージは「これは立てこもりではなく、誘拐。娘を誘拐され、命令聞いてる。身代金受け渡しは現金輸送中。車戻り次第、自動発火装置で菊知殺害。現金も燃え尽きたように見せる計画。」だった。
現金の受け渡し
逮捕から逃れるためと言っていた工藤は嘘をついたことになる。
犯人に見えない状況で嘘をついた工藤はグルということになると心太朗は言った。
工藤の車は見張られているため、輸送中の現金の受け渡しは不可能と思われる。
犯人もそんなことは分かっているはずと、佐久良は警備会社の地下駐車場で犯人の車に金が移された可能性があると警備会社に残る泉たちに言った。
泉と馬目(松尾諭)は地下駐車場の防犯カメラをチェック。
直接金を移し替えたところは映っていなかった。
工藤の車の後に出て行った6台の車のナンバーを送り、吾妻に確認してもらう。
その中の1台の所有者が発砲音を聞いて、通報してきた宇佐美翔だった。
今藤係長は佐久良班に宇佐美の自宅に向かうように指示を出した。
迫るリミット
菊知はパソコンから流れる娘の恵茉が手足を縛られ捕らえれている映像を見て娘の名前を呼び、リミットの3時が迫る時計を見て、自動発火装置がどうにかならないか見ながら嗚咽をあげた。
宇佐美は自宅に戻り、車からスーツケースを下ろし、家に入ろうとしているところを心太朗に手錠をかけられた。
佐久良がそれを伝え、犯人確保を伝えられたSITは突入を試みる。
犯人確保という言葉を聞いた皆実は菊知に恵茉が誘拐されていることは分かっている。誘拐犯が逮捕されたと伝え、ここから出るように言った。
発火装置が作動する3時が迫る中、菊知は皆実の拘束を解き、一緒に連れて行く。
皆実がつまずいた時、SITが入ってきて、菊知を連れて行く。
その時、爆発音が聞こえた。
皆実は新井に救出され、無事脱出できていた。
動機
車で戻ってきていた共犯の工藤も確保した。
菊知が恵茉の無事を知りたがっていると、宇佐美から恵茉の居場所を聞き出す。
計画は終わったと言う心太朗に宇佐美は「まだ終わってない。娘が死ねば半分成功だ。」と言う。
そこに泉が皆実と繋がった電話を持ってきた。
皆実は宇佐美の動機はきょうだいへの嫉妬と言った。
吾妻の調べで、菊知が25年前に離婚した時に引き取られた息子が宇佐美だと分かっていた。
宇佐美は1年前に母が死んだ時に、初めて父親が菊知だと知った。
調べてみたら、警備会社の社長で幸せな家族を築いていた。
娘は私立小学校に通い、バレエを習っている。
同じ親なのにこの差は何だと思った宇佐美は菊知の会社で清掃バイトをしながら、自宅や別荘などの情報を探った。
幸せそうな家族の姿を見て、ぶっ壊してやろうと思った。
工藤が談合に関わっていることを知り、工藤を脅し、談合の罪を菊知にかぶせると言ったら協力してくれた。
今朝、工藤の手引きによって恵茉を誘拐した。
保養所の中に入ると、彩乃が騒いだので威嚇射撃のつもりで撃ったが、散弾銃の扱いになれていないため、彩乃に当たった。
そのあと、恵茉の監禁映像を見せたら、菊知は言いなりだった。
恵茉が生きているか確認する心太朗に「菊知に伝えてくれ。4時になったら、監禁場所に設置した発火装置が作動する。あと1時間ほどで娘は焼け死ぬって。」と宇佐美は笑った。
銃声
時間がないから強制的に聞き出そうという皆実の言葉に、宇佐美の顔を床につけた心太朗は銃を取り出し、銃口を宇佐美の顔に押し付ける。
撃てるわけないという宇佐美に「俺の父親は殺人犯だ。だから撃てるんだよ。」と言った。
泉が心太朗を止めようとするが、佐久良は泉を制す。
「言えよ。言えよ。言えよー。」と言う声と銃声が響いた。
監禁場所
宇佐美は病院で目が覚めた。
皆実が直前で弾がそれて、かすり傷で済んだと説明し、今藤係長は撃った刑事は勾留中で、宇佐美には弁護士を呼ぶ権利があると言った。
時計を見ると、9時を過ぎていた。
宇佐美は娘は?と聞き、焼けた服と現場の写真を見せる。
皆実は誘拐現場からはそう、遠くないはずと保養所から半径20キロ以内をしらみつぶしに当たったが、見つけた時には、煙と消防への連絡が…と説明。
宇佐美は監禁場所のことを菊知が昔警備をしていた工場だったらしい。自分の原点で娘を殺されたなんて笑えるだろう。と嬉しそうに語った。
それを聞いた皆実はマイク越しの心太朗を呼んだ。
心太朗は保養所周辺の車に乗っていた。
吾妻は保養所周辺の工場の住所を調べ送ろうとしたところに、菊知本人に確認が取れ、工場が判明。
監禁場所が判明したところで、今藤は宇佐美を手錠につなぎ、病室のカーテンを開けると外はまだ明るかった。
発火装置の作動までは19分あることを宇佐美に伝える。
心太朗は発砲の瞬間に直前に泉が宇佐美の車で見つけたと持ってきたスタンガンを使ったのだ。
宇佐美は「間に合わない。工場は広いし、ドアは封鎖されている。」と言うが、今藤は「工場内の封鎖されている部屋が監禁場所だ。」と指示を出した。
親ガチャ
宇佐美は恵茉が楽して生きている間に自分は死ぬような思いをしてきた。
親ガチャって言うなら平等でないと。今度はあの娘が不幸になる番と言った。
皆実は恵茉はバレエで怪我をして、スポーツドクターになるために勉学に励んでいると教えるが、そんなのは自分の人生に比べれば天国みたいなもの。最初の親ガチャで全部決まる。俺だって努力してきた。親ガチャに外れたからこうなった。と宇佐美は言った。
皆実は「あなたがそこまで親にこだわるなら、教えてあげましょう。恵茉さんは菊知夫妻の実の子ではありません。養子です。」と言い、宇佐美は呆然とする。
救出
心太朗たちは監禁場所と思われる扉を発見したが、扉は開かない。
中からはガソリンの匂いがしてきた。
発火装置が作動するまであと2分。
心太朗と佐久良班で必死に扉を押す。
かすかに開いた扉から心太朗が中に入る。
心太朗は恵茉を発見し、発火装置を外に投げ捨てた。
発火装置は外で爆発した。
太朗は恵茉を保護し、無事だと伝えた。
皆実は仲間が恵茉を無事に保護したことを宇佐美に伝えた。
親子
宇佐美はなぜ、本当の子でもないのに菊知はあそこまでやったのか分からなかった。
皆実は、アメリカで自分が危険だった時に自分の命も顧みず助けてくれた人に、なぜ助けたのか聞いたら分からないと答えたと話した。
本当の親子だとか家族だとかはどうでもいい。
人が人を思う気持ちに理由なんてない。
そんな皆実の話をイヤホンで聞いていた心太朗は保護された恵茉と菊知が抱き合う姿を見ていた。
数日後、皆実と心太朗は清二のもとを訪ね、立てこもり事件の尽力に礼を言った。
皆実は遅ればせながらと清二への誕生日プレゼントを渡した。
そして、心太朗も清二への誕生日プレゼントを渡した。
中身はスマートウォッチだった。
使い方がよく分からないと言う清二に「分からなければ、私が教えます。いつでも呼んでください。」と清二に言った。
清二は棚からある物を出してきて「これを使わせてもらおうかな。」と言った。
それは昔の清二の誕生日パーティーで心太朗がプレゼントとしてあげた肩たたき券だった。
1枚頼むと言われ、心太朗は清二の肩を叩いた。
41年前の事件
泉は京吾に頼まれていた41年前の調書です。と出した。
読んだのか聞かれた泉は「犯人は無期懲役で千葉刑務所に収監されている鎌田國士…心ちゃんの実の父親は皆実さんの両親を殺した犯人だったんですね。」と言った。
心太朗へは口止めされた。
皆実はもちろん知っていて、心太朗を利用し鎌田國士に会って41年前の事件を調べようとしていることを聞かされた泉は「そんなのひど過ぎます。」と言った。
皆実と組むようになった心太朗は今まで見たことないくらい生き生きしていた。本当のことを絶対に傷つくと泉は言う。
京吾はだから、心太朗に気づかせずに皆実の研修期間を終わらせるように泉に監視を頼んだのだと言った。
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『ラストマンー全盲の捜査官ー』第6話感想
ただの立てこもり事件ではない
立てこもりと思われた事件でしたが、犯人の様子がおかしいと思った皆実。
自分自身が人質となり、家の様子から本当は誘拐事件だと気づきました。
皆実に言われるまで、娘の影がないことには気づかなかったです。
心太朗がモールス信号に気づき、解読した時はゾクっとしました。
リミットが迫る
誘拐事件と分かってからは、工藤が犯人とグルで誘拐犯が宇佐美と分かり、テンポよく進んでいきましたね。
監禁場所を特定するのも作戦勝ちでした。
2回のタイムリミットが迫る中で、動く心太朗と佐久良班にドキドキし、いつもより見ごたえがありました。
護道家
護道家の誕生日パーティーがありました。
心太朗が思い出した昔の誕生日パーティーの様子や最後の肩たたきのことでも護道家の人たちは養子である心太朗を大事に思っているようでした。
今回の事件で心太朗も本当の親子かどうかより、どう思ってきてもらったかを考え、父と関わる時間を持てるスマートウォッチを渡したんですね。
もう兄の家と言った実家に今までより行きやすくなるといいですね。
41年前の事件の容疑者
41年前の皆実の両親が亡くなった強盗事件の犯人はやはり心太朗の実の父親でした。
京吾は皆実はだから心太朗を利用していると言っていましたが、本当にそうなのでしょうか?
最初は犯行を否認していたと話していたので、本当は違う犯人がいるとか?
京吾が心太朗には本当のことを知られないようにするのは、傷つかないための兄心なのか?
それとも、皆実が真相に近づくと護道家にとってマズいことがあるのか?
護道家は今のところ、みんないい人そうに見えるので、そんなことないように願いたいですが…
41年前の事件の真相が分かる時が楽しみです。
『ラストマンー全盲の捜査官ー』次回は?
『ラストマンー全盲の捜査官ー』次回は
容疑者は後妻業の女?
皆実の元ワイフも登場?
心太朗がついに秘密を知る⁉
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