『ペンディングトレイン』最終回が放送されました。
戻ってきた世の中はクソみたいだったと絶望の中の直哉と優斗。
大災害が近づいている。
1本の動画から事態は動く。
未来から戻った乗客たちの結末は?
『ペンディングトレイン』最終回をネタバレありでどうぞ!
『ペンディングトレイン」最終回あらすじ
絶望の直哉と優斗
消えた車両の乗客であるとネットで拡散された消防士の白浜優斗(赤楚衛二)は消火活動中に野次馬に邪魔をされ、振り払った動画が拡散されていた。
優斗は萱島直哉(山田裕貴)に「もう疲れた。」と言い、直哉も「もう来るなら来いよ。」と空に向かって言った。
そのころ、物理学教授の蓮見涼平(間宮祥太朗)は地球に向かっている隕石の存在を確認。
落下速度を計算したところ、12月10日前後と分かり、未来から戻ってきたと言っていた乗客たちの今年の12月9日に大災害が起きるという証言は本当だと確信した。
みんなと再会
米澤大地(藤原丈一郎)は電車の中で、直哉と偶然会い、そのままみんなの集まる対策会議へと連れて行った。
みんなに、ワームホールの影響と思われる右手の震えのことを話し、戻ってきてからやることがないと話した。
渡部玲奈(古川琴音)は直哉のことを有名な美容師だったんだね。と言い「もう、このままここに居なよ。ただのひねくれ者としてさ。」と直哉に言った。
直哉は自分のことより、心が折れている優斗のことが心配だとみんなに言った。
週刊誌の記事では乗客たちの背後にはオカルト集団が居ると書かれていた。
米澤は、こうなったら動画を公開すると言った。
証拠が揃ってないと言って加藤祥大(井之脇海)は止めるが、「みんな自分たちの命のこと。知る権利がある。」と言った。
米澤は動画を公開した。
風向きが変わる
米澤は動画内で、未来に行ったこと。
そこで知ったこれから起きる災害のことを話した。
動画は再生回数も伸び高評価だった。
そのタイミングで加藤が未来から持ち帰った植物の年代検証も30年後の未来の植物だという結果が届いた。
今なら自分たちの声が届くかもしれないと、みんなは喜ぶ。
寺崎からの電話
そこに寺崎佳代子(松雪泰子)から畑野紗枝(上白石萌歌)に電話が入る。
寺崎は元防衛大臣の芹澤に直訴したところ、話を聞いてもらえた。
芹澤は研究機関からの連絡を受けて調査の結果、乗客たちの証言は正しいと分かった。
政府は既に小惑星の軌道を変える為のFG1ロケットの発射の準備を進めていて、12月9日に飛来予定だと言う。
手帳に書いてあったことは現実になりつつあるが、今はその計画に賭けるしかない。と寺崎は言う。
だから、これ以上国民の不安を煽るような行動はしないでほしい。
パニックになったら、とんでもない二次被害が引き起こる。
寺崎からそう言われた紗枝は「私たちはこれからどうすれば?」と聞くと寺崎は「祈るのよ。」と答えた。
自分たちにできること
寺崎からの話を聞いたあと、もう上の人に任せることしかできないとみんなは言う。
直哉は「終わりはすぐそこだって分かってる。最後の日まで、どう生きるのか。」とそれが自分たちにできることと言った。
みんなが繋いだ命
冬が近づいてきた。
みんなは、その日が近づいているのは分かりつつも、それぞれが普通の日々を過ごす。
米澤は未来の5号車が着いたと思われる場所へ田中弥一(杉本哲太)宛の手紙を埋めた。
江口和真(日向亘)と小春(片岡凜)の子供が無事に産まれた。
直哉、優斗、紗枝、立花弘子(大西礼芳)は病院に駆けつける。
小春は「みんなが繋いでくれた。この子の命。」と言った。
和真は優斗に「あの時、帰ろうって言ってくれてありがとうございます。」とお礼を言った。
「そう思ってるのは僕らだけじゃないはずです。」と和真は言った。
病院の外には小春の出産を聞きつけた5号車の乗客みんながお祝いするために集まっていた。
みんなが優斗にお礼を言った。
「結局あんたはヒーローなわけね。」と言う直哉にもみんなはお礼を言った。
直哉はみんなで過ごしていた日々を懐かしがる。
その日が近づく
みんなと別れた後、優斗は「いよいよその日が来る。」と直哉に告げた。
加藤から連絡があり、「政府のロケットが秘密裏に来月打ち上げられ、その3日後には結果が分かる。もし失敗したら12月9日、その日は来てしまう。」と言われた。
寺崎からは防災インフラの整ってるスイスに知り合いがいる。今なら間に合うから、来られる人は来てくれと申し出もあった。
急過ぎて思考が追いつかない直哉に優斗は「俺はここに残る。」と宣言した。
全ての人は逃げられない。だったら最後まで誰かを救いたい。と言った優斗は「俺の代わりにみんなのことを…畑野さんのことを頼む。」と直哉に言った。
「俺だって、やっとこれはこれでって思えた時に何だよ、その決意表明」と言う直哉に「俺には責任がある。」と優斗は言う。
「何の責任だよ?」と聞くと「誰かを救うために最後の時まで尽くす。そう考えて決めたことだから。」と優斗は答えた。
「やっぱホント好きじゃないわ。最後までホント好きじゃないわ。」と言って直哉は去って行った。
ロケットは打ち上げられた
加藤の所に政府のロケットが打ち上げられたと連絡が入る。
それを聞き、米澤は最後の動画を出した。
もうすぐその日が来ることを伝え、ロケットの打ち上げが成功するかは分からない。だから、後悔しないように、考えてほしいと米澤は動画で訴えた。
直哉には紗枝から電話があり、自分たちにできることは全部やった。明日スイスに行くためにみんなが集まるから直哉にも来て欲しいと言われる。
「待ち合わせはあのホーム。8時23分、明日」紗枝はそう言って電話を切った。
終わる前に
優斗には5号車のみんなから、いくつも着信があった。
直哉は弟の達哉(池田優斗)と彼女の葉月を頼んであるからと空港に先に行ってるように言った。
達哉は「兄ちゃん、来るよね?俺は今まで幸せだった。兄ちゃんがそばにいたから今も…。だから何も怖くない。」と直哉に言った。
直哉は達哉を抱きしめて「彼女を守れ。」と言った。
紗枝は駅前で小春を探しに行った和真から連絡を受けた。
小春と会えたからと待ち合わせのホームでと言う和真に「白浜さんは残るそうです。萱島さんも来てません。」と聞かされる。
紗枝に直哉から電話が入った。
「終わる前に言っておきたくて。」と直哉は紗枝との出会いは世の中にこんなポヤポヤバカがいるなんて…と衝撃だったと話す。
「一生、忘れられない。忘れたくない。」と直哉は言った。
どこにいるのか聞く紗枝に「ごめん。俺行くとこあるから。」電話を切った。
紗枝は電話の向こうから聞こえたアナウンスで直哉の場所を突き止め走った。
直哉を見つけた紗枝は「私も終わる前に言います。ずっと祈ってました。萱島さんにとって過ごして居心地のいい場所になりますようにって。生きたいって思える場所に…」と言うと直哉は紗枝を抱きしめた。
「おかげで居心地よくなったよ。今は。」と直哉は言った。
助けに来た
優斗の前に直哉が現れた。
「助けに来た。責任感じてヒーローやってるお前を助けに来たんだよ。」と直哉は言う。
みんなはもう行ったと聞くと優斗は何でここに来たんだよと怒り「俺は萱島さんに助かってほしかった。」と言うが「助けられてきたよ。ホントはずっと助けられてきたんだよ。」と直哉は言った。
「溺れかけてた俺を…命じゃない。ここを救ってくれたんだよ。」と直哉は心を指した。
「お前みたいな奴がいるから、この世界も悪くない。」と言った直哉は「生きよう!」と優斗に言った。
その頃、電話に出た蓮見教授は「そうですか…分かりました。」と言いソファに倒れ込んだ。
田中は米澤からの手紙を読み「生きろよ。」と呟いた。
「こっから、どうなるか分からないけど、やれるだけやってみるか。」と直哉が言うと「やってみよう。」と優斗は答えた。
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『ペンディングトレイン』最終回感想
政府が動く
政府が隕石の落下を信じ、軌道を変えるためのロケットを秘密裏に打ち明けることとなりました。
でもこれも、蓮見教授が隕石の落下について科学的に数字を出したからというところが大きいように感じました。
それでも米ちゃんの動画で世論が動いたからもあるのですかね?
必要だった?
紗枝は直哉が来ないと知ると、直哉のもとに行きました。
あの時、預かっていた和真と小春の赤ちゃんをずっと連れてたのが気になり過ぎました。
あれ必要?
赤ちゃん連れて直哉の所に行き、それで待ち合わせの電車に間に合わなかったらどうするつもり?と思ってしまいました。
しかも、優斗も来ないと聞いてるのに、優斗のことはもうどうでもいいのかよー!
最初から思っていた三角関係の恋愛要素はこのストーリーに必要でした?の思いが最後まで消えませんでした。
恋愛要素は玲奈と明石みたいに脇でちょこっとやってるくらいが、ちょうどよかったです。
ラストは?
ラストは直哉が優斗を迎えに行って終わりでした。
蓮見教授の元に来た電話の結果も分からないまま。(個人的には、蓮見教授は結果にホッとしたように見えましたが…)
でも、田中のおっちゃんが米ちゃんからの手紙を読んでいたということは、あの未来はパラレルワールドになっていないこと?
視聴者の想像に任せますといったフワッとしたラストでした。
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