『ペンディングトレインー8時23分、明日 君とー』第2話「生きるための多数決」が放送されました。
電車が辿り着いていたのは未来であることが分かった。
帰る術のない乗客たちは、水分を求める。
ただ電車に乗り合わせただけの乗客たちは信頼し合い協力することができるのか?
『ペンディングトレインー8時23分、明日 君とー』第2話「生きるための多数決」をネタバレありでどうぞ!
『ペンディングトレインー8時23分、明日 君とー』第2話あらすじ
信頼?疑う?
水も食料もない世界へ電車の車両ごと放り出されてしまった見ず知らずの乗客たち。
水やお茶がカートごと無くなっている事実が発覚し、誰かが盗んだのではないかと、みんなは疑心暗鬼になる。
そんな中、萱島直哉(山田裕貴)が遠く離れた木の根っこにあったのを見たと言い出す。
白浜優斗(赤楚衛二)は当番制で管理してそれをみんなで長く持つように分ける。と提案するが、直哉は暴動が起きる。と反対する。
「信頼し合えれば。そうじゃなきゃ助からない。」と言う優斗に「は?疑わなければ助からない。」直哉は反論する。
乗客たちが騒ぎ出したので、とりあえず水のケースがあった場所に行く直哉。
だが、直哉が見た水のケースがあった場所に行くとそこには何もなかった。
結局、水を得ることができず乗客たちは絶望感を味わう。
約束
夜になり優斗はどうにか水を確保しようと、乗客の1人が持っていたビニールシートを借りて、雨や夜露を貯められるようにする。
手伝っていた畑野紗枝(上白石萌歌)と帰ったら優斗の好きなお好み焼き屋さんに一緒に行こうと約束する。
「そういう約束たくさんしよう。いつか戻れた時のために。」と優斗は紗枝に言う。
直哉はみんなが寝た後なら水を盗んだ奴が水を取りに出てくるだろう。と捕まえるため外で見張る。
直哉は朝まで外で見張るが結局誰も出てこなかった。
ギスギスする乗客
明るくなり、優斗は水を探しに、農学部の大学院生・加藤祥大(井之脇海)は植物を頼りに水場を探しに行く。
紗枝は直哉に「干からびていいんですか?」と言い、優斗に付いていく。
後から直哉も付いてくる。
そのころの車内では残っているみんながギスギスしていた。
寺崎佳代子(松雪泰子)は「この中に泥棒がいるかと思うと息をするのも嫌。」と言い出し、米澤大地(藤原丈一郎)と渡部玲奈(古川琴音)はモバイルバッテリーを巡って口論している。
そんな中、立花弘子(大西礼芳)が「うるせーな。」と一喝し、冷静さを取り戻し「気を落ち着けるために整えましょう。今から車内清掃をしましょう。」と提案していた。
水場を求めて
付いてきた直哉がヘラヘラとタチの悪い嘘にうんざりしながら優斗、紗枝、加藤は森の中で水を探していた。
すると直哉がカエルがいるのを見つけ、その奥へ向かう。
着いた場所は岩が切り立っていて、その岩は湿っていた。
その上に水場があると思われたが、上までどうやって登ればいいか分からないくらいの高さだった。
水が見つかった
ずっと歯の痛みを訴えていた田中弥一(杉本哲太)は自分で歯を抜くために車内を出ていた。
客の争いにうんざりしていた乗務員の小森創(村田秀亮)も車内を出て1人でいた。
その時、田中の「抜けたー!」と叫ぶ声が聞こえ、小森がそちらに向かうと田中がケースに入った水を出し飲んでいた。
小森が後ろから「盗ったのあんただったのか?」と声をかけると田中は小森に向かってきて森には小森の叫び声が響いた。
暴走
立花の呼びかけで車内は女性専用、男性専用、共有部分に分けることができた。
とりあえずでも自分の居場所があることで、乗客たちも少しホッとしたところで、小森が「水が見つかりましたよー!」と戻り、1ケースの水を差し出す。
水の配達員がケースに触ろうとしたところ、田中が来て「触るなー!」と叫ぶ。
そして、配達員に「他の水は俺が保管している。代わりにお前は何をくれる?」と水と食料などの交換を要求してくる。
冗談だと思う米澤や玲奈に怒鳴ったり木の棒で叩きつける。
見せしめ
その時、直哉が田中を後ろからつかみ外へ出す。
直哉はハサミの刃を田中に向けていた。
優斗と紗枝が直哉を取り押さえる。
「暴力はよくない。」と訴える優斗「あんなのが許されたら何でもありになるぞ。」と直哉は反論する。
極限状態の中で正気を保つために一線を引かなければならない。
その一線を越えるヤツはこういう目に合うと示すべきだ。という意見の直哉。
一方、そんな見せしめみたいなことはするべきじゃないというのが優斗の意見だ。
多数決
「ここで起きたことは全て話し合って決める!」と宣言する優斗に
じゃあ理性的に決めようと直哉は田中をこのままここに置くか多数決を取ると言う。
優斗は田中に「もうこんなことはしませんね。」と約束させ、田中も謝罪し残りの水も全部持って来ると言う。
だが直哉は多数決を取り続ける。
車内の意見は賛成と反対はちょうど半々だった。
車外にいてどちらにも手を挙げていなかった紗枝の判断に委ねられる。
紗枝は田中に二度としないと改めて約束させ、今まで通りここに置くことを決める。
田中が隠していた水とお茶が乗客に配られた。
みんな、久しぶりの水分に歓喜の声を上げた。
夜になり、直哉は焚火の前にいた。
紗枝がさっきの多数決の話をしに来る。
「畑野さんは白浜さんのファンだから、従いますよね。」と言う直哉に「萱島さんは誰も信用していないから従うのは怖いですよ。」と紗枝は言った。
ここはどこ…?
次の朝、高い所にある水場に上るためのロープを優斗が用意し、直哉、紗枝、立花、高校生の江口和真(日向亘)で水分を取りに行く。
消防士である優斗が切れそうな細いロープを付けて崖を登る。
登り切った優斗は水源を見つける。
優斗がその先に進むと海が見え、その向こうには富士山のような山がポツンとあるだけだった。
戻った優斗は崖の上から撮った写真を乗客たちに見せ「信じたくないけど本当に何十年後の世界なのかもしれません。」と言う。
他の人たちはみんな死んだってこと?と戸惑う乗客たちに「戦争か?大災害か?謎のウイルスか?もう起きてたことだろ。みんな見ないフリしていただけで。」と言い放つ。
メッセージ
寺崎は「私は信じない。帰る!」と荷物を持って外に出て娘の名前を呼び続ける。
車内では電波もないし、スマホの電池も底をつき始めている。
そんな中でも米澤はスマホに家族や友人へのメッセージを録画する。
何十年後か何百年後に見つけてもらえることを信じて…。
そんな米澤の姿を見て、他の人もスマホにメッセージを残したり、思い出の写真を見返す。
森の中に入っていた寺崎は夫と娘が料理をしている動画を見返して涙を流し動画の家族に絶対に帰ることを誓う。
優しい人
直哉は自分の嘘を信じて花をくれた紗枝に弟・達哉のことを話し始める。
弟の面倒をずっと見てきたこと、その弟が事件を起こし、それから疎遠で出所するところだったことを話した。
紗枝はスマホを落とした直哉に自分のスマホで達哉へのメッセージを撮るように言うがバッテリーが切れてしまう。
「あなたがどういう人か分かった気がします。優しい人です。」と紗枝は直哉に言った。
ここに来る前、直哉と紗枝は同じ虹を見上げていた。
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『ペンディングトレインー8時23分、明日 君とー』第2話感想
怖い田中
第2話で一番のインパクトを残していたのは狂気的な田中でした。
車内では「泳げ!たい焼きくん」を歌いながら、歯を抜く道具を作り続け、できると叫び外へ行き、痛かった歯をいて絶叫。
そして、秘かに隠しておいた水を欲しければ何かと交換しろ!と米澤くんの言った通り、まさにサイコでした。
どうやら、田中はここに来る前は家庭でも会社でもバカにされてばかり。
この状況ではみんなが求めている水を持っていれば、優位に立てると思ったのでしょう。
まあ、その目論見も直哉によって阻止されました。
この田中は今後も一波乱起こしそうです。
優斗と紗枝
優斗と紗枝は優斗の好きなお好み焼き屋の話をしながら、帰ったら一緒に行く約束をしました。
赤楚衛二さんがお好み焼き屋と言った時は朝ドラ「舞いあがれ!」から「え、うめづ?」と思っちゃいました。(多分、脚本も狙ってる?)
帰ることを諦めないためのモチベーションとするために帰ったらの約束をいっぱいしよう。という優斗の思いでしょう。
優斗のことを秘かに想っている紗枝は嬉しかったでしょうね。
ただ、最後に優斗が電池が切れる前に見ていたスマホの写真。
映っていた女性に「好きだった。」と言っていました。
優斗の好きな人は何者なのでしょう…?
直哉と紗枝
直哉は紗枝に弟の達哉のことを全部話しました。
それを聞いた紗枝に「優しい人」と言われた直哉はちょっと表情が変わりました。
これは優斗も含めた三角関係になっていくのでしょうか?
立花さんと米澤くん
直哉、優斗、紗枝は森の中に行くことが多く、そんな中で車内をまとめているのが立花さんです。
初回でも田中さんに薬をあげたり、高校生カップルにお菓子を食べるか聞いたりと優しい人でしたが、今回は水場へ水を汲みに行くのにも同行していました。
今回は珍しく大きい声をあげていましたが、その後もみんなが使いやすいように車内を掃除することを提案。
そのおかげで、狭いけれどもそれぞれの居場所ができましたね。
こんな状況の中でも人のために動ける人で、陰のヒーローだと思います。
そして、場をなごませる明るさを持つ米澤くん。
今回は米澤くんの言葉で、諦めかけていたみんなの心を少し動かしました。
今じゃなくてもいつか見てもらえることがあるかも…とみんなは大切な人たちにメッセージを残すことにしました。
今後も米澤くんのキャラクターで極限下で生きる人の何かを変えられることがあるかもしれません。
現代で待つ人
現代では、電車の車両が2両無くなったと、乗客の家族たちが警察に詰め寄っていました。
その中には寺崎の夫と娘。
和真の母親らしき人もいました。
そして、直哉の弟・達哉も美容室のオーナーと一緒に訪れていました。
供えられている花を見て「まだ死んだかどうか分からないだろ。」と花を投げつけ、暴れていました。
乗客のみんなは無事に待っている人のところへ帰ることができるのでしょうか?
『ペンディングトレインー8時23分、明日 君とー』次回は?
『ペンディングトレインー8時23分、明日 君とー』次回は
水分の次は食料を!
そして、また田中が騒ぎを起こす!
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