新しいNHK連続テレビ小説『らんまん』が始まりました。
神木隆之介さんが主演で、ヒロインを浜辺美波さんが演じます。
植物博士・牧野富太郎博士の人生をモデルとしたオリジナルストーリーです。
第1週目は主人公の槙野万太郎が5歳の時のお話です。
そんな『らんまん』第1週「バイカオウレン」をネタバレありでどうぞ!
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『らんまん』第1週「バイカオウレン」あらすじ
由緒正しい造り酒屋の当主
時代は慶応3年(1867)年。
土佐の由緒正しき造り酒屋の峰屋。
主人公の槙野万太郎(森優理斗)は5歳にして、そんな峰屋の当主だ。
父や祖父は亡くなり、祖母のタキ(松坂慶子)が切り盛りをしている。
今日は甑(こしき)倒しと言うお酒の仕込みが終わったことを盛大にお祝いする日。
万太郎はごちそうが食べられることが楽しみで仕方ない。
そんな万太郎は体が弱く、走るとすぐに熱が出てしまう。
結局この日も、お菓子を持ち出し友だちの家まで走っていって熱を出して倒れてしまう。
そんな事態に分家の者たちは「万太郎は生まれてこない方がよかったんじゃないか。」と冗談交じりに陰口を叩いている。
しかも、その言葉を部屋で寝ていた万太郎が聞いてしまう。
天狗との出会い
「生まれてこなければよかった。」という言葉にショックを受けた万太郎は家を抜け出し、裏山の神社に行っていた。
そこで、神様に文句を言っていると、木の上から天狗を名乗る男(ディーン・フジオカ)が現れる。
天狗に「わしは生まれてこんほうが良かったがじゃと。」と話す万太郎。
そんな言葉に天狗は
「生まれてこんほうが良かった子なんて1人もおらんがじゃよ。」
「己の心と命を燃やして、何か1つ、ことを成すために生まれてくるがじゃ。」
「大きくなったら何でもできる。望めや。お前は何がしたいがぜよ?」
そんな言葉を残し、天狗は去っていく。
天狗の正体は坂本龍馬だった。
当主としての務め
天狗が去った後、母・ヒサ(広末涼子)と姉の綾(太田結乃)、番頭の息子・竹雄(井上涼太)が迎えに来る。
そこにはヒサの大好きな白い花が咲いていた。
家に戻ると、酒の仕込みをしてくれた蔵人を労う大事な日に当主である万太郎がいなくなったことに祖母のタキが激怒していた。
万太郎はベソをかきながらも、杜氏と蔵人の皆に「みんなが歌う歌が大好き。蔵のことや酒のことは何も分からんけど、あの歌を聞いてると気持ち良く眠れる。みんな、また峰屋に来てくれますろうか。」と問いかける。
杜氏は「峰屋で働けて幸せです。また秋になったら来ます。」と言い、蔵人のみんなも笑顔で答えてくれる。
万太郎は「おたの申します。」とお願いし、無事に当主の務めを果たした。
酒蔵は女人禁制
また秋が来て、酒造りが始まった。
そんな中、万太郎のお目付け役を申し付けられた竹雄。
万太郎が同じくらいの子と鬼ごっこをして遊ぶのをやめさせ、家に連れて帰ると竹雄に当たって蹴る噛みつくのやりたい放題。
それを見ていた姉の綾は万太郎を叱るが、万太郎は怒って酒蔵に逃げ込んでしまう。
以前から酒蔵からの匂いに魅せられていた綾は、意を決して万太郎を探しに酒蔵へ入っていく。
だが、杜氏に見つかり外に出され「女子は汚れてる。入ったらいかん。」と言われてしまう。
酒蔵に入った万太郎も出てきて「わしが入った。お姉ちゃんは悪うない。」とかばうが、「酒の神様は女子を嫌うき、酒が腐る。」と杜氏に言われる。
その晩、綾はタキに晩飯抜きにされてしまう。
万太郎はタキに「どういて?」と泣いて問うが「酒蔵には酒蔵には掟がある。わしでも酒蔵には一歩たりとも入ったことはない。」と言われても女子はダメだという掟は納得いかない。
それでも綾は「うちが入ってみたかったから。いい匂いがした。」と万太郎に言うのだった。
身体の弱いお母ちゃん
万太郎の母・ヒサは体が弱かった。
もう、ほとんど臥せっている。
自分が長くないことも分かっていて、姑であるタキに子どもたちの今後のことをお願いしていた。
冬になると、ほとんど目を覚まさなくなり、その様子を見た万太郎はヒサの好きな花を摘んでくれば元気になると信じ、立ち入りが禁止されている裏山まで入ってしまう。
花をひとつ見つけた万太郎だが、戻れなくなっていた。
探しにきた綾と竹雄に助けられ、裏山から戻るとヒサの元に連れていかれる。
万太郎は摘んできた花を出すが、それは母の好きな花とは違ったと泣く。
そんな万太郎にヒサは「春になったら、母ちゃんあそこにおるき。また会おうね。」と言い、万太郎と綾の手を握りながら逝ってしまった。
植物学者への第一歩
神社で見つけた母・ヒサの好きな花を絵に描く万太郎。
その絵をヒサの元に持っていくと「これなら枯れんね。」と喜んでくれた。
母・ヒサが亡くなった冬が明け春になると万太郎は裏山の神社にいた。
そこには母の好きな白い花が咲いている。
そこに母の姿が見えた気がして涙を流す万太郎だが、涙を拭いて顔をあげると「おまえは何がしたいがぜ?」と聞いた天狗の姿を思い出す。
「わしは、この花の名前が知りたい!」と叫ぶ万太郎だった。
『らんまん』第1週の感想
またまた身体の弱い主人公
主人公に万太郎は身体が弱い。
走ると熱が出るから。と言われていました。
前作の朝ドラ「舞いあがれ!」でも主人公の舞ちゃんは子ども時代に「走ったら熱が出るから。」と言われていました。
もっと言えば前々作の「ちむどんどん」でもヒロインの妹・歌子が原因不明の発熱を良く出してました。(結局原因は分からずじまい…)
奇しくも3作連続で「すぐ熱が出るから。」という設定が続きました。
松坂慶子の圧倒的存在感
主人と息子を亡くし由緒ある造り酒屋を切り盛りしている万太郎の祖母である槙野タキ。
松坂慶子さんが貫禄たっぷりに演じています。
分家が文句をつければ「しょせん分家!」と一喝する。
だが、嫁であるヒサが臥せってばかりで嫁の務めを果たせてないことを謝れば「万太郎を産んで綾をここまで育ててくれただけで十分。」と言葉をかけ、姑としては優しい。
だが、万太郎には一人前の当主になってほしいという思いから厳しい一面もありますね。
今後、植物の道に進みたいと言う万太郎にタキさんの反応はどうなるのかも注目したいです。
天狗ディーンに釘付け
第2話で出てきた天狗こと坂本龍馬役のディーン・フジオカさん。
カッコ良すぎました。
土佐言葉も似あっていて、五代友厚役もそうでしたが、なぜにこんなに歴史上の人物がガッツリ似合うのでしょう?
今週最後にも少し出てきましたが、もう出てこないのでしょうか?
しっかり者のお姉ちゃんが切ない
お姉ちゃんの綾ちゃんは、しっかりし過ぎて心配になっちゃいます。
お母ちゃんも「綾がもう少し笑ってくれれば。」と言っていましたが。
どうして万太郎が男の子で自分が女なのか?と葛藤していたりもするようでしたが、杜氏や蔵人を笑顔にできる万太郎を見て「万太郎じゃなきゃダメなんだ。」と素直に思えるいい子でした。
女人禁制の酒蔵とは言え、あんなに「汚れる。お清めの酒まいとけ。酒蔵が大丈夫か見てこい。」なんて言われたら傷ついちゃいますよ。
あんなに酒造りに魅せられているのなら、将来、綾ちゃんが蔵人を婿にとり酒屋を切り盛りしている未来が見たいですね。(綾ちゃんのかんざしを拾った幸吉あたりが怪しいかも…)
お母ちゃん…
もともと、身体の弱かったお母ちゃんでしたが、1週で退場するとは…。
ヒサを演じる広末涼子さんが子どもたちを優しく見守る母親を好演していたので退場は悲しすぎます。
広末さんといえば高知県出身なので土佐ことばも自然で良かったですね。
植物への興味
縁側の下に入って草花を見るくらい、もともと植物に興味のあった万太郎でしたが、母に好きな花を絵に描いて喜んでもらったのが嬉しそうでした。
そして、母の好きな花の名前を知りたい。っていう思いが植物学者への第一になったようでした。
そんな母の好きな花は第1週のタイトルにもなっている「バイカオウレン」でしたね。
『らんまん』次週は?
次週は「キンセイラン」。
万太郎は9歳になりました。
子役も森優理斗くんから小林優仁くんへバトンタッチ。
9歳になっても相変わらず草花に夢中の万太郎。
寺脇康文さん演じる池田蘭光も登場します。
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