松本潤主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」第30回「新たなる覇者」が放送されました。
清須会議から賤ケ岳の戦いまで一気に!
市の最期と未来へと繋がる茶々の言葉!
「どうする家康」第30回「新たなる覇者」をネタバレありでどうぞ!
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「どうする家康」第30回あらすじ
清須会議
織田信長(岡田准一)を本能寺で討った明智光秀(酒向芳)を討ち取ったのは羽柴秀吉(ムロツヨシ)だった。
信長亡き後も織田家の天下がそう簡単に揺るがないとはいえ、徳川家康(松本潤)は酒井忠次(左衛門尉)(大森南朋)に秀吉の好きにさせてはならぬと秀吉の動きから目を離さないようにと命じた。
天正十年。
信長の後継者を決めるべく、織田家臣の秀吉、柴田勝家(吉原光夫)、丹羽長秀(福澤朗)、池田恒興(徳重聡)が清須に集まった。
いわゆる清須会議である。
秀吉が織田家の後継はまだ幼い信長の孫・三法師、秀吉・勝家・丹羽・池田が話し合い、政を行う。と言った。
勝家は秀吉が1人でどんどん決めていくのに納得がいかないようだが、「明智を成敗した者の役目と心得てる。」と秀吉は言う。
丹羽と池田も秀吉に賛同した。
市の結婚
勝家は信長の妹・市(北川景子)と結婚することを秀吉に伝えた。
「お市様と権六(勝家)が一緒になって織田家中をしっかりおまとめくださる。こんないありがたいことはない。」と大げさなくらい喜び、祝福した。
市と勝家の結婚の知らせは家康の元にも届いた。
家康は秀吉の好きにはさせないために勝家と市が手を組んだのだろうと見た。
ということは、いずれ羽柴勢と柴田勢はぶつかるかもしれなかった。
今、なすべきこと
家康は本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)が何かに怒っていることに気が付き理由を聞いた。
「伊賀を超えて直ちに出陣していたら明智の首はとれていた。さすれば今ごろ天下は我らの手にあったのかもしれない。それをまんまち秀吉なんぞに…なぜモタモタなさったか?それを知りたいだけ。」ち平八郎は家康に言った。
「我らになすべきことは他にあると考えたから。」というのが家康の答えだった。
徳川にとって目下の問題は隣国だった。
武田領だった、甲斐・信濃・上野で武田亡き後、信長の物だったが信長も亡くなったことで、主のない国が3つもできている状態だった。
武田の家臣だった誇りを忘れてないため、信濃では真田が武田の残党を集めて勝手な動きを始めていた。
徳川がなすべきことは、甲斐・信濃・上野の三国を鎮め、北条より先に手に入れること。
秀吉のことは市に任せ、揺るぎない実力をつければ、天下も自ずと近づいてくるだろうという家康の言葉に平八郎も納得した。
北条との戦
徳川勢は北条と戦になった。
北条は小田原城を居城に関東一帯の広大な領土を有する大国だった。
そんな大国を率いるのは北条氏政(駿河太郎)と北条氏直(西山潤)父子だった。
徳川軍は甲斐・新府城に布陣。
北条は2万の大軍勢に対し、徳川は3千で持ち堪えられそうにないことから、井伊万千代改め直政(板垣李光人)は信濃各地に散らばる手勢を呼び寄せるべきと提案。
それに反対してきたのは鷹の世話係として浜松にやってきた本多正信(松山ケンイチ)だった。
こっちが手勢を増やせば、あっちも手勢を増やす。
大群ゆえに動きが意のままにならないところを突き、鳥居元忠(彦右衛門)(音尾琢真)の手勢を秘かに動かし、黒駒辺りで待ち伏せする策を正信は提案。
直政は反対するが、家康は「一軍の将になるなら、正信のずる賢さも学ぶがいい。」と召し抱えた武田の兵を直政に預けることにした。
彦右衛門の手勢の待ち伏せは成功した。
北条は和睦に応じた。
上野一国さえもらえれば、甲斐・信濃からは手を引くという。
そして、もう1つの条件として、家康の娘を氏直の妻にしたいという。
家康は側室・お葉(北香那)との娘・おふう(清乃あさ姫)に北条に嫁ぐことについて聞くと快く了承してくれた。
そのころ織田家は
その頃、織田家では信長の三男・織田信孝(吉田朋弘)が三法師を連れて、勝家と市の元を頼っていた。
信長の次男・織田信雄(浜野謙太)は三法師を取り返すべく秀吉を頼っていた。
市は「秀吉は己の欲のままに生きておる。織田家の天下を決して渡してはなりません。」と言う。
戦になっても、丹羽・池田をはじめとした信長に恩義のある者は、我らに付くはずと言う市は「そして、きっと徳川殿も。」と加えた。
その年の暮れ、秀吉と勝家が戦になったとの知らせが家康の元に届いた。
秀吉は信雄を頂に、勝家方の近江長浜城を攻め込んだ。
一方の勝家は雪のため出陣できず、北庄城に足止めをされていた。
雪が解けたら、秀吉と勝家はぶつかることは目に見えていた。
徳川では柴田勢の総大将は市なのだろう。市から要請があればいつでも助けに行けるように準備だけは整えておこうと家臣団は話していた。
そして、近江・賤ケ岳で相まみえた秀吉と勝家。
秀吉の調略からの裏切りが相次いだ柴田勢は総崩れとなった。
昔の約束
外では鉄砲の音が響く城の中で、市の長女・茶々(白鳥玉季)は外を見ながら「お見えになるでしょうか?母上が待ちわびてるお方。」と言った。
何のことかと尋ねる市に幼い頃に市から昔話をよく聞いたと茶々は「でも覚えておいででしょうか?幼きころの約束など。」と言った。
そのころ、家康の元には勝家から助けを求める書状が届いていた。
平八郎や榊原康政(小平太)(杉野遙亮)直政はすぐに行って、勝家を助け秀吉を討つべきと家康に言う。
そこに「それはどうでござろうか?」と正信が現れた。
織田家臣の多くが秀吉の人の心を掴む才覚で勝家を裏切り、秀吉に調略されている。
あくまで織田家中の争いゆえ、勝った方に祝いの言葉を言うのが上策と正信は言う。
石川数正(松重豊)も戦を構えるのは時期尚早、左衛門尉も今は甲斐・信濃を固めるのが肝心と提言した。
家康は様子を見ることを決めた。
家康は織田の人質の頃、「お市様のことは、この竹千代がお助けします。必ず助けます。」と市に約束したことや、市と馬で走ったことを思い出していた。
於愛(広瀬アリス)に「古い約束があってな。お相手はずっと覚えておったのじゃろう。なのにわしは一番果たさなければならない時に…果たせぬ。祈ることしかできぬ。」と苦しい心の内を打ち明けた。
市の最期
茶々は「やはりお見えになりませんでしたか。見て見ぬふり。徳川殿は嘘つきということでございます。茶々はあの方を恨みます。」市に言った。
勝家は秀吉の遣いが来たことを市に伝えた。
秀吉の元に行くように勝家は言うが、市は城を出ないことを決めていた。
「信長様に顔向けできん。」と言う勝家に「一度ならず、二度までも夫だけを死なせて生き恥をさらすことそ、地獄にいる兄に笑われようぞ。私は誇り高き織田家の娘じゃ。」と市は返す。
男のように乱世を駆け巡るのが夢だった。最後にほんの少し真似事ができたと語る市。
「この戦の総大将はこの市であると心得ておる。
敗軍の将はその責めを負うもの。一片の悔いもない。
織田家は死なん。その血と誇りは我が娘たちがしかと残していくであろう。」
そこに出て行ったはずの茶々が戻ってきた。
市と抱き合い「母上の無念は茶々が晴らします。茶々が天下を取ります。」と茶々は言った。
家康の決意
家康の元にも、北庄城が落城し、勝家と共に市が自害したとの知らせが入った。
それを聞いた家康は「秀吉は…わしが倒す!」と怒りに震えた。
「どうする家康」第30回感想
幼いころの約束がここで活きる
家康が竹千代時代に市と交わした「市を助ける」という約束。
市はその約束を覚えていて、口には出さずとも家康が助けにくるのを待っていた。
家康もその約束を思い出し、徳川家のことを考えると助けにいけないことに苦しむ。
あの幼いころの約束が伏線となっていたけど、結末は切ないものでした。
市の最期がかっこよすぎる!
兄・信長の衣装を身に纏い自分が総大将との心意気で秀吉との戦に挑んでいた市。
登場したころから、この乱世で男に生まれたかったと言っていた市の最期は立派でカッコよかった。
今までの大河ドラマなどで描かれてきた市とは、少し違ったイメージの市をカッコよく演じた北川景子さんが素敵でした。
茶々の言葉が伏線
成長した茶々が出てきたのは今回が初めてでした。
少し冷めたクールな感じの茶々を白鳥玉季ちゃんが上手に演じていました。
そんな茶々が「徳川殿は嘘つき。あの方を恨みます。」とか「茶々が天下を取ります。」とか言ってることが伏線過ぎるー!
そんな茶々の視線にあの秀吉が恐ろしさのようなものを感じているみたいに見えました。
織田家の血を欲しがる秀吉の手を取る茶々…ここからあの未来へどんな風に繋がっていくのか?
本当に鷹の世話してるー
本多正信が浜松に来ましたー!
「また鳥の世話からなら…」と言った家康に「鷹くらいなら…」と返していた正信が浜松で本当に鷹の世話をしてました。
於愛には普通に「イカサマ師」と呼ばれているし、鷹を呼ぶ声を会話の中でちょいちょい入れるし、戦に行かないために、また足が…とか言ってるし…でとにかく楽しませてくれます。
それでも、有能な軍師ぶりは見せてくれる正信が戻ってきてくれて嬉しい!(家臣団はそうでもないみたいだけど。)
お前が呼ぶなー!
最後に秀吉が「白兎、白兎」と言っているシーンが!
家康のことを白兎と呼んでいいのは信長だけだー!お前が呼ぶなー!とイラっと来た視聴者は多かったんじゃないでしょうか?
ムロツヨシさん演じる秀吉は、本当に何をしてもイラっとする!
家康の敵として描かれているので、そう思わせる演技を見せるムロさんが上手いのでしょう!
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「どうする家康」次回は?
「どうする家康」次回「史上最大の決戦」は
着々と天下人への道を進む秀吉。
10万を超える秀吉軍と戦う家康は大ピンチ!
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