松本潤主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」第32回「小牧長久手の激闘」が放送されました。
小牧山城に陣を張る家康。
果たして家康の策とは?
「どうする家康」第32回「小牧長久手の激闘」をネタバレありでどうぞ!
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「どうする家康」第32回「小牧長久手の激闘」ネタバレ
戦の火蓋が切られた
徳川家康(松本潤)は榊原康政(小平太)(杉野遙亮)に命じ、わずか5日で堅ろうな要塞へと作り変えた小牧山城へ陣を構えた。
一方の羽柴秀吉(ムロツヨシ)はそのわずか一里半の楽田城へ陣を構え、未曽有の大軍勢が一帯を埋め尽くしていた。
睨み合いが数日続いた。
総大将でもある織田信雄(浜野謙太)は秀吉の大軍勢に弱気だ。
石川数正(松重豊)は「大軍勢に食わせるだけでも大変。そうすれば、こちらに有利な条件で和議を結ぶこともできる。」と言う。
「和議」という言葉に噛みついたのは本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)だった。
康政や井伊直政(板垣李光人)も戦って勝利を収める気でいる。
「数正殿、和議なんて二度と口に出さんでもらいたい。勝利あるのみ。」と忠勝に言われてしまう。
秀吉の悪口
この睨み合いをどうするか…
本多正信(松山ケンイチ)は秀吉を焚きつけるために、秀吉の悪口を書き連ね、そこら中に立札を立てると言う。
怒りに我を忘れた秀吉がしくじるれば、軍勢に乱れも出るかもしれないと康政も賛成する。
皆、口々に秀吉の悪口を言い、それを紙に書いた。
秀吉の元には、悪口の書かれた立札を池田恒興(勝入)(徳重聡)と森長可(城田優)によって持ち込まれた。
秀吉の弟の羽柴秀長(佐藤隆太)は見ない方がいいと止めるが、池田が声に出して読み上げる。
野人の子なり。信長の恩を忘れ、その子を蔑ろにする盗人…などと書かれている。
だが、秀吉は泣きまねから「このような文で…わしを怒らせられるとぉ?」と笑い出した。
「この卑しき野人の子に家康はひざまずくのじゃ。」と余裕を見せた。
そして、秀吉は池田が面白がっているのも分かっていた。
新たな堀
そろそろ、秀吉が動いてくるかという頃合い。
家康は正信に「お主が秀吉方ならどこから攻める?」と聞いた。
正信は「ここを攻めますかな?」と地図からは離れた床に石を落とした。
「ふざけたことを!」と掴みかかる忠勝だったが、何かに気づく。
それに続くように、康政…そして、家康も何かに気づいた。
康政は掘っている者たちに、新たな図面を持って行き、図面通りに掘るように指示した。
池田の策
秀吉方では加藤清正(淵上泰史)と福島正則(深水元基)が「また堀を掘って守りを固めるなんて、肝の小さい奴らだ。」と笑っていた。
そこに、池田が策があると秀吉のところへやってきた。
それは家康を城から引っ張り出すこと。
池田と森で、三河へ入り岡崎攻めへ向かう。
岡崎にはまともな軍勢など残っておらず、家康が見過ごせるはずがない。
必ず城から出て追いかけてくるだろうから、そこを秀吉の本軍が背後から突き、挟み撃ちにするという中入りという策だ。
秀吉は「中入りは本軍の人数を減らしてしまう。いい策ではない。」と乗ってこない。
そんな秀吉に池田は「ここはわしに従っておけ。この池田勝入がいるから、織田家臣たちがお主に付いてきておることを忘れんでもらいたい。」と言った。
秀吉は「そういう言い方はせん方がいいぞ。」と池田の頭上で呟き、しくじるわけにはいかない戦だから一晩考えさせてくれと言った。
池田がいなくなり、悔しいけどいい策だと思う。との秀長の言葉に秀吉も賛同する。
秀吉はひそかに始めたがったが、池田は己の手柄にするために、自分の策だと言いふらしているのだろうと見ていた。
井伊直政と本多正信
直政は正信に「殿のお命を狙ったというのは誠か?」と聞いた。
正信はそれで追放されたと認める。
直政は自分も同じだと正信に話した。
「殿はなぜ、我々のような者を許し、信じてくださるのか?」という直政に「憎んだり恨んだりするのが苦手なんだろ。」と正信は答える。
「戦無き世を作るのはそういうお方だ。」と立ち上がった直政は「このご恩に報いてみせる。」と言って作業に戻り、掘る者たちを鼓舞した。
本多忠勝と榊原康正
家康たちは正信の言葉で秀吉が岡崎を狙うことを見越していた。
秀吉に気づかれずに中入り勢を叩くために、家康は康政に堀を作り直すことを命じていた。
康政は家康の意図を汲み、新たな図面を描き直した。
図面を見つめる康政に「こんな見事な図面を描けるようになっていたとはな。」と忠勝が声をかけた。
忠勝に追いつき、追い越すのが夢だったが、戦場では叶わない。ならば、せめてお頭を鍛えるほかない。との思いで康政はこれまでやってきたのだ。
無茶が過ぎて早々に討ち死にすると思ってたと康政に言われた忠勝は「戦場でかすり傷ひとつ負ったことないからの。」と返す。
そんな言葉を信じた大勢が忠勝に震えあがってるんだから大したものだと康政は言った。
「まだ、しばらくは死ぬわけにはいかない。殿を天下人にするまでは死ぬわけにはいかん。」と忠勝は言った。
その言葉を聞いた康政は掘る者たちを鼓舞し、そんな康政を忠勝が見ていた。
中入り
秀吉方では、三河中入りの策が示された。
3万の兵が岡崎を落とすために、出発した。
家康が小牧山を出たら、直ちに追い打ちをかけると清正に物見を怠らないように秀長は言った。
家康の陣でも敵が動き出し、中入りは間違いないとの情報が入る。
新しい図面通りに作り直す作業が終わった。
「これより敵の中入り勢を叩く!」と数正が告げる。
家康は「弱く臆病であったわしが、なぜここまでやってこられたのか…今川義元に学び、織田信長に鍛えられ、武田信玄から兵法を学び取ったからじゃ。そして何より、良き家臣たちに恵まれたからに他ならぬ。礼を申す。この戦が我らの最後の大戦になるかもしれん。いや、せなばならん。今こそ、我らの手で天下を掴む時ぞ!」と「出陣じゃー!」と声をかけた。
そのころ、秀吉の陣では、家康が城から出た様子はない。守りを固めるばかりと見ていた。
徳川四天王・榊原康正
康政たちは、新たに掘ったところを歩き「外へ出るぞー!一気に駆け上がれー!」の康政の号令で走る。
食事を取っている池田の陣に最後尾で徳川勢の奇襲を受けているとの報告が入る。
いつ城を出たのか分からなかった。
小牧長久手の戦いにおいて一番槍を務め、多大なる功を挙げたの徳川四天王・榊原康政だった。
徳川四天王・井伊直政
直政は「徳川様を天下一のお殿様になされ。井伊家の再興はそなたに掛かっておるのじゃぞ。」との母の言葉を思い出していた。
池田の陣には長久手の新たな軍勢には金の扇が見えるとの報告が入り、家康が自ら出陣してきたと池田と森は向かった。
家康を討ち取るつもりで行った軍勢が目にしたのは赤備えで、武田軍だと怯む。
家康を守り、旧武田勢を率いて敵を撃滅したのは、徳川四天王・井伊の赤鬼こと井伊直政だった。
徳川四天王・本多忠勝
秀吉の元にも、長久手で中入り勢が家康軍の奇襲に遭い、合戦になっていると報告が入る。
秀吉は掘っていたのは堀ではなく、抜け道であることに気が付いた。
秀吉本軍が出た。
それを出迎え撃ったのは、徳川四天王・天下無双の本多忠勝だった。
「幾たびの戦で、かすり傷ひとつ負ったことなし!我こそは本多平八郎忠勝。こっから先は一歩も通さん!」と秀吉の軍を迎え撃つ。
勝利
秀吉の陣には、三河中入り勢が総崩れ・池田と森の討ち死にが知らされた。
秀吉は軍を引き揚げることを決めた。
小牧山城では、家康がみんなを労い、勝どきを上げた。
敗者
秀吉は、池田が討ち死にしたことで、言うことを聞かない者がいなくなったと言った。
そして、中入りは秀吉の策ではなく、池田が無理強いした策で、秀吉の言うことを聞かなかったからこうなったと広めるように命じた。
「家康に勝たなくても、この戦には勝てる。敵の総大将は…家康ではない。」と秀吉は言った。
徳川四天王・酒井忠次
徳川四天王・残る一人は頼れる大黒柱・酒井忠次(大森南朋)だった。
忠次は勝利の祝いの席で、海老すくいならぬ天下すくいを披露していた。
数正
そんな祝いの席で、一人静かな数正に家康は「こんな時は素直に喜べ。」と声をかけた。
「喜んでおります。まさに会心の勝利。平八郎も小平太も直政も見事であった。」と数正は答えた。
「されど、秀吉には勝てぬと存じまする。一つ戦を制しただけのこと。秀吉は我らの弱みに付け、そこに付け込んでくると存じまする。」と数正は言った。
「どうする家康」第32回「小牧長久手の激闘」感想
徳川四天王
徳川四天王と呼ばれる忠勝・康正・直政が戦で大活躍でした。
初回から見てると、みんなの立派な姿に鳥肌ものでした!
忠勝が「幾たびの戦で、かすり傷ひとつ負ったことなし!」と言った時は、ワンピースの白ひげかと思った。
忠勝と康政が2人で話すシーンもよかった。
四天王のもう一人、忠次は海老すくいならぬ天下すくいを踊ってただけでしたけど…
四天王には入ってないけど、正信もいい働きでした!
正信と直政の過去に家康の命を狙った者同士の話もよかったです。
とにかく、みんなが家康に天下を取らせるために!との強い想いが見えて胸が熱くなりました。
でも…数正が四天王に入ってない。
なにやら不穏な空気が…。
秀吉…
やっぱり、嫌い!秀吉!
何でこんなのにみんな付いていくの?ってくらい嫌なヤツなんだけど!
家康が勝ってスッキリした!
それにしても、秀吉が考えてる次の一手とは?
総大将が…って、「総大将は信雄だもんねぇ。」と思わせる浜野謙太さんのキャスティングが絶妙です。
「どうする家康」次回は
「どうする家康」次回は
佐藤浩市の真田昌幸や和久井映見の寧々が登場!
そして…石川数正…出奔…
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