『ペンディングトレインー8時23分 明日、君とー』第6話が放送されました。
6号車の乗客に襲われた紗枝は?
紗枝を助けに走った直哉と優斗が6号車で見た衝撃の光景とは?
『ペンディングトレインー8時23分 明日、君とー』第6話をネタバレありでどうぞ!
『ペンディングトレイン』第6話あらすじ
襲われた紗枝…その後
畑野紗枝(上白石萌歌)が6号車の乗客に襲われたと聞き、萱島直哉(山田裕貴)と白浜優斗(赤楚衛二)は紗枝を助けるために森の中へ走った。
残った乗客達は身を守るために武器を作ることにした。
米澤大地(藤原丈一郎)は「何の力もない。この俺に何ができるのだろう。」と考えていた。
6号車に着いた直哉と優斗だったが、紗枝はそこにはおらず、他の乗客も知らないと言う。
その頃、紗枝はまだ森の中で襲われた奴らから逃げていた。
6号車のタイムワープ当日
6号車で血痕を見つけた直哉と優斗は山本(萩原聖人)に金髪の死体が見つかったことも話し、問い詰めた。
山本は6号車でのタイムワープ当日の話をし始めた。
車内で地震に遭い、気づいたら今いる場所にワープしていた。
乗客の中にナイフを持ち、服に血痕がついた男がいて、車内は騒然となる。
パニックになった男は「俺が悪いんじゃない。あいつが悪いんだろ。浮気なんてするから。」と言い、梶原朱美(大後寿々花)を人質に取り、ドアを開けるように他の乗客達にナイフを向け始めた。
男が背を向けた時、山本は飛びかかり、ナイフを落とさせた。
落ちたナイフを取った山本に男が向かってきて、男にナイフが刺さったのだ。
「僕は彼を殺しました。そうするしかなかった。」と山本は言う。
その一件で、みんなが山本をリーダーとみなしたのだ。
山本はリーダーとして振る舞うことで車両の治安を守ってきたと言う。
人を殺しておいて治安だの言う山本に直哉は怒り「お前が責任を取れ。」と言った。
優斗は「今がお互いに協力できるかの瀬戸際です。力を貸してください。」と言い、山本も「もちろんです。」と返事をした。
捜索か?殴り込みか?
直哉と優斗は5号車に戻って、6号車で聞いたことを話すと、6号車は人を殺し、加藤を刺し、紗枝が襲うような人の集まりなのかと不安になる5号車の乗客たち。
もう一度、紗枝を捜しに行くと言う優斗に対し、渡部玲奈(古川琴音)が「何で殴り込みに行かないの?」と言ったのを皮切りに6号車に行こうと言う人と止める人で5号車は騒然とする。
直哉は「俺も行くって言われたら行くぞ。」と言うが、優斗は「こんな時こそ、冷静にならないと。」と返す。
加藤祥大(井之脇海)がみんなに落ち着くように言い、米澤は「俺、人殴ったことないからな。」と言うと「腰抜けは黙ってて。」と玲奈が言った。
玲奈の言葉に米澤は元の原因を作ったのは玲奈で紗枝は巻き込まれただけだと玲奈を責める。
責められた玲奈は「私の方がいなくなれば、よかったってみんな思ってるんでしょ?」と言い、立花弘子(大西礼芳)が「騒がないで!」と一喝した。
結局、紗枝を捜すことを最優先にすると言い、直哉と優斗と出て行った。
船の無線
その頃、紗枝は山本が見つけた船の中にいた。
外に6号車の人の姿を見た紗枝は身を隠した。
そこに毎日無線でSOSを送り続けていると言っていた山本がSOSを送りに来た。
だが、紗枝が隠れた場所から無線のコードが切られてるのが見えた。
その時、物音で紗枝の隠れている所が山本に見つかってしまった。
「まずいところを見られちゃったな。」と山本は言い、紗枝が無線について聞くと最初から無線は繋がってなかったと認めた。
山本のサバイバル術
山本は船の鍵を閉めながら「僕はこの電車がここに来て良かったと思ってるんですよ。」と話し始めた。
IT会社社長の山本は電車の中で会社の倒産の話を聞かされた直後に電車がこちらの世界に来たのだ。
こっちの世界でイチからやり直せると思っていたところ、みんなに頼られた。
重要な情報を持っていると一目置かれると思っての自分なりのサバイバル術と言った。
だが、2026年の災害については、船にあった乗組員のものと思われる手帳に書いてあったので本当のことだと言った。
本当の事を話した方がいいと言う紗枝に「あなたが黙っていれば何の問題もない。」と言う山本。
紗枝が近くにあったスパナに手を伸ばそうとした時、山本はナイフを紗枝に向け「ゆっくり話し合いましょう。」と言った。
受け入れるしかない
紗枝を捜しに来た直哉と優斗は船の中を見るが、紗枝はいなかった。
その時、紗枝は船のハッチに手を繋がれて閉じ込められていた。
水を届けにきた朱美に「ここから逃してください。」と紗枝は言うものの「子供がいるんです。彼らに従うしかないんです。」と朱美は言った。
見張っていた山本に呼ばれた朱美は「受け入れるしかないんです。」と言い、ハッチの鍵を閉めて帰って行った。
受け入れるという言葉に勤務する高校で教頭の言うことを黙って受け入れ、1人の生徒を傷つけてしまったことを思い出す紗枝。
紗枝はハッチの中で「誰か助けてー!」と大声を上げるが、その声は誰にも届かなかった。
直哉と優斗と紗枝
これだけ捜しても見つからないのはおかしいと直哉は紗枝だったらどうするかと紗枝の今までの行動を振り返る。
それを聞いていた優斗は「よく見てるんだな。」と言った。
優斗も一緒にいたんだから分かるはずだと言う直哉に「俺は何も知らないよ。」と優斗は言う。
直哉は「そういうんじゃないから。俺は何にも期待しないって決めてるの。」と優斗に言った。
プランB
5号車の周りに仕掛けられた罠に6号車の吾妻が引っ掛かった。
不審者だと5号車の長谷部が来るが、吾妻は長谷部を殴って逃げて行った。
殴られた長谷部を見て、玲奈は「これでもまだ黙ってるの?やられる前にやればいいのよ。」とまた6号車への殴り込みを提案。
加藤は武器や人手も足りていないと言うが、乗客の大半は殴り込みに賛成のようだ。
そこで寺崎が口を開いた。
会社経営で、これだけはって肝に銘じてたことがあった。
それは、プランAは必ず崩れる。
どんなに準備をしていても必ずなにかが破綻する。
だからプランBを用意しておく。
最悪、ここに住めなくなることを考えて他に住める場所がないか捜しに行くと言う寺崎に乗務員の小森(村田秀亮)が一緒に付いて行くと言った。
矢島たちの狙い
紗枝を襲った矢島(鈴之助)と吾妻と岬は田中弥一(杉本哲太)に教えてもらった黒いボストンバッグを狙い、5号車に乗り込むつもりでいた。
その計画を聞いていた加古川(西垣匠)は山本に報告した。
5号車に乗り込んだら大変なことになると言う植村(ウエンツ瑛士)は山本にどうするか尋ねた。
山本は加古川らに止めに行くように言い、自分は交渉材料を連れて行くと言った。
乱闘
矢島達は5号車の周りに着いたが、またも吾妻が罠にかかり、中から5号車の乗客が出てくる。
男性客を中心に矢島達に向かって行くが、明石(宮崎秋人)や江口和真(日向亘)は投げ飛ばされ、蹴りつけられる。
そこに森に行っていた直哉と優斗が戻ってきて、この状況に驚くが、やられている和真たちの姿を見て、矢島たちに殴りかかる。
矢島たち3人を落ち着かせたかと思ったのも束の間、今度は武器を持った他の6号車の乗客達がたくさんやってきた。
5号車と6号車の乱闘が始まった。
その頃、山本は紗枝を閉じ込めている船に行くが、ハッチは開けられ紗枝はいなかった。
米澤の訴え
米澤は殴り合うみんなを見て「嫌や、こんなん。」と呟き、自分のスケッチブックを取りに行き、車両の上に乗って叫んだ。
「なあ、もうやめよう。やめようや。」と叫ぶが乱闘中の人達には聞こえていない。
「ここは、未来や。未来がこんなんでええ?」と涙ながらに叫ぶとみんなが少しずつ米澤の声に気付き始めた。
「何もない所で、人がこんなんでええ!
もう戦うんやめよう。
滅びて正解やったと言われんように、せめて人が真っ当な姿見せようや。
未来でさ…もう戦わんとこ。」
涙ながらに訴える米澤の言葉に気がつけば、みんなの手は止まっていた。
ボストンバッグ
だが、その隙をついて矢島が5号車の車両に入り、黒いボストンバッグを盗っていった。
矢島は止めようとする5号車の乗客達を投げ飛ばし、逃げようとする。
逃げ出して戻ってきた紗枝は、目の前の光景に驚く。
矢島が進んでいるその先には朱美の息子・将がいた。
朱美が「将!」と叫んだその時、紗枝が動き出し、向かってくる矢島から将を庇う。
矢島は躓いたが、吾妻と岬の3人でボストンバッグを持って逃げて行った。
化けの皮が剥がれる
その時、山本が来た。
山本の姿を見た紗枝は「もう黙って受け入れるたりしない。」と呟き、山本を指差し「この人は嘘をついています。」と叫んだ。
「無線は壊れているし、SOSなんて送っていない。
私を船に閉じ込めました。
こんな人に騙されないで。」
とみんなに訴えた。
朱美は涙ながらに「助けられなくて、ごめんなさい。」と紗枝に謝った。
植村や加古川もSOSが嘘だなんてと信じられない様子。
直哉は笑い、戻って未来を変えるのが使命だと信じた優斗は「何で嘘を?」と山本に聞いた。
帰れる。戻れる。と言って希望を与えられるから。
戻ることなんて無理なのだから、ここで生き抜く方が大事。
だから、みんなに希望を与えてまとめ上げ、ゼロからの王国を作るつもりだった。
そんな山本の言葉に直哉は「この状況で王国?だっせえ。結局、自分が王様になりたい。みんなを支配したい。ナンバー1になりたいだけ。笑える。」と言った。
直哉の言葉に山本は直哉の目の前まで行き、「あなたは何なんですか?」と聞いた。
「帰るなんて無理。
未来を変えるなんて笑える。
ただ、逃げてるだけの1番ダメなヤツ!
1番弱いヤツ」
と言う山本を優斗が間に入り止める。
直哉は言い返せなかった。
「でも、俺の負けか。」と言った山本は船で拾った黒い手帳を優斗に渡し、去って行った。
乱闘のその後
紗枝はみんなに心配かけたことを謝る。
優斗はみんなで復旧作業に入ろうと声をかけた。
加藤は米澤に「最高にカッコよかったよ。」と言った。
紗枝は直哉に「怒ってますよね?ごめんなさい。」と頭を下げた。
直哉は紗枝に何かを言おうとしたのをやめて、紗枝の靴紐を結んであげた。
「よく頑張った。」と声をかけた。
玲奈は紗枝に水を持って行こうとするが、行きづらそうにしている間に紗枝は立花や加藤達に囲まれていた。
直哉の言葉に涙を流す紗枝をみんなは心配する。
玲奈は紗枝の所へ行けなかった。
優斗は直哉に一人で逃げ出して立ち向かった紗枝のことを凄いと言った。
優斗の言葉に直哉は紗枝が頑張れてる理由は優斗だと言い、「気づいてやれよ。」と声をかけた。
直哉の言葉に戸惑う優斗は、紗枝の高校に消防訓練に行った時に紗枝と言葉を交わしたことを思い出した。
高エネルギー天体物理学の教授
現代では車両が消えたニュースを取り上げており、そのニュースを見て「不思議ですよね。」と教授に話しかける女性。
その女性は「うちの講師も1人行方不明みたいですよ。」と加藤の情報をタブレットで見せる。
そこは、高エネルギー天体物理学の教授・蓮見涼平(間宮祥太朗)の研究室だった。
蓮見教授はニュース映像の電車が消えた瞬間の映像を見ながら「消えた電車…どこに消えた?…時空の果て?」と言い、ノートに何かを書き始めた。
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『ペンディングトレイン』第6話感想
6号車での事件
前回、紗枝達が見つけた埋められた死体。
6号車の乗客で、ナイフを持っていた男でした。
服にも血痕が付いていたことから、この男が警察が追っていた男なのでしょう。
ナイフを振り回して乗客を不安にさせた男からナイフを取り上げ、故意にではないものの殺した山本が6号車のまとめ役となるきっかけとなった出来事でした。
山本の正体
現代では自分の会社が倒産し、ドン底に落ちたところでのタイムワープ。
しかも、みんなが自分を頼ってくれる。
だから無線でSOSを送ってると嘘をつき、いつか帰れるとみんなに希望を持たせて、リーダーの座を維持したかったと話した山本。
これじゃ、現代では会社でも家庭でも居場所のなかったが、ここならそうではないと考えた田中と同じじゃないですか?
みんなを騙してる分、山本の方が悪質?
結局、紗枝に本当のことを暴露され、負けたと言った山本はどこへ行ったのでしょう?
乱闘を終え、山本の嘘を知った6号車の乗客は5号車と合流するかと思いましたが6号車へ帰ったようです。
リーダーがいなくなった6号車はこれからどうするのでしょう?
米澤の涙
乱闘の手を止めた米澤の涙の訴え。
米澤くんは争いが嫌いな、根っから優しい子なのでしょうね。
なにわの丈くんが演技をしているのは、この作品で初めて見ましたが、こんな心に訴える演技もできるのかと、ちょっと感動しました。
矢島たち
紗枝と玲奈を襲った矢島たち3人組。
6号車の中でも要注意人物だったようです。
結局、5号車と6号車が乱闘となるきっかけを作りました。
みんなが米澤の訴えで乱闘の手を止めた中でのボストンバッグ強奪。
あのボストンバッグは乗客の忘れ物で色々入ってたバッグでしたっけ?
矢島たちが、あのバッグに固執するのは役に立ちそうな物がいっぱい入ってるから?
それとも他の理由があるのでしょうか?
三角関係
直哉と優斗と紗枝の関係も複雑化?
紗枝はタイムワープする前から優斗に好意を持っていて、直哉は紗枝の気持ちを知っている。
直哉は紗枝のことが気になっていそうですが、優斗を好きなのを知っているからか、認めようとはしない。
優斗は直哉が紗枝のことを好きだと思っている。
そこに来て、直哉が優斗に紗枝が好きなのは優斗だと教える。
これで、3人の関係も変わっていくのでしょうか?
紗枝は優斗には元の世界に想っている人がいることも分かってしまったり、直哉の言葉で涙をしてしまったりしているので、もしかしたら直哉のことが気になり始めているのかもしれません。
中盤からまさかの出演!
物語も中盤に来て、今回の最後の方に間宮祥太朗さんが出演しました。
消えた車両は時空の果てに行った?と言っていたので、科学的に車両の行った所や戻り方を解明してくれるのでしょうか?
乗客たちが戻ってくることができるかのキーパーソンとなる存在になりそうです。
『ペンディングトレイン』次回は?
『ペンディングトレインー8時23分 明日、君とー』次回は?
直哉が5号車を出て行く?
ついに元の世界に戻れるヒントが?
蓮見教授の考えとは?
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