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【VIVANT】第9話ネタバレ!ベキが過去とテント設立を語る!ベキとノコルの出会いも!

【VIVANT】最終回ネタバレ VIVANT
出典:公式サイト
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2023年夏ドラマTBS日曜劇場「VIVANT」第9話が放送されました。

明らかになる父の過去…

テント誕生の秘密とは?

9話放送前の緊急生放送SPの内容も!

「VIVANT」第9話をネタバレありでどうぞ!

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「VIVANT」第9話ネタバレ

夕飯の誘い

乃木憂助(堺雅人)ノゴーン・ベキ(役所広司)ノコル(二宮和也)バトラカ(林泰文)ピヨ(吉原光夫)が揃う夕食に同席した。

そこにマタ(内村遥)が乃木が作ったという料理を持ってきた。

それは赤飯だった。

バトラカから、ベキに何か日本料理を作ったらどうかというアドバイスをもらい、朝から作っていたのだ。

赤飯を食べたベキは「バルカに来てから40年…つくづく私も日本人だな。」と日本の味を懐かしんだ。

ベキはバルカに来て40年間、1度も日本には帰っていないという。

「私が知る日本は、友人・隣人を大切にし助け合いの心を持つ慈しみ深い国だった。」とベキは言った。

ベキは乃木の作った赤飯を皆にも勧めた。

土地購入の真相

乃木はテントが3年前から購入しているバルカ北西部の土地について調べたが、何も分からなかった。

バトラカはベキに乃木が土地について調べていることを報告していた。

ベキが遠出をしようと言い、乃木も一緒に馬を走らせた。

着いた先でベキは「なぜ私たちがバルカ北西部の土地を買い占めているか疑問に思っているんだろ?」と乃木に聞いた。

ノコルはなぜ乃木が土地購入について知っているのかと聞き、ベキが収支報告書を見せていいと言ったとバトラカから聞かされたノコルは驚く。

3年前にこの辺り一帯で大きな地震か起こった。

今、目の前にある土地の裂け目はその時の地割れでできたものだった。

地震の後にノコルの孤児院の子供がここに来て、裂け目を覗こうとして足を滑らせ落下してしまった。

地割れは地下200mの深さまで続いていて、ノコルが降り見つけた時には少年は息をしていなかった。

その時に地中奥深くでノコルが見つけたのがフローライトだった。

しかも純度99%。

フローライトとは半導体に欠かせない原料だ。

それから徹底的に調査をして、ここ一帯に高純度のフローライトが大量に眠っていたことが分かった。

政府や他国の企業もまだ気づきていない。

ここ一帯の土地の買い占めを行っているのはフローライトを全部手に入れるため。

採掘すれば世界中の企業がこぞって手を上げる。

莫大な利益は何十年と続き、利益は半永久的に孤児たちや貧しい人々に分配されていく。

「テロやモニターを使い多額の金を集めていたのはそのためなんですか?」と乃木は聞いた。

「あと少しなんだ。」とベキは答える。

購入できてない土地はクーダンからから近い一帯だけだった。

そこは電気も水も通い、フローライト運搬のベースとなる貴重な場所だ。

「もうすぐ…全てが動き出す。」とベキは言った。

最後の土地の購入

乃木はその夜、バトラカの元を訪ねた。

最後の区画の土地購入について聞く。

クーダンに近いことから地価も高く、購入に必要な金額は3000万ドル…日本円で42億円もの金額になる。

何とか2000万ドルまでは用意できたが、あと1000万ドル必要だった。

値上げを覚悟して来年に長引かせるという手もあるが、政府や外国企業に高純度のフローライトのことが漏れるのが心配だった。

そのため早急な準備が必要なため石炭処理工場の爆破の依頼を受けるつもりだとバトラカは言う。

この工場は高濃度の汚染物質を周辺にまき散らしていたことから、爆破も仕方ないとベキも受けた。

だが、24時間フル稼働の工場のため、いつ実行してもそれなりの被害者が出てしまう。

バトラカの説明に計画段階から被害想定の計算をしていることに乃木は驚く。

それはベキの考えだという。

これまでの軍事活動も一般人の被害を抑えるように計算されていた。

そう言われてみれば、テントのテロは規模の割に一般人の被害が格段に少ないことを乃木は思い出す。

乃木の提案

バトラカに連れてこられた乃木は、ベキたちに最後の土地購入のために必要な1000万ドルを誰1人血を流すことなく集められると言った。

それは別班の機密情報を使うことだった。

別班員は大企業に多く潜入しており、その企業の内部機密、会計情報、業績予想などを別班員で共有できるようになっている。

それを利用して株の信用取引を行う。

例えば、現在1株2000円のA社を証券会社に借りて100万株売るとする…それが信用取引と呼ばれるもの。

2000円の株を100万株売れば20億円が手に入る。

約束の期日までにA社の株100万株を買って返せばいい。

つまり約束の期日までに株価が下がればその分が儲けとなる。

A社の2000円の株が約束の期日までに1200円まで下がれば1株800円の100万株で8億円の儲けとなる。

乃木の説明を聞いたベキはどのくらいの金を動かせるか聞いた。

保証金があれば30億まで、証券会社の信用は黒須駿(松坂桃李)を使う。

黒須は別班の資金調達担当だったので証券会社の信用がある。

乃木が黒須に成り代わって注文を行うという。

ノコルは「それ上手くいく保障あるんだよな?」と聞くが「ないです。」と乃木は答えた。

それでもベキは「契約は1週間後だ。それまでにできるか?」と聞き、乃木も「はい。」と答える。

ベキは保証金を用意させると言い、ノコルは「ちょっと待ってください。」と止める。

「血を流さずに金が入るなら言うことはない。」とベキは言った。

株取引の実行

別班の機密情報は黒須のスマホにある。

黒須の遺体は確認されていないため、機密連絡は続いていた。

黒須の元に行き、何とかロックを解除し機密情報を調べる。

日本を中心とした企業の機密内部情報データと世間に公表されていない不祥事や不正事案のデータを確認する。

別班もむやみに公表したりすることはなく、別班任務の交渉材料の切り札として保管されているだけだ。

その中で乃木は製薬会社の治験失敗の隠ぺいを使うことにした。

大鳥製薬は糖尿病を抑制する新薬開発で一気に株価を上げたが、治験の失敗を隠していた。

現在の株価は2100円、この価格で売り注文をかけ、その後不正をリークする。

乃木は黒須になりすまし、証券会社の西村(モロ師岡)に電話をかける。

声がいつもと違うことを指摘されるも、風邪で乗り切る。

乃木は保証金をすぐ入れるので大鳥製薬の2100円の株を30億円分を信用売りでと頼んだ。

「インサイダーじゃないですよね?」と言われるも「そんなんじゃないっすよ~。」と乃木が返すと、西村はすぐに手配してくれると言った。

そして夕方のニュースで速報が出るように不正のリークをする。

乃木の思惑通りに大鳥製薬の治験失敗隠蔽は夕方のニュースやネットニュースでの拡散が始まった。

これで明日の朝9時市場が開くと同時に下落が始まるはず

株価が半値まで下がれば15億円・1070万ドルの利益となる。

想定では2,3日で半値まで行くと思われる。

行き過ぎた暴落を防ぐために1日の下げ幅に制限のあるストップ安があるため2、3日はかかるのだ。

今日は水曜、市場が閉まる土曜までの3日が勝負だった。

日本時間の9時になり市場が開いた。

大鳥製薬の株は一斉に売りに出されていた。

もうすぐストップ安というところで、下落が止まった。

大鳥製薬がIRリリースで不正情報を開示したことによって投資家たちが大鳥製薬を見限らなかった可能性が出てきた。

乃木はもう一度証券会社の西村に電話をかける。

現在の価格で構わないから追加で10億円の信用取引をお願いする。

これ以上下がる確証もないのに10億円という金額に西村は驚くが「いいから、今すぐに!」と乃木は電話を切った。

ノコルに何勝手なことを?と言われるが「大鳥製薬の不正は株価の一時下落で終わるようなものではない。一度急落し始めたら必ず止まらなくなる!」と乃木は自信を持って言った。

「失敗したら…お前分かってんだよな?」とノコルは言う。

市場の昼休みが明け、追加の信用売りに必ず投資家たちが反応するはず。

だが午後の取引が始まっても株価は上がっていた。

ノコルは「お前の思い通りにはならなかったようだな。逃げんなよ。」と言った。

その時、株価が下がり始めた。

そのまま1日の値下げ限度に達しストップ安となった。

明日以降も同様のストップ安が続くはず。

2日後には約半値の1200円になったため、すぐに買い戻した。

追加の10億円もあったため、利益は20億7000万円・1700万ドルとなった。

ベキの過去

ベキは夕飯の時に「これでフローライトの採掘が動き出す。」と乃木に改めて礼を言った。

乃木にワインを注ぐノコル。

2人を見たベキは「これからも兄弟で力を合わせてやってくんだ。」と言った。

だが、乃木は「今のままでは力を合わせることはできません。」と言った。

乃木はたった数日間テントの為に力を尽くしただけでみんなの積年の歩みを知らない。

ベキとノコルは深い信頼関係で結ばれているのに、自分は長い間一緒に過ごすことができなかった。

これから本当の家族となり二人を支えていくのにテントのこれまでの歴史を教えてほしいと頼む。

ベキはノコルにも出会いの話をしていなかったし、互いを知るのにいい機会だと話し始めた。

ベキが生まれた島根県の奥出雲は米作りとたたら作りで栄えた町だ。

“たたら”とは砂鉄と木炭を炉に入れて空気を流し込み、砂鉄を溶かして鉄を作る方法だ。

たたら製鉄の中でも玉鋼と呼ばれる上質の鋼の製造が盛んだった。

玉鋼がないと日本刀は作れない。

乃木卓(林遣都)の実家はたたら製鉄の御三家の一つだった。

兄が15代当主として後を継いでいる。

卓は次男のため跡を継ぐことはできないため、その分勉強に励むように言われた。

当時の田舎の名誉職と言えば役所に勤めるか警察官になるかだった。

だから、東大に入り警察官になった。

警察に入り、すぐに明美(高梨臨)と出会いすぐに結婚の約束をした。

両家の家族に見守られ出雲大社で式を挙げた。

あの時は未来への希望に満ち溢れていた。

バルカに来てから

そして、公安部外事課に配属され、バルカの任務に来ることに。

バルカは異なる宗教を信仰する4つの民族が暮らす他民族国家。

1978年中華系の人間がイスラム教徒を殺した小さな事件を発端にバルカの情勢は一気に悪化した。

内戦が起これば日本への資源の供給もストップしてしまう可能性があった。

そのため卓は農業使節団の一員としてバルカに来た。

武装勢力の内部まで調査する必要があったため外交官では目立ち過ぎた。

公安は秘密裏に任務を遂行する特性上、任務の実態を公安内部でも共有しないことが通例のため、卓のバルカでの任務は指揮官以外が知ることはなかった。

だが、バルカに行くと決めた時に明美には話していた。

危険を伴う任務だと承知の上で明美は一緒にバルカに来たのだ。

明美の支えもあり、表向きは農業使節団として荒れ地を畑にするという事業にいそしんだ。

少しずつ作物が根付き2年が経ったころ、緑が一面に広がるまでになった。

バルカの子供たちが卓に「ありがとう。ノゴーン・ベキ」と言った。

ノゴーン・ベキとは緑の魔術師という意味だと教えてもらう。

乃木が生まれたのはその頃だった。

「母はどんな女性だったのですか?」と乃木は聞いた。

明美は笑顔を絶やさない素敵な女性だった。

「だが、私はお前と明美を守ってやれなかった。」とベキは言った。

裏切り

乃木が3歳になったころ、イスラム武装組織の動きがっ発かしているとの情報を入手し、ひそかにスパイ活動をしていた。

だが、それを知るのは遅かった。

その頃すでに民族間の均衡は崩れ、争いはバルカ全土に拡大していて、武装化した組織が各地の村を支配するようになっていた。

そして、その手は卓たちが住む村にも及んだ。

明美は幼い息子と隠れ、難を逃れた。

卓が2人を迎えに来て、公安の仲間に連絡をした。

ヘリを飛ばすから指定された場所で待つように言われ、そこで3人で待った。

それが乃木の記憶に残っているものだった。

助けのヘリはこちらに向かってきいた。

だが、目の前でヘリは引き返して行った。

公安の仲間は助けようと飛行許可証なで偽装して迎えに来てくれたが、指揮官の命令で引き返すように指示があったと後から知った。

3人は必死で逃げるも武装組織に捕らえられた。

そして乃木だけが人身売買のために両親の目の前で連れて行かれてしまった。

「あの時のお前の姿を私は鮮明に覚えている。」とベキは涙を流した。

捕らえられた卓と明美への拷問は1か月続いた。

明美にはもう公安のスパイであることを話してもいいと伝えた。

そうすれば明美だけでも助かる。

だが明美は「あなたを裏切って離れるわけないでしょ。」と拒否した。

「憂助…必ず…どこかで待ってる。私たちを待ってる。お願い。憂助を捜して…」と明美は卓の手を取った。

「私…憂助と3人で過ごす時間が大好きだった…私たちをこんな目に遭わせた奴を私は絶対に許さない。復讐して…復讐して…」と言った明美は卓が呼びかけても返事をしなくなった。

バトラカとの出会い

武装組織は卓の身元を日本に問い合わせていた。

「乃木卓という人間は日本には存在しないらしい。捨てられたんだ。」と言われた卓は縛られたまま立ち上がると銃で撃たれた。

卓のことを「埋めておけ。」と指示されたのが当時17歳のバトラカだった。

当時のバトラカは武装勢力に雇われ雑用をしたいた。

バトラカは撃たれた卓があまりに可哀相で助けたのだ。

弾丸は心臓横のあばらを貫通し、致命傷には至っていなかった。

治療を受け、食事を恵んでもらいベキは生き延びたのだ。

「バトラカは私の恩人だ。」とベキは言った。

息子を捜す

その後、明美との約束を守るために息子を捜し続けた。

ありとあらゆる人に日本人の子を知らないかと尋ねた。

「憂助はどこかで生きている。私と明美が迎えに来るのを待っている。」そう信じ続け何年も捜した。

だが捜し続けて4年。

ある市役所で日本人の子を知っているという人に話を聞いた。

日本人の5,6歳の男の子を知っていたが、1か月くらい前に亡くなったと聞かされる。

亡くなったのは6歳の男の子で4年前に買われ奴隷をさせられていた。

方角も家のあった方角と同じだった。

それを聞いたベキは声を上げて泣いた。

2日後に市役所からバトラカの元へ連絡が来て迎えに行った。

ベキは日本人の子が死んだと聞いてから死人同然で動かなくなっていた。

ノコルとの出会い

バトラカがベキを連れて帰るが、それから何も口にしなかった。

妻を失い、息子まで失い何も考えられなくなっていたのだ。

だが、そんなベキに1人の男の子が銃を向けた。

「いいぞ。殺しても。」とベキは言うが、男の子が欲しがっていたのは食べ物だった。

パンを握り去って行く男の子が倒れた。

ベキが駆け寄ると「おとうと…弟に何か食べさせてあげて…」とその子は言った。

「ノコルをお願い…」と言われたベキは男の子が指さす方に行くと赤ん坊の泣き声がした。

それが0歳のノコルとの出会いだった。

ノコルを抱きかかえ、兄である男の子の元へ向かうと命尽きていた。

「ノコルを始めてこの手に抱き上げた時、小さくて温かい憂助と重なった。妻も息子も守れなかった私に『生きてこの子を育てろ。』そう言われてるようだった。」

「この子を命に代えても守る。」と誓い、ノコルの父親になった。

テントの始まり

ノコルを息子として生きる希望を得たベキだったが、その頃のバルカは内乱で国中の作物や家畜がほぼ全滅し、食べ物を求めて国中に強奪グループがあふれていた。

そんな危険の中で、ベキは4年ぶりに家に戻った。

その時に、明美と憂助の写真、乃木家の家紋が入った日本刀を持ってきたのだ。

バトラカが家族を守るため内乱でかき集めた銃を修理し武装しようとしていると、戻って来たベキが簡単に銃を修理した。

ベキは疑われていた通り自分は日本の諜報員だと告白し銃の扱いには慣れていると言った。

その時、強奪グループが現れた。

銃を使う強奪グループを見たベキはノコルを守るため、銃を使い強奪グループを倒す。

「俺たちが守るしかない。」とベキは言った。

その時、銃の扱いが上手い12歳のピヨと出会った。

ピヨも加わり、村を守れるようになると、その噂が広がり報酬と引き換えに近くの村から護衛の依頼が来るようになった。

アディエル

ある村の護衛の帰り、車の中に子供が隠れていた。

その子は腹を減らしており、ベキは食べ物を食べさせた。

家族はみんな死んだという、その子は名前を“アディエル”と言った。

乃木はアディエルという名にノバク村のアディエルかと確認した。

乃木はアディエルとジャミーンに砂漠で救ってもらい、彼の家で看病を受けたことを話す。

ベキは「そうだったのか。」と驚く。

アディエルの死も知っていたが、ベキは病院から姿を消したジャミーンのことを心配した。

乃木はジャミーンはファロー四徴症という難病を患っていたが日本で手術を受け、今は日本で元気に暮らしていることを伝えた。

ベキとノコルたちはジャミーンが元気に暮らしていると聞き、ホッとし笑顔を見せた。

アディエルはその後、大人になるまでノコルと兄弟のようにベキが育てた。

その後、結婚したアディエルはテントには参加しなくなっていた。

ベキはアディエルの結婚祝いの住んでいた家をプレゼントしていた。

乃木が看病を受けたあの家は乃木が生まれた家だったのだ。

テントの原型

アディエルのような孤児はたくさんいた。

金を稼いで孤児院を作ると決めた。

子供たちの未来を守る…それが自分の使命だと感じた。

それでテントを作った。

テントの下には家族や仲間が集まる…大切な人たちが集まる場所、そんな所にしたいという思いからテントと名付けた。

最初に作ったテントの下には100人くらいの孤児しかいなかったが、だんだん増えていき、その子たちを食べさせるために頑張っていたら、いつの間にかテントは大きくなっていった。

そのため、バトラカとピヨはベキから軍事作戦の立案等を徹底的に教わった。

ピヨが18歳になったころ軍事の統率者になり、バトラカが軍事会社を設立し、今のテントの原型を作った。

おかげで大きい仕事を無難にこなせるようになったが、仕事が大きくなればなるほど依頼人の中には自分たちの存在を知られるのを恐れる者も出てきた。

証拠や声明を出し、各国に諜報機関にマークされることを条件としてくる依頼人も出てきた。

ベキは声明は無理だが証拠を残すことはできるとした。

アジトを転々としているからテントがバレることはないとバトラカがテントのマークを提案した。

それを残せば警察はこのマークの組織を追う。

そのテントのマークは乃木家の家紋だった。

当初、ベキは乃木家の家紋を使うことをためらったが、みんなに説得されて使うことにした。

最終標的は日本?

ノコルは乃木に聞きたいことがあると言った。

テントは今まで日本でテロや事件を一度も起こしていない。

なのになぜ別班は執拗にテントを追うのか?

乃木は世界中の諜報機関で「テントの最終標的は日本」という情報が流れていた。

事実、モニターであった山本や幹部のアリがそう証言したのだ。

乃木は「お父さん、日本を狙われているのですか?」とベキに聞いた。

かつて、公安を恨んでいたのは事実。

潜入を指示しておきながら邪魔になった途端に切り捨てられた。

そのせいで妻は命を落とした。

その時に日本に激しい怒りを持った。

それがどこかで広まり話が大きくなったのだろう。

ノコルに会い、孤児たちのために生きると誓い、バルカで必死に生きていくうちに日本への恨みはなくなった

そうベキは語った。

日本を狙ったテロの依頼もあったが、ベキは全て断ったとバトラカが教える。

「私が祖国を狙うわけがない。」とベキは笑った。

国土交通大臣との面会

ノコルの元に電話が入った。

国土交通大臣からの呼び出しに対応するためのノコルに乃木とピヨも同行した。

面会場所に着き、ノコルと話すのはフローライトの共同出資者のゴビ(馬場徹)だ。

ノコルの親友で政府をツテがありノコルを理解している。

だから一緒にフローライトをやるのだ。

だが、ゴビはノコルがテントだとは知らない。

国土交通大臣は掘削計画についてと「発見されたんですよね?フローライト。」と言った。

政府も地質調査を行っているから分かったという。

国から採掘権が与えられないと掘削は無理だった。

だが、国は採掘権は与えないと大臣は言う。

地下資源は国の未来を決める大きな財産のため土地の引き渡しの交渉をするという。

ゴビは前大臣と引き継ぎはしたのかと聞いた。

前大臣とは3年前に合意文書を交わしていた。

バルカ北西部の土地の採掘権はノコルの会社ムルーデル60%、ゴビの会社ペルー興産40%の共同出資で取得済だった。

それを聞いた大臣は退室した。

地質調査で発見したと言ったいたが、普通の地質調査では不可能だ。

ノコルは「何でバレたんだ?」と言うが「これまでのことが台無しになるんだぞ。」とゴビは声を荒げる。

政府がフローライトの存在を知ったということは、これから行われるプラント建設や採掘器材の輸入に妨害が行われるのは明らか。

そして、政府を通じ各国にフローライトのことが知れ渡る。

ゴビは自分のところは他に専務しかフローライトのことを知らない。

通信記録も全部ゴビが管理をしているとノコルの方はちゃんとやっているのかと聞いた。

ノコルもトップしか知らないし管理も厳重にしているから漏れるはずはないと言う。

ゴビは乃木にいつフローライトのことを教えたかと疑う。

ここまで漏れたことのなかったフローライトのことが乃木に教えたタイミングで漏れた。

ゴビは次の策を考える前に徹底的に調べて裏切者を見つけ出せとノコルに言った。

「私も手伝います。」と言った乃木をノコルは断る。

ノコルもゴビの言う通り、今までバレなかったのに乃木が来た途端にバレたのは何でだ?と言った。

日本からのメール

ノコルとピヨは帰って通信記録を全て調べていた。

社員の通信記録や時間、位置情報など全部調べたが怪しいものは見つからなかった。

そこに日本のモニターからメールが届いた。

その内容を見たノコルは驚く。

黒須が連れてこられた先で吊るされていたのは乃木だった。

乃木も眠らされて縛られたため、なぜこうなったか分からない。

そこにベキとノコルが来た。

ノコルは乃木に蹴りを入れ「お前、政府にフローライトのこと喋んなよ。」と言った。

否定する乃木にピヨが動画を見せる。

それは病院内の映像。

映っていたのは乃木が射殺したと思われていた別班の仲間4人が入院している様子だった。

それを見た黒須も驚く。

「何で全員生きてんだ?お前ほど腕の立つ人間があの距離でミスるはずがない。急所…外したろ?別班を裏切ったと信じ込ませ、ベキが父親であることを利用し、テントに潜入したんだろ!」とノコルは声を荒げる。

「違います。」と否定する乃木にベキが「憂助」と声をかけた。

「私に会うためにここに来た。そう言ったな?あれはお前の本心だろう。私もお前に会えてよかった。だが、お前は別班も潜入任務としてやってきた。そうなんだな?」とベキは聞いた。

「我が息子・憂助…もう嘘はやめてくれ。」と言ったベキは「我らを欺き、別班としてここに来た。そうだな?」と改めて問いただす。

「私は…」と言う乃木を「F」「言うな。」と止める。

「言うな!やめろ。言ったら殺されるぞ!」と言う「F」の言葉を無視し「私は…別班の任務をしてここに来ました。」と乃木は答えた。

「そうか。」と言ったベキはバトラカから家紋の入った日本刀を受け取り刀を鞘から出し、振り上げた…。

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「VIVANT」第9話感想

赤飯!ここでもノコルの嫉妬!

乃木がベキのために作った日本食が赤飯でした!

赤飯を食べて嬉しそうなベキを見て薫先生を思い出す乃木さん…。

ベキの嬉しそうな顔もテロ組織の指導者には見えないほどの優しい顔でした。

そんな乃木の料理に嬉しそうなベキを見て、ノコルの嫉妬大爆発!

ベキに勧められて仕方なく食べ、一瞬「美味しい」という顔をするものの認めたくないから「不味い不味い」とか言っちゃう…。

でもみんなノコルの強がりと分かり、笑っちゃうところが本当の家族の団欒のようでした。

ベキの過去が壮絶!

乃木が聞きたいと言い、ベキがバルカに来てからのことを話してくれました。

乃木の記憶にあったヘリコプターは公安の助けが直前で引き返したところだった。

そして武装組織に捕まった。

明美さんは捕まってすぐに拷問で亡くなっていたんですね。

そして、それでも日本の公安だとは言わなかった乃木卓は撃たれた。

それを助けたのがバトラカだった!

その後も何年も息子を捜したものの、日本人の同じ年くらいの買われた男の子が亡くなったと聞き、息子も死んでしまったと絶望していた…。

ベキは最終標的が日本というのは否定しましたが、公安や日本を恨んでもおかしくない理由がそこにはありました。

ベキとノコルの関係が明らかに!

そんな絶望の中で出会ったのが赤ん坊の頃のノコルでした。

ノコルは赤ちゃんのころにベキに拾われ、息子として育てられた。

そりゃ本当の親子のようなもんだし、絆もある分、実の息子である乃木の登場に嫉妬しちゃうノコルの気持ちも分かる…。

そして、ノコルの兄のように育てられたのがアディエルでした。

だから、初回の最後でベキとノコルはアディエルの死に悲しみ、その娘であるジャミーンを心配していた。

ジャミーンが日本で元気にやっていると乃木に聞いた時のベキとノコルの安心した笑顔が嬉しそうで優しい笑顔でした。

そしてあのアディエルの家は乃木が生まれた家だった。

だからこそ、薫とジャミーンを見てると母を思い出したのかもしれませんね。

テントの目的は悪ではない?

テントの目的は何より孤児救済と貧しい人を助けること。

そのために必要な金を得るためにテロ活動などを請け負っているし、フローライトの採掘権を政府や外国企業に取られたくないのも、そのため。

テロも多分、悪事を働いている標的に絞っているようでしたし、一般人の被害が極力出ないように被害想定を毎回している。

マークを残しているのも、依頼人からの条件だった。

テントの本当の目的は”悪”ではないんですよね…。

最後のキャストが登場!

公式サイトの人物相関図に載っていて、今まで出演のなかった最後のキャスト・馬場徹さんが登場しました!

役柄はノコルの親友でフローライトの共同出資者であるゴビ。

だが、ノコルのことはテントだとは知らない。

普通にムルーデルの社長だと思っているのか…。

最終回もこのフローライトは誰から漏れた問題が続きそうなので、馬場さんの出演はありそうです。

果たしてゴビはただのノコルの親友で終わるのでしょうか?

乃木の本当の目的は?

別班員やっぱり生きていました!

でも、急所外したにしても撃たれたことは撃たれたんだ…。

それを知ったノコルのきれいなキックが乃木に入りました。

ベキに問い詰められた乃木は「F」が必死に止めるのも聞かずに別班の任務として潜入したことを明かしました。

まあ、あそこまでテントについて詳しく調べてたら任務でしょうね。

でもベキが言った通り乃木が父に会いたかったのも本当…。

この任務については黒須も知らなかった…乃木の潜入任務を知っているのは司令だけ?

そして、やっぱりそれを野崎にも伝えていたのでしょう。

乃木が別班の任務として潜入したことを知ったベキは刀を抜きました…でもあれは吊るされていた縄を切ったんでしょう。

仲間を裏切っていなかったことを知り、ベキもホッとしたのかもしれない。

でも、きっと任務と知った以上、また父子の別れがあるのでしょう…。

日本のモニターは誰?

乃木が撃った別班員が生きている証拠の動画を送ってきたのは日本のモニターでした。

そのモニターとは誰なのか?

入院中の動画だったことから病院だから薫先生(二階堂ふみ)では?なんて声がチラホラ。

それか、裏切り者は黄色を身に着けている説からドラム(富栄ドラム)

公安の新庄(竜星涼)鈴木(内野謙太)説など色々と考察されています。

果たして最終回にも裏切者が明らかになるのか?

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「VIVANT」次回は?

「VIVANT」次回はついに最終回!

乃木は別班の任務としてテントに潜入していた!

40年の時を超えた親子の物語の結末は?

「VIVANT」最終回9月17日(日)21時からTBSで放送です。

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