松本潤主演NHK大河ドラマ「どうする家康」第36回「於愛日記」が放送されました。
真田に稲を輿入れさせる!
忠勝親子の反応は?
元忠が匿っていた武田の女とは?
於愛の知られざる心の内…
「どうする家康」第36回「於愛日記」をネタバレありでどうぞ!
「どうする家康」第36回ネタバレ
於愛の日記
於愛(広瀬アリス)は一冊の日記を開いた。
1572年、戦に出た於愛の夫が亡くなって帰ってきた。
於愛は「私の心も死んだ。」と自らも命を絶とうとするが、娘の回す風車の音で我に返る。
その後、於愛は子供たちを祖父母に預け、徳川の侍女となった。
お葉(北香那)には「もう誰かの妻になる気には…」と言った。
そんな於愛の頬を持ち上げたお葉は「嘘でも笑っていなされ。皆に好かれぬと辛いぞ。」と言った。
それから、しばらくして於愛に徳川家康(松本潤)の側室になるという話が来た。
於愛と会った瀬名(有村架純)は「よい笑顔じゃ。」と言い、家康のことを頼んだ。
「そなたの大らかなところが、この先きっと殿の助けになろう。」と瀬名に言われた於愛は「精一杯励みます。」と答えた。
だが、於愛は「私の笑顔は偽りでございます。」と心の中で思っていた。
家康のことを心から敬っているが、お慕いする人ではない。
そう日記には綴られていた。
真田への輿入れの話
京へ行く準備をしている家康は於愛に本多平八郎忠勝(山田裕貴)と娘の稲(鳴海唯)がまだ納得してないかと聞いた。
それは、真田昌幸(佐藤浩市)から言われた重臣の娘を家康の養女にして、真田家に嫁がせるという話のことだ。
「真田の家風が合わぬとか何とかで…」と於愛が答えると、家康は無理強いするつもりはないが、戦にはしたくないと話した。
家康は於愛に留守を頼み、旭(山田真歩)と京に出発した。
京では
家康は京にて豊臣政権を支える立場となった家康。
現在の問題は上洛しない北条のことだった。
「もうよかろう。家康、関東を攻めろ。」と豊臣秀吉(ムロツヨシ)は言うが、北条には自分の娘が嫁いでる、いい間柄を築いているとし、北条氏政(駿河太郎)氏直(西山潤)を必ず説得すると言った。
その頃、北条では榊原小平太康政(杉野遙亮)と家康の娘で氏直の妻であるおふうが氏直の説得に当たっていた。
だが、氏政に家康の方が約束を果たしてないと言われてしまう。
京の豊臣秀長(佐藤隆太)は北条と真田の領地を巡るいざこざについて聞いた。
真田には代わりの領地を与え、沼田から手を引かせることを酒井左衛門尉忠次(大森南朋)が伝える。
そして、家康は真田からの求めに応じ忠勝の娘を輿入れさせる用意も進めていると秀吉に言った。
於愛の説得
駿府では於愛が稲の説得に当たっていたが「真田は好きではございませぬ。」と稲はハッキリと言った。
忠勝も「この通り躾もなっとらんじゃじゃ馬で…こんな奴を輿入れさせれば真田との関係も悪くなる。」と稲を連れて帰ろうとする。
稲はそんな忠勝の手をひねり、「あいにく父上に似たもので。」と言い、「俺のせいにするな。」と言う忠勝と言い争いになる。
於愛は好き嫌いに脇に置くように言い、北条に嫁いだおふうが今まさに戦を避けようと懸命に北条を説得していると話した。
稲にもそのような大事な役目が求められていると於愛は言った。
武田の女
於愛の元には本多正信(松山ケンイチ)が「いささかな面倒なことが…」と話しに来た。
正信の話では忠勝が「真田に娘はやらん。」と息巻いているそうだ。
於愛が正信に連れてこられた先では大久保忠世(小手伸也)が渡辺守綱(木村昴)を叱っていた。
正信は家康が忠世と鳥居彦右衛門元忠(音尾琢真)に密かに命じていたことがあったと話した。
それは武田についていた千代(古川琴音)を捜すことだった。
築山の件にも関わっていた千代は武田滅亡後は行方知らずとなっていたため、家康はその行方を気にしていた。
忍びとして実力のある千代を真田辺りが使っているのではないかと正信たちは噂をしていた。
ところが今朝、守綱が元忠の家に行ったところ、元忠と仲睦まじく暮らす千代の姿を目撃したのだ。
そのことを守綱が面白おかしく言いふらし、それを聞いた忠勝は元忠が真田の忍びの罠にかかり、稲の真田への輿入れを執拗に攻め立てたと思ったのだ。
「奴は真田の手先になり果てた。真田は信用ならん。」と忠勝は怒りくるっていた。
家康が留守である以上、於愛から指図をもらおうと…と言う正信の言葉を遮るように、忠勝が家来を引き連れて元忠の屋敷に向かったとの知らせが入った。
元忠と千代
忠勝は元忠の家に乗り込み千代を出すように言った。
だが、千代を匿う元忠と忠勝が掴み合う中、忠世たちが止めに入る。
元忠と千代は於愛の前に連れてこられた。
元忠が千代を見つけたのは半年前だった。
忠勝は「そんなに前から殿を欺いておったとは…忠義者と思っておったのに。恥を知れ!」と言った。
隠していた理由は千代は恨まれてるに違いないことから、渡せば処断されるか忍びをやらされると思ったから。
見つけた時に野良仕事をしていた千代は、ただひっそりと暮らしたがっていると元忠は思った。
「殿の命でも従えぬことがあるんじゃ。」と言う元忠に「まんまと術中に嵌まっておる。徳川重臣が真田の忍びに操られておる。」と忠勝は言った。
「真田とは関係ない!」と否定した元忠は千代は「わしを慕っておる」と言ってくれたと言うが、それが罠だと忠勝に反論される。
於愛は千代に言い分を聞いた。
だが、千代は非道なことをしてきた自分の言うことに信用などないと、言い分はないと言った。
元忠を慕う気持ちは本当のものかと於愛に聞かれた千代は「さあ。分かりませぬ…きっと偽りでございましょう。ずっと、そうして生きてきたので…」と答えた。
千代は「あなたは私に騙されたのさ。もう私の事は忘れなさい。」と元忠に向かって言った。
立ち上がった千代に於愛は家康が間もなく帰るので、家康の裁定を待つように言った。
日記の続き
於愛は「きっと偽りでございましょう。ずっとそうして生きてきたので。」と言った千代の言葉を思い出し「私の笑顔は偽りでございます。」と日記に書いた一文を思い出した。
そして、また日記を開いた。
瀬名に続き、信康が自害した。
それを聞き倒れた家康。
家康を「お支えしなければならない。私より遥かに傷ついている、このお方を。」と思った。
「笑っていよう。たとえ偽りの笑顔でも。絶えず大らかでいよう。」
「この方がいつか、あのお優しい笑顔を取り戻される日まで…」
日記を読んだ於愛は最近痛む胸を押さえた。
家康の裁定
家康が京から戻った。
元忠と千代に家康の裁定が下る。
家康は元忠に自分の命に背いたことを言語同断と言った。
元忠は「わしは腹を切る覚悟はできています。だからこいつだけは…」と頭を下げた。
家康は「なぜ妻にしたいと、わしに素直に言わなかった?」と聞いた。
千代がしてきたことを思えば、そんなことは言えなかったと元忠は答えた。
家康はそもそも千代を恨んでないと言った。
忍びをやらせるつもりもない。
かつて自分たちが目指した世を穴山梅雪らと目指した一人と考えていたことから、ただ千代の身を案じていただけ。
そう話した家康は「忍びの過去を捨て、鳥居元忠の妻になるがよい。」と言った。
「情けなら無用」と言う千代に「情けではない。幸せになることは生き残った者の務めであるとわしは思うぞ。」と家康は言った。
「彦を支えよ。これは我が命じゃ。」と言う家康の言葉に「承知いたしました。」と千代は頭を下げ、元忠も礼を言い頭を下げた。
於愛の助言に従っただけという家康の言葉に「人の生きる道とはつらく苦しい茨の道。そんな中で慕い慕われるる者があることが、どれだけ幸せなことか。それを得たなら大事にするべきと思うまで。」と於愛は答えた。
稲の決断
家康は忠勝に異存はないか聞いた。
だが、忠勝は千代が真田の忍びであるという疑いが晴れていない。寝首を掻かれてからじゃ遅い。と反論する。
その言葉に「ならば私が。」と稲が言った。
「父上、私が真田に入り込んで真田を操ればようございます。彦殿が寝首を掻かれたら、私は真田親子の寝首を掻きます。それでおあいこ。」と稲は言う。
「左様な事、お前ができるはずがない。」と出て行こうとする忠勝に稲は「父上に武芸を仕込まれてきました。できます。」と言う。
稲は於愛に「夫婦を成すも、おなごの戦と思い知りました。」と言い、「真田家…我が戦場として申し分なし。」と真田への輿入れを受けることを家康に伝えた。
「父上、本多忠勝の娘として、その名に恥じぬよう立派に務めを果たしてきます。」と頭を下げた稲の姿に忠勝は目頭を押さえた。
家康と於愛
家康は於愛に「此度のことは、そなたのお陰」と言い、薬を煎じた。
これまでも、於愛に救われてきた。
於愛がいつも笑顔で、大らかでいてくれたから。
そうでなければ、心がどこかで折れていた。
そう話す家康に「救われたのは私の方でございます。」と於愛は言った。
それは、頬を持ち上げなくても笑顔になれるようになったこと。
於愛は瀬名と信康の話を聞かせてほしいと頼んだ。
今までは聞きたくても聞けずにいた…でも、いつか家康が笑顔で2人のこと話すことをずっと願っていた。
家康は瀬名と信康の話を思い出し笑いしながら、於愛に話した。
その後、間もなく於愛は亡くなった。
於愛の葬儀では多くの民が祈りを捧げた。
秀吉の策略
稲の真田への輿入れにより、北条氏政は重い腰を上げ、弟の氏規を上洛させることを決めた。
康政も「これで我が主は戦を避け、北条は守られましょう。」と言った。
だが、真田が代わりの領地と稲の輿入れで納得したにも関わらず、秀吉はそれは公平ではないと真田にも沼田を分けてやれと言い出した。
北条の上洛が氏政でも氏直でもないことに秀吉は納得していないのだ。
沼田を真田と分けることを北条は納得しないと家康は言うが「我が裁定に不服なら滅ぼすまで。」と秀吉は言う。
井伊直政(板垣李光人)は秀長に「関白様は初めから戦をするとお決めだったのですね?」と聞いた。
秀吉はますます己の想いのままに生きるようになった。
もう、なまりは使わない。
周りには機嫌を取り、そそのかすばかり。
厳しく意見をできるのは寧々(和久井映見)と家康くらい。
秀長は病で先が長くないという。
そう話した秀長は「気をつけなされ。兄に取り入る者の中には、かなりあやうい者もおります。」と家康に耳打ちした。
新たなる側室
そこに矢を射る秀吉の的に鉄砲の弾が飛んできた。
撃った女性を家康に紹介する秀吉。
それは市(北川景子)と瓜二つの茶々(北川景子:二役)で「新たなる側室」と秀吉は言った。
茶々は持っている鉄砲を家康に向け「ダーン!」と言いながら無邪気に笑った。
「どうする家康」第36回感想
於愛の笑顔
於愛の笑顔の裏にはお葉の言葉があったのですね。
それを偽りの笑顔と言っていた於愛ですが、家康と一緒にいることでいつしか、笑おうと意識をしなくても笑顔を見せることができるようになっていた。
於愛は最初の夫を愛していたが、家康のことは愛してるとは違う感情のようでした。
瀬名と信康を亡くした家康を支えるうちに、家康のことも愛してるという思いに変わっていったのでしょうか?
ずっと聞けなかった瀬名と信康の思い出話を聞き、それを家康も笑いながら話すことができた。
ですが、於愛は程なくして亡くなってしまいました。
於愛の退場…寂しいです。
元忠の秘密
元忠が千代を匿っていた。
しかも、夫婦のように2人で暮らしていた。
家康も千代を心配して捜していただけで、処断や忍びなどさせるつもりもなかったと2人が夫婦になることを許してくれました。
最初から正直に言えばよかったのに~。
カッコいいぞ!忠勝親子
真田へ輿入れすることを親子そろって拒否!
ですが、稲は元忠と千代についての家康の裁定と於愛の言葉で真田への輿入れを受けることを決意しました。
稲の「夫婦になるのも女の戦!真田家、我が戦場として申し分なし。」という言葉が本多忠勝の娘!といった感じでカッコよかったです!
そして、娘が嫁ぐことになり涙を流す忠勝もよかった!
全てが丸く収まった…と思ったのに!
元忠と千代のことも収まり、稲の真田への輿入れも決まり、北条の上洛も決まった!
全てが丸く収まった!と思ったのに、秀吉~!
最初から戦をするつもりで、屁理屈を言い出しました!
もう、弟の秀長でも止められない。
そして、その秀長も先が長くない。
本当嫌い!ムロ秀吉!
側室となった茶々登場!
茶々が側室となりました。
その茶々役は市を演じていた北川景子さんの再登板のサプライズでした!
家康が驚くほど、市とそっくりなのに、市とはまるで違う茶々の様子でした。
ラスボス感満載の茶々の登場でした。
「どうする家康」次回は?
「どうする家康」次回は?
秀吉は北条攻めを決めた。
勝てば家康は三河を離れることに…
それを家臣団に言えない家康。
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