松本潤主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」第46回「大坂の陣」が放送されました。
14年ぶりの戦へ…
ついに大坂の陣!
イギリス製の大筒に立ちはだかるのは真田丸!
「どうする家康」」第46回「大坂の陣」をネタバレありでどうぞ!
「どうする家康」第46回ネタバレ!
豊臣の一手
豊臣の威信をかけた豊臣秀頼(作間龍斗)が建立した大仏の梵鐘に刻まれた文字が大きな波紋を投げかけていた。
国家安康…家康を首と胴に切り分け、君臣豊楽…豊臣を主君とするよう楽しむ。
明らかに呪詛の言葉で徳川に憎む者たちは、豊臣の繁栄を願うであろう。
儒学者の林羅山(哲夫)は梵鐘に刻まれた言葉をそのように解説した。
一方、臨済宗僧侶の金地院崇伝(田山涼成)は、言葉通り国家の安康と君臣共に豊楽の世を願うものであり他意はない…豊臣は言うだろうと話す。
要するにこれを見逃せば幕府の権威は失墜し、豊臣は益々力を増大していく。
されど処罰すれば卑劣な言いがかりをつけてきたと見なされ世を敵に回す。
と言った本多正信(松山ケンイチ)は「見事な一手!」と言った。
「何ゆえ、そうまでして天下を取り戻したいのか?」と言う徳川秀忠(森崎ウィン)の言葉に「倒したいんじゃろ。このわしを。」と徳川家康(松本潤)は言った。
家康の最後の戦が迫っていた。
豊臣へ示した選択肢
豊臣温故の古参家臣たちは相次いでこの世を去り、現在は片桐且元(川島潤哉)のみが、かろうじて徳川と豊臣の仲を繋いでいた。
片桐は家康に自分の不手際と頭を下げた。
だが、本多正純(井上祐貴)が「徳川への再三の挑発、看過できない。」と次の選択肢を示した。
秀頼に大坂を退去してもらい国替えをしてもらう。
他の大名と同様に江戸に屋敷を構え、参勤してもらう。
茶々(北川景子)を江戸へ人質に差し出してもらう。
いずれかに決めてもらうように言われた片桐は「穏やかに収めとうございます。千姫様も心を痛めております。秀頼様とも仲睦まじく…」と言うが「3つの求めのうち、いずれかを飲むように説き聞かせよ。」と家康にも言われてしまう。
大坂では、「どれも受け入れられぬ!」と茶々は怒り心頭だった。
大野治長(玉山鉄二)はやはり、呪詛の言葉とは徳川の言いがかりと言った。
「こうなると分かっていて、あの文字を刻んだな?」と片桐は言うが、「徳川にしっぽを振って豊臣を危うくしている。」と反論される。
片桐は「引き続き、徳川様との取次、私に任せてくだされ。」と秀頼に頼み、秀頼もそれを了承した。
片桐が部屋から出ると「あれはもう、狸にからめとられておりますな。」と大野が言い、茶々も「面白うないのお。」と言った。
そんなやりとりを千姫(原菜乃華)が不安そうに見ていた。
秀頼と千姫
その日の夜、千姫は秀頼に「あれは片桐殿を亡き者にすると。戦になるのですね?」と聞いた。
千姫の問いに「お千、余は徳川から天下を取り戻さねばならぬ。それが正しきことなのだ。分かってほしい。」と答えた。
千姫の祖父である家康や父である秀忠が千姫に手出しすることはないから安全だ。と心配しないように秀頼は言うが、「あなた様は本当に戦をしたいのですか?本当のお気持ちですか?」と千姫は聞いた。
「余は豊臣秀頼なのじゃ。」と秀頼は答えた。
江の心配
秀忠は「まあやることになったとしても兵力の差は歴然じゃ。少し懲らしめてやれば向こうもこちらの求めを受け入れるじゃろ。」と江(マイコ)に話していた。
江は「ならば、殿がこの戦の総大将をお務めになっては?大御所様にはお休みいただいて。」と言った後、「そうなさいませ。ねっ。」と強く言った。
江は娘の千姫のことを案じているのだ。
「見捨てる覚悟はしております。しておりますが…」と江は言うが「父上は孫の事を殊の外可愛がってくださる。酷い仕打ちはせんさ。」と秀忠が答える。
それでも江は「戦となれば鬼となれるお方では?姉も一歩も引かぬたち。どうなってもおかしくはない。」と秀忠が戦の士気を執ることを強く望んだ。
織田信雄
着々と戦の準備を始める豊臣はかつての武将たちを集めていた。
その中には今は出家し、織田常真と名乗る織田信長の次男・織田信雄(浜野謙太)もあった。
そんな信雄は部屋を出て涙を流す千姫に声をかけた。
「戦は避けましょう。」と人目につかないところで言う信雄。
家康に世話になった信雄は徳川との戦は避けたかった。
和睦を得意と自負する信雄は「わしと片桐で何とかします。」と千姫に言った。
そんな信雄に片桐が明日、大野に亡き者にされるであろうと千姫は告げる。
大野の元には片桐に勘付かれ逃げられたとの知らせが入る。
家康にも片桐がだまし討ちにされそうになったところを信雄が助け、大坂を離れた伏見にいるとの知らせが入った。
これで豊臣には徳川と話せる者はいなくなった。
最後の役目
大坂は牢人で溢れかえり秀頼の軍を加えれば、10万にも下らない兵力だという。
家康は諸国の大名に大坂攻めの触れを出すように正純に申し付けた。
そして、大筒も用意するように付け加えた。
家康は鎧を見つめながら、正信に「年寄りがこんなもの着けて笑われんかのお。」と口にした。
正信は秀忠が総大将となり軍を率いるつもりでいるが、本音では千姫のことを案じているのだろうと家康に言った。
「秀忠様にお任せしてみては?」と言う正信に「秀忠は戦を知らん。」と答える家康。
「われらがついておる。」と正信が言うと「そうではない。知らんでよいと言っておる。人殺しの術など…覚えんでよい。」と家康は言った。
この戦は徳川が汚名を着る戦となる。
信長や秀吉と同じ地獄を背負い、あの世へ行く。
それが、最後の役目。
家康はそう覚悟を決めていた。
大坂の陣が始まる!
大坂では集まった武将たちに秀頼が声をかけた。
その中には真田信繁(日向亘)の姿もあった。
茶々に皆を鼓舞するように言われた千姫も「豊臣のために…励んでおくれ。」と言った。
そして冬、徳川方は総勢30万にも及ぶ大軍勢を持って大坂に進軍。
対する豊臣の軍は10万。
14年ぶりの大戦・大坂の陣が始まった。
徳川軍は大坂城の南側に本陣を構えていた。
そして、片桐を徳川方に迎え入れていた。
戦が初めての若い者が多いので、渡辺守綱(木村昴)が稽古をつけていた。
守綱に頭をぶっ叩かれたと文句を言いながらも家康は「そなたのような兵がわしの宝であった。その全てを若い塀に伝えてやれ。」と守綱に言った。
家康に軍の配置を説明する秀忠に「指図は全てこのわしが出す。そなたはそれに従え。」と言う家康。
「この戦の責めは全てわしが負う。」と家康は皆に伝えた。
立ちはだかる真田丸
大坂城の周辺で徳川勢と豊臣勢の局地戦が繰り広げられた。
その全てで数に勝る徳川勢が勝利を収めていった。
だが、豊臣が話し合いに応じることはなかった。
徳川が備前島に配備した大筒も見せかけだと思われている。
そして、徳川勢の前に立ちはだかるのは真田信繁がこもる真田丸であった。
アレを使う!
真田丸の餌食となり、家康は「アレを使うことにする。」と正信に伝えた。
秀忠は「アレは脅しのために並べているのでは?本丸には届かんでしょう?」と聞いた。
「秀頼を狙う。」と言う家康に「そうなれば…」と秀忠が言うが「戦が長引けば、より多くの者が死ぬ。これが僅かな犠牲で終わらせる術じゃ。」と家康は言った。
「主君たる者、身内を守るために多くの者を死なせてはならぬ。」と家康は秀忠に言うのだった。
戦とは…
備前島では片桐が今ごろであれば秀頼は本丸の主殿に、おなごたちはその奥にいるものと思われると伝えていた。
正純は「大坂城の本丸に狙いを定め…放てー!」と叫ぶ。
砲撃に大阪城は騒然とする。
秀頼は女たちを天守に逃がすように言い、茶々たちは天守へ向かう。
片桐が天守へ向かって逃げるだろうと言い、再び砲撃を放つように正純は叫ぶ。
本陣で大坂城への砲撃を見る秀忠は「父上…やめてくだされ。」と懇願した。
「父上…やめろー。こんなの戦ではない!もうやめろ!」と家康の胸ぐらを掴みながら涙を流し訴える秀忠。
「これが戦じゃ。この世で最も愚かで醜い…人の所業じゃ!」と答える家康の目からも涙が流れていた。
茶々と千姫
砲撃の恐怖で動けなくなっていた千姫。
その時、砲撃により天井が落ちてきた。
茶々は動けない千姫の上に覆いかぶさった。
目を開けた千姫は天井が落ち、何人もの女が犠牲になっているのを目にする。
千姫のすぐそばで血を流して倒れる茶々に「母上!母上!」と叫んだ。
「どうする家康」第46回感想
板挟みの千姫
豊臣では徳川を倒し天下を取り戻すことに躍起になっている。
そんな中にいる家康の孫である千姫。
お千ちゃんが可哀相で可哀相で…。
徳川でもやはり皆が千姫のことを案じているのに…。
家康最後の戦
家康最後の戦である大坂の陣が始まりました。
秀忠は自分が総大将を務めるつもりだったが、家康は全ての責めを負うからこそ、自分で指揮を執る。
信長や秀吉と同じ地獄…この世で最も愚かで醜い人の所業を背負いながらあの世へ行く覚悟で最後の戦に立った家康でした。
茶々~!
茶々が千姫を庇った!
事あるごとに千姫に「そなたは豊臣の者。」と言わんばかりの茶々でしたが、恐怖に怯え動けなくなった千姫を庇うなんて!
幼いころから豊臣に嫁いでいた千姫は茶々の中でも娘みたいな存在になっていたのでしょうか?
「どうする家康」次回は?
「どうする家康」次回は
「徳川を倒しましょう!」と言う千姫の言葉!
茶々の妹であり、江の姉である初が登場!
残りあと2回!
「どうする家康」第47回「乱世の亡霊」は12月10日(日)20時からNHKで放送です。
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